「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年4月8日月曜日

台東のコカブト     Eophileurus chinensis in Taitung

台東に居る友人YNから小さなカブトムシの仲間の写真が送られてきた。ネットで調べたらコカブトムシEophileurus chinensisだと判った。胸部が丸く凹んでいるのが♂で、♀は細長く凹んでいるようだ。
両股関節の前辺りが痛くて散歩に出られてないので、骨ばかり眺めていたが、飽きていた。このコカブトは樹液を吸うのではなく肉食のようだ。
図1.胸部の背が凹んでいる
図2.ライターから判断すると3センチもないくらいの体長か!

カロライナジャスミン

 カロライナジャスミンの黄色い花が咲き始めた。ジャスミンと名がついているが、側に寄って鼻を近づけないと匂わない。このカロライナジャスミン名に惹かれて鉢植えを買って鉢のまま庭に置いたらそのまま根付き、今ではあまりにも暴れて伸びるので、毎年花が終わったら蔓を切って短くする。でも、夏場に伸びるため、手を焼いている。まー、蔓性植物は皆同じか!スイカズラも花が咲き終わったら、ゴリゴリに切り戻す。スイカズラの香は近づかなくてもするが、カロライナジャスミンは花が賑やかに咲くが、香りが漂ってこない。

図1.カロライナジャスミンGelsemium sempervirens
4月に入ってから、5時になると外は明るいので、5時には起きるようになった。ようやく日の出が5時頃になってきたので、嬉しい。なんせ夜は9時になるともう眠くなるので、ベットに入る。だから4時頃目覚めるが外は暗いので、寝ることになる。今は、もう目が覚めたら起きることができる。「春眠暁を覚えず」と云うことはぼくには無いのが残念でもある。

2024年4月7日日曜日

切歯が大事な動物は前顎骨は大きい?  では、スナメリは?    Animals with important incisors have large premaxilla? So, how about Finless porpoise?

前回は、ラット、タヌキ、シカ、アフリカゾウの頭骨の中での前顎骨の割合が大きいのは切歯が重要視されている動物だと考えた。が、ゾウの頭骨の前顎骨と鼻孔を見て、あれぇー、ゾウの頭骨に似た物があったなぁーと本棚の上から下げていたスナメリの頭骨を改めて見た(図1)。前顎骨(pm)がゾウの前顎骨のように太く長い。底面から見ると、前顎骨は小さい(図2)のでその部分を拡大する(図3)。
図1.上から見たスナメリNeophocaena asiaeorientalisの頭骨
pm:前顎骨 m:上顎骨 v:鋤骨 n:鼻骨 f:前頭骨
スナメリの上顎には同歯性の歯が18対生えている。切歯はちいちゃな歯で3対ある。こんな小さな歯でもシカのように消失しないで食肉目の動物たちのように残っている。きっと小さいが無くてはならない歯なのだ。

図2.裏から見たスナメリの頭骨
pm:前顎骨 v:鋤骨 m:上顎骨 la:涙骨 pal:口蓋骨 te:側頭骨
図3.図2の前部を拡大 前顎骨が判るかな?
2021年4月2日にスナメリの頭骨の各部分の骨の名称を記している。参照してみて!
可哀そうにこのスナメリは生前に頭部をスクリューで切られたために、その為に出血死したのだ。治癒した痕が残ってない(図1)。

2024年4月6日土曜日

切歯が大事な動物は前顎骨が大きい?          A mammal with important incisors have large premaxillae?

ラットの頭骨を眺めていて、前顎骨は頭骨全体の各部分の骨の中で、占める割合が大きい(図1&2)。タヌキでは頭骨全体の中では小さくなり(図1&2)、シカではさらに薄ぺらく割合が小さくなる。前顎骨は切歯が出る骨である。これは面白い事に切歯が重要視されているラットでは大きく、切歯が出てこないシカでは前顎骨の割合は非常に小さいが判る。
図1.左からラットRuttus norvegicus、タヌキNyctereutes procyonoides、シカCervus nipponの前顎骨(↑より上部)の大きさの割り合い
図2.上右:ラット 上左:タヌキ 下:シカの前顎骨(緑色の部分)割合
では、大きな牙上の切歯を持つゾウではどうだろうか?ラットに匹敵するか、もしくはそれ以上の割合をゾウの前顎骨は占めている(図3)。ゾウにとって牙状切歯はとても大事な歯であることが判る。
図3.アフリカゾウLoxodonta africanaの前顎骨(in)
コンゴ民主共和国のカフジビエガ国立公園で
、、、っと前顎骨の大きさはその動物にとっての切歯の重要性と関連しているの???

2024年4月5日金曜日

花蓮地震      Earthquake in Hualien!

花蓮地震で、時々TVで「太魯閣峡谷」のこの東西横貫公路の入口の門が写る。何だか懐かしくて写真を探したら、2012年8月の台風に追われながらの台湾旅行の時のモノがあった。この東西横貫公路は何と山をうねうね登って台中と花蓮を結んでいるのだ。この場がTVで写されるのはもしかしたら花蓮と台北を結ぶ道路が今回の地震で寸断されたため、TVの移動車は台中から花蓮に向かっているのかも知れない。

2024年4月4日木曜日

蔓延り始めた移入種のツタバウンラン    Ivy-leaved Toadflax, an introduced species that has began to spread.

ツタバウンランが玄関先まで蔓延り始めた。花の色や感じがムラサキサギゴケに似ているが、サギゴケはシソ目サギゴケ科であるが、ツタバウンランはシソ目オオバコ科のようだ。南ヨーロッパが原産地のようだ。
図1.ツタバウンランCymbalaria muralis
台湾・花蓮の地震は凄く大きかったようだ。台湾は学生時代の50数年前のタイワンザルの調査の時から、今までに何度となく行った所であり、娘も台中にサマースクールで2度行き、世話になっている。台湾の人たちからいつも歓待される。台湾の事はどんな事もいつも気になる。花蓮を含む、台湾の東側は山が海岸付近まで迫っており、日本以上に平地が少ない。能登地震から4ヵ月目に入ったが、日本と台湾は地震に対する備えを互いに共有して助け合って行きたい。

2024年4月3日水曜日

我が家の春の花   Spring flowers in our house

我が家の庭に植えっぱなしのフリージアの花が咲いている。しかし、ピンクのカタバミで覆いつくされているので、フリージアも負けてきている。フリージアの香りも良いので、カタバミに負けないで欲しい。このピンクのカタバミは厄介だ。根こそぎ掘り起こしても株の周りに3,4ミリのムカゴ上のイモがたくさん付いている。それがこぼれてまた蔓延る。ぼくは連れ合いにそのままにしておいたらっと云ってるが、、、。
庭木では今カイドウの花が咲きそうだ。このカイドウは鳥が運んできたものだ、2,3年前から一つ二つと咲き出した。

 TVでは、与那国島を含む南西諸島の津波のNewsが続けられている。震源は台湾の花蓮沖で、花蓮の山が土煙を上げて大崩壊している映像が流れた。台東の少し北部の海岸近くにいるYNにLINEしたら、揺れが長かったようだ。

2024年4月2日火曜日

ヒトの下顎骨はどこが違うか?     What is different about the human mandible?

ヒトHomo sapienceだけが下顎の先端にオトガイがある(図1の赤の→)。他のヒト属や他の動物にはオトガイが見られない(図1,2&3)。この下顎の先端の出っ張り(オトガイ)については機能的意味が解っていない。しかし、これまでアップしてきたように、ぼくは切歯を含む歯は全て動物たちの食物の採取の仕方や咀嚼に関わっていると考える。
極端な言い方をするとシカの仲間はもちろんの事、ウサギやキツネは切歯で咬んで食物を引っ張るなどと云う芸当は不可能だ。しっかり、咬んだとしても下顎の切歯が前方に突き出ているので、押さえが効かない筈だ。ニホンザル、チンパンジーのような真猿下目のサルになって、ようやく上下の切歯の先端同士が接触することになる。それを更に力強く下顎骨によってできるようになったのがオトガイをもつヒトだ。

図1.左:ヒトHomo sapience from ADW 右:チンパンジーPan troglodytes  独協医科大学の哺乳類頭蓋画像データベースから
はオトガイを示す
図2.左:ニホンザルMacaca fuscata 右:キツネVulpes vulpes 
図3.左:シカCervus nippon 右:アナウサギOryctolagus cuniculus
図1、2、3のように、ヒト以外の動物の下顎はオトガイが無い。キツネ、シカ、ウサギはピンセットの先から切歯が出ているような感じだ。しかし、サルになると下顎体ば上下に厚くなり、さらにヒトになると顎がオトガイが出てくる。これだと上下の切歯でしっかり食物を咬める。

2024年4月1日月曜日

ソメイヨシノは2,3分咲きだ!    Someiyoshino are in second or third bloom!

 股関節が痛いがゆっくりなら歩けるので連れ合いと引地川沿いのサクラ並木を見に行ってきた。連れ合いの歩きは早い!痛い素振りを見せる訳には行かない。無理してついて行く。幸いにも雨が時々降ったり晴れたり、ヒョウが降ったりするので、歩くスピードがその度に緩やかになる。10分くらいで引地川に架かる橋を渡る。残念、まだ2,3分咲きだ(図2&3)。白い花のオオシマザクラは満開だ(図1)。

図1.オオシマザクラ
図2.ソメイヨシノは2,3分咲きだ!
図3.今週中にはどの蕾も開くだろう
ちょっと不思議な感じがする。梅や沈丁花はピンクの花が先に咲き、白花は後だ。しかし、サクラは白花のオオシマザクラの方が先に満開になっている。

では、サルの仲間の下顎の切歯は?:2    So, how about the incisors of mandible in monkeys?

 曲鼻亜目のサルの下顎の切歯も前方に伸びていた。ネズミやウサギもシカの下顎の切歯も出っ歯だった。では、直鼻亜目のサルたちはどうなのだろうか?この亜目にはメガネザル下目とニホンザルやリスザルなどの真猿下目がある。先ずはフィリピンメガネザルの下顎の切歯を見ると、前方へ突き出ると云うよりも斜め上方へ伸びている(図1)。

図1.フィリピンメガネザルTarsius syrichtaの下顎右側面から 
from ADW
では、真猿下目のリスザルを見ると、切歯は斜め上へ伸びている(図2)。
図2.リスザルSaimiri sciureusの下顎右側面から
では、ニホンザルの切歯はリスザルに比べると我々ヒトのように上に伸びている(図3)。ネズミやウサギ、シカあるいはタヌキやキツネの下顎骨のようにピンセットの先から切歯が出ているようではなく、リスザルやニホンザルの切歯は厚いブロックの上から出ているようになっている。
図3.ニホンザルMacaca fuscataの下顎骨右側面から