「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年7月6日水曜日

猛暑の中の動物糞の内容物  The contents of animal's dung in heat wave

駐車場から石尊沢河原まで往復6月28日と三峰山までの往復7月1日に拾った糞を洗った。
各日で見つけた糞の位置を示す(図0)。両日とも不動尻までは同じ道を歩いたのにも関わらず不動尻の登山道口までに見つけた糞は6月28日のテン糞1である。他は全て唐沢峠・三峰山の稜線付近で見つけている。これは、動物たちも涼しい標高の高い地域に移動するためかどうかこれだけでは不明だ!
図0.駐車場から石尊沢と三峰山へのルートでテン糞やアナグマ糞を見つけた位置
黒色:6月28日 緑色:7月1日 数字は見つけた順番

先ず、6月28日に石尊沢河原まで往復した時に見つけ、拾った2個テン糞の内容物である。これら2つのテン糞は標高差が700メートルくらいあるが、2つとも甲虫を食べており、テンが食べた物としては違いがない。
図1.0628 7:09 テン糞1
大型甲虫内翅・外骨格・尾部・脚、砂泥
図2.0628 11:47 テン糞2
コクワガタ左大あご・外骨格・内翅・脚、コガネムシ外骨格・内翅・脚・尾部

次は、7月2日の三峰山までの往復で見つけた4つの糞の内容分析である。2つはアナグマ糞であり、二つはテン糞である。アナグマ糞は見つけた場所が近いので、同一個体か家族の糞であろう。両方から節足動物の外皮があったが、新しいアナグマ糞2ではヤマグワ種子が多数入っていた。標高が高い所のヤマグワの果実の熟成が遅くなり、しかも林床に落ちた果実を食べたものだ。さらに、アナグマ糞2ではネズミを食べたと思われる毛が入っていた。アナグマがネズミを捕まえて食べることができるんだ。しかし、動き回るネズミを捕まえて食べたとは考えられない。何らかの拍子に偶然に捕まえたか?あるいは怪我して弱っている個体か死んだ個体を食べたと考えられる。

図3.11:02 アナグマ糞1
ムカデ(節足動物)外皮、腐葉細片、土砂
図4.11:06 テン糞1
ムカデ外皮・脚、甲虫脚・外骨格、
図5.11:47 テン糞2
大型甲虫内翅・外骨格・脚
テンはムカデを食べ、甲虫を食べている。クマヤナギやヨコグラの木の果実は7月の下旬になってから食べるのだろう。
今回は2回の山行で見つけた動物糞をまとめてアップした。暑い中であったが、家に居てエアコンに風に当たっているのも好きではないので、ある願掛けをしながらの山歩きであったが、それが叶うかどうか分からない。
図6. 13:20 アナグマ糞2
ヤマグワ種子、ムカデ脚・外皮、齧歯目毛、砂泥

2022年7月5日火曜日

再び休み台で寝る。  Slept on the benchi, again!

三峰山の山頂の休み台で、もうしばらく休んでいきたいと思ったが、出かけることにする。こんなに暑いのにセミも鳴いてないことが不思議な感じもする。山頂の道標(図1)を左に下る登山道がある。ストックはザックに付けている。両手が空いているので岩、木の根、幹、鎖などに捉まって歩く。帰りは下りのせいもあって早い。
あのトレイルランの若者はどうやって走り降りたのかな?若いからバランスが良いから地面がざらざらして滑りそうでも難なく走っていけるのだろう。一方、後期高齢者のぼくは慎重だ。根や岩に捉まって登ったり下ったりするのがおもしろい。ザックが重く感じるので右肩の所にタオルを入れる。使いもしなかった、ラーメン用のペットボトルの水、ガスボンベ、コッヘルが重い。
図1.12:35 さぁー、出発だ!
下りは涼しい風が下から上がってくるので気持ちが良い。今まで下りはイヤだったが、登りよりも下りが楽だっと思った事がないなぁーと思う。
 最初にイノシシ糞やアナグマ糞があった近くにアナグマ糞があった(図2)。ぼくが往き過ぎてからしたものだ。まだ、柔らかい。そうそう、アナグマとテン糞には見た目の違いがある。アナグマ糞は大半が土砂や腐葉の細片で出来ていて柔らかそうである。古く固まっていると黒い粘土の固まりのようだ。もちろん臭いが違い、ツンっと鼻にくる。
図2.13:20 アナグマ糞
ほぼ1時間かかって馴染みの道標のある場所に戻って来た。休み台を見て、またザックを枕に寝ころび仰向けになる。

図3.13:25 戻ってきた!
図4.13:25 先ずは一休み
山で木の葉を見上げながら仰向けになるのは気持ちが良い。あのトレイルランの若者はどこを走っているのかな?ぼくも3,40代の頃、サルを追っていた時は山を走れたものだが、今は木の根に足を取られてすぐ転ぶだろう。そんな過去の事を想いながら目を瞑る。
図5. 13:33 見上げる
13:40 起き上がり、水を飲んで出発だ。ストックはザックにつけたままで下る。休む時間が長いせいか、膝が痛くならない。沢に出たので(図6)、岩に腰を下ろし手で水を掬って顔や腕を洗う。しばらくボーッと座って涼を取る。この水場はこの道標がある所だ(図6’)!登山靴を脱いで足を流れに浸したいと思いながら実行できず。濡れた足を拭いて靴下を履くことが面倒に思えたのだ。
図6. 14:56 沢で涼んだところ、図6’の方から
図6'. この道標がある水場
不動尻に着き(図7)、そのままゆっくり下る。広沢寺温泉無料駐車場に着いたのが、16:25であった。車の左右の4つのドアを開け放し、水道栓に行き顔を洗い、トイレに行く。車に乗って連れ合いに「今帰る」とSMSを送る。
図7. 15:14 不動尻着

2022年7月4日月曜日

フウラン香る! Neofinetia -scented!

 ん?この良い匂いは、、、。もう、ヤマユリとのこう配種のユリの花は終わったのに、、、。階下に降りて窓を開けると香りが漂ってくる。フウランが咲き始めている(図1&2)。

この場で、以前も書いたことがあるが、このフウランは2003年の小豆島のサル調査で寒霞渓の山頂の売店で一株を買ったのだ。最近は株分けしてないので、もう古い株を押しつぶすように太い根が覆っている。花が終わったら株分けしてやるかな?

図1.二つのフウランの鉢
右の鉢にはカヤラン()やヨウラクランと混生
はヨウラクランの鉢
図2.フウランの花

昨夜は時々小雨が降ったかな?曇り空で涼しい。扇風機の風が冷たく感じる。あー、今朝も寝起きに2度も腰?背?に電気が走り腰砕けになった。だから、そろりそろりと階段を下り、洗面所では右手にタオルハンカチを持って片手で顔を洗う。でも、1時間もするとこの恐ろしさはなくなるだろう。2日に4回目のワクチン接種をした。今回は初めて打った箇所を中心に腕が痛重苦しい。でも、もう大丈夫だ。コロナに罹るよりもこの程度の副反応が嬉しい。それまでの3回は何処に打ったのか判らない程だった。

2022年7月3日日曜日

山頂で30分の昼寝  Nap for thirty minutes at the top of Mt.Mitumine

休み台は木立に覆われて日陰になっていて、もっと休んでいたかった。スポーツドリンクを一口飲み、スマホで自撮りして出発だ(図1)。すぐ、この道標だ(図1’)。三峰まで0.7キロしかない。実は休んでいる時に地図を見て、休み台のある所から不動尻からほぼ直登して唐沢峠まで行くよりも、ここから三峰山に行った方がずーと距離が短いことを知った。しかし、ここからは登り降りが何度もあるが、唐沢峠方面はほぼ平坦な感じの稜線を行き、一度ぐーっと下り、登るがずーと楽に感じていたのだ。
図1.10:21 休み台にスマホを置き自撮り
今日は三峰山まで行くのだ。図1’の道標から軽やかな登りになる。ちょっとした広場になり糞がある(図2)。ひょー、イノシシ糞?アナグマ糞?アナグマ糞を拾う。イノシシ糞は固い。
図1’.10:22 三峰まで0.7キロの道標
図2.上はイノシシ糞、下はアナグマ糞 
登ったり、降りたりして、今度はテン糞だツガの葉をマークに置いた。テン糞は嬉しい。でも、先日の石尊沢往復で拾った2個のテン糞はまだ水に浸けたままだ。
図3.11:06 テン糞1
登り降りで少々、バテテきている。しかし、ストックをザックに納めたのは正解だった。ボルダリングの様に両手を使い、木の幹、根を持ち、岩を押さえる。鎖場が多く、以前は鎖は全く利用しなかったが、今回はもう鎖があると喜んで捉まる。
図4の場所は、谷太郎林道終点のところから尾根を登って来られる。しかし、最後は30センチもない細尾根である。今のぼくの年齢では足が震えるだろう。
三峰はここからまだまだだった!
図4.11:24 道標があり、注意の立看もある。
登り降りが続くので、前方に見える頂きこそ三峰山と思い、何度を期待を裏切られる。テン糞2だ。そして、とうとう三峰山のトップに着く(図5)。
図5. 11:47 テン糞2だ!
山頂に到着し、休み台は木陰になっており、一安心だ。先ずはスポーツドリンクを飲み、昼用のインスタントラーメンにしようと思ったが、その気にならない。オニギリ1個と菓子パン1個があるので、菓子パンを食べる。そして、休み台の上にザックを枕にして寝る。しばらくすると、ヒトの気配がしてくる。何とトレイルランの一人が上がってきたのだ。ぼくは当然この休み台を開けて、30代前半の彼に挨拶する。すると彼は今日は!っと云ってそのまま不動尻方面に走り去る。
エ!休まないんだ!っと思い、再び休み台に仰向けになる。
図6.12:05 山頂の到着
顔の上はこの葉に覆われ、僅かに陽が射すだけ(図7)。そして、自分を撮る(図7’)。缶ビールを飲みたい!これから缶ビールを1本持って歩こう。ぬるい缶ビールでもきっと凄く旨いだろう!
図7.12:21 休み台で仰向けになる。気持ちが良い!
図7’. もっと休んでいたい!風が気持ち良い!

2022年7月2日土曜日

久しぶりに三峰へ!  To Mt.Mitsumine for the first time in a long time!

 昨日は、家を出たのが5時半頃、広沢寺温泉無料駐車場に車を置いて歩き出したのが6時半頃だ。目的は三峰山と決めていた。これまでは三峰山と唐沢峠を結ぶ稜線までは行くのだが、三峰山へは足が向かなかった。

図1.6:49 新大平橋
新大平橋(図1)で、Uターンしてくる地元の早朝散歩の男性と行違う。互いにおはよう!と声を掛ける。この人はぼくが駐車場のトイレに向かう時に歩いていた。橋下にはネムノキの花が咲いている(図2)。え?今だったかな?っと思いながら撮る。
この日はジョギングのように両腕を曲げて前後に振って歩く。ゲートが見えてきた(図3)。早く歩ける。
図2.6:50 橋の下にネムノキ
図3.7:12 二の足林道の車止めのゲートだ!
図4.7:19 山神隧道
先日休んだ所に来た。写真を撮って素通りだ!ここから蕾が大きく膨らんでいたヤマユリを探すが、帰りの時も見つけられず。しかし、滑岩へ行くゲートのところには2本あった。
アスファルトの道路上を沢水が流れており、吸水しているアゲハがいた(図6)。翅を広げると青銅色の輝きが素晴らしい。今、台東近くに仮移住したチョウに詳しいYNの事を考える。
図5.7:31 先日石尊沢へ行った時に休んだところだ!
図6.7:48  吸水しているミヤマカラスアゲハ
不動尻に着き、日の当たらない石段に腰かけて一休みだ(図7)。ズボンをたくし上げ、ストックを伸ばし、麦茶でオニギリ1個をたべる。20分くらい休んで出発! 今日は、三峰山を目指すと自分に言い聞かせる。
図7.7:55 不動尻の石段
図8.8:17 三峰・大山への登山口道標
乾いたイワタバコがある大岩を通り過ぎる(図9)。すぐ、汗が再び噴き出す。先日は水を飲み過ぎた感じがしていたので、必要最小の水しかとらないことにする。
図9.8:20 イワタバコが着く乾いた岩
図10. 8:39道標
鎖場だ(図11)!。この鎖場を登らずに、右に巻いて行き登山道に出る。帰路は鎖場を降りる。
図11. 9:15 鎖場
図12. 9:35 ノウサギの食痕だ!
9:50 すぐ上の方で、シカが警戒音を出す。みるとメスジカが2頭移動している。
図13. 10:17 キヨスミウツボだ!
図14. 10:19 もうすぐ稜線だ!
ぼくは思い違いをしていたようだ。この不動尻から三峰山へのこのルートは陽が当たる熱射地獄のようなルートだと思っていた。しかし、冬は広葉樹の葉が落ちて陽が当たる。が、今の時季は広葉樹の葉が生い茂り木漏れ日のルートがほとんどだ!でも、今年の山は乾いている。唐沢峠越えでは帰宅してからヒルが一匹血を吸っていたが、このコースは沢沿いでさえも乾いている。夏の水不足が早くも心配だ!
稜線に出て、休み台に座り、ストックを短くしザックに付け、スポーツ飲料を飲み、菓子バンを1個食べ、出発だ。 
図15. 10:22 休み台で一休み

2022年6月30日木曜日

暑いので、冷たい水が旨かった! It's very hot, so I tasted cold water!

不動尻の登山口でニコヤカな同年配の登山者が三峰山方面の道をとったこともあってこちらは大山方面への道をとった。唐沢峠までは行こうと思う。こちら登りは杉林の中を行くが、割りに急なので、階段状になってる箇所が多く、40センチ以上も段差があるところあり、それこそ一歩一歩だ。汗が噴き出すが、ズボンを膝まで巻くっているし、何と上着として来ていた長袖シャツを不動尻で脱いでザックに付けたので、涼しい。と云うよりも今まで長袖シャツは真夏のサル追いの時も、台湾の暑い山中をタイワンザルを探して歩いた時も、アフリカのミヨンボ林をチンプを求めて歩いた時も長袖シャツを脱いだことがない。妙に肩や腕がひんやりとする。これはまずいかなシャツを着ようかなと思いながら歩く。
ほぼ東に走り落ちる尾根をジグザク道を辿りながら歩く。太陽が昇っている南に向かう時はすごく涼しく感じられる。杉林を通ってくる南風が涼しく気持ちが良い。こちらを登ってきて正解だ!っと思う。美味しそうに見える真っ赤な実をつけたオニシバリがあった(図1)。これよりももっともっとたくさん赤い実をつけたオニシバリがあったが、暑くて撮る気にならず。この道も舗装された林道と同じようにトカゲが走り回る。
図1.9:11  オニシバリの食べられない赤い実
ようやく、大山まで3キロの道標がある標高720付近にくる。オニシバリがあったところから30分で150メートルくらい登ったことになる。これからだ!頑張ろう!
10分ちょっと登って随分赤ペンキが多い所に出てきた。スマホのGeographicaで自分の位置を確かめる(図3)。ヨシ!直登は階段を登ることになるので、このまま左に巻いて直接唐沢峠に向かうことにする。
図2.9:44  大山まで3キロの道標
図3.9:57 赤ペンキが多い箇所

赤ペンキの所からしっかりした巻き道があり、そのまま15分やや登るが、平坦なコースを歩き、以前東屋があった唐沢峠の休み台に着く(図4)。そのまま、通せんぼのザイルが張ってあるところの上から斜面を3メートルほど下り踏み分け道をゆっくり20分下って大山山頂が目の前に見える石尊沢の河原だ(図5)。この沢で水を見たことがない。伏流水になっているんだ。
図4.10:13 唐沢峠の休み台
石尊沢の河原に降りてから、ネクタイ尾根の方まで歩き、河原は暑いので、堰堤の木陰でブランチにする。河原から大山山頂が見える(図6)。途中、登山者?が唐沢峠から下りて来たと思ったが、いくら待っても誰もやってこない。カモシカだったのかも知れない。座るための厚手のシートを敷き、お湯を沸かし、その中に峠からの下り道で採ったアザミの新葉を入れ、買ってきたインスタントラーメンを半分に割り入れる(図6)。これにオニギリを1個食べる。
図5.石尊沢の堰堤 この堰堤の上が日陰なのでここでブランチ
図6.10:37 石尊沢河原からの暑そうな大山山頂 
ブランチを終えて大山を見上げたら山頂は白い雲に覆われていた。
図7.10:56  半ラーメンにアザミの葉を容れた。
11:20にガスストーブや荷物を片付けてザックに納め、この堰堤から下りて唐沢峠を目指す。往きには気が付かなかったギンリョウソウがあった(図8)。さらに、峠の休み台で小休憩して自撮りしているとテン糞に気がついた(図9)。もちろん、拾う。
図8.11:34  ギンリョウソウだ。乾いていて気の毒だ!
図9.11:47 テン糞2だ!
テン糞を拾って、巻き道を行く、ちゃんと石積みをしている箇所もあるが、まるでハイキングコースのようである。気持ち良く本ルートの登山道だ。そこには の立て看板があった(図10)。ここから、2度5分くらい休んだだろうか?下りで膝が痛くなるとイヤなのでしっかり休みスポーツドリンクを飲む。
図10.12:01 ここは山林保護管理の経路とある
山神隧道は往きは涼しくなかったが、帰路は涼しく気持ちがよかった。ゲートを過ぎた水汲み場に誰も人がいなければそこで顔を洗い、冷たい水をがぶ飲みしたいと思いながら水が流れる水汲み場に着く。ザックやバックを脇に置き、頭を浸ける、ヒョーいい気持ち!顔や腕を洗う。水を両手に受け何度も飲む。冷たい!ズボンも濡れたが歩いている内に乾いた。
駐車場の水場で再び頭、顔を洗い、腰のタオルで拭う。車に乗ったのは14時半だった。