「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年3月28日水曜日

満開になったカワヅザクラ The Kawazu cherry blossoms are in full bloom.

今日は午後から雨という予報なので、昼食後引地川沿いのカワヅザクラがあるところに行ってきた。歩いている内に、暗くなり雨までポツポツ降ってきた。
晴れていれば、もっともっと華やかなのに!
ここには、小さな木も含めると5本のカワズザクラが植えられている。 
雨粒を避けるようにレンズを空へ向ける。 
 カワヅザクラは、下向きに咲くんだ!
とうとう、これらの10枚くらい撮って、カメラをバックに容れて小走りで戻る。
なんと、今は、また、陽が射している。


2012年3月27日火曜日

イノシシ?イノブタ?Wild boar?

今日はチャレンジキャンパスだった。
佐倉市からの男子が一名来た。
学校で飼っているスローロリスの足の第2指がカギヅメ状の化粧爪になっているのを見てもらおうと思ったが、なかなか見えず。
イノシシがいる。
これは、イノブタ?
外見の違いがあるのかな?

春のイタチ、テン糞   Weasel & marten scats in spring, at Yugawara.

久しぶりのブログアップである。
先日3月19日の野生生物探検隊で:
湯河原駅発9時の奥湯河原行のバスに乗り、広河原から藤木川に沿って
山道を登っていくと大きな砂防堰堤がある。
その堰堤のところにいつもテン糞があるのだが、今回は堰堤の手前2m
のところの道路端にあった。
10:43テン糞
内容物は、
キブシの種子多数、節足動物の外骨格少々であった。
これから天昭山野猿公園跡まで行き、レインギアの上下を着て、スパッツを着ける。
そこから藤木川左岸尾根に登る。
スギ林を登るが、アオキなどの木も生えているため、葉についた昨夜の雨粒が落ちる。
メガネが吐く息と湿気でまるで風呂場にいるように曇る。
尾根道はしっかりしている。
イノシシのフィールドサインやタヌキのタメ糞などの写真を撮る。
県道椿ラインに出て、200mくらい下ってから白銀林道への尾根をとる。
が、ひどいササヤブだ。もうお昼には幕山に着けないことをisa隊員に電話する。
2mを超すササヤブを両手で掻き分けながら下る。これが登りならとても無理だ。
ササだけでなく、サンショウ、ジャケツイバラ、クマイチゴ、サルトリイバラなどの棘をもつ灌木があり、さらに、サルナシ、ヤマフジ、ボタンヅル、スイカズラなどの蔓性植物が絡みつく。
沢に下りることにきめる。これが正解だった。
ヤブが酷い場合は沢の方がまだしも歩きやすい。
40分もしないで林道にでることができた。
林道を歩いていると、take隊員から電話がある。
こちらに来るというので、出会うまでに少し歩こうと急ぐ。
お昼のインスタントラーメンを食べ終わって再び歩き始めてtake隊員の車がきた。
take隊員の秘密のルートを歩く。まず、シュンランがあちこちに咲くところにいく。
ノウサギがシュンランの葉を食べているが、花は食べていない。
そこから再び林道へ戻り、またまた秘密のササヤブのトンネルへ。
イノシシの糞を採集する。
これは今日洗いつくしたら植物繊維だけが残った。
皆さんに、「糞も探して!」と云う。
早速、take隊員が見つけてくれる。

14:12イタチ糞
内容物は、
小哺乳類(ネズミ?ジネズミ?)の毛、骨片多数、節足動物の外骨格
14:39テン糞
内容物は
イヌツゲの種子26個
この後、水場で、ムカゴネコノメ、ヨゴレネコノメ、チャルメルソウなどに皆、
目を輝かしている。
あー、ダメだ。take隊員はやまぼうしさんの軍門に下ってしまった。
16:04イタチ糞
内容物は
ネズミの毛多数、骨片少し、昆虫脚
湯河原のテン、イタチたちは一足早く、春の食物に変わりつつある。
というよりも、ここ湯河原はフクロウや猛禽、キツネも元気でいられるように、
ネズミたちが豊富に生息しているようだ。

イタチとテンの糞から、ネズミかジネズミorヒミズの毛が出てきた。
丹沢ではこうはならないだろう。でも、わからない。
推論も大事だが、事実の積み重ねが大事だ。
ネズミなどの小哺乳類の毛を虫眼鏡で見極める技術を持ちたい。
見た目は違うんだ。
最後はいつもの真鶴駅前のお店でわいわいと呑む。
今週中頃には、原稿の見直し修正を終えたい。
早く、山へ行きたい。春の花がキクザキイチゲが終わるぅ!
でも、今日は専門学校のチャレンジキャンパスで、サルの話しだ!
頭骨もサル糞も、持っていって話しよう。気分を変えてこよう。


2012年3月22日木曜日

イノシシはタヌキ糞を食べている? Wildboar eats racoondog scats?

19日の野生生物探検隊の集まりで、
ぼくは藤木川の左岸尾根を県道椿ラインまで登ったが、
タヌキのタメ糞が、このように表面が何かに押しつぶされたてすくい取られたようになっている。
この尾根歩きをしようと思ったのは、天昭山神社、白雲の滝を通るハイキング道路を
歩いては、タヌキのタメ糞場所がないので、タヌキ糞を採集できないと思ったからだ。
しかし、昨年から1月までくらいの古い糞は残っているが、3月に入ってからの
糞というか、俵型の糞塊は一つもなく、どれも踏みつぶされたか、
押しつぶされたようになっている。
この尾根には、イノシシの掘り痕が各所にあったし、寝床もあった。
これは、イノシシがこの1、2週間の間に新しいタヌキ糞を食べた跡だと考えた。
是非、イヤでなければ上の写真をクリックして見てください。
糞の塊はなく、熊手のようなものでならしたようにも見える。

このようなタヌキのタメ糞は何も今回この湯河原で見つけただけではないのだ。
丹沢でもたくさん見つけているのだ。
これまでは、どうしてここで糞をしなくなったのだろう?と疑問に思っていた。
しかし、そのタメ糞場所に再びタヌキが糞をすることがあるのだ。
今回の野生生物探検隊の集まりで、奥湯河原から尾根を歩いて山越えしたことにより
「これはイノシシのしわざだ!」と思うようになったのだ。
皆さんはどう思いますか?

春の訪れ(2) Letters of spring(2)

今回の奥湯河原から白銀林道のコースでは、フキノトウをたくさん採った。
お昼のインスタントラーメンにも2個入れることができたし、
翌日の夕食時には、油で炒めて味噌にからめてその苦味を楽しんだ。
ここに載せものは開いたものなので、種子ができて子供が沢山飛び散ることを祈って
写真だけにした。
関東のフキノトウは僕の親指くらいの太さであり、20個くらいも採らないと
酢味噌和えにしたり、天麩羅にして楽しめない。
しかし、道東の釧路で採れるフキノウトウは、生まれたばかりの赤ちゃんの
握りこぶしくらいの大きさがあり、5、6個採れば、酢味噌和えや天麩羅を十分楽しめる。
「春は苦味を盛れ」と云うが、春の山菜や野菜には苦くて美味しいものがある。
菜の花は苦くておいしい。ナズナ、フキノウトウ、セリ、タンポポの根、タラの芽、ミツバ、モミジガサなど山菜類は、皆苦くて美味しい。
これらの山菜の苦さは、何故か皆、油と味噌の和え物や天麩羅が合う。

2012年3月21日水曜日

春の訪れ(1) Letters of spring

山での春の訪れまっさきにあげられるのは、このフサザクラではないだろうか?
もちろん、ぼくの思いだ。
どうしても笑われてしまうのだが、このフサザクラの花を摘んで、熱湯で湯がいて、
三倍酢に和えて食べたらさぞかし旨いだろうと思うのだが、
「食べられる山野草」という本には載っていない。
タチツボスミレの花がいくつか日向斜面で咲いていた。
湯河原はやはり温かいのだ。
スミレの花も春の訪れを知らせる花の一つだ。 

2012年3月20日火曜日

イノシシの寝床  Wild boar's bed

2月11日に奥湯河原でみたイノシシの寝床に着いてアップした。
昨日、野生生物探検隊の集まりがあった。
ぼくは、奥湯河原から白銀林道に向かった。
湯河原野猿公苑餌場跡に一ヶ月前にあったイノシシの寝床は、2mほどずれて、
今度は、凹型のものとなっていた。
深さは30センチ、長径8、90センチ、短径50センチくらいであった。
中の白いものはB5大学ノートである。
前のものとは構造が異なる。
藤木川左岸の尾根を登っていくと、尾根から1mくらい離れたところに
上の寝床と同じ大きさの凹型のものがあった。
ものすごい獣臭さがしていたので、イノシシが直前までいたものと思われる。
ここは、上の物とは材料がササと異なる。
上の寝床はササからなるものだが、下写真のものは
掘ったところに枯葉を敷き詰めたようになっていた。
中の赤いのはぼくのザックカバーである。
一ヶ月前に見たものとは、今回の二つのベッドは異なる。
前回の物は、二重構造になっていた。つまり、掛け布団があったが、今回のものは
ベットだけだ。
この構造上の違いは何によるものなのだろうか?
少なくとも、上のベッドは一ヶ月前のベッドを作った個体と同じ個体だと考えられる。

2012年3月19日月曜日

フジの鞘が散在  Scatered wisteria's sheaths

先日、尾根上にヤマフジの鞘が一面に散らばって落ちているところがあった。
左の蔓はサルナシであるが、すぐ正面に直径15センチはありそうな太いヤマフジの木が
立ち上がっていた。
今、おもうと何故と思うのだが、当日は雨が降っていたが、フジの木を見上げて鞘がぶら下がっているかどうか、少しは確かめてみるべきだった。
風で落ちたのでないことは確実だ。落ちているのはここだけだ。
皆、鞘が開いているし、豆がどの鞘にも残っていない。

タンザニアのタンガニーカ湖湖畔のマハレ山塊国立公園で3年間暮らした。
我が家の側には数本のマメ科の木が生い茂っていた。
乾季の真っ盛りになると、鞘が弾けて中の種子である豆が飛び散る。
家は、トタン屋根であり、天井板などない。部屋で上を見ると屋根のトタン板である。
日中はトタンが焼けて部屋の中には暑くて入っていられない。
乾季になると日中と云わず、夜中でも乾いた30センチくらいの鞘が弾けて、
周りに豆や鞘を飛び散らす。
それが、バラバラとトタン屋根に落ちると、何事が起ったのかと思うほどの音だった。
豆の大きさは10円玉くらいで、5ミリくらいの厚さの平べったいものだった。

このことをすっかり忘れていたのだ。
このフジの鞘を見た時は、「これは、樹上で動物がフジ豆を食べたのだ」と思った。
このようなことをするのは、樹上に登って、種子などを食べるムササビ、リスの仲間だろう。
でも、ちょっとおかしい。
動物たちが、濡れて柔らかくなった鞘を開けたような形跡はどこにも残っていない。
で、歩きながらアフリカの家のことを思い出したのだった。
この鞘は晩秋の乾燥した時に弾けたものなのだ。
落ちて分散した多くの豆は、ネズミやリスたちにも食べられるだろう。

今日は、突然の奥湯河原行だ。
春が丹沢より早くきている筈だ!

2012年3月17日土曜日

ヤマアカガエルのオタマジャクシ

2月8日の土山峠、まだ雪が残るところにヤマアカガエルの卵塊については、
アップした。また、持ち帰った卵が孵化したこともアップした。
昨日、庭のオタマを見たら春のお昼過ぎの日差しの中で元気に泳ぎ回っている。
全部で15,6匹はいる。
オタマの動きは何だか子供の頃の情景を思い出させる。

連れ合いと映画「戦火の馬」を見に行ってきた。
娯楽映画のインディ・ジョーンズもつくれば、このようなものもつくる。
動物好きでなくても感動できる作品だ。
帰宅したら、出版社からメールが来ていた。
原稿を送付してから丸一年過ぎた。さぁー、これからだ。

今日は、何だかまた雨模様だ。こんな日が続いて温かくなっていく。

2012年3月16日金曜日

3月12日のテン、タヌキ糞の内容物 Contents in scats of marten & racoondog

3月12日に、テン糞は5か所、タヌキ糞は6か所で見つけたが、
2,3日以内の新しいものだけを採集した(テン:5か所、タヌキ:3ヶ所)。
下図のGPS軌跡ルートで、テンは赤丸で、タヌキは緑丸で糞採集地点を示した。
クリックして大きくしないと見づらい。
テン糞①では
サルナシ種子2個、マメガキ種子29個
テン糞②では
マメガキ種子9個、ネズミ(同定できず)の毛多数
テン糞③
昆虫の翅、外骨格、ネズミ(同定できず)の毛、骨片(大腿骨、尾骨など)多数 
テン糞④
サルナシ種子多数、マメガキ種子3個 
テン糞⑤ 
サルナシ種子12個、マメガキ種子4個
タヌキ糞①では、
キブシ種子多数、昆虫の外骨格多数、シカ毛2~3センチ10本
タヌキ糞②
ケンポナシ種子2個、昆虫外骨格、シカ毛+動物質多数 
タヌキ糞③
キブシ種子多数、節足動物の外骨格多数 

この時季は、昆虫や土壌動物たちが動きだし、それを狙ってネズミなどの小哺乳類が活動し始めていることが判る。
テンはネズミ類などの小哺乳類を狙えるが、タヌキでは無理なのかも知れない。
タヌキではシカの死骸や落ちているキブシや動き出した土壌動物などの節足動物
を食べ始めていることが判る。

これから温かくなれば、さらに節足動物などの土壌動物が増え、ネズミなどの小哺乳類の他に両性爬虫類も食べられるようになるのだろう。
ただし、タヌキではキブシの果実食いはまだまだ続くのかも知れない。