今日は、手持ちの食肉目の軸椎(第二頸椎)を見てもらう。アップできたのは、手持ちのネコ、ハクビシン、タヌキ、イタチ、ジャワマングースのものである。アナグマやキツネも一個体分を庭の土に埋めているが、、、、、。また、イヌ(愛犬クロ)も庭に埋めたが、頭骨と骨盤だけを掘り出しただけだ。土に埋めると全ての骨を取りだすのは難しい。
しかし、この10年くらい前からペットボトルに小分けして入れて腐らせたり、あるいはパンティストッキングをハサミで切ってその中に頭骨や脊椎、前足などと小分けして埋めている。これだと骨や歯が散逸しない。
尚、図1の右二つの軸椎は綺麗に白骨になっている。左の三個との違いは、右二つはペットボトルの水の中に浸けて腐らせた。左の三個は土の中に埋めて腐らせたものになる。
水に浸けて腐らせた骨は臭いが消えづらいが、土に埋めたものは腐臭が全くしない。
図1.食肉目の背面斜め上から見た軸椎(第二頸椎)
from the left、ネコDeomestic cat、ハクビシンMasked palm civet、タヌキraccoon dog、イタチJapanese weasel、ジャワマングースSmall Asian mongoose
ネコにしてもタヌキにしても前前回のヒミズ、モグラや前回のスローロリスやニホンザルの軸椎(第二頸椎)の形状と似ている。どちらかと云うと肩の部分にあたる外側関節面は霊長目よりも真無盲腸目の軸椎に似てナデ肩である。モグラの仲間からニホンザルやネコ、タヌキまで第二頸椎(軸椎)の形は脊髄を囲うように背面に針突起や外側関節面、腹側には棘突起がある。所謂喉仏になっている。手持ちの標本でまだしっかり観ていない軸椎に、ネズミやリスの齧歯目のもの、シカやカモシカなどの鯨偶蹄目、ん?有袋類の軸椎はどうなのだろうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿