「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年3月1日水曜日

イノシシの翼状突起   Processus pteygoideus of wildboar

前回はシカとカモシカの翼状突起を比較した。今回は鯨偶蹄目猪豚亜目のイノシシの翼状突起である。
図1.イノシシの翼状突起
i:内側板 o:外側板
内側板iと外側板oがあり、内側板はちょっと突き出して広がり、外側板は広がってそのまま側頭骨に着く。

カモシカの翼状突起も内側板と外側板があり、イノシシもある。さらにサルの仲間もそうだった。タヌキやイヌ、アライグマ、アナグマの翼状突起は一つだから他の動物もそうだと思ったがそうではなくて内‣外の二つの翼状突起を持つ動物の方が多いのかな?

シカとカモシカやイノシシはこの翼状突起からだけでも同定できると云うことが判った。

2023年2月28日火曜日

シカとカモシカの翼状突起の違い   The differences in Processus pteygoideus between Sika deer and Japanese serow

前回サルの仲間(霊長目)の翼状突起は属や科を飛び越えて似ていた。では、鯨偶蹄目の反芻亜目のシカ科ニホンジカ(図1)とウシ科カモシカ(図2&2’)の翼状突起を見比べてみよう。
図1.シカの頭骨底面から翼状突起 
図2.カモシカの翼状突起

図2’. カモシカの翼状突起拡大
外側板と小さな内側板がある事が判る

はっきり判るように、シカでは左右の翼状突起が後鼻孔の幅のままであるが、カモシカでは翼状突起の幅が下方(舌側)に広がり、さらに後鼻孔とほぼ同じ幅の小さく鋭角な内側板がある(図2’)。
シカの翼状突起は頭骨採集の時に既に欠損していたためではないかと思った。が、拾った死骸を水に浸けて腐らして頭骨にしたものも同じ形状の単純な翼状突起であった。
Animak Diversity Webのウシ科Bovidaeの頭骨写真を見ると、ニホンジカのような翼状突起であるが、下方に広がっている。内側板の有無は不明である。https://animaldiversity.org/accounts/Bovidae/specimens/?start=195 
哺乳類頭蓋の画像データベースのウシ科でも、内側板の有無は不明だが翼状突起は下方に広がっている。ttps://dept.dokkyomed.ac.jp/dep-m/macro/mammal/jp/family/bovidae.html

エ?では、同じ偶蹄類のイノシシが気になる。

2023年2月27日月曜日

教えて下さい、この2種!  Tell me, please, these two plants!

先ほど庭に出て、足元に見慣れない葉の新芽が出ているのに気が付いた。早速撮った。撮っていると同じ葉が三か所から出ている。タネから最初に出た双葉から本葉が出ている事が判る(図1)。この本葉は二輪草やオダマキ、あるいはトリカブトなどのキンポウゲ科の芽生えではないだろうか?鳥たちの糞から芽生えたのではないだろう。っとすると風で飛んできた?しかも30センチ内外のところに三個も、、、、、、。
この芽生えは何だろうか?
図1.キンポウゲ科と思われるが、、、
もう一つ。ナデシコのプランターには毎年今頃タチツボスミレが花を咲かせてくれる。だから、このところ毎日このプランターを眺めている。ここにアブラナ科の小さくて白い花が咲いている。まるでユリワサビの花のようでもある。でもここはしばしば土が乾く場所。この花は何?

図2.アブラナ科の花

2023年2月26日日曜日

引地川親水公園まで散歩 Walking to Hikichigawa water park

今日は朝から部屋に陽が射しこんでいる。陽が射すだけで温かさを感じる。しかし、昨日は曇り空で一度も陽が射さず寒い日だった。昨日は昼過ぎに散歩に出た。寒いので、この2,3日来ていたジャンパーをやめて膝上まで覆うコートを着て出かける。ザックの中にはカメラが入っている。帽子を被り、指無しの手袋をしタオルハンカチをもって歩く。4キロくらい先の引地川親水公園までだ。小学校の門を入り、グランドに沿って下り歩道橋を渡って多摩大学の裏に沿って引地川に出る。河津桜がまだ咲いている。馬渡橋を渡って川に沿って歩く。マガモ、カワウ、コガモが川面に見える。足元を見ると踏みつぶされそうなタンポポが咲いている(図1)。車が多い山田橋を渡って再び引地川の右岸の四輪車は走れない道を行く。お寺の前を通って行くと中高校生がスケートボードをやっている。いつもは多くても4,5人なのに昨日は寒い中を12,3名の男女がいる。ぼくが通ると皆スベルのを止めて待っていてくれる。この道は舗装された農道のようなものでほとんど車は通らない。散歩者が通るくらいだ。このスケートボードは舗装されている道だから遊べるのだ。野山ではダメだ!

図1.タンポポの黄色が眩しい
図2.歩いてきた農道を振り返る。正面の道でスケートボードをしている。
中高生がスケートボードをしていた場所から30分くらい歩いて引地川親水公園に着いた(図3)。カワズザクラが植栽されて満開なので、曇り空で寒い日なのに人が多い。普段はここに小学生や保育園、幼稚園の団体が来て楽しんでいる。
図3.引地川親水公園 左側に大きなトイレがある。
図4.来た方を振り返る 右前方に湿性植物園のビオトープがある
トイレに寄って、戻る。公園内の引地川にはどこからでも川に近づける。が、流石に寒いので川辺で遊んでいる子がいない(図5)。否、いる。しかも半袖だ(図6)。さらに、釣り?をしている否、川面を眺めている親子連れがいる(図7)。ぼくにも男の子か孫でもいてくれたら川遊びの楽しさ恐ろしさを教えたい。
図5.川に沿って遊歩道がある
図6.半袖の男の子がいた
図7.川面を眺める親子
アオサギが寒そうに立ちつくし、後ろをオオバンが行く(図8)。カワウもいる(図9)。
図8.オオバンとアオサギ
図9.カワウの顔 後ろはオオバン
遊歩道に目を移すと、コブシの蕾が膨らんでいる(図10)。今日は晴れて温かくなりそうなので開いているかな? ん?ネコだ!どうした?何している?ノネコかな(図11)?
図10. コブシが開きそう
図11. 寒そうなノネコ?
15時を回ったので、急いで帰ることにする。川面には2羽のカルガモ(図12)、そして何とたくさんのオオバンが(図13)!
図12. 2羽のカルガモ
図13. 多くのオオバン
引地川の堰のところで、先日川に入っていた少年たちがいた。彼らからコンニチワ!と元気な声を掛けられた。もちろん大きな声でコンニチハ!と返す。で、先日、川に入ってウナギを獲っていたのか?訊いたら、小さいコイを獲っていたようだ。川に入ると身体が暑くなると云っていた。そうだよね。何だか中学生に声を掛けられて元気が出て帰りの道はすいすいだ。

霊長目の翼状突起は外側板と内側板よりなるが、食肉目は?   Processus pterygoideus of Primates consist of Lamina medialis and Lamina lateralis, while those of Carnivora?

いつも目の前のPCの上の棚にあるニホンザル♂やタヌキ、アカゲザルなどの頭骨を見ている。ニホンザルの翼状突起はヒトと同じように外側板と内側板よりなる。手持ちの同じマカク属のタイワンザルやカニクイザル、アカゲザルの翼状突起はほぼ同じだ、ヒヒ属のキイロヒヒ、オナガザル属のサバンナモンキー、コロブス属のアカコロブス、ハヌマンラングールも翼状突起は大きく広がった外側板と後鼻孔に沿ってある内側板が図1のニホンザルと同じようにある。さらに広鼻小目のリスザルにもある。
図1.ニホンザルMacaca fuscata♂の頭骨底面から見た翼状突起(内側板と外側板)
上記のサルたちは直鼻亜目のサルたちである。それなら以前は原猿と呼ばれた曲鼻亜目のスローロリスを見た。やはり、ニホンザルやヒトのように翼状突起には外側板と内側板がある(図2)。

図2.スローロリスNycticebus coucang♂の頭骨底面から見た翼状突起(内側板と外側板)

食肉目の翼状突起は外側板or内側板と思われる一つだけだ。しかし、霊長目の翼状突起は属、科が違ってもどれも似ているが、食肉目はビーグル(イヌ科)とアライグマ(アライグマ科)では大きな違いがみられる。この違いは科の違いなのか?新たな興味が湧いてきた。さらに、他の目ではどうなのかな?
図3.ビーグル(イヌ)Canis familiarisの頭骨底面から見たた翼状突起
図4.アライグマProcyon lotor♂の頭骨底面から見た翼状突起

2023年2月25日土曜日

フレイル  Frailty syndrome

 ぼくは歩くのが遅くなった。それは70歳を過ぎた頃から解るようになった。丹沢実習で学生と山を登ると、学生たちの歩く速さに、と云うよりも自分の歩きが遅くなったのが気が付き始めた。年齢による足腰の衰えとは思わなかった。それは学生たちよりもより頻繁に山歩きをしていたので自分の衰えではなく頑張りが足りないと思っていた。一人で山歩きをしているので、次第に年齢相応のゆっくりしたペースになっていたのだ。以前は登山マップに載っているコースタイムは誰を基準としたものなのだと疑問を持っていた。半分くらいのタイムで歩いていた。それが今ではコースタイムの倍くらい掛かってしまう。

握力は子供の頃から弱かった。が、ペットボトルの蓋は自分で開けられた。しかし、丹沢実習で学生に蓋を開けてもらうようになった。それが老化によって生じる筋力の低下とは思わなかった。

フレイルという言葉を見聞きするようになった。フレイルFrailtyとは加齢にともなう心身の衰えのことだ。ぼくは①歩くスピードが遅い ②ペットボトルの蓋が開けられない ③脚立に上がるのが怖い(バランスが悪い)が気になる。このところは急ぎ足で歩いて足腰の筋力をつけようとしている。また、握力を鍛えるために若い時に買ったハンドグリップを毎日握るようになった。バランス感覚は足腰の筋力の問題かなっと思っている。

パソコンの上の台の沈丁花と頭骨
フレイルの症状として、体重の減少もあるが、幸い?今でもダイエットに気を使わなければすぐ体重が増える。正月に増えた体重を落とせない。先日の葬儀で喪服を着たが、あんなにがふがふだった上着がきつくなっている。少し痩せたい。
ぼくは5月で77歳となる。3年後は80歳だ。まだまだウィスキーやビールを飲みたいと思っている。ぼくの子供の頃のじいさんは痩せていた。そういう枯れたようなじいさんに憧れる。

2023年2月23日木曜日

ツクシが出ている  Fertile shoots, Tshukushi in Japanese, of Horsetail are out of the earth

昼過ぎに引地川沿いをちょっと散歩した。土手に出ている植物を見に行ったのだ。ツクシが出ている(図1)。採って行きたいがまた今度にしよう。カンゾウの仲間も芽生えている(図2)。我が家の庭にもあるので、後で見てみよう。ここのノビルはもう1ヶ月以上前から出ている(図3)。しかし、ここは地面が硬いので十能が無ければ引っこ抜くのは難しいだろう。
図1.ツクシが出ている 
図2.カンゾウの仲間の芽生えだ!
図3.ノビルはもう1ヶ月前から出ている
我が家のは葉が30センチくらいも伸びていた。ツクシ、カンゾウの新芽、ノビルの根茎は春の山菜の一つだ。ノビルの根茎は美味しいが玉が小さい。カンゾウの新芽は酢味噌和えが旨いかな?ツクシはいつもキンピラだ。

2023年2月21日火曜日

三つの散歩コース   Three walking courses

昨日は境川遊水地公園の外周の散歩であった(図1)。今日は引地川の我が家から上流に当たる下土棚遊水地を回ってきた。ここは年内には出来上がるのだろう。今はまだ仕上げの工事中だ(図2)。これから、人工的な池や流れを作り水草を植えてビオトープとするのだろう。小学生が水遊びし、魚やヤゴを捕れるような景観だけでないビオトープを作ってもらいたいものだ。
図1.境川今田遊水地公園
図2.引地川下土棚遊水地
①引地川沿いを下っていくと引地川親水地公園に辿り着く。ここまでは往復約10キロ近くある。②境川遊水地を回る散歩は6キロくらいで、③図2の下土棚遊水地を回ると3キロだ。境川遊水地の外周には4か所の綺麗なトイレ(二つの管理棟を除く)がある。が、引地川親水公園には約5キロ引地川沿いを歩いていかなければトイレがない。が、下土棚遊水地には管理棟ができているので、ここにトイレがあるだろう。

図3.境川俣野遊水地公園 
図3.境川今田遊水地のコガモの群れ
図3.境川今田遊水地のアオサギ
引地川の下土棚遊水地に水が引かれるのはいつになるだろう。立派な管理棟も作られたので、引地川に生息する魚たちも展示されることだろう。

2023年2月20日月曜日

コロナの後遺症 Sequelae of COVID

Scientic Americaの記事(翻訳ソフトで読む)によると、コロナに罹ってから、ずーと疲れやすい、頭がボーッとする、気力が湧かない、怠いなどの神経疾患の患者が増えているようだ。コロナは肺疾患をもたらす病気だが、後に神経系の障害に苦しむ人たちが多いようだ。

そういう意味では、日本ではこのコロナが治った後の続く症状をもっと取り上げて欲しい。コロナはインフルエンザと同じ第2類の分類に入れられるようで、マスクの使用も病院、公共施設などの密閉された空間や人込みの場合はマスク使用を求められている。が、他では任意だ。

ぼくは、山歩きはもちろんの事、散歩の時もマスクさえ持って行かない。もちろん、コンビニなどに立ち寄る時や酒屋に行く時は入る時にマスクを着用する。湘南台の駅は横浜市営地下鉄、相鉄線、小田急線が乗り入れており、地下街を通じて改札口を入ることになる。ぼくは、電車に前もって乗る時には地下街に降りる時にマスクを着けるが、地下街を通り抜けるだけの時は人と擦れ違う時にだけタオルハンカチで口元を覆う。

昨年12月に東京国立博物館の国宝展を見に行って、コロナに罹った。その時は入場を制限する程混んでいた。もちろん、自分も含め皆皆マスクを着用していた。それでもコロナになった。密閉されたような空間の密状態ではマスクはあまり意味が無かったのだ。幸い、家族たちにも後遺症は出ていない。

我が家の近くで咲いているミツマタ
身体が怠いとか気力が湧かない、頭がボーッとするなんて言うのは辛いことだ。そんな事にならないためにもコロナに罹らない方が良いのだ。コロナに罹った時はいつも出ている咳よりも激しくなったが、幸い、熱が37度を少し超えるだけで軽く済んだ。障害というと味覚が2,3日おかしかった。豆を挽いたコーヒーの味は判ったが、インスタントは全く味がしなかったくらいだった。烏龍茶がダメで、紅茶が美味しく感じた。ぼくはこんな程度で済んだが、それが頭がボーッとするなんてなったら、イヤだ。


2023年2月19日日曜日

春の陽気の中の散歩  Walking in the spring sunshine

 昨日の昼過ぎに連れ合いが河津桜を見たいと云うので二人で散歩したカワズザクラはほぼ満開であった。鳥たちが花蜜を吸ってはいたが我々が近づいたの皆慌てるように一斉に飛び立った。オナガの10羽くらいの集団がピラカンサスの実を啄ばんでいたが。彼らの大半も飛び立った。残ってヤツを撮る(図1)。連れ合いは何かを探しているようなので訊いたら、土筆だと云う。流石にまだ早い。でもナズナはぺんぺん草となっているからそろそろ出てくるかな?

図1.オナガがピラカンサスの実を食べていた
カワズザクラを見て、馬渡橋を渡って戻る。引地川沿いのソメイヨシノはまだまだ堅い冬芽だ。川面には10数羽の小さなカモがいた。コガモだ(図2)。セキレイが尾を振りながら土手を歩き、スズメが道路沿いに四角に刈られたツツジの植え込みの中にいた。
図2.引地川のコガモたち
今度は柳橋を渡って円行公園に入り、満開のウメの木の下では4グループの家族?女子と子供たちがシートを敷いて談笑していた。帰宅して、我が家のボケがまた一段と赤く染まって咲いていた(図3)。このクサボケは20年も30年も地面から10センチ内外の大きさであったが、この5,6年である。1メートル以上も伸びて花を咲かせるようになった。しかもこの花は季節に関わらず咲いている。四季咲きクサボケなんてあるのかな?このような開花の仕方だからボケという名が付いたのかな?っと思ってググったら、木瓜からモッケ、モケ、ボケとなったようだ。
図3.ボケの花
今日も温かい。先ほど新聞を取りに外へ出たら生暖かい風だ。今日は昨日以上に温かくなりそうだ。