「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年3月12日水曜日

60年前の狭山事件

 大学に入ってすぐ部落問題研究会(部落研)に入部した。北海道生まれのぼくにとっては島崎藤村の「破戒 (小説) - Wikipedia」に出てくるような部落差別は、明治の頃の出来事だと思っていた。大学の新入生歓迎会があり、各部の勧誘が激しかった。が、部落研の立て看板の横で、ほそぼそと部落差別問題を語り、話しかけ勧誘していた女子二人の話しを聞いた。話しを聞いて部落差別が今も尚続いていることに衝撃を受けた。

その時に知ったのが狭山事件 - Wikipediaであり、石川一雄さんであった。石川さんは狭山の女高校生の殺害をしたと訴えられ、拘束されていた。一審の浦和地裁で死刑とされ、2審の東京高裁では、「部落差別による見込み捜査」と訴えたが、無期懲役の判決となった。石川さんは冤罪で刑に服したわけである。その後釈放され、再審を訴えていたが、、、再審されることなく昨日の3月11日に逝ってしまった。

先日の袴田事件を含め、冤罪が耳に目に入ってくる。冤罪で死刑となって死んでしまった人も数多くいるだろう。犯人でないのに犯人に仕立てていく警察・検察の捜査法を改善してもらいたいものだ。

20数年前に、自転車に乗って家を出たところで警察官に呼び止められた。盗んだ自転車だろうと疑われたのだ。以来、外出する時は鬚を剃り、見た目にさっぱりするように心がけた。以来、警察官に呼び止められたことはない。警察官は見かけで他人を判断しているのだ。石川さんの場合は被差別部落出という事だけで疑われたのだ。

動物5種の腰椎             The lumbers of five mammal species

 ニホンザルの7個からなる腰椎を見ていて、他の動物たちの腰椎も箱を開けて探し出し、並べて比較した(図1)。これらの動物たちの腰椎は全て7個からなる。ノウサギの横突起が細く長く上方(前方)に伸び、ネコやキツネも似ている。ニホンザルの横突起は横に伸びてから前方に細く尖る。ハクビシンやタヌキは幅広の横突起が斜め前方に伸びている。

図1.動物6種の腰椎
左から、ノウサギLepus brachyurus、ニホンザルMacaca fuscata、ネコFelis catus、ハクビシンPaguma larvata、タヌキNyctereutes procyonoides、キツネVulpes vulpesである。
*図1のノウサギの腰椎は第一から第四腰椎で、第一腰椎の上に胸椎がある。ネコの腰椎は第一腰椎が欠如している

このように腰椎の形状(ここでは横突起)が動物によって異なるとは考えてもいなかった。頭骨と同じように腰椎だけでも十分同定できそうだ。

2025年3月10日月曜日

ニホンザルの腰椎の発達     The development of Japanese macaque lumbar

腰や背が痛いし、階段を登り下りする時に足や腰に電気ショックを受けた時のような不快な事があるので、この2,3日動物たちの腰椎を見ることが多くなった。見ているとあら不思議腰部の重苦しさを忘れられる。

図1はニホンザルのオトナとワカモノとコドモ(1歳個体)の腰椎である。ヒトの腰椎は5個からなるが、ニホンザルは7個である。1歳個体は8個あるが上の一個は胸椎である(肋骨が付く凹みがある)。オトナの第一腰椎(一番上の腰椎)に横突起の出方が他とは違っている(奇形かな?)。 

図1. ニホンザルの腰椎
左からオトナ、ワカモノ、コドモ
仙骨と腰椎、腰椎と腰椎の間には椎間板があり、コドモやワカモノでは椎間板が独立した骨のように剥がれてしまっている。が、オトナになると薄くなった椎間板が一緒に着いている。ぼくのような老齢個体はその椎間板が薄くなって腰椎同士が擦れたり、その間を走る神経を圧迫しているのだ。

台湾のキノボリトカゲ                   Swinhoe's tree lizard in Taiwan

台東に居る友人YNからキノボリトカゲの写真を送ってきた。コヤツは随分尾が長いようなので撮ったようだ。他に、数種類の木の花の写真が送られてきた。Wiekipedia によると、このキノボリトカゲは厚木市に台湾からの輸入植物に紛れ込んで入り込み、今では定着しているようであり、頭胴長は31センチもあるようだ。
図1.スウィンホーキノボリトカゲDiploderma swinhornis

2025年3月9日日曜日

ホトケノザも満開だ!                 The flowers of henbit are in full broom!

晴れているので意を決して散歩にでた。2000歩以上歩こうと思ったが、歩き始めてすぐ右腰・尻の辺りが痛いような重苦しいような状態だ。家の周りを一回りかな?っと思ったが、この位の痛さ重苦しさは我慢ができる。家に居る時は「イタタ、イタタ」と声に出すが、屋外の道路でそんな風に声を出しては歩けない。まず、小学校まで行ってみようとおもう。そこから引き返しても1500歩以上にはなるだろうと、張り切って足を前にだす。が、下ばかり見る前屈みの姿勢なのでなるべく前方を見ようと胸を張る。っと右腰が痛い。歩くのに楽な姿勢は少し右前屈みだ。これだと足をスムーズに出せる。
小学校の横を通り、歩道橋を渡る時に右膝に電気が走ったようになり慌てて手摺りを掴む。歳を取ると躓いて転ぶだけではない。足腰に坐骨神経痛の悪さが出たりするので、「転ばぬ先の杖」としても手摺りが必要なのだ。
引地川の手前の坂道の横の畑にホトケノザが可愛いピンクの唇を開いている。
図1.ホトケノザだ!
引地川沿いのカワズザクラの横の道を歩き、川面のカモたちを見ながら少しくだる。そして、イタチ糞があるかどうかを見たが、無し。陽気に誘われたそぞろ歩きの家族連れ、老夫婦、イヌの散歩者たちが川沿いの遊歩道を歩く。 
図2.河津桜の並木道
帰路は、12時半からの囲碁番組を見るために少し急いだ。48分の5016歩であった。凄い満足な気分だ。歩きたい気持ちさえあれば歩けるものだ。

寛骨は頭骨と同じように大きく発達する            Hipbone develops as large as skull

図1は前回アップしたキツネたちの大腿骨と骨盤である。オトナとワカモノの寛骨は恥骨結合・坐骨結合部分でボンドで着けている。コドモは腸骨と坐骨・恥骨が寛骨臼で分離しているのでボンドで着けている。仙骨もボンドで着けている。大腿骨は大腿骨体が伸びているが、形状はコドモからオトナまで変わりがない。
図1.キツネVulpes vulpesの左大腿骨と背側から見た骨盤
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
しかし、仙骨ではオトナの最後位の横突起部分が随分伸びている。また寛骨の恥骨と坐骨で囲まれた閉鎖孔の大きさは変わらないのに、腸骨翼部分や坐骨結節ば著しく伸びて広がっている。このような寛骨の変化は頭骨の口吻部分の変化にも相当する。
昨日友人TGがメールでこれから買い物がてらに散歩をすると云ってきたので、こちらも部屋の中を前屈みでそろりそろり歩かないで、コンビニまでチョコを買いに行ってきた。少し遠回りして駅前を通って戻ったが、1534歩だった。膝や腰に電気が走らないか恐る恐る歩いた。まー、これで良し。一週間振りの外出だった。今日は天気も良いので2千歩を歩こう!

2025年3月8日土曜日

キツネの成長に伴う上腕骨と肩甲骨の発達             The development of humerus and scapula during fox growth

オトナ、ワカモノ、コドモのキツネの頭骨を上や下から見るとその大きさや発達成長した部位の違いが明らかである。ワカモノの歯は全て永久歯になっているが、口吻の長さも短く、後眼窩突起もオトナのように発達していない。
図1.キツネ頭骨上と下から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
上腕骨と肩甲骨を比較すると、やはりそれぞれの大きさの違いがはっきり判る。さらに上腕骨の近位端と遠位端はオトナではしっかり骨化して癒合しているが、コドモでは骨端軟骨で分離し(ボンドで付けている)、ワカモノでは骨端軟骨部分がまだ判る。

図2.キツネ右上腕骨と右肩甲骨
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
ハクビシンとキツネのコドモ、ワカモノ、オトナの頭骨と肩甲骨、上腕骨の成長に伴う発達を見て来た。頭骨は脳幹と云われる頭頂部や側頭部の大きさは変わらないが口吻部が大きく発達する。一方、肩甲骨や上腕骨は大きく成長はするが、形状はほとんど変わらないことが判った。しかし、骨盤(仙骨、寛骨)ではそうでも無い事が判った。次回にアップする。

2025年3月7日金曜日

庭の沈丁花が満開だ!                Winter Daphne flowers are in full bloom in the back yard

庭の沈丁花が満開だ。花枝を切って、PCの横の小鉢に挿した。鉢を手許に置いた。ウーン、良い匂い!だが、何故かクシャミがでるので、小鉢を戻した。でも、クシャミ、鼻水だ。スギ花粉を吸ったようだ。
沈丁花の花の匂いはスズランの花の匂いと同じかなっと思うほど良い香だ。
この沈丁花は紅い蕾だが花が開くと白い。水道栓の横に真っ白の花の沈丁花があったが、昨年の花の後の秋には枯れてしまった。挿し木をして予備の木を作ってなかったことが悔やまれる。
昨年は庭のモミジも死んだ。幹がぼくの腿の太さくらいあったのにだ。ハナミズキも枯れかかっている。昨年の猛暑が影響しているのかな?
うーん、良い香、小鉢をキーボードの前に置き、両手で抱えるようにしてキーを打つ。

 

キツネのオトナ、ワカモノ、コドモの頭骨の比較;前、後、横から The compare of skulls among adult, young and juvenile foxes; from front, back and lateral

キツネの頭骨を正面からと後ろから見ると、頬骨弓が成長して横に張り出すが、前後から見た頭骨の幅や高さは変化が見られない。つまり、脳幹を構成する頭頂骨、後頭骨部分の大きさは成長にともなっても大して変わらないことを示している。
図1.キツネ頭骨前から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
図2.キツネ頭骨後ろから
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
図3は縮尺を無視している。実際はコドモ(上)の頭骨の長さや高さはもっとも小さい。これで見ても眼窩から前の部分が相対的に伸びていることが判るだろう。つまり脳幹部の頭頂骨・側頭骨・後頭骨は大きくなっていないのに、口吻部が伸びていることが判る。

図3.キツネの頭骨
上:コドモ 中:ワカモノ 下:オトナ
この所、またまた腰部脊柱管狭窄症が悪さをし出し、情けない状態だ。靴下を履くのが困難なほど前屈ができないのに、歩く時は右前に屈んで歩いている。右腰辺りが痛いのだ。今日は、久しぶりに晴れているので、散歩に行きたいが、、、、、。でも、こうやってPCに向かえれるし、コーヒーとチョコは美味しいし、ミサイルは飛んでこないし幸せだ!

2025年3月5日水曜日

キツネのコドモ、ワカモノ、オトナの頭骨の比較       The compare of skulls among child, young and adult foxes.

キツネの頭骨のオトナとワカモノ、コドモを比較する。コドモはやまびこ大橋付近で轢死した個体20070526、ワカモノは奥野林道でフラフラヨタヨタ歩いていた一週間後死臭で死体を見つける20001005。オトナは学生が剥製業者から貰った個体。このワカモノ個体は永久歯となっていて、前にアップしていたハクビシンのワカモノ(乳歯)とは成長段階が異なる。が、見た時の大きさからワカモノとした。
図1.キツネの頭骨上から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
図2.キツネの頭骨下から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
キツネの頭骨の成長も口吻部分の前顎骨、上顎骨、鼻骨が前に伸び、さらに後眼窩突起が張り出す。
このキツネのワカモノ個体をワカモノとしたのは、身体が小さかった。さらに大腿骨や上腕骨の骨端部分は骨端軟骨で分離しかかっている部分もあるからだ。それは後程アップする。