昨日、野生生物探検隊の新年会が湯河原の白銀林道であった。
雨があがるという予報であったが、午後から本降りとなり、
喜んで二次会の呑み会の場へと移動した。
新メンバーが加わった呑み会が盛り上がった。
白銀林道周辺はノウサギが多く、至る所で新しい食痕や糞を見つけた。
1メートルを超えるササの仲間が、ノウサギに食べられている。
まず、林床から3、40センチのところで噛み切る。
そして、上部の葉の部分を食べるようだ。
下は恐らくササを食べた糞であろう。
噛み切られた切り口はナイフで切られたように見える。
が、拡大してみると鋭利なナイフとはやはり違う。
下顎の切歯が右から左に、つまり左側を上顎の切歯で押さえ、右側から下顎の切歯で噛み切ったと推定できる。
切り口は、ほぼ45度に噛み切られている。
もってきた食痕のついたササは、噛み切られた上部の方のものだ。
ノウサギが地上部3、40センチのササの茎を噛み切るには
頭を45度に傾けて、茎を上下の切歯で抑えて、
下の切歯を押し上げて噛み切っているということが判る。
モミジイチゴや、ミヤマシキミ、さらにはテイカカズラの茎(直径6ミリ)もこのようにして噛み切られた食痕が付いていた。
下は、斜めカットされたテイカカズラの断面の写真を撮るisa隊員。
ぼくは久しぶりの野山歩きであった。
やはり、街中の川沿いよりも山が良い。
4 件のコメント:
昨日は大変楽しいお話を、ありがとうございました。
塩見岳に鉈目をつけて登った、というお話がありましたが、隊長さんは鉈目をつけた最後の世代でしょうか?
私も南アルプスを何度か歩いたことがありますが、年配の登山者に「これが鉈目」だと教わり、よく覚えています。
山仕事の人は今でも鉈を腰にぶら下げて行く人が多いのですが、私は藪山が多いので、鎌を持って行きます。(鎌だと熊には勝てそうもありませんね。)
山に鉈を持っていく世代で、監視員の人などが登山道を歩き、ツルを切りそうな気がします。林業の人はあまりお金にならない仕事は、しなさそうです。
また次回ミーティングと、猿や熊や山のお話、楽しみにしております。
またもや、コメントがあったのにこのコメント欄に載っておりません。
メールアドレスに転送されてきたものをそのままコピーします。
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野良こねこ さんが投稿「野生生物探検隊の新年会」にコメントを書き込みました。
昨日は大変楽しいお話を、ありがとうございました。
塩見岳に鉈目をつけて登った、というお話がありましたが、隊長さんは鉈目をつけた最後の世代でしょうか?
私も南アルプスを何度か歩いたことがありますが、年配の登山者に「これが鉈目」だと教わり、よく覚えています。
山仕事の人は今でも鉈を腰にぶら下げて行く人が多いのですが、私は藪山が多いので、鎌を持って行きます。(鎌だと熊には勝てそうもありませんね。)
山に鉈を持っていく世代で、監視員の人などが登山道を歩き、ツルを切りそうな気がします。林業の人はあまりお金にならない仕事は、しなさそうです。
また次回ミーティングと、猿や熊や山のお話、楽しみにしております。
投稿者: 野良こねこ 、ブログ名: 故有事、日付: 2011年2月19日22:39
野良こねこさんへ
コメントありがとうございます。
何故、コメントがこうなるのか???
山道は山を歩く人が勝手に、倒木や枝を切り払った訳ですが、今はバスや電車でナタを腰にぶら下げている人はいなくなりました。
というよりも、銃刀法違反という感じで何となくナタをザックの中に隠し持つ感じになります。
歩きながらの道作りもできなくなったどころか、ナタで枝を落としていたら、自然破壊などと注意されそうです。
コメントが隠されていた原因が判りました。
何故か、スパムコメントとされておりました。
野良こねこさん、take隊員、やまぼうしさん御迷惑をおかけしました。
また、スパムコメントとされてしまった場合には、すぐこちらで公開します。
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