上腕骨の遠端の内側に顆上孔があるのは、爪を引っ掛けて木登りするリスやテン、ネコ、クマなどの哺乳類だが、モグラやトガリネズミの上腕骨にも顆上孔があることは既にこの場でアップしていた。トガリネズミ科のジャコウネズミにも顆上孔がある(図1)。
図1.ジャコウネズミの顆上孔(青糸を通す)
スローロリスやニホンザルは木登りするが、爪を幹に引っ掛けて登る訳ではないので上腕骨には顆上孔はない。しかし、イタチ科アナグマは木登りはしないのに顆上孔がある。他のイタチ科のイタチやテンには顆上孔がある。イタチやテンは木に登る。アナグマは木に登らないのに顆上孔があるのは、爪を使って巣穴を掘るからだと考えられる。同じようにモグラ、ヒミズ、トガリネズミ、ジネズミ、ジャコウネズミも前足の爪を使って穴を掘るからだと考えられる。イタチ科の動物でラッコやカワウソは木登りはしない。しかし、彼らは顆上孔を持つのではないかと疑っている。
今日は大型台風が関東地方にやってくる。しかし、午後4時が過ぎても風も弱く、台風が接近している感じがしない。強風を伴うならラン類を取り込まなければならない。それがちょっと面倒だ!結局、午後6時半になるのに風雨ともに弱い。良い湿りをもたらし涼しい。今日は1日中窓を開け網戸のままだった。エアコン無し!
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