ぼくが子供の頃(50年前)
現在の釧路西港があるあたりから大楽毛、白糠までの海岸沿いには、ガンコウランやフレップ(コケモモのこと)が生えていた。
ガンコウランやフレップの上で転げ回って遊んだ。
フカフカして気持ちがよかった。
現在では、温暖化の影響のためガンコウランやフレップは海岸沿いでは見られなくなった。
見られるのは雌阿寒岳や雄阿寒岳などの山だけとなった。
先日登った雌阿寒岳の帰路、青黒くなってきたガンコウランの実を食べてみた。
懐かしい味がした。
フレップの実はまだ白いところが残っており赤くはなっていなかった。
(クリックすると青黒い実がみえますよ。)
今回の雌阿寒岳・阿寒富士登山で、ちょっとした異変に気が付いた。
これまで、コマクサが見られたのは阿寒富士の山頂付近だけであった。
それが、雌阿寒岳の山頂から阿寒富士の登り口までの鞍部辺りにもたくさんコマクサがあった。
この辺りのコマクサの大半が花が終わりかかっていたが、阿寒富士山頂ではまだたくさん咲いていた。
このコマクサの低いところへの広がりをどのように解釈したら良いのだろう?
このところ活発化している雌阿寒岳の火山活動の影響があるのだろうか?
2006年の釧路実習の時は、噴火のため雌阿寒岳には登れなかった。
2 件のコメント:
そうですか・・・
海岸沿いにガンコウランやコケモモの群落があったんですか。
北国のそうした海岸風景、できることなら見てみたいものですね。
コマクサの話ですが、雌阿寒岳は登ったことがないので状況はわかりませんが、
大雪山の銀泉台の上のコマクサ平や
山形県の蔵王などでは登山道沿いにコマクサの種子をまいて増やしたという話を聞いたことがあります。
isa隊員へ
こどもの頃は釧路のたいていの家で鉢植えにしたり、庭に植えておりました。実家では70年代初頭にも洗面器に植えられていたのフレップの実を摘んで食べたのを覚えております。
isa隊員たちに、道東の花々を見させてあげたい?来年の釧路実習に参加します?
コマクサの話し、可能性大ですね。30年以上前から釧路実習の登山で登った時も阿寒富士の山頂にしかコマクサはなかったんです。その内雄阿寒岳にもコマクサが見られるかも知れません。
コメントを投稿