「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年7月4日土曜日

テン糞7個とアナグマ糞の内容物 The contents in the marten's 7 droppings and badger's dropping

6月30日の唐沢林道・物見峠・辺室山・土山峠の続き:
さて、持ち帰ったテン糞7個とアナグマ糞の内容物をアップする。拾ったとき、ヤマグワを食べているだろうと予想していた(7月1日upのもの)が、全く予想外れだった。どの糞からもヤマグワの種子は出てこなかった。植物ではアナグマの腐葉砕片を除いてテンのヤマザクラの果実食いだけ(表1)。まだまだだねぇー!
表1.テン糞7個とアナグマ糞の内容物
テン糞2の大半を占めたのは大型の昆虫だ。この甲虫の腹部の両側に独特の斑点模様がある(図2'')。この模様だけ見れば〇目の△だ!分かる人がいるかもしれない。どなたかお判りですか?
図1. 8:42テン糞1
膜翅目or双翅目脚・翅、ヒミズ亜科毛・骨片、ムカデ脚、砂泥

図2.8:54テン糞2
ムカデ8cm、大型甲虫外骨格・肢・内羽(図2')
図2'. テン糞2の残渣
上下の黄色線の間はムカデ
図2''. 図2'の右のティッシュの上の甲虫の外骨格
この甲虫をお判りの方は教えてください。
テン糞3と4には鳥を食べた羽毛があった。テン糞4はヤマザクラだけを食べた糞かと思ったが、羽毛が混じっていた。この二つの糞は1キロ以上離れている(図9)が同じ個体の糞なのかな?
図3.8:59テン糞3
羽毛・羽毛軸・骨片、昆虫肢・外皮
図4. 9:48テン糞4
ヤマザクラ種子・果実、羽毛
図5. 10:45テン糞5
ヤマザクラ種子・果皮
ほとんどのアナグマ糞は柔らかく、水洗いしても大半が0.5ミリメッシュの隙間から流れ落ちてしまう泥状のものだ。アナグマは枯れ葉が溜まっている腐葉層を鼻や前足で掻きまわしながら採食している。糞の内容物は殆んど形をなさない状態になっている。アナグマは日本の食肉目の動物のなかではタヌキに次いで何を食べても食物の大半を消化吸収できる胃腸を持っているのではないだろうか?
図6. 11:24アナグマ糞
砂礫、腐葉砕片、昆虫脚・外骨格、ムカデ外皮
図7. 11:41テン糞6
ヤマザクラ種子・果皮
図8.12:03テン糞7
双翅目or膜翅目翅、カマドウマ脚、陸生腹足類の殻片


図9. 歩いたルートとテン糞①~⑦とアナグマ糞の位置
今日も朝から曇天だ!先日の天気の良い日がウソのようだ。その日は風が強かったのでフウランのカヨワイ花がダメにならないように取り込んだが、フウランは夕方から夜にかけてはむせ返るような香りを放つ。昨日は近くの花屋で真っ赤なリーガスベコニアと買ってきた。リーガスベコニアは久しぶりだ。以前は葉挿しをしたりして増やしたものだ。そうそう花屋で袋は有料になりますと云われたので、近いからそのまま持って帰ります!と両手で抱えて持ってきた。それで、こどもの頃は何でも新聞紙で包んでくれた。花鉢を購入したら、昔なら全体を新聞紙で包んで紐で縛ってくれたろうっと考えた。

2020年7月3日金曜日

タマゴタケと玉ねぎのバター炒め Stir-fly Caesar's mushroom and onion with butter!

辺室山の帰路採ってきた大きなタマゴタケ。どうやって食べようか?いつも野菜とのバター炒めだ。今回はどうしようか?
洋風味付けの腕がないのでどうしても和風になる。
昨夕、このタマゴタケを短冊状に切り、玉ねぎ1個を切ってバターで炒め、塩と胡椒で味を調えた。連れ合いと二人で食べた。イケル!でも、胡椒の味や薫りが強すぎてタマゴタケ本来の旨味が消えてしまった。あるいは、玉ねぎとの取り合わせもタマゴタケの旨味を消してしまったのかもしれない。しかし、タマゴタケから出る橙色の汁が玉ねぎを炒めた時の色とマッチして全く気にならなかった。これが、いつもはホウレン草との組み合わせて炒めるとタマゴタケから出る色が気になる。今回の皿に山盛りの一品は夕食時のサケ(連れ合いは梅酒、ぼくはウィスキー)の摘みとして合格だ。
タマゴタケAmanita caesareoides
タマゴタケの学名がAmanita caesareoidesuでシーザーのテングタケで、英名もCaesar's mushroomであることを知った。どうして、シーザーのキノコなのだろう。それだけ優れた味のキノコと云う事かな?

2020年7月2日木曜日

辺室山から雨にやられる It was raining from the Mt. Henmuro

昨日の続き:
10:09 トンネルを出たところの物見沢沿いの路肩の上でお湯を沸かしインスタントラーメンだ。雨も降っていないし、生卵に摘んだアザミの新芽、タラノキの新葉が入り、充実したブランチを準備する(図1)。
お湯は直ぐ沸き、食べ終わったのが10時半。食べながら、この後どのルートをとるか迷う。①唐沢林道を戻る、②辺室山を目指す、③物見峠から登山道を下る。③は煤ケ谷に出るが、殆んどが植林帯を歩くのですぐダメになる。①か②か迷う。7月20日(月)に専門学校の丹沢実習は辺室山にしているので、その下調べの意味を込めて②の辺室山とする。結局、辺室山から雨にやられ、土山峠では土砂降りで、上煤ケ谷のバス停まで歩くことになったのだ。
10時35分 ブランチが終わり、ザックカバーをかけ出発だ!
図1.トンネルから出たところガスストーブを点火
10:45 トンネル横からの旧階段を登っていくとヤマザクラの果実だけのテン糞5だ。この階段も随分朽ちてきている。
図2. ほとんどヤマザクラの果実食いのテン糞5だ!
10:54 物見峠だ。雨が14時くらいまで降らなければ良いが、、、、。自分の写真を撮っただけで辺室山に向けてすぐ出発だ!
図3. 雨が上がったような煤ケ谷
図3. 物見峠で
11:18 ベニタケ科のキノコだ。ドクベニタケ?チシオハツ?噛んでみたが苦みがないからチシオハツか?1個だけだが、お持ち帰りだ! 
図4. ベニタケ科
11:19 鍋嵐と結ぶ峠の祠に来る(図5)。このところしばしば食べてはいるが旨いとは思わないキノコがでる枯れ木に目を向ける。松脂臭い味のマツオウジが出ていた枯れ木のモミの幹を凝視する(図6)。ん?何だこのキノコは?
 図5.峠の祠
図6のキノコはどうもマツオウジの幼菌のようだ。マツオウジは松脂臭さいのと苦い。が、歯触りに弾力がある。しかし、どうも好きになれないので、2度しか食べたことがない。このキノコに中毒する人もいるようだ。ムラサキシメジも見た目も分かり易い食菌だ。が、あの土臭い味がどうも好きになれない。ムラサキシメジにも中毒する人がいるようだ。旨いと思わないキノコは人によっては危ないキノコなのだ。学生に勧める事は止そう。
図6. マツオウジの幼菌では?
11:22 お、イグチ科の仲間だ!アカヤマドリかヤマドリタケだ(図7)!これも管孔を取り除いて食べるが、旨いとは思わない。洋風料理には合うのかも知れない。ぼくは、いつもキノコは味噌汁か炒め物だ。
図7.アカヤマドリか?
11:24 おー、これはアナグマのタメ糞だ。量が多いのはアナグマ家族がここでしたものだろう(図8)。もちろん、少しゲットだ!枯れ枝を箸のように使って小袋に容れる。大半が土砂だろう。
図8. アナグマ糞
11:35 この樹皮を噛み剥がした(図9)のは誰だ?地上から1mを有に越える辺りまで齧り取っている。後足で立ち上がって齧ったのだ。歯型の幅は2mm以下だ(図9’&9'')。カモシカの下顎の切歯の痕だ。
図9. 
図9'. 
図9''.
11:41 テン糞6だ。ヤマザクラの果実を食べたものだろう。
図10. テン糞6
12:03 テン糞7だ。うーん、節足動物と何を食べたのか?
図11. テン糞7
12:29 辺室山山頂に到着だ。ここに来て、雨が強くなってきたので上半身だけ雨具を羽織る。昼食後、ザックカバーをした時に、雨具もザックの上からかけていた。土山峠の本厚木行きのバス時刻が13時かその辺りだと思い、雨足も強くなったので、急ぐ。これ以降、カメラもバックに容れたままで、バックが濡れないように雨具で覆う。途中、2本のタマゴタケを見つけるが採っただけで、写真には撮らず。
図12. 辺室山
急いで、バス停に辿りついたのが13時15分だった。バスは毎時56分だった。ここで、土砂降りの中バスを10分くらい待ったが、意を決して上煤ケ谷まで歩くことにする。上煤ケ谷のバス停近くではもう雨足は強くなく、小雨状態になる。帽子の水を絞って被り直す。まだかまだかと待ったバスがようやく来た。乗り込む。乗客は一人だった。運転手からマスクをするように注意される。バックの中のマスクは濡れている。すぐ役場前に着く。道の駅清川のトイレに立ち寄ってから車に戻る。トランクにTシャツがあったと思うが、置いてなかった。濡れたシャツが嫌だが、まー、しょうがない。っと右腕から血が垂れているのに気が付く。ヒルだ!血をタオルで拭き取って車に乗る。
辺室山から土山峠は糞を見つけたり、他のフィールドサインを見かけたりしたが、カメラを取り出せないので、胸のスマホで写真をと思ったが、兎に角、土山峠へのバス停を目差した。辺室山山頂からバス停まで1.9キロで45分かかった。若者なら30分もかからないだろう。

2020年7月1日水曜日

降ったり止んだりの中の唐沢林道歩き Walking along the Karaawa forest road in the rain and stop

昨日は久しぶりにずぶ濡れになった。
6時半に清川村の役場前の駐車場に車を置いた。そこからバスで土山峠まで行き、堤川林道終点からハタチガ沢林道に下りて清川トンネルを通って土山峠まで戻ってこようと思ったのだ。予報では雨が降るのは午後からだ。が、宮ヶ瀬方面行きのバスは8時14分まで待たなくてはならない。上煤ケ谷行は6時29分に出たばかりだ。上煤ケ谷から土山峠まで歩こうと思い次の上煤ケ谷行7時19分を待った。大棚沢駐車場は8時過ぎまで閉まっているのでこれしかない。
バスが来た。乗客はぼくだけだ。10分乗って上煤ケ谷だ。歩いている内に、土山峠までは止めて唐沢林道を歩いて隧道まで行き、そこから行く方向を考えようとなった。
予報の通り、曇り空だが、雨は降りそうもない。今日の為にヒル対策は万全だ!ズボンの裾を飽和食塩水を噴霧した靴下の中に入れ、さらに内側に飽和食塩水を噴霧したスパッツを履いている。これで下半身は完全だった。しかし、首に、腕にヒルがついた。右腕に着いたのは帰えりに腕が血だらけなので気が付いた。まー、これは仕方がない。帰宅してスパッツを取り外したら弱ったヒルが1匹いただけだ。まー、完璧だ!

8:05 唐沢林道に黄色い雄蕊のような花弁のようなものが落ちている(図1)。何だ?手に取って見る(図2)。上を見る。アカメガシワの花が咲いている。しかし、撮ることができない。少し歩くと沢側にアカメガシワの花が満開だ!(図3)。
図1. これは?
図2. 落ちていたものは花? 
 図3. アカメガシワの花
8:23 ん?これは誰が齧り落とした?クマノミズキの花茎ごと落ちている(図4)。葉が食べられ、もう一本の花茎は葉や花茎ごと食べられている。サル、リス、ムササビ?切り口?齧り痕をみよう(図4’&4’’)。上を見たがどの枝先が落とされたのか判らない。実は8時10分頃に大きな離れのオスザルが林道を横切っただ。もう、すでに顔や尻の性皮は赤くなり、ぼくを睨んで見ているので、写真を撮ろうと思ったがダメだったのだ。あのサルを見ていなければリスかムササビの仕業と思っただろう。
図4. クマノミズキの枝が花茎ごと落とされている。
図4'. 齧った痕 
図4’'. 齧った痕 ナイフで切ったような切れ味ではない
枝の切り口は、リスやムササビではなくサルのものだろう。それ以上に葉を5枚以上も食べ、一方の花茎ごと食べてしまっているので、サルの食痕だ!
8:25 林道の沢側路肩に小さなタラノキが4本も生えている。しかも、誰かが食べている。サルやノウサギではない。シカかカモシカだろう。ここは、カモシカが良く見られる崖に近いし、一般的にシカは草食獣Herbivoraでカモシカが葉食獣Folivoraなので、ここではカモシカとしておこう。
図5. 若いタラノキが食べられている
図5'. 新葉が食べられている
図5''. 葉が食べられている
写真を撮った後、柔らかい新葉を昼のインスタントラーメン用に5本摘んだ。
8:41 少し大きめの蛾が木の枝に分下がっている。鱗翅目が好きな2年女子のS.Aさんがいるので、訊いてみたいと思いながら撮る(図6)。ぼくは蛾が載っている図鑑を持っていない。
彼女からすぐレスポンスがある。スズメガの仲間のモモスズメMarumba gaschkewitschii echephronとの事だ。なるほど、翅がスズメガの仲間の翅だ!しかし、この写真で教えてくれたので、彼女の鱗翅目に対する愛の深さが判る。シャクトリ虫を飼育しているのも頷ける。凄い!
図6. 蛾がとまっているモモスズメ
8:42 おー、テン糞1だ!何を食べているのかな?ヤマグワとムカデかな? 小雨がぱらつくがすぐ止む。           
図7. テン糞1
 8:48 山側のノリ面からホタルブクロが出ている(図8)。
図8. ホタルブクロ
8:52 テン糞2だ!これはヤマグワと何を食べているかな?
図9. テン糞2
8:57 この木は何だろう?羽状複葉で互生だ。しかも葉がシカかカモシカに食べられている(図10)。???サワグルミ?? 小雨が降るがすぐ止む。
図10. この木は?
8:59 テン糞3だ!ヤマザクラかウワミズザクラの実でも食べたかな?
小雨が降り続くので物見隧道で雨宿りしようと急ぐ。林道に覆いかぶさるように出ている木の枝があるとそこの林道は濡れていない。
図11. テン糞3
9:48 こはヤマザクラの実を食べたテン糞4だ。
図12. テン糞4
9:52 ようやく物見隧道に到着だ(図13)!この頃再び小雨が止んでほっとする。トンネルはあるし、いつでも雨が降ってもOKだ!かなり早いがお昼でも食べようとトンネル内の適当な場所を探すが無い。降っていないので外でお湯を沸かしてインスタントラーメンを食べることにする。
図13. 物見隧道だ!

2020年6月29日月曜日

初夏のチョウ  The butterflies in the eary summer.

先日、引地川沿いの水田にアマガエル(シュレーゲルアオガエルと間違えてアップ)を探しに行った時に、土手で出合った可愛いチョウたち。ヒメアカタテハ、ベニシジミのメスとオスがいて、ネジバナが咲いていた。
ヒメアカタテハVenessa cardui
ベニシジミLycaena phlaeas
ベニシジミ♀
ベニシジミLycaena phalaeas♂
ネジバナは道東の釧路にもあり、湿原にあるのは40センチくらいの草丈になっている。乾いた芝生に出るネジバナは草丈が低いが、土手のような湿り気が多い土壌では草丈が高いように思える。
植物は育つ環境で、容易に大きさを変える。動物では何世代も経ないと変わらない。
ネジバナSpiranthes sinensis
土曜日にジャガイモ掘りで、同じ姿勢で畑に這いつくばっていたためだろう。両股関節付近と両肩が重苦しい。山歩きと全く違う筋肉を使ったからだ。ぼくが帰った後もぼくとほぼ同年齢の夫婦は後片付けをし、イモを乾かすために広げ。しかも、奥さんはその後我家にキュウリ、インゲン、ズッキニー、ナスを持ってきたのだ。知人夫婦は生活するための体力を持っている。ぼくのは山歩きだけの体力だ!恐らく、オリンピックを目指すスポーツ選手もその運動だけの筋力などでは非常に優れているのだ。