「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年10月14日水曜日

奥野林道から伊勢沢林道へ   To the Isezawa forest road from the Okuno FR.

先週の実習時、不動尻から広沢寺温泉バス停まで歩いたのが足に響いていたが、
骨ではなく筋肉なので少し軽い歩きをすると治る筈なので、
水沢橋のところに車を置いて、松茸山を登り、奥野林道を歩き、途中から山を越えて伊勢沢に下り、そこから急斜面を這い登って伊勢沢林道に出て戻ってきた。歩いたGPS上の距離は9.1キロであった。この距離を8:30から12:30まで丁度4時間かかって歩いたことになる。松茸山まで1時間もかかる。
松茸山への登り口は新たに整備されており、「みどり・みらい・JA50の森」による、樹木名が書かれていた。
8:59、これはタヌキの溜め糞があったのだろう。糞虫たちが糞を地中に運んだ穴がいくつも開いており、
今、まさに穴を開けているコガネムシのようなヤツがいた。クリック拡大すると判るよ!
9:06、これはテン糞かなアケビの種子だ。一応ゲットする。
シカの警戒音がすぐ近くでする、見上げると一頭が斜面を下っていく。
9:28、モグラ塚だ!もうすぐ山頂だ!
山頂の東屋では小休憩しただけ。
9:38、松茸山山頂からの下りは鉄骨製の手摺りが設けられていた。
JA50の森ってこの松茸山とあと49はどこになるのだろう?と歩きながら思いを巡らす。
9:52、カモシカの角砥ぎ痕だ!
10:02、林道沿いのクマノミズキの青黒い実だ。
10:07、食肉目の糞には一度もこのアオツヅラフジの種子は出てきていない。
10:24、ツリバナの種子も食肉目の糞には混じっていない。
10:26、以前、ハクビシンの糞が早戸川側に突き出たところにあったので、林道沿いを注意して歩いていると、あった。ハクビシン糞だ。ハクビシンは見晴しの良い場所でウンチするのも好きなのかな?
10:30、おー、生々しいテン糞だ!
この後、山側斜面を登る。
11:00、カモシカが休息した場所だ。毛を4本採集。
11:06、イノシシのヌタバだ。毛をゲットしてくる。
11:40、伊勢沢林道のここに上がってくる。
11:47、アケビを食べた鳥糞だ。
11:54、オスジカのピーーという物悲しい鳴き声が聞こえる。ん?シカ糞だ!(多分、確信は持てない)
11:56、鹿角を拾い、ザックに付ける。初春に落ちたものだ。
12:21、ハダカホオズキだ、これもテンやタヌキたちは食べない。でも、鳥は食うだろう。
12:21、マムシグサの実が赤く色づいてきた。これも哺乳類は食べないが、鳥は食うのだろう。
12:30、ちんたら下って車に辿り着く。鳥屋森林組合の人たちが山に入っている。
チェンソーの音が12:10まで聞こえていた。
帰路、伊勢沢林道を下っていると、カメラを持ったぼくくらいの年齢の二組の男性パーティに出会った。
立派なカメラを持っていたので、鳥観察かな?

2015年10月13日火曜日

食肉目が食べない赤い実と食べる赤い実の違いは? What are the differences between the red fruits that carnivora eat and not eat?

ここにアップしたのは先週7日に高取山・仏果山・土山峠で撮ったものと昨年10月3日に大山山頂付近で撮ったガマズミの赤い実を載せた。

ニシキギの赤い実だ。 ぼくは子供の頃この木をヘビの木と名付けていた。
ミヤマシキミの赤い実
アズキナシの赤い実
ガマズミの赤い実(これは昨年10月3日、大山付近で)

実(じつ)は、これらの赤い実の種子は2005年11月から拾い集め分析している食肉目の糞の内容物として出てこない。
アズキナシやガマズミの実は、特に11月の霜に当たったガマズミの実はぼくらが食べても甘酸っぱくて美味しく感じるのだが、テンやタヌキなどの糞からはその種子が出てこない。
また、ニシギギ科のマユミやツリバナの種子もほとんど出てこない。
ミヤマシキミやクスノキ科の赤い実は皆無だ。

しかし、赤い実でもヤマボウシやアオハダ(モチノキ科)はテンにもクマにも喜んで食べられる。
アズキナシやウラジロノキの赤い実はヤマボウシの実と同じように林床に落ちていることが多い。
それでも食肉目の動物たちはヤマボウシは拾い食いするが、アズキナシやウラジロノキの実を好んで食べない。これはどうしてなのか?


2015年10月12日月曜日

机の抽斗の中にネズ吉がいた!   There was Nezukichi, who was in the drawer of my desk

机の右袖にある引き出しを開けて、中に入っているものを整理した。
すると、何かに齧られたような封筒が出てきた。
ん?まさか?と思いながら深さ40センチくらいある引き出しを整理していると、封筒が粉々に破られている残骸が出てきた。ん?あのネズ吉がいるのか?
この引き出しには頭骨などの骨を保護するための綿を容れている。
その綿の中にネズ吉Apodemus speciosusがいる。下の写真だ!
動かない。綿ごと取り出す。死んでいる。
綿に包まるようにして死んでいる。
ネズ吉のウンチは綿の中にも引き出しの底にも無い。
餓死したんだ。
3月18日に机の上の飼育箱から逃げ出し、数日はぼくの部屋の隅々に置いたヒマワリのタネやサツマイモを食べていたが、そのうちまったく行方知らずになってしまった。
何と、約6ヶ月ぶりに見つかったのだ。
ぼくの机の引き出しにいたとは驚きだ。娘はカリカリに乾いて死んでいるを見て驚き、背を撫でている。
この抽斗は、ネズ吉がいなくなった時も開けて見ているのだ。でも、綿の中に包まっているとは思いもしなかった。さて、ネズ吉をどうしようか?とりあえず味付け海苔が入っていた手頃なプラスチック瓶に容れて蓋をしっかり閉めた。

2015年10月11日日曜日

名護からのヤモリのミイラが  A gecko's mummy from Nago in Okinawa.......

一 昨日、丹沢実習から戻ると、机の上に友人K.Mからの茶封筒があった。
ナゴランで有名な沖縄の名護市からだった。
沖縄のケッケッと鳴くヤモリのミイラがあったので同封すると書かれている。
我が家の庭にも玄関前にもヤモリがいるが、ケッケッとは鳴かない。
南方方面にいるヤモリは見た目は関東地方にいるヤモリと変わりないように思えるが、
違った種のホオグロヤモリHemidactylus frenatusのようだ。でも、沖縄には数種のヤモリがいるし、送られてきたのが下の写真のような状態なのでちょっと同定できない。

背側から

腹側から

歯が関東地方にいるニホンヤモリと違いがあるのかないのか拡大して見た。
左上方に上顎の歯と下顎の歯が見えている。クリックすると拡大します。
上のヤモリのミイラを水に浸けると歯骨が外れて、もっとしっかり見ることができるだろうか?
KenkoのDo-Nature STV-40Mで見ると、下のニホンヤモリGekko japonicusの歯と変わりないようだ。
 
下の咽頭歯を見るにはミイラを崩してみなければいけない。
しかし、友人からのミイラを崩す気には今のところならない。
いずれにしても、ニホンヤモリの歯とトカゲやカナヘビの歯が似ているので、名護からの鳴くヤモリの歯がニホントカゲの歯と似ているので、ヤモリ科、トカゲ科やカナヘビ科を含むトカゲ亜目の仲間たちは皆このような歯をもっていると言えるのかな?ペットとして飼われているイグアナもそうなのかな?

ちょっと気になって後藤・大泰司編「歯の比較解剖学」(医歯薬出版)をめくってみた。
上記の爬虫類(綱)は鱗竜類(亜綱)Lepidosauria、有鱗類(目)に含まれ、この中にトカゲ亜目やヘビ亜目に分類されている。カメは無弓亜綱Anapsida、カメ目Cheloniaに含まれ、ワニは主竜亜綱Archosuria、ワニ目Crocodiliaであり、あのジュラ紀の肉食恐竜のティラノサウルスははワニと同じ亜綱の竜盤目Saurischiaというものに分類されるようだ。
何か恐ろしく難し気な漢字の動物分類群だ。
いずれにしてもトカゲ亜目のものたちの歯はニホントカゲの歯と同じだが、アオダイショウやマムシとは違っているので、この仲間は亜目の段階で歯が違うと言える。

2015年10月10日土曜日

幼虫は団体行動 These larbae moved and behaved together.

昨日の丹沢実習で、興味深い幼虫のコロニーがいた。
三峰山から下りてきて、不動尻方面へ下る登山道と唐沢峠への稜線への分岐がある。
そこで、どちらのコースを行くか学生たちに問うていたら、Kさんがリョウブの木の幹に蠢いている
幼虫たちのコロニーを見つけた。
この連中、皆一緒に統制のとれたような行動をする。
一匹が左に動くと皆それに続いて後に従う。
この虫は何の幼虫なのか不完全変態をする昆虫のようだ。
リョウブの木の汁でも吸うのかな?
この幼虫は成虫になるとどんな虫になるのだろうか?どなたか御存知ですか?

帰路が長かった。  The road to the bus stop from Fudoujiri was long.

昨日、専門学校の丹沢実習があった。
予定コースは、谷太郎林道から鳥屋待沢左岸の尾根を歩いて、以前の実習で親子グマに出会ったところを通り、登山道に出て、三峰山・唐沢峠・不動尻・広沢寺温泉であった。
しかし、実際は唐沢峠には向かわなかった。
下が、GPSの軌跡である。
不動尻までは9月24日に歩いたコースとほとんど同じだが、24日の時は不動尻から谷太郎林道に出た。
今回は広沢寺温泉コースをとったが、不動尻から広沢寺温泉へは舗装された下り路で、足首や膝や股関節がきしむような感じがした。
登山道に出てから、7、8名の中高年の登山パーティとほとんど一緒であった。そのためもあって、クマはおろかシカもカモシカにも会えなかった。ただ、イワシャジンやタテヤマギクが今が盛りのようで、三峰山付近には登山道沿いにはいたるところに咲いていた。
不動尻付近ではホトトギスが咲いていた。
今回の歩いたGPS上の距離は14.9キロだった。

2015年10月9日金曜日

テンやアナグマは何を食べたかな?鳥は? What kinds of foods did a marten and a badger eat? And a bird?

7日の高取山・仏果山で見つけた食肉目の糞はテン糞2個とアナグマ糞1個であった。
糞ををみただけで何を排泄したか判りますね。

テン糞①
 テン糞②
 アナグマ糞
これは表面からでは難しい。

鳥糞
高取山の展望台に5か所にもあった。

下は、仏果山登山口・宮ケ瀬越・高取山・宮ケ瀬越・仏果山・土山峠・大棚沢駐車場と歩いたGPSの軌跡、9.8キロを歩いたようだ。
地図上の①はテン糞①、②はテン糞②、③はアナグマ糞の位置。

糞はまだ水洗いしていない。が、①と②はアケビの種子だということがわかる。
③は不明だ。でも大半が土砂と腐葉砕片だろう。他に節足動物を含む土壌動物の外骨格だろう。
他に果実の種子は何が入っているだろうか?
鳥糞は、クマノミズキの種子だと判る。

水洗いして判った結果は、後程お知らせします。

2015年10月8日木曜日

冷たく強い風の中キク科の花が咲く   In a cold and strong wind、Asteraceae bloom.

昨日の高取山・仏果山は風が強く、冷たく、汗はべとつくことなくすぐ乾き、秋が早くも来たようだった。
冷たい風の中、キク科の花々が咲きだしていた。

カシワガハグマの花が咲き
 コウヤボウキの花が咲く
ヤクシソウが咲き
アキノキリンソウが咲いていた。
しかし、リュウノウギクはまだ蕾だった。

2015年10月7日水曜日

高取山

高取山の展望台から、丹沢山方面を望む。
丹沢山や蛭ヶ岳は白い雲に覆われていた。
大棚沢駐車場に車を置いて、仏果山登山口から登り、高取山、仏果山、土山峠、
と一回りしてきた。歩いた距離は10キロなかった。
今日の風は冷たく、寒いくらいだった。

2015年10月5日月曜日

七ツ木神社の祭り  The festival of Nanatsugi Shinto shrine.

3日夜、同じ市内の知人の家に呼ばれた。
神社のお祭りがあるからビールを飲んでから行こうとのことなので喜んで行った。
七ツ木神社のお祭りだった。
知人も氏子であり、以前はたいそう賑やかなお祭りだったようだ。
北海道生まれのぼくにとっても、なんとなく懐かしさがこみ上げてくるようなものだった。
氏子中の子供たちのお囃子である。
娯楽の少ない時はさぞかしたくさんの人が繰り出したのだろう。
神社の本殿である。もちろん、お賽銭を入れて、鈴を鳴らし柏手を打って礼をしてきました。
舞台を観る氏子の人たち
舞台では歌い手さんが、司会を兼ねていた。
この七ツ木神社、江戸期に編纂された相模風土記にも載っているようで、
その当時は七ツ木郷鯖神社という名称だったようだが、明治になって改名されたようだ。
鯖神社というのはこの辺りに他にもいくつもあり、源義朝を奉っているもののようだ。
ぼくのような道産子にとっては、江戸時代だとか、源義朝だとか、相模風土記だとか
日本史がこんなに身近なことに驚く。