「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年12月12日金曜日

頭骨の授業は我家で!

今日は、朝から専門学校生たちに我家に来てもらって、サルの分類や頭骨の授業をやった。
ノートパソコンからテレビ画面に写して見せるためにパソコンとテレビを繋ぐケーブルを買ったがダメ。
結局、前に買っていたDELLの大きいディスプレーに接続してやる。
こんなことならもっと大きいディスプレーを買っておくんだった。
上手く、授業はできた。
お昼を食べてからさまざまな哺乳類の頭骨を見てもらいながら話しをしたが、授業の内容には興味がなく、頭骨そのものに興味があるようで、「これ、欲しい!」、「先生、ちょうだい!」、「わー、これ可愛い!」と自分のバックに隠すような素振りをこれ見よがしにするので、授業にならず。

彼らが帰った後、上顎と下顎がしっかり揃っているか確認し、頭骨の飾り棚や、トイレの頭骨まで見届ける始末だった。
授業にはならなかったが、頭骨に興味を持って欲しがってくれたことは大成功だ!

陽に向かって、、。

12月10日:仏果山、山頂付近の細尾根の岩場に咲くリュウノウギク。
朝夕は0度以下になってるだろう。
葉が霜で赤紫に変色している。
陽に向かって最後の花弁を広げている。
植物の生命力には驚かされる。
ほとんど水分もないような岩に根を張って生きている。
春から秋にかけては、朝露や夜露を利用して生きているのだろう。
それでもしっかり花を咲かせ、タネを作っている。

ぼくらは、寒くなれば暖房をいれ、暗くなれば明かりをつけ、ノンノンと暮らして太り、体重を減らすための運動をする。
少しでもこのリュウノウギクの生き方を取り入れていきたいものだ。

2008年12月11日木曜日

ひ弱なソクラテス

高取山から蛭ヶ岳(中央の奥の山)12月3日の写真、昨日10日は山頂部全体が雲で覆われていた。
環境哲学を研究する学生たち6名(女子3、男子3)と矢部さんとぼくの8名で先週の逆コースで山歩きを楽しんだ。
女子1名は足のかがとに腫瘍があるとのことで最初から大丈夫?と思うほど歩きが鈍い。男子1名は中国からの留学生で39歳であり、他は20代の若者だ。
矢部さんにトップを歩いてもらって、ゆっくりしたペースでお話ししながら歩く。
環境哲学ってなんだか難しそうで、皆、研究室で本とニラメッコの毎日のようだ。
男子も女子もこのような山歩きには不向きのようで、歩くバランスが悪い。
矢部さんが後を振り返りながら、ゆっくりしたペースになるのも無理はない。

仏果山でのお昼では元気そうに見えた女子学生も高取山にある望遠塔には疲れて登って来られず。
帰路、ぼくの前で元気に歩いていた女子が転んで足を挫く。

バランスが良い歩きで元気なのは39歳の留学生と自転車で通学しているという男子だけだった。

「健全な肉体に健全な魂が宿る」とは思っていないが、例え、哲学を研究対象とするならば、少なくても若いときはもっともっと体力をつけ、瞬発力やバランス感覚を身につけるべきであろう。
環境哲学と名を売っているなら尚のことであろうと感じる。
研究室に閉じこもらず、野外に出て、自然の営みを目で見、耳で聞き、舌で味わい、肌で感じてこそ、思考がどうどう廻りにならず、論理的になる。
狭い部屋に閉じこもっての哲学はひ弱なソクラテスを生み出す。
昨日の環境哲学研究学徒等の山歩きが骨太の力に満ちた哲学を生み出してくれる一歩になることを望む。

2008年12月10日水曜日

サルの群れに出逢ったが!

今日は丹沢でサルに逢った。
仏果山に登ろうと思っていた矢先に、、、、!
オスグループなのかな?っと思って5,6分観察しておりましたが、ちょっと山に入るとチビやメスがいまいた。
道路際にでてきていたのは群れの周りにいる周辺部のオスたちだったんです。 (下の写真の個体は、カキの木に登っている16、7歳のオトナオス)
日本の動物を撮るのはぼくのカメラではダメ!
今持っているカメラを買ったのは、南アフリカの動物を撮るためで、遮るものがないところではゾウでもキリンでもピントが合う。
しかし、日本の動物は森の動物、知っているけれど林道で逢った時はオケーだった。
これで、解りました。
自分の永遠の恋人に逢ってもその写真を撮ることができない。
ピントが木の枝に合ってしまって、対象とするサルはボケてしまう。
丹沢の山でサルに会うのは、渋谷や新宿の街で有名人に合うよりも難しい。

しかし、こんな道端に山柿があったなんて、サルがいなければ気がつかなかった。
サルたちには見えていて、ぼくには見えなかった。ぼくの目はやはり節穴と同じ。

2008年12月9日火曜日

ヘビも虫も平気な女の子

秋の景色に彩られた高宕山近くの石射太郎である。
ここはかって高宕山T1群の餌場であった。
上の屋根が見える小屋付近で、女子学生が捕まえた冬眠前のシマヘビ(ですよね!)。
T女子学生はヘビを捕まえるのは、ぼくよりも上手かもしれない。
彼女の動きを見ていると子供の頃から野山を駆け巡っている姿が浮かんでくる。
野山から生まれた天然女子である。
女の子なのにという言い方は全く当てはまらない。
ヘビを見てキャーキャーと叫ぶ女子はどのような教育や思い込みがあって、ヘビを怖がるのだろうか?

それぞれの郷愁を感じる風景

富津市高溝、宇藤原は、都心から3時間あれば来れる地域である。マイカーなら2時間で来れるだろう。
ちょっと街から外れた房総丘陵の中は、ぼくが小学校の教科書に載っているような風景がまだたくさん残っている。
ガマや、ジュジュダマがあり、柿が赤い実をつけてぶら下っている。
この里山の風景はぼくにとっては教科書の風景であるが、少し懐かしさを覚える。
日向にリンドウが咲いていた。
時代によって、生まれ育った地域によって郷愁を覚える風景も異なったものになるだろう。
ぼくにとっては、教科書のものよりも寒風吹きすさぶ根釧原野の荒涼とした風景だ。

2008年12月8日月曜日

千葉実習2

千葉県富津市宇藤原での専門学校エココミュニケーション学科野生動物レインジャー専攻の2年生の実習:夕食時の集合写真:テーブルの上には潰したニワトリの肉が並ぶ。潰す時は、涙ぐんで立ち竦んでいた女子もニコニコだ。
早くも咲いている水仙
朝食後、出かける前の集合写真
コウモリがぶら下る洞窟内で
高宕山方面・石射太郎方面・宇藤原方面の分かれ道で:
大崖から横須賀・久里浜方面を見ると富士山が天空に浮かんでいた。
石射太郎でお昼にする。
宿泊している家を出ると、すぐ廃道になったような踏み分け道を登る。木の枝や竹が倒れて覆い被さる。ようやく登りきったかと思うと、サル防御用の電気柵がある。戸を開けて平な道をいくと、つるつる滑る坂道が各所にある。
学生達はキャーキャーと叫びながら歩く。
ぼくは「これはビギニングだ!」と叫ぶ。
大崖という見晴らしの良い場で小休憩、石射太郎でお昼にし、廃屋がある台倉を通って、尾根道に入る。下りは再び滑る道、沢を渡り、泥んこの中を歩き、イノシシ檻が仕掛けられているところに登って戻ってくる。

野外実習を嫌がっていたような学生たちだが、皆、ワイワイ、キャーキャーと元気が良い。山歩きの楽しさを存分に味わってくれたと思う。

2008年12月7日日曜日

湯河原野生動物探検隊

7日、湯河原野生動物探検隊の集まりがあった。

真鶴駅前で植物写真家のisa隊員とtaka隊員の二人と落ち合い、林道へ向かう。すぐいけると思ったのが、ショートカットしたつもりがそうではなく、藪をつき抜けたり、道に迷ったりして、2時間半以上もかけて林道にたどり着く。「愛の鐘?」がある見晴らしの良いところで、海で仕事中のtake隊員に、のどかに浮かんでいる5、6艘のどれに乗っているのか携帯で尋ねる。

下の写真はisa隊員から教えてもらった、ノササゲである。この鮮やかなに青紫色の鞘に魅せられた。今まで山を歩いていて、ノササゲに気づいたことがなかった。ぼくにとっては新知見ともいえるマメ科の植物との出会いである。
湯河原の山や丹沢の山を40年も歩いているのに、この綺麗なノササゲの鞘に気づかない。
たくさんのことを目にしているのに全く気づかないでこれからも生きていくのかと思うと、残念である。
新しい知人を得ることによって、自分の目が開かれた。
植物写真家のisa隊員とtaka隊員は夫婦である。

泥足でイノシシが林道を横断する場所が、数箇所あり、道路が汚れている。横断する前に少し躊躇するのだろうか?道路の端を行ったり来たりしているのか?少し汚れている。

2008年12月6日土曜日

とうとうサルに出逢ったが、、、、!

今朝は5時半に起きて、パン2枚とハム2枚とサラダ菜とコンソメスープの朝食をとり、弁当をザックに容れて8時半に宿泊している廃屋のような古い農家を出る。
石切場の址の地下へ通じる竪穴をとおり、コウモリたちを見た後、大崖、石射太郎、台倉を廻って宇藤原の宿泊にしている古い家に着く。
部屋の中を掃除、整理整頓して、宇藤原を後にする。 宇藤原を過ぎて歩いていて休耕田跡にジュズダマやガマの穂があったので写真を撮っていると、オスザルの声。来た方を振り返ると北方の林の木が揺れている。オスザルが一頭いる。近づいていって観察したいが、バスに間に合わなくなる。

オスザルの木揺すりをしながらの「ガッガッガ」という声を聞きながらバス停まで急ぐ。
オスザルが一頭、樹上にいる(クリックすると拡大します)。久しぶりの発情オスの「ガッガッガ!ガッガッガ!」の声を聞いたし、写真を撮れたので嬉しくなって、学生たちを追い越してトップにでる。後ろ髪を引かれるが、バスが1日に5本もないので仕方がない。

2008年12月5日金曜日

千葉実習1

千葉県富津市宇藤原にある農家に泊まっての実習
宿泊先へ向かう途中でニワトリを4羽もらう。
ぼくが見本として2羽を潰してから、他の2羽を学生たちにやってもらう。
二羽を殺したところで、もう食べきれないだろうと思い、裏のお家に引き取ってもらおうと持って行くが、おばあさんは「家にはたくさんニワトリがいるので要らない。可哀相だが皆で殺して食べた方が供養になるよ」ということで、しぶしぶ持ち帰り、最初は男子が、次に女子がやる。
皆、首を切られて死んでいくニワトリが可哀相で戸惑いがちであったが、とうとう4羽をやる。