半原越えから法論堂へ下る途中、Yさんがシカを見つける。
4頭のメスグループだ。
お前たちこっちに逃げて来たんだ、良かったネ!
まず、45ミリ標準装備のレンズで、真ん中にいるの分かるかな?
急いで、100-300ミリズームに取り替えて、300ミリで撮る。
お尻の白い毛が目立つ。
まだ、若いメスだ。
この個体だけが動かず、こちらを凝視している。
他の3頭は華厳山の方へ行きかけている。
なんと、5分間くらいこうやって写真を撮らせてくれた。
ぼくらは大満足で、坂尻まで走る、走る。
野生動物の保護管理は難しい。
シカは植物を食べ尽くす。シカの天敵はヒトだけだ。
オオカミがいなくなってしまった現在、ヒトが間引いてやらないと、山の植物を食い荒らしてしまう。
しかし、猟銃でシカを撃つのは気がひける。
丸山直樹元農工大教授の提案するようにオオカミを放す?
この斜面にも彼らが食べられるような下草は無い。樹皮を食べるよりないだろう。
一平方キロあたりどのくらいの頭数で下草がなくなるのか?
一日当たりのシカの採食量を調べた研究もあるのだろう。
シカの採食量と糞量とも実験的に研究されているだろう。
どんな論文、報告書があるか知りたい。
ともかく、新しく買った一眼レフで始めて野生動物を撮った。
手持ちだが、ブレは少ない。































