いくつかあるノウサギの切歯をみた。
これは、千葉の高校の生物のK.A先生から17年前にいただいた。
このノウサギの歯が一番黒ずんでいた。
切歯の正面も側面も裏面も、臼歯も咬面を除いて黒ずんでいる。
これなら、タンニンで黒く染まるというのが理解できる。
しかし、ヌートリアもアカネズミの切歯が黒ずむのは正面部分だけだ。
しかも、このノウサギよりも綺麗に黒く染まっている。
アカネズミが草木を主に食べているなら、
このノウサギのように歯の回り全ても黒ずんでもらいたい。
葉食のアカコロブス(アフリカのサル)の7頭骨のいずれの歯の回りも黒ずんでいる。
また、シカ、カモシカでは臼歯の回りが黒ずんでいる。
しかし、ニホンザルでは黒ずみは薄い。
イタチ、テン、タヌキ、アナグマ、キツネではどこも白い。
イノシシでは臼歯の回りに黒ずみが少しある。
take隊員が指摘してくれたように葉や樹皮を食べるものたちの歯はタンニンで黒ずむようだ。
しかし、ヌートリアやアカネズミでは何故切歯の正面の部分だけが黒ずむのか??