「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年4月18日日曜日

春は苦味を盛れ!

今日は、久しぶりに晴れたので庭にでた。
オニタビラコが小さな黄色い花を咲かせている。
これはキク科なので、苦くて美味しいだろうと思う。
家の軒下など周りのオニタビラコを摘んだ。
全体を水洗いして、根付きのまま茹でた。
花茎の根元の方は硬いので、下部は取り去った。食べてみるとほのかな苦味があって美味い。
お浸しで醤油をつけて食べる。美味い。
少し苦味があるので、酢味噌を作りそれにつけてみるとこれも美味い。
とうとう缶ビールを開けて、ビールのツマミとした。
幸せな日曜日の昼下がりである。

2010年4月16日金曜日

ノウサギの切歯は全て黒ずむ!

いくつかあるノウサギの切歯をみた。
これは、千葉の高校の生物のK.A先生から17年前にいただいた。
このノウサギの歯が一番黒ずんでいた。
切歯の正面も側面も裏面も、臼歯も咬面を除いて黒ずんでいる。
これなら、タンニンで黒く染まるというのが理解できる。
しかし、ヌートリアもアカネズミの切歯が黒ずむのは正面部分だけだ。
しかも、このノウサギよりも綺麗に黒く染まっている。
アカネズミが草木を主に食べているなら、
このノウサギのように歯の回り全ても黒ずんでもらいたい。

葉食のアカコロブス(アフリカのサル)の7頭骨のいずれの歯の回りも黒ずんでいる。
また、シカ、カモシカでは臼歯の回りが黒ずんでいる。
しかし、ニホンザルでは黒ずみは薄い。
イタチ、テン、タヌキ、アナグマ、キツネではどこも白い。
イノシシでは臼歯の回りに黒ずみが少しある。

take隊員が指摘してくれたように葉や樹皮を食べるものたちの歯はタンニンで黒ずむようだ。
しかし、ヌートリアやアカネズミでは何故切歯の正面の部分だけが黒ずむのか??

アカネズミの切歯も黒かった!

切歯の色が気になり齧歯類の写真をスキャンした。
2006年9月29日に早戸川流域のキャンプ場でアカネズミの死体を拾った。
その個体の頭骨を2007年4月26日に撮ったものだ。
上下の切歯とも表面が黒い。
側面から見たアカネズミの頭骨。
同じアカネズミを頭骨を2009年1月30日に再び撮っていた。
しかし、正面からの写真を撮っていない。
下顎の切歯が黒ずんでいるのがわかる。
斜め前からも撮っている。
上顎の切歯は赤褐色になっているが、下顎の切歯の表面はまだ少し黒い。

今現在はどうなのか、昨夜から探しているが、このアカネズミの頭骨だけがみつからない。
2センチちょっとの大きさの頭骨なので、ガーゼで包んでフィルムケースのようなものに容れてしまっている筈だが、、、、、。

この黒ずみがとれると赤褐色の表面が表れる。
この赤褐色も黒く染まる部分も、切歯の表の面だけであり、側面や裏面は白いままだ。

ラット(ドブネズミ)の赤褐色の上顎の切歯を引き抜いてみた。
赤褐色の部分は、骨(前顎骨)から出ている部分とその半分くらいの長さの骨に入っている部分も赤褐色だ!
つまり、正面の表面部分が歯茎から出る前から赤褐色になって用意されている。

ヌートりアもリスも日本や中国のネズミやジリスたちもアメリカモモンガやレミング、アフリカのケーンラット、アフリカオニネズミやハムスターも赤褐色の切歯だ。しかし、モルモットやチンチラは白いままだ。

この違いは何なんだろうか?系統的な違いなのだろうか?とすると赤褐色の切歯を獲得した進化生態上の意味はどんなものなのだろう。きっと先人たちが明らかにしていることだろう。

2010年4月15日木曜日

ヌートリアの切歯の色

岡山県にいた教え子から送ってもらったヌートリアの頭骨を眺めていた。
ん?どこか違う。以前見ていたものと違うと思った。
このヌートリアは岡山県高の農作物を荒らすため、農家の人が捕まえて叩き殺したものを教え子のM.Tさんが送ってくれたものだ。
解体して除肉して、水に浸け腐らして晒骨した。激しく何度も叩かれようで、頭骨は割れていたが、どうにか三次元のジグソーパズルをしあげた。
完成してからじっくり眺めた時の印象と現在のもの(上の写真)が違う。
確か、完成した時に写真を撮ったので、頭骨・齧歯目のフォルダー内を調べた。あった!
え?と思う。切歯の色が真っ黒だ!
切歯の表面が真っ黒だったのだ。そのためどこか違うと感じたのだ。
ぼくの持っている本には、齧歯類やトガリネズミ類の分類で、切歯の表面が赤褐色に染まるという記載があるが、晒骨してしばらく経った後の状態の色なのだろう。

おもしろいのは上の切歯は当初から黒さが薄れている。
現在は上下とも全く黒く染まっていない。
  
切歯の表面が赤褐色に染まっているのは死後、晒骨してからの状態なのだろうか?
生きているときは赤褐色ではなく、黒いのだろうか?
ヌートリアの口を空けて確かめたみたいものだ。
他の齧歯類やトガリネズミ類ではどうなのだろう?

2010年4月12日月曜日

ホウチャクソウの開かない花

庭の隅のホウチャクソウの花が咲いていた。
このホウチャクソウはもともとこの界隈の野草であった。朝日が少しだけ当たるところと湿っぽい条件が良いようで、蔓延るので引き抜く。
この花、決して開かない。これで開花しているのだ。
しかも、このようにいつもうなだれたように首をまげて咲く。
花名は、花咲く姿が、神社仏閣の軒先の四隅に下がる宝鐸に似ているところから付けられたということをネットでしった。

今日は、いつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だ。
いつの間にか、庭の小さな梅の木の葉も展開し、サクランボくらいの大きさの梅の実がなっている。エビネも蕾をつけた花茎を伸ばしている。
鉢をどけたら、ダンゴムシとナメクジが穴底のところにいた。

2010年4月10日土曜日

マテバシイの大木が、、、、、、、

御殿森ノ頭にあった大木の一部が割れて倒れていた。
真夏には広い日陰を提供してくれていた。
清川村一帯のサル調査をした1973年からすでに御神木のような威厳をかもしだしていた。
まだ、半分以上は残って枝を広げている。
写真を撮りながら頑張れ!と声がでてしまった。
尾根を下ると、K.Yさんが尾根直下の斜面にシイタケを見つける。
もちろんゲット。
尾根上のタヌキのタメ糞やキツネ糞を採集しながら、途中から「水源の森」の見回り道をくだる。
コクサギの花が咲いていた。
学生の頃はコクサギの匂いが好きではなかった。
今は、嗜好が変わったのか、、、、。
フデリンドウやリスの巣は見つけられなかったが、久しぶりに明るい日差しの中の丹沢であった。

2010年4月9日金曜日

宮ヶ瀬霊園・御殿森ノ頭・高畑山

宮ヶ瀬霊園の斜め前?の尾根から御殿森ノ頭・高畑山コース
ミツバツツジ?の紫色が遠くからも鮮やかに浮き出てみえる。
尾根沿いにもあった。
満開で、花びらが落ちていた。
登山道近くまで登るとまだ蕾の木があった。
ン?良い香り!
捜すと尾根の下にミヤマシキミと最初は思った。
しかし、樹形がいつも見るミヤマシキミのものとは違う。
葉も長くない。
これは、一本の幹であり、細尾根下の乾燥したところにあった。
ん?シキミ、花が違う!
帰ってきて図鑑をみたら、やはりミヤマシキミ。
ミヤマシキミの花の香りがこんなに良いニオイだったなんて、今まで気がつかなかった。

2010年4月7日水曜日

コンゴ盆地のゴリラは15年以内に消滅!

2、3ヵ月振りにPrimate Info Net http://pin.primate.wisc.edu/  を見た。

ゴリラが2025年までに消滅 Gorillas could vanish from Congo by 2025 (UPI; Mar 25) という文字が目に飛び込んできた。

国連環境計画(UNEP)と国際刑事警察機構(ICPO:Interpol)は、コンゴ盆地のゴリラ(ニシゴリラ)が2025年までに消滅すると述べている。

森林の伐採、密猟、エボラ出血熱が3大要因のようだ。
森林伐採によるゴリラの生息地破壊。
密猟とした子供の行き先はアジアのようだ、肉は食肉。
エボラはぼくがタンザニアにいた時に始まった。

    飛行機からみた1998年8月のガボンのニシゴリラが生息する森(緑に見えるところ)
森があるのは谷間だけであった。
森の近くの道には、伐採した直径1メートル以上もあるような材木を運ぶ大型トラックが埃を上げて走っていた。
川には丸太が筏になって流れ、首都のリーブルビルの海岸には流れ着いた丸太がたくさん転がっていた。

当時から、ゴリラが絶滅が危惧された。それが、15年以内に、、、、消滅。
何故か、シーシェパードが思い出された。

カワイイ鳴き声だが、、、

伊勢沢続き:
スミレやミヤマカタバミ、さらにはヒキガエルの情報をMさんから得て、焼山沢の方へ向かう。
ケロケロ、ケロケロ、、、と蛙のカワイイ鳴き声がしている。
が、ガマであった。アズマヒキガエルがこんな可愛い声で鳴くんだ。
鳴いているオス
オスを真上から
回りはアズマヒキガエルのトコロテン状の卵塊だらけである。
動く卵塊がある、、、。その下にはメスと思われるアズマヒキガエルが、、、。
このメスは15、6センチはありそうな大きなヤツだ。
可愛い声で鳴いてメスを誘うとは思わなかった。
もっともっと太い声でブワーと鳴くと思っていたヨ!

この場所は、沢の本流から外れたちょっとした丘の窪みの水溜りで、絶えず沢の水が少し流入してきている。すでに孵化した黒く小さな平べったいオタマジャクシが一匹泳いでいる。
カエルやイモリ、サンショウウモたちにとっては卵を産む場所も少なくなっているのだろう。もう護岸や堰堤工事は控えてもらいたいものだ。
今、チビのオタマが気になっている。あれは、、、?

2010年4月6日火曜日

ミミズを丸呑みするキバビル!

伊勢沢の続き:
林道の上を移動している大きなミミズ、、、と思ってみたら、、、。
キバビルというミミズを丸呑みするヒルの仲間であった。
こいつは、血を吸わない。写真の右上の方に口がある。
環形動物でミミズと同じ仲間だ。
以前、こいつが大きなミミズを呑み込んでいたのを写真に撮ったと思って捜したが、
どこに紛れ込んだか整理が悪いので見つけられず。
ぼくが触ったために、硬直した状態が上のもの。
2,3分待っていると恐る恐る辺りを探るように動き出した。
ミミズは土を耕し植物や動物の死骸を食べて糞として排泄して、植物と共存共栄している。
そのミミズを食べるキバビルは悪者か?
きっとこのキバビルはイタチや鳥たちに食べられるのだろう。
さまざなな生き物がいて、ぼくらが存在している。
気味悪いヒルたちがいるからこそ、スミレの花が可愛く美しいのだろう。