「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年10月11日金曜日

Facebook Social network

今夏、クロアチアに行った時、アドリア海近くの道路沿いの糸杉に目が奪われた。糸杉はゴッホの絵で何度も描かれている木だ。この乾燥した石灰岩の土地に、糸杉だけが力強くどの木よりも高く伸びている。ゴッホがこの糸杉の力強さ、生命力に目を奪われたのも頷ける。
先日、三鷹の女子高校生が殺された。
つきまとい、ストカー行為を受けて学校や警察に相談していたようだ。
殺したのは21歳の若者で、どうやらFacebookで知り合ったようだ。

ぼくも2011年3月に知人に勧められてFacebookに入った。
しかし、Facebookから送られてくる、友達リクエスト、誕生日お祝い、友達紹介、ウォールへの投稿コメント案内などの案内メールが煩わしいので、今は全て配信停止にしている。
その一番は、友達リクエストだ。携帯には、一週間に一度くらい「アドレス変えました、登録願います!」などと全く見知らぬ人からくるが、このようなのはすぐ削除できる。
しかし、Facebookの友達リクエストは一日に何度も来たりする。しかも、多くは見知らぬ人たちだ。

Facebookは出会いの場を提供していることは間違いない。
殺された三鷹の女子高校生も友達リクエストを承認し、その事から交際が始まったのだろう。

ぼくが小・中学校の時なら、ペンフレンドorペンパルと云って、国内外を問わず手紙での交流があったものだ。
スヌーピの飼い主であるチャーリー・ブラウンはイングランドの女の子がペンフレンドだった。チャックにとっては彼女は唯一のペンフレンドだったが、その女の子は30名?のペンフレンドとやりとりしているのでチャックは驚いた。
Facebookでは、自分から友達リクエストをして1日に10名以上の友達になることも可能だ。でも、そのほとんどが外国人のペンフレンドのように全く知らない人たちばっかりだ。
Facebookは大勢の人たちに自分の事を発信したい政治家などには向いているかもしれない。が、たくさんの危険な落とし穴が待ち受けていることも、今回の事件は教えてくれている。

Social Newworkの一つとしてぼくはこのようにBlogで発信している。毎日、200名くらいの誰かが見てくれており、友人になった人たちもいて、一緒に山に出かけたりもしている。あるいは、20年前はNiftyの野生動物フォーラムに加わっていた。そこで情報を交換し合い。オフの出会いがあったりした。そのフォーラムの仲間と今でも年賀状で近況をやりとりしていたりする。

今回の事件は、ストーカー行為から殺人ということまで発展していった。ストーカー、つきまとい行為は片思いの極端な状態で、もうこのような状態になった男や女は理性では判断できなくなっている。この片思いが行きつく先は、自分の思いが通じない悔しさに、相手への恨み、憎しみに変化し傷つけたり殺しにまで発展していく。今回の事件は知り合ったきっかけがたまたまFacebookであったというだけだ。
 何故かこの頃このようなニュースを聞くことが多い。どんな出会いに関してでもありうることだが、異性が一方的に他の異性に興味をもち、最後には殺してしまうヒトというサルだけに見られる恐ろしい事件だ。

2013年10月10日木曜日

ザクロの赤い実  Red fruits of pomegranate.

キンモクセイの香りがしなくなったと思ったら、ザクロの真っ赤な実が目につくようになった。
我が家の道路を隔てた前のMさんの庭には、毎年、夏には真紅の花、秋には真っ赤な果実をつけるザクロの木がある。毎年、道行く人の目を楽しませてくれる。
この大きい実は週末には割けて傷口が開いたような中身を見せてくれるかな?
大きなザクロの木だ。
昨日まで、台風の影響で風が強かったが、今日は穏やかな朝だ。
このところ、とは言ってもこの1年くらい?毎朝、起きると腰が痛く、そろそろ歩きだ。
1時間もするとその痛みがなくなる。9月に越後湯沢でisa隊員特製のベットに寝た時は
腰が痛くならなかった。あるいは、夏にクロアチアを旅行した時も腰が痛くならなかった。どうも、10年以上も同じベットを使っているので、硬いマットだが凹みができているようだ。
今夜は床にキャンプで使う銀マットでも敷いて寝てみよう。
 

2013年10月9日水曜日

ヤモリ Gecko

昨日の授業は16時に終わり、駅前の本屋でかったカフカの「変身」を読みながら帰宅した。
もう、疲れに疲れていると連れ合いにメールしていたので、半分に切ったレモンとレモン汁の絞り器が用意してある。顔を洗い、手を洗い、ウガイをしてから着替え、早速レモンを絞って汁をコップにあけ、ウィスキーを3センチくらい注ぎ、氷をコップの8分目くらいまで容れてかき混ぜるのももどかしく、すぐ飲む。旨い。すきっ腹と疲れた体に染み通るように流れていく。
しばらく、ぼーとしながら飲んでいた。
っと、娘が床を指してて、「何アレー?」っと叫び声を上げる。
何だ?と見るとヤモリだ。
生まれて間もないヤモリだ。メンコイねぇー!
一昨日、ファレノプシスなどの蘭鉢を部屋に取り込んだ時に一緒に入ってきたんだ。
早速、写真を撮り、捕まえて蘭鉢に移してやる。 
ここにいても、餌となるものがないねぇー。
今朝見たら、もうどこに行ったものやら消えてしまった。
それにしても、昨日は専門学校の授業で、性淘汰のなかで、ヤモリの話をしたばっかりだった。
今日は、慶応秋学期3回目の授業がある。
そろそろどんなことを話すか目を通さなくては!

2013年10月8日火曜日

クルマバハグマ Pertya rigidula

越後湯沢で初めてみた、植物です。
クルマバハグマというコウヤボウキの花に似たキク科です。
このハグマと云う名のつく 花が、丹沢にもあり、カシワバハグマと云うものがあります。
それは、カシワの葉に似たハグマのようだというので命名されたようです。
そのハグマっていったい何だと思った方は、ネットでハグマって検索してみてください。
この花が、そのハグマに似ているということです。
クルマバは、葉が放射状にでて、まるで車のような葉ですね。
そのような葉をもったハグマだからクルマバハグマと名付けられたのですね。
 
今日からぼくの一週間が始まる。
もう、来週にはベルギーから一緒に箱根湯河原でサルを追っていたJean Burtonさんがやってくる。来週、再来週と忙しくなりそうだ。
 

2013年10月6日日曜日

キンモクセイの香り漂う The scent of fragrant orange-colored olive drifts.

4日の金曜日に葛西に行った時に、キンモクセイの香りに気が付いた。
マンションの庭の木にオレンジ色の花を見つけ、近づいて匂いを胸いっぱい嗅いだ。
昨日、我が家に庭のキンモクセイも匂っているのに気が付いた。
今朝、学校へ行く前に匂いを嗅いだ。
葛西の専門学校から戻り、キンモクセイの写真を撮った。
匂い、香りを届けるられるような時代がくるだろうか?
 窓を開けると香りがぼくの部屋の中にもたちこめる。
このキンモクセイの香りを最後に、このような香りを街中ばかりでなく部屋の中にまで漂わせるのは、ジンチョウゲの花の季節をまたなくてはならない。
今、10月に入ってから部屋に取り入れたカトレアも咲いて、匂いを漂わせているが、
キンモクセイの香りには負ける。
このような強烈な良い匂いを漂わせて、キンモクセイはどんな昆虫を招こうとしているのだろう。
 
精神的に疲れた時は、良い香りの花が気持ちを落ち着かせる。
あるいは、好きな音楽が穏やかな気持ちにさせてくれる。
疲れると目を瞑りたい。
そしれ、静かな音か、香りの世界に浸りたい。
ヒトは視覚の動物だから疲れたならテレビを見たら余計疲れるだけだ。
ヒトの祖先の哺乳類は、1億5千万年前の中生代に生まれた。
その時は恐竜たちが闊歩しているので、日中は物陰で暮らし、
暗くなるとチョロチョロと活動していた。
暗闇の活動のため、視覚が衰え、嗅覚と聴覚が発達した。
ぼくらは良い匂いを嗅ぐ時は無意識のうちに目を瞑る。
目を閉じて、母親の胎内にいるような暗闇の時代に戻ることで安心するのかもしれない。

キノコ  Mushroom

まだ、越後湯沢の続きです。
今日は、食べられそうなキノコです。
ホウキタケの仲間に近く、ナギナタタケという。
この仲間の分類は専門研究者がいないので難しいようだ。
これは、食べられるキノコだった。図鑑を持って歩けば採ってきたものを!
ネットでは、この仲間に毒タケは少ないと述べているのもある。

エリマキツチグリだ。
ツチグリの幼菌は食べられるようだが、ぼくはまだ食べたことがない。
このエリマキツチグリはぼくの二冊の図鑑で不食となっている。
 チシオハツタケである。
良く似ているものにドクベニタケがあるが、食べられるのだ。
これらはもう何回か食べているが、美味しいというわけではなく少し苦辛いのだ。
ただ、食べられるキノコというだけだ。
塩漬けにすると辛みがとれるようだ。
ぼくは、キノコは味噌汁に実にして大根おろしをいれて食べるのが好きだ。
あるいは、豚汁の中にサトイモや数種のキノコを混ぜて食べるのが好きだ。
粉っぽいのやら、土臭いのやら、辛いのやら苦いのがあっても、
そのことを前もって知っていると土臭くて、あるいは辛くて旨いということになる。
 
このところ子供の頃、野原や川沿いの土手で採ってきたボリボリ(味や舌触りはナラタケに似る)のことを思い出す。あれほど美味しいキノコはないだろうと思うくらいである。
ボリボリはナラタケのようだが、キノコ全体の姿が違う。
ボリボリはしっかりかたまって背丈も低い。が、神奈川県で見るナラタケは背丈が10センチにとどきそうなくらい大きなものもある。
味も、神奈川県のものはしまりがない。釧路のボリボリと神奈川県のナラタケは同じものかもしれないが、ぼくには違うものに感じる。
このブログを見てくださっている皆様に、釧路のボリボリの入った味噌汁を食べさせてあげたい。
 
昨日の哺乳類談話会は聖マリアンナ医科大学のNagaoka氏の古人骨の話しだった。
人骨の年齢推定は股関節にあたる寛骨臼の摩耗状態や骨質を判断基準にしているようだ。
以前の研究者は60歳以上の人の骨でも、それよりもずーと若い人の骨と誤って推定したようだ。
箱根湯河原のサルの生存曲線を作ってみたことがあるが、昔の人たちは
野生のサルたちと同じように生後まもなくの死亡率が非常に高かったようだ。
そこが、医学の発達した現代の生存曲線と大きな違いだ。
 
今日は、これから葛西の専門学校へ高校生向けのチャレンジキャンパスの授業だ。動物たちの骨を持っていって見てもらおう。

2013年10月5日土曜日

ヤマブドウとサルナシの果実酒 Two kinds of ratafia made from arguta and cimson glory vine

9月27日、28日に越後湯沢で、皆でヤマブドウやサルナシ狩りをした。
収穫物を皆で分けた。ぼくは分け前の一部を25度の焼酎に漬けた。氷砂糖は少しだけだ。
ヤマブドウやサルナシの果実は中空に浮かんでいる。
ヤマブドウを漬けたEarlyTimesのビンではヤマブドウの回りの焼酎の色が
赤紫色になっている。一週間経っただけなのに果皮の色が早くも染み出ているのだ。
何だかおいしそうだネ!
あと1ヶ月もしたら、ちょっと味わってみよう。
子供の頃、親父が作っていた葡萄酒は、ヤマブドウの実を一粒ずつ一升瓶の中に容れて、
瓶の口から菜箸のような長い棒で上から突いてある程度、実を崩し、ゴミが入らないように
瓶口を新聞紙で包んだだけであった。
そんな一升瓶が調理台の下に3、4本あった。
暮れ近くなると、発酵して泡が盛り上がり、たくさんブドウの粒を容れた瓶からは
ブドウの果皮や種子が溢れていたことがあった。
そんな葡萄酒は色も悪く、気持ち悪いものであったが、好奇心から舐めていた。
甘いものでなかったので、美味しいと思ったことはなかった。
出来上がった葡萄酒は濁ったピンク色をしており、お正月に飲まされても美味しいとは思わなかった。でも、親たちは今年は寒かったので発酵が足りないとか、なんとか言いながら楽しんでいた。
 
今日は、夕方から四ツ谷で哺乳類談話会だ。
今回は、古人骨の話しだ。

2013年10月4日金曜日

ミズナラの葉の宝石のような虫こぶ The galls like jewels on the leaf of Oak.

越後湯沢で:
ミズナラの葉に甘そうな瑞々しい実がついている。
何の虫こぶだろうか?
きれいな虫こぶだ。
このようにミズナラの葉の主脈に着いている。
ミズナラにとっては栄養物を横取りされる害虫だ。
 ネットで「ミズナラ 赤 虫こぶ」とやったら、すぐ出てきた。
ナラハヒラタマルタマフシという虫こぶで、
ナラハヒラタマルタマバチというハチが卵を産み付けて
このような宝石のようになったもののように思われるが、この赤い宝石は卵が産みつけられた
葉脈が次第にこのように真ん丸になるのかな?
まさか卵が葉脈から栄養分を吸い取ってこのように大きく丸くなるの?
ともかくこのタマバチ類の専門家に聞かなければわからない。

2013年10月3日木曜日

ウメバチソウ Pamassia palustris

苗場山で見た、ウメバチソウである。
秋に咲く花のようには思えない。
どちらかと云うと初春に咲く花のような雰囲気をもっていた。
園芸品種のように大きく見栄えのする花弁だ。
葉がおもしろい。ハート型の葉を根元にもっている。
見えている葉の下の根元にさらに2、3枚のハート形の葉がある。

マムシとアオダイショウの歯の違い The different between teeth of Mamushi pit-viper & Rat snake.

先月の9月6日に専門学校の丹沢実習で大倉から塔ノ岳に登った時に、
石で胴を叩き潰されて殺されたマムシを見つけ、頭部を切り離してゲットした。
その頭部をChumanさんに渡し、晒骨してもらった。
10月1日に、彼女は晒骨した頭骨を小さなタッパーに容れてもってきた。
1か月もかからないで写真のマムシの頭部が以下のように綺麗な骨になった。
上部は上顎骨や下顎骨であり、下部に頸椎というか脊椎骨がある。
左右の平たい骨は頭蓋の一部である。
 歯がついている骨がA,B,C,Dの7個ある。
 Eの先にはDがそれぞれついていたのだろう。
DとEは下顎骨と下顎歯である。
Cは左の上顎骨であり、右の上顎骨が見当たらない。
Aは毒液を出す左右の上顎の先端にある牙だ、4ミリほどの長さがある。
Bはどこの歯になるのかな?一対ある。
下はアオダイショウの頭蓋骨と歯だ。
明らかな違いは毒液を出す牙がアオダイショウには見当たらない。
マムシの左右一対の牙(前額骨になるから切歯)はすごく頑丈にできている。
しかし、他の歯骨はモロイ。同じくアオダイショウの歯骨は全てモロイ。
テンやキツネあるいはタヌキにアオダイショウが食べられたとしたら、
齧歯目やトガリネズミ目の歯骨のように崩れずに
しっかりした状態で糞として排出されるかどうかちょっと疑問だ。
 
それにしても、マムシの牙は他の歯に比べると大きくて頑丈で鋭い。
マムシに噛まれたら、服の上からでもこの牙が深く突き刺さることが良くわかる。
Bの歯はどこに位置する歯なのだろうか?
死んだばかりのマムシを見つけて解剖して調べてみたい。