「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年11月17日水曜日

谷太郎川沿いの秋

橋から手が届きそうなところにビナンカズラの真っ赤な実がたくさんついていた。
こんなに大きなビナンガズラの蔓を見たのは始めてだ。
ビナンカズラのすぐ近くにアオツヅラフジの真っ青な実がたわわについていた。
この種子は巻貝のような形をしていたっけ! 
オナモミの実である。
これは衣類に素晴らしくよく引っ付く。
云わずとしれたカラスウリ。 
秋が、どんどん深まってきた。
今日のこの肌寒さと冷たい小雨は何だ!
この寒さで、ますます、シカやサルは発情の真っ盛りを迎えることだろう。

2010年11月15日月曜日

「丹沢サル観察し隊」の自然探索会

13日の土曜日に「丹沢サル観察し隊」の自然探索会が行われた。
土山峠から宮ヶ瀬尾根の617の猿ヶ島、宮ヶ瀬尾根を北上し堤川林道とハタチガ沢林道の出合いの尾根へ、北西に走る尾根を伝ってハタチガ沢林道へ、林道からハタチガ沢へ、ハタチガ沢を遡上し経路を伝って宮ヶ瀬尾根と熊の爪を結ぶ尾根に出て、林道の出合いに戻り、堤川林道は下りる。
堤川林道へ降りる、コース上で植林の枝打ち作業をしていたので、道を外れたため、枝打ちされた枝を跨いだり、押し潰したりして降りる。最大の難所だった。
猿ヶ島で記念撮影
フラッシュを焚かないで物見峠方面をバックに
紅葉が鮮やかだった。
30分以上早く、着いたので、カヤネズミの巣探しをする。が、見つからず。
アワコガネギクが綺麗だった。 

2010年11月14日日曜日

Takeshita君のクマの写真

谷太郎林道から登山道まで一緒に登った、Takeshita君の撮ったクマ
慌てていたのだろう。ピントが合っていない。
でも、これで十分だ。
こちらに向かって来たときの対応、逃げず、動かずと話していたので、皆、余裕を持って見たようだ。しかし、やはり、緊張していたのだろう。ボケている。
このクラスは、サル、シカ、カモシカ、クマ、ムササビを見て、ハクビシンの死体、テン、イタチ、タヌキ、リス、イノシシのフィールド・サインを見つけている。
今度はイノシシを見つけようと意気込んでいる。

クマさん出会いコース

谷太郎林道から、人家が途絶えたところから尾根に取り付いた。
不動沢と鳥屋待沢に挟まれた尾根だ。
登り始めて最初の415ピークで一休みし、再び歩き始めてまもなく、前方に
黒い塊、動く。クマだ!
腰を低めて後ろに下がり、学生たちに小声で知らせる。
学生たちがクマを見ようとして少し声を立てたり、写真を撮ったので、クマは逃げる。
クマがうろうろしていた場所にいくと、一週間くらいたったような古い大きな糞がある。 
10数分後、今度は小熊2頭が鳥屋待沢方面は走っていく後ろ姿を見る。
林道からこの尾根を登り始めて約2時間で物見峠・三峰の登山道に出る。
「凄い達成感に満たされた気持ちがする」とTakeshita君。
皆で、今日はクマを見ようと思って見たのだからスゴイ! 
この学年はほんの数名だけなので、静かに歩くことができる。そのためだろう。
1ヶ月に1・2度くらいの丹沢歩きで、丹沢に生息する動物たちに会えている。

イワシャジンが少し終わりかけていた。 

2010年11月12日金曜日

また、クマさんに遭う!

谷太郎林道から物見峠・三峰間の登山道まで三つの尾根が走る。
遅れてきた学生に阿弥陀籤を引いてもらい、コースを決める。
コースは後程お知らせする。
今日は、クマを見つけるぞ!と話す。
歩いて、登って、間もなく、黒い物、動く、「クマだ!」とぼくは声を潜めて腰を低め後ろに下がる。
ストックを下ろして、カメラを取り出し撮る。
学生たちは、「え?どこ?」と ぼくから横の方にずれて確認しようと進む。
クマさんは、ぼくらに気がつき走り去る。
皆、興奮して話し合う。
「本当にクマを見た」
「あんなに真っ黒だとは思わなかった!」
クマが何かを漁っていたあたりを、何をやっていたのか痕跡を探す。
大きな2、3日前くらいのクマ糞がある。

しばらく、登っていくと再び出逢う。
コグマが2頭、可愛げに斜面を走っていく。
学生たちの満足度は十分だ!

煤ヶ谷の秋

今日は丹沢実習
学生を一人待っている。
谷太郎林道から三峰に登る計画だ。

2010年11月11日木曜日

カラスウリと、、、

手の平に乗せているのは寒くなって色付いたカラスウリの果実だ!
先日の煤ヶ谷のチャの木に絡み付いていたのを教材用に失敬してきた。
この種子、自然の造形の不思議ともいえる形状をしている。
左:キカラスウリ 右:カラスウリ
4、5年前の12月に房総丘陵で採ったものを比較したものである。 
キカラスウリの実は丸くスイカ状の模様があり、真冬近くまで緑色をしている。
一方、カラスウリは上のウリ状の形だ。
晩夏のサル糞の中に大きな種子を見つけて、”これはキカラスウリの種子だ!”
と仲間に説明して鼻を高くしたことがあった。

キカラスウリの緑色の果実を房総、箱根、臥牛山のサルは夏頃から食べる。
しかし、カラスウリを食べるのを確認したことがない。
カラスウリを食べるとしたら、まだ種子が大きくなっていない頃の初夏に食べるから糞の中にも見つからないのかな?と思っている。
本当はどうだろうか?

2010年11月10日水曜日

子供の時に外遊びを!

この写真は昨年11月3日の鍋嵐山頂から蛭ヶ岳(正面)を遠望したものである。
鍋嵐の山頂は狭い
先日、学生有志4人とともに堤川林道から能の爪の尾根を詰めて鍋嵐に登った。
お昼を山頂でとった。このときA君がサーモを落とした。サーモは山頂から斜面を転がっていった。
サーモがうまい具合に木の根元にひっかかるように止まったようだ。
学生たちがサーモが見えると云っている。
ぼくは、彼らとは背中合わせに座ってオニギリを食べているのでサーモがどのようになっているのか状態が判らない。
ぼくは彼らがそれを取りにいくものと思っていたが、諦めたようなので、食べ終わったら見てみることにした。
熱いカップ味噌汁とオニギリのお昼に満足し、彼らのところに行き、彼らが指差すサーモを確認した。
何?何だ!すぐそこにあるではないか!
4,5メートルも離れていない直下の木の根元にシルバーに光るサーモがある。
すぐ、右側に回りこんで少し下り、そこから木をつかみながらトラバースして4、5メートル先にあるサーモを取って戻った。

サーモを落としたA君はバランスが良いし、彼らの誰もがぼくがやったように取りに行けた筈である。彼らの方がぼくよりも柔軟で身も軽い。
それなのに何故、落としたサーモを諦めてしまう気持ちになったのか?
子供の頃の野山や川原での外遊び不足だ!

屋外での野球やサッカー、テニスでは培われないものが、外遊びにあるのだ。
ぼくは、イラクやアフガニスタンに米軍などや〇〇軍が軍隊を送り込んでもゲリラたちを押さえ込めないのは、先進国の若者による軍隊は野山を駆け巡ったことのないオボチャンたちの集まりでしかない。到底勝ち目は無いことをそろそろ認識すべきである。
もっとも、権力を握る者たちはそのような認識をもてるとは思えないが、、、。

2010年11月8日月曜日

え? こんな近くに!

物見峠を過ぎたのが午後2時を過ぎていた。
暗くならない内に煤ヶ谷へ降りることに決める。
学生たちにアブラチャンやキブシ、シロダモと木の名前を教えながら下る。
小走りで歩いたこともあり、十分明るい内に煤ヶ谷にでる。
休耕田にセイタカアワダチソウやススキ、オナモミが生えている。
と、Yamazaki君がぼくを呼んでいる。
上の写真の左側に側溝がある。
その中に大きな黒っぽい糞塊がある。
クマじゃないですか?とYamazaki君。
ぼくは下に飛び降りて確かめる。クマだ!人家までは100メートルも離れていない。
何を食べているか調べるために少し取ってくる。 
茶漉しに容れて水洗いしてみると、サルナシの果肉が分厚くついた果皮と種子であった。
見た目は、カキを食べた糞かなと思っていたが、そうではなかった。
こんな人家近くまで今年はクマが出てきているのだ。
このクマさんは、まだまだ山中を餌を求めて歩き回っているのだろう。
うまく、お腹を満たして冬篭りしてくれれば良いが、、、、。

2010年11月7日日曜日

シカの食痕

昨日の堤川林道で:
堤川林道に先日の雨で斜面が崩壊し、岩や土砂とともに木も根こそぎ倒れている。
倒木の樹皮は剥がされ、食べられている。 
この木の樹皮を剥ぎ取ったのは二本の下顎の切歯の幅の広さから、シカであることが判る。
カモシカも齧ったのかもしれない。 
樹皮は剥ぎ取って、ムシャムシャ食べて、さらに、幹に残っている形成層の部分を齧ったようだ。
樹種は何かと枝の先の方をみた。
判りそうで、ぼくの知識ではダメ。