「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年10月20日土曜日

またもやハクビシン! Masked Palm Civet again!

昨夜、夕食を食べ終えてビデオを見終わったら、連れ合いがまたもやベランダの手摺りに動物の足跡のようなものがあるという。懐中電灯で照らしてみると確かにある。
8月2日にアップしたものと同じものだ。ハクビシンの足跡のようだ。
連れ合いは洗濯物を干す時に、ベランダの手摺りは毎回雑巾で拭くようだ。
娘と連れ合いは、夜、変な音がしたことがあるという。それがどこでしているのかわからないようだ。ぼくは高い音はまったく聞こえないので、こんど奇妙な音がしたら教えてくれと話す。
今朝、起きて、パジャマのままベランダの手摺りをみる。
ハクビシンのものだ。まだいるんだという嬉しい感激!
すぐ、着替えてカメラを持って撮る。
8月2日の物と同じだ。
先日、隣駅に実家がある結婚した教え子から、「実家の屋根に糞がある」と写真を送ってきた。
これは、カキの実を食べているしハクビシンの糞だと返信した。
この写真のことを思い出し、ベランダから屋根の上を見まわした。隣近所の屋根もみた。
が、屋根の上には見渡らない。
が、ベランダに置いてあるキイチゴの鉢の上に糞があった。
はじめはネコじゃないだろうなと目を凝らすと小さな種子が見える。
ヤッター!という気持ちだ。ハクビシンの糞だ。 
その糞があった鉢はベランダの隅に置いてあるものだ。 
で、どこに巣を作っているんだろうか?
我が家の周りはもちろんのこと、隣近所の家の周りを眺めまわす。
が、そんな屋根裏に忍び込めそうな穴などある家はない。
しかし、我が家か、その近くに居るのだ。
この糞を洗って、何を食べているのかが分かればさらに巣穴の場所を特定できるかも知れない。
でも、何だか鉢から取り出すのも躊躇してしまう。
山ではないからなのだろう。

2012年10月19日金曜日

糞分析  Analysis of carnivora scats

今日はTCA専門学校の野生動物保護専攻のクラスの
ワイルドライフガイドの座学である。
先週13日に高畑山・御殿森ノ頭で拾ってきた、食肉目の動物たちの糞分析をやった。
先週の丹沢実習の出席者は少なかったので、ぼくが前日に土山峠で拾った糞も使った。
先ず、糞の水洗いの方法を説明し、水を汲む。
アカンボウのバスタブ?容れた水で糞を洗う。 
指を入れて洗う。 
こでは、ブラスチックの箱に水を容れて洗う。 
洗う、洗う。 
念入りに洗った残渣を新聞紙に空けて、動物質、植物質、鉱物質などに分ける。
さらに、それぞれを細分したコピー用紙に置く。
イタチ糞の内容物
アケビの種子とそのアケビの種子を囲む消化されないものが残った。 
これは、ぼくが12日に土山峠の湖岸林道で拾った二つのテン糞
アケビの種子34個だらけのものと
赤字でアケビの種子は間違いだ。サルナシの種子21個とその果皮だ! 
ん?これもぼくの拾ってきた糞だ。 
テン糞の内容物だ
アケビの種子とサルナシの種子
下のは糞に混じっていた昆虫の卵、テンが糞をした後、ハエか蛾のような昆虫が卵を産んだのだ。 
これは、タヌキのタメ糞の一部を拾ってきたもので、
内容物からすると昨年の秋の物かも知れない。
唯一、骨(脊椎骨)が出た。哺乳類や鳥類のものではない。 
これは、何の糞を洗ったのだろうか?
まだ、仕分け途中だ!
糞一つを洗い、分類するだけなのに、1時間ちょっとの時間がかかった。
まー、始めてなのだから仕方がない。
糞の水洗い法の残渣から①判ることと②判らないことを皆に上げさせた。
①:食べた物の種類が分かる
②:食べた物の量は不明、アケビの種子とサルナシの種子が同じ糞から出てきたが、同じ時刻に食べたかどうかも不明
ということから、各動物の各食べ物によって消化率が違う。あるいは、各食物の消化によって摂取エネルギーが違うことなども上げられた。
1回だけの糞分析であるが、これによって食肉目の動物たちがいかに多くの食物を植物に頼っているかが実際に理解してもらえたと思う。
 


2012年10月18日木曜日

ザクロの実  Fruits of a pomegranate.

我が家の道路を隔てた前の家のザクロの実が赤くなってきた。
ザクロの木は真夏の鮮やかな赤い花と、この時季に赤い果実の時季に存在感を示す。
今日は、ちょっと晴れ間が出たが、小雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気だ。
とうとう家にいて、コヒーを飲みながら、昨年isa隊員から譲り受けたタヌキの脊椎の椎孔に紐を通して、本棚から下げた。仙骨・腰骨・胸骨・頸骨をつないだのだ。
これで、いつでもそれぞれの骨の形を確かめてみることができる。
 
さあー、明日の専門学校の授業の用意をしよう。


隧道内で見つけたアライグマ糞 A racoon scats found in the tunnel.

13日の丹沢実習で、三叉路から清川平成の森に行く途中の吹風隧道内で、
動物糞を見つけた。
暗いのでフラッシュを点けて撮った。
アライグマの糞だと考える。
Mark Elbroch、2003,"Mammal tracks & sign" A guide to North American Speciesのpp.538-539
アライグマの3個の糞の色は黒褐色で、直径0.8-3cmで、長さが8.9-17.8cm
となっている。この本での糞の長さは全部の長さを意味する。
上の糞に銀紙が見える。
今日、小雨になったので、庭の水道栓で洗った。
クリックすると拡大します。
銀紙(折詰弁当のものか?)、赤く光って見えるのが甲虫の外羽だ、茶褐色の紐状の物が左右や上部にも見えるが、それは単子葉の葉(あるいは、ヨシの茎を食べた?)、上にたくさん浮かんでいる半透明のものは、大ムカデの身体の外骨格だ。黒く光っているのは甲虫の胸部や腹部の外骨格や脚、4センチくらいのムカデが半分消化されたまま残っている。
果実の種子はまったく見つけられない。
 
アライグマの糞を見つけたのは始めてかな?宮ヶ瀬尾根でアライグマの足跡を雪上に見つけている(今年の3月13日アップ)。
上で参照したガイドブックによると、アライグマの糞には線虫がいて、これは人の命に関わるような病気を起こさせるようだ。扱いは注意!と書かれている。
 
あー、陽が射してきた。晴れた!丹沢へ行けば良かった。

2012年10月17日水曜日

この香り! This good fragrance!

部屋の中に居ても、キンモクセイの香りがする。
今年は特に強い感じだ。
連れ合いが、庭のキンモクセイは剪定しなかったから、すごくたくさん咲いているという。
部屋の階段のところにも花瓶に一枝挿している。
見に行った。
というのは我が家のキンモクセイは庭に西の隅に植えているので、お隣さんの駐車場に入らなくてはいけないのだ。
本当だ、たくさん花をつけている。
キンモクセイはこの初秋に、存在を示す。
秋に澄み切った空に、このキンモクセイの香りが合う。
ぼくは、春のジンチョウゲから始めまる花の香りが大好きだ。
ここ神奈川では、冬を除く春から秋まで木の花の香りを楽しめる。
 
やまぼうしさんからメールをもらう。また、清川村内でツキノワグマが目撃されたようだ。
今年は全国各所でツキノワグマが出回っている。
夏が異様に暑かったので、ブナの実を含むドングリの出来が良くなかったようだ。
稲穂をサルのようにしごいて食べているところが長野で撮られている。
トウモロコシなら分かるが稲まで手を出し始めたか?すぐに市街地や農耕地から追い払わなければいけない。クマもサルのように人馴れしたら厄介だ。
あー、早く足首を治したい。


初秋のテン糞の中身 Contents of marten's scats in early fall

10月12日土山峠からの湖岸道路沿いのテン糞の内容物
写真のアルファベットは12日にアップしたときのものだ。
実習に学生に水洗いしてもらうのが待ちきれなく水洗いした。
この糞は一様に太くて、アケビの種子がこぼれている。
アケビの他に何を食べているのか?
アケビの種子が102個と大半を占めており、ムカデの脚や身体の外骨格、
さらに脊椎動物の骨片が2個あった。
 
見た目は、サルナシの果皮と種子だ。
D 
この糞は水洗いするまでもないかな?っと思った。が、水洗いした。
サルナシの果皮や種子の他に、アケビの種子が11個と、カマドウマの脚と外骨格、さらに哺乳類の長さ5ミリ前後の毛、及び頭頂骨などの頭骨の破片と骨片がでてきた。
 
 
これも見た目はサルナシの果皮とアケビだ。
洗ってもサルナシの種子が6個と果皮が二片、他はアケビの種子だ。
これらの三つの糞の中から出てきたアケビの種子には果肉状のものがついていた。
 
ちょっと反省だ。見た目というか表面に表われているものを大雑把に見ただけでは
ダメだ。CとDの糞は同一個体の可能性がある。Cからは毛は出てこなが、2欠片の脊椎動物の骨片が出たし、Dからは見た目は毛などまったく見えないが5ミリ前後の哺乳類の毛と頭頂骨の部分の欠片や頭骨の破片などがでてきたが、50メートルも離れていないので同じテンの可能性が高い。不思議なのはFの糞だ、アケビの種子が多数を占めるとは思いもよらなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2012年10月16日火曜日

ボノボが食べられている! Bonobos are eating as bushmeat!

 
皆様、是非下記をクリックしてください。
ナショナルジェオグラフィに載っている記事です。
ボノボがブッシュミートとして食べられている。
アフリカではまだまだ野生動物を食料として、ゴリラやボノボのようなぼくらの兄弟までも食べられている。
どのような形で援助できるだろうか?

キノコ Mushroom

先日の専門学校の丹沢実習で、ぼくとH君とM君が歩いたコースのGPSの軌跡。
湖岸道路上のウエイポイントは全てテンやイタチ糞を見つけた地点。
トータルで11キロ歩いたことになる。
ベニタケ科の ケシロハツである。しかし、乾ききっているせいか割っても汁が出なかった。
これ、2本あったので、持ち帰り、泥や葉を洗い落して味噌汁に容れたが酷く苦かった。
でも、久しぶりのベニタケ科の歯触りを楽しんだ。
これは、苦いので細かく切って水に晒してから食べた方が良いようだ。
これ、ニンギョウタケだと思うのだが、奥湯河原で見つた時のものと感じが少しちがい傘が薄いのだ。もう、30リットルザックに2、3杯もある。持ち帰ったがベトついていて調べる気にならなかった。
実は、この場所、この3年間毎年出ているのだ。スギ林なのでニンギョウタケではないのかも知れない。ちゃんと調べなきゃ!
カラカサダケが2本出ていた。
このまま持ち帰って冷蔵庫に入れてたら傘の直径が5,6センチくらいに開いた。
これは、バター焼きして食べる。
しかし、学生たちはキノコを非常に気味悪がる。
ぼくは、小学校低学年の頃からボリボリ(ナラタケ)などのキノコ狩りをしていたので、キノコとみれば採りたい、食べたいと思う。

2012年10月14日日曜日

誰が齧った? Who did gnaw it?

モミの松毬が落ちていた。
これは、リスかタイワンリスあるいはムササビが齧ったのか?
どうして、全部齧って大きなエビフライを作らなかったのか?
大きな種子を取り出し、齧ってみた。
シイナだ。中身が入っていない。
それで、このモミの松毬を食べようとしたヤツは途中でやめたのだ。
でも、このような齧り方をするのは、リスではなさそうだ。
なんだかすごく雑な噛み方をしている。タイワンリス?

ヤマシャクヤクの種子、遠方からもこの赤い色がよく目立つ。
嬉しいことにこの場所のヤマシャクヤクは株が増えた。
鳥にでもついばんでもらって遠くに種子を分散させるために、このような見事な「赤と黒」のコントラストになっているのかと思ったが、、、、、、。周囲にも種子を落としているのだ。
高畑山の山頂にあった、見晴台を何故、取り払ったのだろうか?
新しいものが作られそうもない。
ここの広場は、シカが食べないヤマトリカブトとテンニンソウの群生地のような状態になり、
休み台も埋もれてしまっている。 
シカの個体数が調節されて、食害が少なくなったら、丹沢の草木が繁茂して、ヤブが形成される。そうすると、これまでのように苦労せずに山の斜面に取り付いて登ることなどができなくなるだろう。
40年前のように、ナタを腰にさげヤブを切り払いながら歩くことになる。
2メートル近い、タケザサの中に、クマイチゴ、ニガイチゴ、サルトリイバラ、サンショウ、カラスザンショウの木があるようなヤブの中で身動きできなく、必死になってナタを振り下ろしながらサルを追っていた頃が思い出される。
 
 


これは何? Wthat's this?

昨日は、TCA専門学校の丹沢実習だった。
3班に分かれて歩いた。学生たちに食肉目の糞を採集させた。
秋の気配が濃厚であり、多くの糞はアケビの種子だけでできているようだった。
高畑山直下の登山道沿いで、ぼくは不思議な植物を見つけた。
足元の斜面に見つけた時はホコリタケの仲間のキノコと思った。
が、触ると非常に堅い。
ストックで掘り出した。
学生のKu君がナイフで切ってみた。
ジャガイモのような堅さの不思議なものだ。 
余りにも奇妙な植物だ。
もちろん持ち帰った。 
切った部分を合わせて、庭の鉢のすみにあったような状態に植えた。
これは、なんだろう。
お分かりの方、教えてください。
 
ヤマボウシさんからメールをいただいた。
ジャガイモタケ科というのがあるようで、ジャガイモタケをネットで見ても、
丹沢で見つけたもののように
ジャガイモのように堅く、しかも切って丸一日たっても切り口が変色しないのは、見当たらない。
これは、色も持った重さや堅さもあまりにもジャガイモに似ている。
いずれにしても、ジャガイモ科のキノコであることは間違いないようだ。
これからどのように腐る?のか見ていきたい。