21日に広沢寺温泉から日向山まで歩いた時に見つけたテン糞3個について糞洗いをして内容物を確かめた。
テン糞2は糞ではなかった。ライターの火で焼こうしても焼けないので台所のガスに火にあてたが、それでも焼けない焦げもしない。何だこれは?
それは、兎も角、テン糞3個は、それぞれ、エノキ、アケビとサルナシ、サルナシを食べたものだった。これからさまざまな秋の果実の種子が入った糞となるであろう。その後、ヤビツ峠・大山を往復したので、その時一個のテン糞を見つけたのでその内容物もアップする。これはサルナシを食べたものだった。
これからしばらくは、エノキやサルナシなどの秋の実食いが続くことになる。それにしてもテンは甘い果実を食べても果皮を含む果肉も消化できない。つまり、植物繊維であるセルロースを分解してくれるバクテリアを消化器官内に存在しないことになる。果実の糖分だけしか消化・吸収できないので残りの大部分は糞として捨て去っている。恐らく、同じ食肉目の動物でもクマは胃や腸内にセルロースを分解して糖に代えてくれるバクテリアが多くいるのだろう。
テン糞1
エノキ種子・果皮
テン糞3
アケビ種子・果肉、サルナシ種子・果皮
テン糞4
サルナシ種子・果皮
ヤビツ峠・大山で見つけたテン糞
サルナシ種子・果皮
(水に一晩浸けていたら、上記のテン糞4と同じような4つの糞塊となっていた。踏まれたものではなかった。)
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