「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年9月20日日曜日

丹沢実習で(1):小鹿を拾い、運びおろす。

18日(金)・19(土)と一泊二日の丹沢野外実習があった。
山歩きが少ないので、自分たちで地図と磁石をたよりの尾根歩きをしてもらった。
男組と女組の2グループに分かれて、高畑山山頂で落ち合うことにした。
尾根歩きの基本として、高い所、常に高い所を目差して登ることと注意をした。

待ち合わせ時間がきても女組が来ないので、何かのアクシデントが生じたために来られないと判断し、山頂から尾根を下り、キャンプ場に着いた。
女子たちは、ぼくらに「びっくりするものを見つけた!」と目を輝かせて話す。

彼女らがまるで絵本に出てくるような狩人のような姿で、ニコニコと小鹿を担いでもってくる。
そうやって何度も交代しながら運びおろしたようだ。
もちろん、それからは小鹿の死因の話しで盛り上がった。

キャンプ場では解体作業ができないので、明日の早朝、人がやってこないところまで運んで解体することになった。
女子二人が笑いながら早朝シカを運ぶ。

暗いうちに小鹿を置いてきて、キャンプ場に戻り、朝食を食べ、後片付けをして小鹿のところへ行き、先ず、ぼくが皮の剥ぎ方を教える。学生たちの驚きの声をバックにある程度皮を剥がし、学生に代わる。男子は足を持つくらいであった。

綺麗に履皮した毛皮と足を並べて記念撮影。

前脚、後脚は女子たちがそれぞれ欲しがり、尾と耳も女子、頭部も女子で男子は最後まで腰が引いていた。

この小鹿の死因はなんと脊椎を撃たれたことであることが解かった。毛皮に直径1センチくらいの穴が開き、背骨に弾が貫通していた。

2009年9月16日水曜日

ハイイロチョッキリの土に潜る生活史

14日(月)にハタチ沢林道をつめて堤川林道超えの道を確かめたが、その時にもコナラのドングリ付き小枝が大量に落ちていた。
いくつかを拾ってきて、ドングリを確かめた。
ドングリ君のベレー帽の横に針で刺したような穴が開いている。
小さな卵か幼虫を見つけられると思ったが、3個試したがいずれも下のようになっているだけ。
どうも、いずれの場合も幼虫をつぶしてしまったようだ。
まだ、もってきたドングリが2個あるので、1ヶ月くらいしたら割ってみよう。
オトシブミ科のハイイロチョッキリの幼虫がいる筈だ!
ハイイロチョッキリは卵を産んで小枝を切り落とす。卵が孵ってドングリを食べて成長し、出てきて土に潜るということだ。この土に潜るという生活史が夏休みに新釧路川で獲ったゲンゴロウの仲間の幼虫も最後には、水から出て土に潜って蛹になるというのと似ている。コガネムシやバッタは卵・幼虫時代から土の中だが、土の中は安全なのか?安定した環境であることは確かだろう。

2009年9月15日火曜日

トルコの自然(16)サバサンド

前日の夕食はガラタ橋の下にあるレストランで食べ、最後の日のお昼は橋の近くの岸壁の屋台レストランで有名?なサバサンドを食べることにした。
なんとトルコで食べた料理でこれが一番美味しかったのだ。
というよりもそのくらいトルコ料理の濃厚で複雑な味に飽きていたのだ。
岸壁では釣り人がたくさん。
スレンレス製の鉄板の上にオリーブオイルをぬって、その上に三枚におろした棘(骨)抜きの半身の両面を焼く。
パゲットを半分にし、中に焼いたサバとタマネギのスライスを挟んだものが出される。
そのサンドイッチを小さな椅子のようなテーブルの上にある、レモン水(黄色の大きなボトル)、塩(真ん中のボトル)、胡椒(左の小さなヤツ)で自分で味付けして食べる。
下の物がサバサンドである。上の写真のN.Kさんが撮ったものだ。
塩・胡椒とレモンの香りだけの単純な味だけに、ぼくらの口には美味しく感じた。
トルコに着いた最初の日に食べたら、「な~んだ」と思ったころだろう。
街路樹はセイヨウトチノキのマロニエである。果実にトゲトゲがあるのでトチノキと異なる。クリックして拡大してみて!

2009年9月14日月曜日

今年始めてのサルナシを食べたテン糞

今朝、早起きをしたが、家を出たのが6時を過ぎていた。
今日は、ハタチ沢林道と土山峠からの堤川林道へ抜ける道を確認することであった。
林道の途中のガードレール下の路肩に生々しいテン糞見つける。
糞の内容物はサルナシを食べたものだ。まだ、未熟で硬いサルナシを食べたようで、サルナシの甘い発酵臭はない。サルばかりでなくテンも早生が好きなのか、あるいは食べ物がなくて硬いサルナシにとびついたのか?
ハタチ沢林道にのカーブミラーの多くがサルの足跡がついていた。
どうも一頭のサルがやったのではなく、複数のサルがカーブミラーに足跡を残したようだ。が肝腎のサル糞は見つからず。
今日は、すごくどうかしている。目印にする赤布を持っていくのを忘れてしまうし、
車から離れて歩き出したら、通過する車が止まって手を振る、近寄るとランプが点いたままだと注意してくれる。
ハタチ沢林道終点から南東に走る尾根を上がっていって清川トンネルからの稜線に辿りつき、朝飯にしようと思ったらコンビニで買ったオニギリなどの袋をそのまま車に置き忘れてきた。
稜線との出合いの場所は、何度か来たことがある。
南に行くと細尾根となり、1キロほどいくと物見峠と鍋嵐へのT字路になる。堤川林道への道を少し辿って戻り、サーモの熱いコーヒーを飲む。腹が減った。戻るよりない。
帰路、3箇所もイノシシ臭い(ブタ小屋の敷き藁の匂い)ところがあり、一つはすごく臭うのでブッシュの中にイノシシが潜んでいるのではと思ったくらいだ。いきなり飛び込まれたら、怪我をするので、離れて石を投げてみたが反応は無かった。
今日の場所はヒルが多い場所なので、どのくらい出てくるかと思ったらゼロだった。
もう、ヒルたちは夜が寒いので活動を止めたようだ。

2009年9月13日日曜日

テン糞の内容物のキブシのタネともう一種!

9月5日の湯河原野生生物探検隊で大発見したテン糞の中身のキブシのタネ。
左のタネがテン糞に入っていたもの。
右のタネがキブシの実をつぶしてタネを取り出して水洗いしたもの。
比較しやすいように方眼紙に並べて置いた。
右のキブシの実をつぶして取り出したタネの方がツヤツヤしているのは湿っているせいかもしれない。
しかし、4時間経ってからも同じようにツヤツヤしている。違うもの?動物のお腹を通ってきたタネは下のタネもそうだが光沢が無くなるの?

下のタネは上のタネが入っていた同じテン糞に入っていた、もう一つの種類の違うタネ。
糞を水洗いして取り出す。
このタネは?
明るい光の下でなら1ミリ程度のものならぼくのカメラでも固定させてマクロで撮れる。
上のタネの植物を知りたい!

トルコの自然(15)ボスボラス海峡

最後の日に、地中海と黒海を結ぶというかヨーロッパとアジアを結ぶボスポラス海峡を船に乗って両岸の景色や海峡そのものを見ることになった。
我々が予約してある船がまだきていない。待つ間ぶらぶらとその辺りを見ていると、USUKUDAR ISKELESとある乗船口を見付けた。このUSUKUDARは江里チエミがヒットさせた歌、「♪♪ウーシュクダーラ ♪♪ ギーデーリッケン、、、、、、♪♪」である。この歌はトルコの民謡のようで、USUKUDARはトルコ西部の地名とある。
もっともこのブログを見る多くの人たちは江里チエミを知らないだろう。
確か、高倉健との結婚歴もある筈だ。
ここに停まる船に乗るとUSKUDARにいけるのだ。
隣の船着場にきた5,60人は乗れそうな船に乗る。我々6人だけだ。
巨大な客船が停泊していた。世界一周をしている船のようだ。さすがに東西を結ぶ要所の海峡だけあって船の往来が激しい。
ガイドはトルコにイスタンブール、ボスポラス海峡がある限り経済的に安泰とのことだ。
ルメリ・ヒサルの要塞跡。ここに行ってみたいものだ。海峡の幅が狭くなっている。
海峡の両岸には、船着場、ホテル、別荘が立ち並び、お金持ちの場所というイメージだ。

たくさんのカモメに混じって、ウミウが波間に漂っていた。ボスポラス海峡に流そうと思っていた親父の骨を、移動車の中に置いたままであった。まー、ナイルに流しているので良しとした。
トルコの集中豪雨による大洪水をTVニュースで見たが、驚きだ。

2009年9月12日土曜日

コナラの実つき枝を落としたものは?

先日の湯河原野生生物探検隊で、解明できなかったフィールド・サイン。
それらを写すtake隊員。
林道にコナラの木の枝が覆いかぶさるようになっていれば、
コナラのドングリつき小枝がいくつも落ちている。早朝か、前夜に落ちたものだ。
強風にあおられて落ちたのではないことが判る。
どの実つき小枝もほぼ同じ箇所から落とされている。
小枝は何者かによって切り落とされたのだ。
無理矢理折ったり、ひっぱたりしてこのような切り口にはならない。
切り口は0.5ミリ以下の虫眼鏡でしか見えないような細いスジが数本走っている。
細い前歯を持っている齧歯類が齧り落としたのだ。
で、ネズミという結論に達したが、ここにはアカネズミやハタネズミがいる。
木の枝先にいけるのは尾の長いアカネズミなのか?
それとも主食が植物食のハタネズミなのか?
でも、ナゼ!
落としてから後で食べるのか?
果実食・種子食の動物にはサルもいる。
ニホンザルにとっては真夏は美味しい食物が無い時季でもある。
ドングリもまだしっかり熟していないし、サルナシやアケビもこれからだ。
で、サルたちはまだ未熟な果実を食べることになる。
同じようにドングリを食べるネズミにとっては完熟まで待てずに早生食いをするのかもしれない。
夜間に林道に出てきて落としたドングリを食べている姿を見たい!

トルコの自然(14)ガラタ橋

金角湾にかかるガラタ橋で釣りをする人たち。
このような釣り人を見るとほっとするから不思議だ。
釣り竿を貸すのかな?
この魚は何だろう?
上の魚が生きている状態、何故、このようにして釣った魚を橋を通る人に見えるようにしているの?
売り物だ!釣った魚を売っているのだ。さらに、餌のエビまで売っている。
この魚を唐揚げにしたら美味しそう。あるいは醤油の煮魚もいけそう。
カッパドキアでニジマスのただ焼いただけのお昼を食べたが、ニジマスでも塩を振って焼くと美味しいのにとその時思った。トルコの魚料理はどのようなものになるのか。
トルコを含むヨーロッパ・アフリカ圏の料理のベースは、トマトとタマネギだ。この味が好きなのに、今回のトルコ旅行では飽きてしまった。塩・胡椒、塩・唐辛子の単純味付けの料理を口に出来なかったために、トルコ料理が飽きてしまったのだろう。

2009年9月11日金曜日

トルコの自然(13)地下の貯水池

378年にできた水道橋、現在は約800m残っているようだ。水は北の森から地下宮殿まで流れていたようだ。
エジプトでもそうだが、乾燥して雨が少ない所ほど水道・灌漑設備が発達する。
しかし、8,9日にイスタンブールに降った豪雨があり、洪水により40名が死亡したようだ。二日間の降水量は年間降水量の3分の1に達し、この80年で最大の豪雨だったようだ。異常気象のせいなのか?

ここは地下宮殿の異名をもつ地下の貯水池の入り口。まるで、地下鉄乗り場の入り口だ。
内部は薄暗く、中は小学校のグランドくらいの広さがあり、高さ(深さ)8メートルほどのようだ。
今でも地下に水が溜まっており、発見されるまで人々は地面に穴を開けて水を汲んだり、魚を釣ったりしていたようだ。
下のような石柱によって天井を支えている。
コイがたくさんいた。
外敵が水に毒を混入させた場合、コイの死によって毒の存在がわかる。
石柱には涙模様、この模様を模っ石や絵が魔除けになるようで、お土産として売られている。 逆さになったメドゥーサの石柱、
横倒しのメドゥーサの石柱
ギリシャ神話にでてくる怪物メドゥーサ(髪の毛はヘビで有名)が石柱に彫り込まれて天井を支えていることもさることながら、ここでもカッパドキカにある地下都市の岩を掘り抜く技術に驚く。
水に困っているからこのような地下の貯水タンクをつくったのに、豪雨でグランドバザールまで浸水とはどういうことだ。
イスタンブールのお世話になった人たちはどうなっただろうか?心配だ!

続)キブシのタネの大発見!

isa隊員から、キブシとテン糞の写真が送られてきた。
クリックすると拡大します。上のテン糞に4個のキブシのタネが見える。真ん中の3個はキブシのタネ。
テン糞の間にあるキブシの実は、take隊員が割ってタネを見やすくしたもの、テン糞の上部にはキブシの果皮つき果肉があるが、夕方で暗かったのでちょっと判りづらいかな!下はその拡大。
isa隊員の撮影している様子。
一眼レフカメラが欲しくなった。