が、矢部さんの足にはヒルが付いていて、他に二匹が靴下に付いている。ぼくにはヒルは付いていないが、マダニが一匹付いていた。ヒルやダニたちも活動し始めた。「あぉ~あぉ~、あぁ~ぉ~」とアオバトやツツドリの声がコダマする。
そのまま登山道を下るとアナグマの巣穴?、その手前にアナグマの糞と何故かテンの糞。
さらに10メートルも進まないうちに再び同じような巣穴だ。が、この出入り口にもアナグマの糞。何故、穴の前に糞をするのか?ということはアナグマの巣穴ではなく共同トイレか?では先ほどのテン糞は何故?今は双方とも子育ての季節?イタチ科の仲間同士なので、互いに糞によるマーキングでナワバリを誇示しているのか?
日があたる場所でワラビを摘み、水沢橋方面への尾根を下る。キビタキという綺麗な小鳥を教えてもらう。途中、山椒の葉を摘み、モミジガサをたくさん摘み。車に乗って、クリスの仕事場がある神奈川県立七沢森林公園を目差す。宮ヶ瀬のやまびこ大橋を過ぎた、土山峠付近でサルを見つけ、2時間以上観察する。久しぶりで凄くうれしい。
帰り、ヘビがカエル♂(カエルの種類不明)を飲み込んでいるところに遭遇。
このヘビ、最初はヤマカガシだと思っていたら、矢部さんからコメントのような指摘があり、さらにすぐ矢部さんからシマヘビの可能性が高いと知らせてくらました。身体の紋様もさることながら、目の虹彩の色なども見なくては確実な同定ができそうもありません。もっともヘビ好きが見れば一目で分るのでしょう。
それにしても、コドモヘビは何故オトナとは紋様がちがう種がいるのか、鳥類や哺乳類のように子育てを行うなら、その紋様の違いが機能しているのが理解できる。しかし、ヘビたちは卵を産みっぱなしである。赤ちゃんヘビは孵化した時に外敵に襲われる可能性が高い。しかし、その時に毒蛇の紋様をしていれば少しは外敵に対する脅しになるだろう。このように合目的に考えるのは間違っているかもしれない。いずれにしても自然との競合の上で進化してきた今のヘビがいる。自然探索には興味が尽きない。
3 件のコメント:
矢部さんから、このヘビはヤマカガシではなく、アオダイショウとの指摘を受けました。
それで、名前をヤマカガシからアオダイショウに変えました。ヤマカガシだがちょっと違うな~、と思っていた。個体変異くらいに思っていたのだ。
調べると、幼蛇は成蛇とは模様が違うんだ。イノシシの瓜坊のように違うことが分った。ヘビではコドモとオトナでは文様が異なるのは、どうして。
他のヘビの模様を真似ているとしたら、マムシの模様に似せた方が有利か?
100%シマヘビです。
北海道地方に多いタイプで白いバンドが入っているタイプです。本州では珍しいタイプです。
ただ、このタイプのシマヘビを捕まえて飼育していたら産卵して、その後普通のタイプに変化したので婚姻色というか、妊娠色?みたいなものかもしれません。
通りすがりの蛇屋でした。
ゴシマ様
100%シマヘビとのこと、御指摘ありがとうございます。
さらに、白いバンドが入っているタイプは北海道に多いとのこと、飼育の経験からするとこの白いバンドは婚姻色か妊娠色かもしれないとのこと。
ヘビ屋さんに観ていただき、さらにコメントをもらい感謝です。
これからもお立ち寄り下さい。
福田史夫(ふくだ・ふみお)
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