「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年1月29日木曜日

丹沢:円山木の頭、樹氷?

「円山木の頭」で:
無風でガスッテいる。下は宮ヶ瀬から登ってくる道。
コメツガの葉から生まれた霜
ドウダンツツジの枝に咲いた霜の花
決められた登山路を歩くのも楽しいが、前もって2万5千の地図を見て、自分で決めたコースを歩くのはもっと楽しい。登りはコースを外さない、が下りは迷う。ぼくは右方向に降りていく傾向がある。そんなコースを他の人も歩いている跡があるのを見つけた時は勇気づけられる。だから、ぼくは歩いて迷いそうな箇所に赤布をぶら下げて印にする。
しかし、吹雪いたり、ガスッテいると赤布が分からない。特にメガネが曇るとお手上げだ。焦る気持ちを以前はタバコ吸って落ち着かせた。今は、テルモスの熱いお茶を飲み、地図を見る。
人生の進むべき方向さえ分からない時は好きな本でも読んだり、自然の中に浸る。

2009年1月28日水曜日

丹沢:円山木の頭まで

7時14分:塩水橋付近で車を駐車して、矢部さんと出発
厳冬期用の毛糸の手袋を持ってきたが、軍手で大丈夫そうだ。
丹沢山までの最短距離である、塩水林道を登る。
堂平までは九十九折りの道。
いつも一人で登る時はショートカットするカーブのところにくる。
ぼくが林道を歩くので、矢部さんに「この尾根を登ってくれ!」と頼む。
林道を歩くより、どのくらい早いのか知りたいのだ。
矢部さん、「カモシカ!」と声を出す。
なんと、尾根の登り口にカモシカの死体。 右わき腹から内臓が食べられている。昨夜死んだものと思われる。
死因を考えたが、事故か病気か撃たれたかちょっとわからない。
解剖すると判断がつくのだが、、、、。
まだ、新鮮だ。
これが、アフリカや中国ではフトモモなどを切り取って持ち帰るのだが、、、、、。
蹄の底は柔らかく、このように第三指と四指が広がる。シカの蹄ではありえない。
急峻な岩場を駆けまれる筈だ。
円山木の頭(1360m)で、お湯を沸かしてモチと生卵を居れたインスタントラーメンをつくる。
無風状態だが、寒い! 樹氷の世界だ!
早々に引き上げることにする。 登りは道を辿り易いが、下りは非常に難しい。目印としてつけた赤布やすでについてある黄色のテープを目当てに下る。右膝は登る前より重苦しく痛いが、それ以上に靴擦れが酷く、休んでテープを巻く。雪山用に普段履かない登山靴を履いたからだ。
カモシカの死体をのぞく。少し、チェンジしている。テン糞まである。きっと、テンを含む動物たちが臭いにひき付けられてやってきたようだ。新たにひっぱたり、齧ったりした痕があり、新しい血が散らばっている。
顔の筋肉の付き方が知りたいがナイフを持ってきてないので、持ち帰れず。
フィールドワーカーとしての基本的装備に欠ける。
右膝が快復した後では、顔も齧られるどころか、運び去られるだろう。
テントを張って、夜通し、この気の毒なカモシカに集まる動物たちを見てみたいものだ。

2009年1月27日火曜日

Congratulation Barack Obama!

もとタンザニアで理数科教師をしていた丹沢サル観察し隊のT.Yさんから携帯メールがあった。
タンザニアから帰国した人のお土産でカンガをゲットしたようだ。
カンガとは:(アフリカでは、これを胸から、あるいは腰からサリーのように巻く布)
カンガにはオバマ新大統領の肖像が印刷されている。
さらにHongera Barack Obama と印刷してあう。
Hongera?をスワヒリ語辞典で調べた、「おめでとう」だ。
もう、早くも自動車の排出ガス規制などを行うような動きを始めた。
京都議定書よりもっと先に進んだものになっていきそうだ。
ただ、イスラエルに意義を唱えられない不満を感じる。
悪い事は悪い事だと、自分の信念を貫いてもらいたいが、、、、。

朝青龍のガッツポーズ

ぼくは、相撲や柔道のテレビ観戦が大好きだ。
子供の時のすぐやれる遊びは相撲だった。
冬場は休み時間になると、廊下や体育館で相撲をやった。
痩せているのに、ぼくは強かった。
中学の時、体育の先生も投げ飛ばしたことがあった。
中学校に土を盛り上げて作った土俵があった。
毎年、恒例の相撲大会があり、クラス代表になった。
が、いつも負けた。
裸になってマワシを締めると、マワシを引きつけられて吊り出された。

朝青龍が優勝し、土俵上でガッツポーズをした。
彼の喜びの感情が素直にあらわれた。
これが横綱としての品格が無いと横綱審議委員やまんが家も苦言を呈している。

今の相撲界が日本人だけのものではないこを解かっていないようだ。
世界中の若者が集まっている。
しかも、二人の横綱をはじめ、強いお相撲さんの名を挙げたら大半は外国人力士だ。
ヨーロッパの、モンゴルの、朝鮮の、ブラジルの地で生まれ育った力士であり、感情の発露は生まれた風土から出てくるものだ。

朝青龍の喜びの表現は、ぼくからみるとオトナシイものだ。
モンゴルの空を羽ばたく大きな鳥のイメージを感じた。
きっと、彼にとっては、とんぼ返りなどしたいくらいの心境だっただろう。

2009年1月24日土曜日

パフィオが咲いた!

お昼を食べた後、ランに霧吹きをかけようとしたら、パフィオが咲いていた。
このパフィオはもう20年以上前に友人の義妹さんが育てていたのを分けてもらったやつだ。
毎年、このスリッパのような花を咲かせてくれる。
今年は、いくつかの鉢を植え替えさなければいけない。
その時期は、八重桜が咲き終わった頃だ。
以前は、室内フレームで育てていたが、そんな栽培はもう10年以上前からしなくなった。
植物が我家の環境に馴れたことと、地球温暖化に加えて、室内も以前より温かくなったせいだろう。

しかし、最近のラン鉢の値段はもうパンジーや菊のような鉢物と変わらない。
メリクロン栽培技術によるものだ。

2009年1月23日金曜日

外遊びを!

中国、秦嶺山脈山麓の玉皇廟村の子供たち
2000年2月の寒い中を外を走り回っていた。
森の海▲海の森の今日のブログを読んで、
動物たちは、さまざまな人工物によって、住みづらくなっている。
人もそうだと感じ、ここに載せる。

家屋が立ち並ぶ道路は、「石蹴り」、「釘刺し」、「陣取り」、「缶蹴り」や「鬼ごっこ」、「かくれんぼ」、あるいは若者はキャッチボールやバトミントンという遊び場であった。
が、今は道路は舗装され、車が通り、子供の遊んでいる姿を見つけるのは難しい。

昔の家の周りで外遊びができたのは、舗装されていないで、車が少ない道路があったからだ。
今は、舗装され車が走る。
どうだろうか?
せめて、午後2時から4時までを車両通過禁止という道をたくさん作っても良いのではないか?
子供が家の周辺で遊びまわるような風景は活気を呼び起こす。

2009年1月22日木曜日

昨日のオスジカの頭骨

昨日のオスジカの頭骨を我家の庭に置いて撮る。

まだ、毛皮が付着しており、結構重いので、脳もしっかり残っていることが分かる。

このシカの角は、枝分かれの数が4つになっているので、4歳以上のオスということですね。

これをこのまま、頭部分を水を容れたバケツに浸すつもりです。
5月には、晒骨できることでしょう。





これは、現場で裏返して、口蓋部分をみたものです。


赤い矢印は犬歯です(良かったぁー。ようやく犬歯つきのシカの頭骨をゲットした) 。



歯はまだ、そんなに磨耗していないようですね。

歯の磨耗状態からでもシカの年齢推定が可能なようですが、、、。



2009年1月21日水曜日

シカ毛のタメ糞、、、シカ発見!

6時に矢部さんの車がくる。
伊勢沢林道を途中の音見沢橋から斜面に作られた新たな道を登り、尾根に出て「熊の平」へ向かう。
8時10分:タヌキのタメ糞である。
新しい糞はシカの毛がたくさん混じっている。
こういう尾根にはすぐまたタメ糞が出てくるんよなぁーと話してすぐ。
4、5メートルも離れていないとこに同じ内容物のタヌキのタメ糞だ。
しかし、真ん中のシカ毛だけでできた糞はまるでキツネ糞のようだ。
キツネはタヌキに対抗して糞をしたのか?
そんなことがあっても、良いと思いながら採集して持ち帰ることにする。
今、臭いをあらためて嗅ぐとキツネの臭いはしない。
「熊の平」に着き、尾根を下り、音見沢でインスタントラーメンを食べようと斜面を下って沢へでる。
矢部さんが、「シカ!」とぼくの足元をストックで指す。
立派な角をもったオスである。
周りを探したが、左の下顎と寛骨と脊椎骨しか見つからず。
頭骨に着いている頚椎や胸椎も動物たちに齧られている。
この頭骨、まだ毛皮や肉が付着している状態で、犬歯が2本とも残っている。
タメ糞の主はこのシカを食べたのは明らかだ。
タメ糞とこのシカの死骸との距離は500メートルくらいだ。

この頭骨も拾ってきたが、帰路の車の中がはでに臭い、矢部さんに申し訳なかった。

2009年1月20日火曜日

顎の動きと食性

赤丸の部分は、頭蓋・側頭骨・下顎窩と名付けられている。下顎の関節突起がここに着く。
上から、
ニホンザル
後には下顎は移動できないが、前と左右にはある程度動かせる。
ニホンカモシカ
窩というよりも球状になっており、前後左右に下顎を動かせることが判る。
ニホンジカ
これもカモシカ同様に、下顎を回転させるように動かすことができる。反芻しているときの口のむしゃむしゃやっている状況が判る。
ノウサギ
左右は少しだけだが、前後には大きく移動できる。
臼歯の咬面には横に溝がついているので納得できる。
アフリカオニネズミ(ブク) をネズミの代表とした。
これも前後には大きく可動できる。
以上のように、雑食性のサルや草食性の者達は、堅い葉や樹皮、果実、種子を食べなくてはいけないために、前後、左右に下顎を動かして食物を擂り潰すのに適した関節構造をしている。

しかし、下の肉食性の者達は、関節がまるで車軸のように固定されていて、その中でしか回転運動のように下顎を上下にしか動かせない。
アナグマ
イタチである。
このような関節構造のためもあって、テンたちが果実を食べた時は、咀嚼しないでほぼ全て丸呑みになってしまうのだろう。

2009年1月19日月曜日

女性のアクビ!

秦嶺山脈のキンシコウRhinopithecus roxellanaのアクビ(Yawn)である。 今朝、横浜から乗ったJRは超満員であった。
ぼくの前の女性が大きな口を開けてアクビをした。
彼女の扁桃腺まで見えてしまった。

手も自由に動かせないくらいだったので、手で口元を覆うことは出来なくても下向きにでもアクビをしてもらいたかった。

アジア・アフリカに生息するヒトを含む狭鼻猿類のオスはメスと違って、長くて大きな犬歯をもつ。
オスザルは他個体がいるところで、これ見よがしにアクビを行う(上の写真)。
このアクビは、「ぼくはこんなに凄い犬歯をもっているんだぞ!何かあればこの犬歯で君らを攻撃しますよ!」という誇示行動である。

だから、犬歯のもたないメスはアクビをしない。
順位の低いオスもアクビをしない。
ヒトのオスはヒト化への道を辿るうちに、犬歯が短くメスのようになった。
それでもアクビがでて、大口を開けることがある。
しかし、この時ヒトは口元を手や他の物で隠す。

このヒトの行動は、「ごめんなさい、アクビをしてしまったが、あなた方に敵対心をもっているわけではありません」と口元を手や他の物で隠すように儀式化したと考えられる。

ヒトのオスのメス化は犬歯ばかりではないが、それは置いておくとして、、、。
ヒトのメスが人前で堂々とアクビをするのは、どう考えたら良いのかとぼくは考えている。