「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年3月3日月曜日

ハクビシンの頭骨の成長 3)側面から                The development of palm civet skull 3)from lateral

ハクビシンのコドモ、ワカモノ、オトナの頭骨の左側面、右側面からの写真を下にアップする(図1~3)。
もう既に述べている事の繰り返しになるので、側面から見た事だけを述べる。それは頬骨側頭突起と側頭骨頬骨突起が癒合合着するのはオトナ、臼歯が出来てからである。
図1.ハクビシンのコドモの頭骨

図2.ハクビシンのワカモノの頭骨

図3.ハクビシンのオトナの頭骨


 

2025年3月2日日曜日

ハクビシンの頭骨の成長、前からと後ろから                  The development of palm civet skull, from the front and the back

ハクビシンの頭骨をオトナ、ワカモノ、コドモと並べて比較する。横と縦の割合が成長するにつれて大きくなる。前から見ると鼻孔や眼窩下孔の大きさはコドモもオトナも大差ないが。頭頂骨が成長につれて縦横に膨らんでいる(図1&2)。
図1.ハクビシンの頭骨 前から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
図2.ハクビシンの頭骨 後ろから
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
後から見ると、大孔を含めて後頭骨(後頭鱗)の大きさは余り大きくならないが、頭頂骨が随分大きくなっている(図2)。

2025年3月1日土曜日

道端のお日様!                Sunshine on the roadside!

午前中に意を決して散歩をしてきた。もう春だ!モンキチョウが飛び、テングチョウかタテハチョウの仲間が日向の道沿いに飛び回っている。が、とても撮れない。
図1.菜の花
菜の花が咲き、道路際にノゲシのタンポポのような黄色い花が咲いている。引地川には鯉がゆったり泳ぎ、カルガモ、コガモ、マガモが水の流れを楽しんでいる。もう少し経つとカメたちも石の上で甲羅干しをすることだろう。空には太陽が照り、 道端のノゲシの黄色の花も眩しい。
図2.ノゲシ

ハクビシンの頭骨の成長 2)底面から                     The development of palm civet skull 2)from vental

前回はハクビシン頭骨の上面からの成長を同じ場に並べて比較した。今回は底面からもので、縮尺は異なり、ほぼ同じ大きさで比較した。これだとどの分が割合として成長しているか否かが判りやすい。
コドモとワカモノはまだ乳歯である。歯式は3・1・4・2であり、最後位前臼歯の裂肉歯は小さい。ワカモノでは上顎骨が前へ伸びて臼歯が萌出する場ができている。
図1.ハクビシン頭骨の底面から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
聴胞が大きくなりしかも三角柱のようになり、大孔は下向きから後ろ向きになる。

よし!散歩に行こう!大腿部、腰回り、尻が痛い?痺れる?またまた腰部脊柱管狭窄症が悪さをし始めている。4000歩コースを行こう!
11:32散歩から帰宅、何と52分で5258歩だった。小股になったせいだろう。

2025年2月28日金曜日

ハクビシンのコドモ、ワカモノ、オトナの頭骨の変化1)上面から                        The change of skulls shapes among infant, juvenile and adult palm cyvet 1)from the back

ぼくは、偶然ハクビシンのオトナとワカモノとコドモの頭骨を持っている。オトナのは長者屋敷キャンプ場の小屋の床下で見つけ20090521、ワカモノのはNKさんのイチゴ畑の網に絡まって死んでいたもので20220307、コドモは交通事故に遭った個体をTKさんから貰ったものだ20110116。
図1.ハクビシンPaguma larvataの頭骨上から
左:オトナ 中:ワカモノ 右:コドモ
これら3個体のハクビシンの頭骨を上から、下から、後、前、側面から見て、コドモからワカモノ、オトナになるに連れてどの部分の骨が成長するかあるいは変わらないかを見る。
上から見たものでは、コドモでは前頭骨や頭頂骨、鼻骨などの縫合線が判り、オトナになると矢状縫合の隆起が目立ち、後眼窩突起も盛り上がって鋭く伸び、口吻部が大きくなっている。後眼窩突起が伸びるとすぐ後ろの前頭骨が細くなる。

2025年2月27日木曜日

広鼻下目のリスザルと狭鼻下目のハヌマンラングールとの頬歯の違いはどうか?        How about the differences of cheek teeth between Squirrel monkey in new world monkeys and Hanuman langur in old world monkeys?              

霊長目は曲鼻亜目と直鼻亜目に分かれ、ぼくらヒトは直鼻亜目真猿型下目なり、真猿型下目は中南米に生息するリスザルやマーモセット、クモザルなどの広鼻小目とアジア・アフリカに生息するニホンザルやチンプ、ヒトなどの狭鼻小目に分かれる。 

リスザルの上顎歯式は2・1・3・3となっているが、手持ちのリスザルの歯を見ると最後位の第三臼歯が抜けてしまっている(図1)。この第三臼歯は死後抜け落ちやすいようで、ADW: Saimiri sciureus: SPECIMENSでも欠如している。

アジア・アフリカ生息のハヌマンラングールの頬歯と比べる(図2)と前後に狭く、内外に広い歯となっており、臼歯の尖がりが外側の二つだけで内側には尖がりは目立たない(図1)。前後より内外に広い頬歯を持つのはウサギの仲間がそうだった。

図1.リスザルSaimiri sciureusの頬歯
リスザルもハヌマンラングースも主に樹上性であり、木の葉や花、果実を食べ、さらにカタツムリや昆虫類も食べている。
図2.ハヌマンラングールSemnopitnecus entellusの頬歯
これら両者の頬歯の違いは系統上の差が大きいと感じる。
では、最後に曲鼻亜目のスローロリスの歯を見てもらう(図3)。ロリスの仲間の歯式は2・1・3・3である。このスローロリスは長くペットとして飼われていたせいか、臼歯は歯根近くまで擦り減って平になっている。手持ちの老ニホンザルの第三臼歯と同じ位擦り減っている(図4)。
図3.スローロリスNycticebus coucang
野生のスローロリスは主に果実や樹液を食べ、昆虫や鳥の卵なども食べ、その他を食べている。何を食べてこんなに臼歯が摩耗したのだろうか?
図4.老ニホンザルの頬歯 右第三臼歯の内側は歯根近くまで摩耗
結局、霊長類の頬歯の形状は、系統分化した時のものを持ち続けているようだ。その点、齧歯目の頬歯は多様だ。

2025年2月26日水曜日

オナガザル亜科とコロブス亜科の頬歯は差がない。                 No differences between cheek teeth of Cercopithecinae and Colobinae

アジア・アフリカに生息するニホンザルやゴリラなどの直鼻亜目真猿型下目狭鼻小目のサルはオナガザル上科とヒト上科に分類される。オナガザル上科はオナガザル科となり、これはオナガザル亜科とコロブス亜科に分類される。オナガザル亜科にはニホンザル、ヒヒ、サバンナモンキーなどが含まれ雑食性である。コロブス亜科にはアジアのコロブスのハヌマンラングール、テングザル、キンシコウなどと、アフリカのコロブスのアカコロブス、シロクロコロブスなどが含まれ主に葉食性であるが雑食である。

オナガザル亜科のニホンザル、サバンナモンキーとコロブス亜科のハヌマンラングールとアカコロブスの上顎の頬歯(前臼歯と臼歯)を見てもらう。

オナガザル亜科Cercopitheciae; ニホンザルの第三臼歯の咬合面の突出した部分は前後ともに2個づつであるが、サバンモンキーでは後端の尖がりは1個のようになっている。

図1.左:ニホンザルMacaca fuscata 右:サバンナモンキーChlorocebus aethiops
コロブス亜科Colobinae; アカコロブスの最前位の前臼歯は尖っているが、ハヌマンラングールはそうではない。
図2.左:ハヌマンラングールSemnopithecus entellus 右:アカコロブスProcolobus badius
オナガザル亜科のサルとコロブス亜科のサルでは頬歯(前臼歯と臼歯)の形状に大きな差は見当たらない。サバンナモンキーの第三臼歯の咬合面が他のサルたちと違っており、ただコロブス亜科のサルはリーフイーターと云われるだけあって、歯の表面が植物のタンニンで黒く染まっている。これはシカ、カモシカ、ノウサギにも見られた。
面白い事にシカやウマなどの草食獣たちの頬歯はどの動物においても歯の形状は前臼歯、臼歯とも同じであった。しかし、食肉目の動物たちの頬歯は違っていた。霊長目の狭鼻小目の図1&2の歯を見ると草食獣と同じように小臼歯も臼歯も似たような形状をしている。が、敢えて言うならばアカコロブスの最初位の前臼歯が他の歯に比べて尖っている。
しかし、ハヌマンラングールもアカコロブスもニホンザルやサバンナモンキーと植物食が大半を占めて両者の食物は大差がない。ただ、ニホンザルやサバンナモンキーは移動するときは地上であるが、ハヌマンラングールやアカコロブスは樹上を移動することが多いため、植物食でも草が多いか木の葉が多いかの違いくらのようにも思える。

2025年2月25日火曜日

フヨウカタバミ                    A kind of Oxalis

一週間振りに散歩をした。歩きたいとは全く思わなかったのだ。太腿・腰・臀部・背が重苦しいような痛いような日が続いていたからだ。腰部脊柱管狭窄症が悪さをしているのだ。が、ベットから起き上がれるし、靴下は履けるし、顔も洗えるので状態は最悪ではないのだ。こうなったのも理由がある。背が丸まっているので上半身のストレッチをしたからだ。
今日は、午前中に銀行に行ったら25日なので混んでいたので、コンビニのATMでお金を下ろした。この時に一週間振りの歩きなので太腿や臀部、腰が痛い。前屈みになって歩いた。これじゃー良くないので、お昼を食べてから河津桜の状態を見に散歩した。帰路、道路脇の並木の囲いの一角にカタバミ、オキザリスの仲間が大きな白い花を咲かせていた(図1)。4月になるとミヤマカタバミが白い花を咲かせるが、これはミヤマカタバミとは違う。ググったら、フヨウカタバミと出た。
図1.フヨウカタバミ
カワズザクラはこの一週間寒かったせいか、開花はすすんでいない。が、ソメイヨシノはまだまだ蕾は堅い。イタチ糞があるかどうか見たが、なかった。今朝歩いたのと含めて6540歩だった。しかし、臀部が重苦しくなり、歩幅を広げて歩けなかった。
図2.河津桜
腰・背・太腿が痛くてもやはり4千歩くらいでも歩かないと、足・腰が歩けないような筋肉になってしまうようだ。痛くても気持ちだけでも胸を張って歩こう。

2025年2月24日月曜日

ネコ型亜目の動物の臼歯                  The shape and size of molar of Feliformia

 日本に生息するネコ型亜目はネコ科、ジャコウネコ科、マングース科がいる。それらの前臼歯と臼歯を見てみよう。先ず、ネコ科はネコや2種類のヤマネコが生息するが、ここではネコをアップする。

図1.ネコ科ネコFelis catusの頬歯
ネコの歯式は3・1・3・1で、頬歯は前臼歯は最後位の裂肉歯とその前の前臼歯で、最前位の前臼歯と臼歯はほとんど用をなさないくらい小さい。
図2. ジャコウネコ科ハクビシンPaguma larvataの頬歯
ハクビシンの歯式は3・1・3-4・2で、裂肉歯を含む3本の前臼歯が

図3.マングース科ジャワマングースHerpestes javanicusの頬歯
ジャワマングースの歯式は3・1・4・2であり、裂肉歯と第一臼歯が咬合面が同じような形と大きさで縦・横に並んでいる。第二臼歯も第一臼歯を補助するような位置だ。
ネコ型亜目の動物たちでは、ネコ科の動物の臼歯が用をなさない程小さく頬歯は裂肉歯とその前の前臼歯とも云える。が、ジャコウネコ科やマングース科では第一臼歯は裂肉と同じ位大きく、臼歯もしっかり使われている。これらの臼歯はイヌ型亜目の動物たちの臼歯と同じように果実食のために使われているのだろう。

コーヒーカップにカネタタキが!             A Kanetataki, chirping insect, in a coffee cup!

昨夜寝る前にコーヒーカップの中を見たら、何とカネタタキがいる。コーヒーの僅かな残りを楽しんでいるのかな?早速、カメラで撮る。暗いのでストロボを点けて撮る。すると背の小さな翅を立てて擦り合わせている。もう一度ストロボを点けて撮る。やはり、翅を振わせている。が、ぼくには彼の鳴声は聞えない。でも、かって聞こえた時のような小さなチッチと云う感じの音が聞こえたようにも感じた。
庭から部屋に取り込んだラン鉢にいたのだろう。補聴器を付けた時はコーヒーカップには居なかった。
しかし、改めて撮ったカネタタキを見ると背と云うか腰辺りに胴巻きをしているように翅がある。あー、それにしても虫の音や小鳥の囀りのような高い声が聞こえない。これは補聴器を付けても聞こえないのだ。視覚ならメガネである程度まで見えるが、聴覚は聞えない音は音量を上げても聞こえない。連れ合いはコロナの後遺症で匂いが感じなくなったようだ。梅の花の香り、水仙の匂い、今庭では素晴らしい香りの沈丁花が咲き出している。歳を取るとさまざまな感覚が鈍くなるが、例え聞こえなくてもその動作を見ただけで若い時に知っている感覚が呼び戻されるような気がする。
図1.コーヒーカップの底のカネタタキ♂
今朝も寒かったが、庭のスイレン鉢の水は凍っていなかった。