「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年5月24日金曜日

丹沢の女王・バイカウツギ The Queen of Tanzawa /Philadelphus satsumi

今日は、神奈川県環境保全センターに務めるパークレンジャーのM君を誘って
唐沢黒岩から、鍋嵐、ゴジラ尾根を歩いてきた。
途中で、丹沢の女王に会った。
しかも女王が一番輝いている時だった。高貴な香りとこの清楚な白。
もう、只ひたすらひざまずく!

しかも、丹沢でこれほどあでやかな女王に会ったのははじめてだ。
何か良いことがありそうな1日の始まりだった。


2013年5月23日木曜日

シジュウカラの卵 A egg of great tit.

シジュウカラたちは、家族が気が付かない間に巣立ってしまった。
残された巣箱には巣材と卵が一個のこされていたことを5月1日にアップした。
2度目の繁殖をするかもしれないので、巣箱をそのままにしておいた。
シジュカラが巣箱を利用している時は、あんなにきていたスズメもすっかり来なくなった。
今朝、再び、巣箱をのぞいた。
5月1日に時とまったくかわらない。卵をそっと取り出した。
しっかりした、手応えで思ったよりも重い。
卵の殻が汚れているので洗面所で洗った。なんとすぐに割れてしまった。
まったくの無精卵だったのか、まったく胚発生をしていなかった。また、腐ってもいない。
それにしても、殻の表面をきれいにしようと、そっと摘まんだ筈なのに割ってしまった。
がっかりだ。自分の触覚感覚が鈍ってきているのか?
あるいは、シジュウカラの卵は割れやすいのか?
それとも未受精卵の殻は割れやすいのかな?
おそらく、この卵はヒナたちに何度も踏まれているだろう。それでも割れなかったのだ。
ぼくの感覚が鈍っているとしかいえない。
しかし、割れたことで未受精卵だったことが解かったから、良しとしよう。
 
自然状態ので交尾し、産卵した卵の中にもこのような未受精卵は普通にあるのだろうか?
それとも、我が家の巣箱でヒナを育てたシジュウカラに問題があったのだろうか?
また、巣立ったヒナたちの卵の殻は、親鳥たちがすぐ捨てたということかな?
 
明日は、専門学校を今年卒業し、神奈川県自然環境保全センターのパークレンジャーになった
M君と唐沢・鍋嵐・ゴジラ尾根と歩いてみるつもりだ。
パークレンジャーは週四日の勤務の非常勤職であり、
他はアルバイトをし、金曜日は休みにしたようだ。
彼からパークレンジャーのことを詳しく聞いてみたい。

2013年5月22日水曜日

テイカカズラが咲いている! Trachelospermum asiaticum are in bloom!

我が家の鉢植えのテイカカズラが香りを辺りに漂わせながら咲いている。
香りでは今の時季は、スイカズラやジャスミンにはかなわないが、
この風車のような白い花弁がなんとも良い。

壁際に鉢を置いていたので、昨年は壁に吸着する根?を出して引っ付き始めた。
そのまま壁に這わせようと思ったが、壁が早く痛むようなので、無理やり剥した。
壁もテイカカズラの蔓も擦り傷をしたようになった。
今年も新しい蔓が壁に引っ付きはじめている。鉢を移動させようとしたら、根がしっかり地面に張っている。今日は、やめておこう。これから学校だ。

糞の位置 The scats-locations between the bus stop of Mt.Bukka climbing entrance and Tsuchiyama pass.

5月10日の高取山・仏果山・土山峠のTCA専門学校野生動物保護専攻2年の実習で見つけた食肉目の糞の位置を〇で示す。
10箇所の内、9箇所は向山トンネル上の高取山までの尾根から高取山付近で、見つけた。
残りの一つは、土山峠である。
黒丸はテン糞、赤丸はタヌキ糞、緑丸はキツネ糞である。
下図は、GPS Photo Taggerに取り込んだ写真撮影位置をカシミール3Dに置き換えている。
向山トンネルから高畑山までの尾根は登山道ではない。
そのコースでこれだけの全体の7割の糞を見つけたり、また、ハクビシンの頭骨
なども見つけているのは、このコースは登山者が歩かないので、動物たちが日常的に利用していると考えられる。
さらに、このコースではテン糞が高取山山頂付近の登山道で見つけたのを含めて4か所で見つかったが、同一個体のものか2頭か3頭のものか不明である。また、タヌキ糞も4箇所で見つかったが、一家族のものか、二家族のものか?
 
登山道にタヌキやテンの糞を見つけづらいのは、登山者の靴によって踏みつぶされてなくなったというよりも、彼らが登山者が歩くところを避けていると考えるのが妥当だろう。
実習でフィールドサインを探す場合は、登山道を避けて歩きやすい尾根を選ぶべきだろう。

2013年5月21日火曜日

アイヌネギが送られてきた。 The alpine leeks have been sent.

今日、釧路の妹からアイヌネギが宅急便で送られてきた。
段ボール箱にぎっしりと詰め込まれている。
その量をみて、唖然とした。
妹が採りに行ったわけではなく、知人や従弟たちが採ってきたのをぼくに全部送ってきたのだ。
台所のシンクに水をため、洗う。
ぼくは子供の頃からこのような山菜が大好きである。フキ(アキタブキ)の味噌汁を食べたいがもう叶わぬことである。兄貴も妹も山菜には興味が無いのだ。
先日ガンで亡くなった従弟は塩辛は作るし、ニシン漬けや飯寿司も漬ける。
しかし、我兄と妹はこれらを漬け込むようなことはない。
 
こうやって、この時季になると知人たちからもらうアイヌネギをそのまま送ってくれる。
まー、ぼくにとっては兄や妹たちが好きでないからこうやって毎年、1か月くらいアイヌネギを
楽しむことができる。
 
今年送られてきたものは、見ても分かるようにかなり成長している。
たいていは、まだ、葉が展開しない太いクレヨンのようなシュートくらいなのだが、
今年は採りにいく時季が10日程遅れたような感じだ。
ちなみに昨年、送られてきた時季は5月7日だから葉が展開しているのもうなづける。
2時間ちかくかかって洗う。上が今夜食べる分だ。
まず、大好きな酢味噌和えだ。
 
明日の朝はトーストに生のものを数本載せてマヨネーズをかけてパクリだ。
それにしても今年のは開き過ぎだ!味はどうだろう?硬いかな?
だめだ、お湯を沸かそう。ビールを飲みながら酢味噌和えをたべよう。

テン糞とタヌキ糞の場所  The scats'location of marten and racoon dog.

5月16日(木)の土山峠・宮ケ瀬尾根・ハタチガ沢・鍋嵐で、見つけ採集してきたテン糞の
写真を撮った位置はGPS Photo Taggerでは以下の地点である。
標高300m付近の堤川林道と標高700m付近の鍋嵐・熊ノ爪の稜線で見つけた。
 07:53、テン糞、堤川林道で
  3-6センチの哺乳類の柔らかい毛多数、不明植物物質多数
尚、この糞は下の写真のように3か所に散在していた。
拾ってきた糞は3の部分のものである。
はじめは散在しているので???、カモシカでもないし、イノシシでもないし
でも3の部分の上の写真の糞の形状からテンとしたのだ。
12:37、テン糞、鍋嵐・熊ノ爪の稜線で

この3つの糞塊を一緒にゲットしてきた。左のものが前日か早朝のものだ。
甲虫の外羽・外骨格・脚、不明植物質などでしめられた。
標高の低い堤川林道で拾ったものには哺乳類の毛が混じっていたが、これが何の毛か不明だが、
柔らかいのでノウサギの子供かな?っと考えている。一方、標高700m付近の稜線で見つけた糞は、ほとんどが甲虫で占められているので、この付近のテンはまだ冬季の食物であると云える。
 
今回は、タヌキ糞は採集してこなかった。それはどれも乾いていて柔らかいものが見当たらなかったからだ。それは4箇所のタヌキのトイレ(タメ糞場)がすべて尾根上ということで、風当たりが強く乾きやすいことによるのかもしれない。
下の図はGPS Photo Taggerをカシミール3Dで置き換えたもの。
●がタヌキのタメ糞場の位置である。●が3ヶ所なのは、最北の2ヶ所が4メートルも離れていないので、1ヶ所となっている。
ぼくがアップしているこれらの糞の記録を頭にとどめている人は、タヌキ糞もテン糞も
その大半が尾根上であることだと感じているだろう。もちろん、ぼくが稜線・尾根歩きをしていることに基づくだろうが、
シカやカモシカ、イノシシ糞は稜線にも斜面にも沢沿いにも見つけることができる。
しかし、タヌキのタメ糞場に関しては、沢沿いには無いと言い切れる。尾根上にかれらのコミュニケーションの場でもあるトイレをつくることは、かれらの行動上重要なことなのだろう。
何故、尾根上が重要なことになるのか解かりかけてはいるが、、、、、。
テンはその点、斜面や沢沿いにも見つけられるが、必ずその辺りでは少し高いところに排泄している。つまり、テンの糞をする行為はScent markingの意味合いが強いと云える。糞をするときは、行動域の境界付近にするのであろう。だから、境界線が重複したような地域では5メートル内外にいくつも糞が点在していることがあるのだろう。
同じように最北のタヌキのタメ糞場が4メートル以内にあるということは、タヌキの一家族群がほぼ同じように接近した2ヶ所でトイレをもったのではなく、異なった家族群が張り合うようにしてトイレをもったことを示しているのかもしれない。

2013年5月20日月曜日

糞分析の結果 The results of scats analysis on May 10th.

5月10日の高取山・仏果山・土山峠の専門学校の実習の続きの糞分析の結果です。
9:52、テン糞、甲虫の内翅1・外羽、胸部の外骨格、鳥の羽根1本と骨片
 10:20、テン糞、砂礫と植物質
 11:24、テン糞、鳥の羽毛ムカデの脚2本、植物質不明多数。
13:14、テン糞、昆虫の羽根1枚、足1本、不明物質
13:07、これは、ちょっと細いがキツネ糞かな?っと思った糞である。
鳥の羽根・骨片多数、木の葉の部分、ムカデの脚5本、甲虫の外骨格と脚1本。 
 
すぐ前にアップした花の蕾が出てきたテン糞を含めて、テンやキツネの糞には、鳥の羽毛が含まれ始めた。これは、巣立ったばかりの小鳥のヒナを食べたものと思われる。
ムカデを含む節足動物は冬季からのテンたちの食物であり、この時季になって小鳥のヒナ食いを始めたものと思われる。親鳥は捕まえるのが難しくても餌をもとめて鳴いているヒナならテンやキツネには容易かもしれない。

テン糞の中から花の蕾が!  Many flower buds including in marten's scats.

5月10日の高取山・仏果山の丹沢実習で、見つけたテン糞やタヌキ糞とキツネ糞があった。
タヌキ糞は学生たちに洗って調べさせた。ぼくは持ち帰ったキツネ糞1個とテン糞5個を洗った。
ここで、土山峠で見つけたテン糞についの水洗い結果を述べたい。
糞は前日か、早朝のものと思われた。 
水洗いすると、鳥の羽毛、骨片、眼窩の内側にあるsclerotic ring の半分、甲虫の脚、外翅、触覚、外骨格、さらに花の蕾を思われるものが多数含まれていた。
 
このテンは、小鳥を食べ、甲虫類を食べ、さらに木の花の蕾を食べたのだ。
多数出てきた、花の蕾状のものをアップしたい。
 
下の写真がそれである。横線の間隔が7.7ミリある。
 5月10日過ぎに咲く、花の蕾であろう。
この蕾を食べたとしても、蕾がこうやって糞としてすべて排出されているなら、
何を食べたことになるのか?
尚、この蕾、ミズキの花かなと思ったが、、、どうだろう?

2013年5月19日日曜日

水源作業用経路とは? What is the route as working the waterhead?

堤川林道の終点から宮ケ瀬尾根に登る。スギ林の中を枝打ちされて落とされた枝を
踏みしめるようにして直登する。汗がでる。
スギ林を抜けると鍋嵐(中央の尖がった山)が見える崩壊地にでる。
9:02、ここまでくるともう宮ケ瀬尾根はすぐだ。
宮ケ瀬尾根をシカ柵に沿って下っていくと、必ず、タヌキのタメ糞がある場所が
9:30、2ヶ所ある。このタメ糞地点は細尾根だ。
タメ糞場から2分も歩かないところで水源涵養保安林の赤い帽子の白い杭があり、ここからハタチガ沢方面に下りる経路がある。
経路は、10分も歩かない内に下流へ向かう道と上流へ向かう道に分かれる。
上流へ向かう道をたどると、すぐ沢に出る。
9:44、上流部の方を見る。
下流部の方を見る。左側に経路がついている。
沢に水がたまっているので、空のペットボトルに水を満たす。
はじめは上流部を登って行こうと思ったが、経路をいくことにする。 
9:45、経路はすぐ尾根を登ることになる。
尾根には梯子がかかっていたり、不安定な丸木橋まである。
何故、このような梯子をわざわざかけなくてはいけないのか?
9:58、梯子や10:00、丸木橋を避けて歩く。
このような木は3年も経つとすぐ朽ちてしまうし、不安定だ。
邪魔なだけだ。 
水源林作業用経路なのだが、ぼくの目にはただ山の木を切って一時凌ぎの道をつくっているようにしか見えない。経路を作っている作業をしている人たちには出会うが、
水源林作業用経路の目的は何なのだろう?
県費を地方の業者に落とすということではないのだろうか?と疑ってしまう。
10:08、719ピークの尾根だ。
前にも述べたかもしれないが、何故か尾根上の木が切られる。
ムネアカオオアリが尾根上の大きな切り株の2ヶ所で固まっている。
ミツバチのような分巣なのかな?中に女王がいるのだろうか?
アリの塊を崩してみようと思ったが、アフリカでのシアフという軍隊アリのことが頭に浮かび思いとどまる。シアフなら息を吹きかけようものならワァーとこちらに向かってくるが、
こやつらはたいした反応をしない。良く見ると武器となる口器は皆同じようだ。
シアフのような凄い武器を持っているようではない。 
鍋嵐に向かうとき、ぼくは稜線にある道を歩かず、斜面の巻き道を歩いていたら、
何か、不思議な足跡が上の方から聞こえる。見上げると単独行の人が鍋嵐から降りてきた。
ぼくに気が付かず、早足で消えていった。
ギンリョウソウがたくさん咲いている。
ギンランも咲いている。
しかし、ここのギンランは小さい。
719ピークに到達する前に、地図上には載ってない細尾根となる。
ここは年々、細くなり尾根が削られていく。ざらざらした砂質の土壌なので足場が悪い。
10:45、渡ってから写真を撮る。
11:30、鍋嵐に着く。山頂にはマルバアオダモが咲いていた。
ここに着いたら、いつも記念写真を撮る。
鍋嵐でゆっくりと昼食をとり、少し眠る。12:10、鍋嵐を離れる。
12:50、熊ノ爪から下る。新しいシカ柵を右に下る。
右尾根、右尾根と下ってきて宮ケ瀬尾根に着き、
今度は、スギ林の中の作業道を通る。
13:57、目の前のスギの枝の中をヒヨコが四方に逃げる。親鳥は偽傷行動をして、バタバタしている。ぼくの目の前3メートルの枝打ちしたスギ枝の中で一羽が停まった。
ヤマドリのヒナのようだが、どうだろうか?
隠れているつもり。パチリと撮り、すぐこの場をあとにする。 
この後、カモシカの皮剥ぎを見ていたら昨日アップしたカモシカに見つめられていたのだ。

2013年5月18日土曜日

眠たいカモシカ! A sleepy serrow!


腰を下ろして、ザックを開け、一脚を取りだしカメラをつける。
100-300ミリのズームの望遠で撮ったものだ。
手前の枝にピンが合うので、オートからマニュアルにして調節してピントを合わす。

彼?彼女?はぼくの行動をじっと見守っている。距離は15メートルくらいか?
このまま動画に切り替えて、立ち上がってヤツに向かっていくとどうなるだろう。
 しばらく、ヤツを観察することにする。白っぽい外毛が抜け落ちて、黒っぽい毛が見てきている。
まるで、老人のカモシカのようだ。良くみると、立派な角だ。大きな耳をこちらに向けているのはぼくの出す音にも集中していることがわかる。左耳(向かって右の耳)の先の方が膨らんでいる。
カモシカダニでも食い込んでいるのかな?
眼窩腺がそんなに膨らんではいない。発情季も過ぎてしまったからナワバリを主張する匂い付けをするための必要が薄れている時季なのかな?
 すこし、顔を動かしてくれた。なんだか、ヤツは眠いようだ。
それなら、ぼくは静かに退散しよう。
杉の樹皮を剥くのはどういうことだろう。剥された幹に歯型が付いているが、
樹液でも舐めたのか?
しかし、カモシカがこんな樹皮剥しをすると、シカのように嫌われてしまう。