「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年12月21日日曜日

イイギリの赤い実

19日の早戸大滝行きで、帰路、ツルウメモドキの赤と黄色の果実がいたるところで目についた。
葉が落ちたこの時季にツルウメモドキは鳥たちにアピールしているようだ。

ツルウメモドキに劣らずこのイイギリの赤い実は、ご覧のように鈴なりであり、紺碧のそらに浮いてみえる。
道の下の斜面なのに見上げるような高さに生っている。
下まで降りていくと落ちていた。

実を齧って、味わったが、甘いような苦いようなちょっと表現にこまる。
大きなタネが一個入っているのかと思ったら、サルナシのタネよりも一回り大きいタネが果実の中に26個入っていた。
鳥たちは、食べるだろうが、テンやサルは食べるだろうか?
まだ、実は利用されてないようで、これから食べられるのかもしれない。
このタネの長径は2ミリ、短径は1ミリである。

食事会

「丹沢サル観察し隊」の内山宅に招かれて、食事を頂いた。
選良さんのヒラメとスズキの刺し身やカルパチョ、アラの塩焼きが絶品であり、鏡子さんのイタリア料理はまるでお店で食べるようなできばえで、美味しくいただいた。
居酒屋やレストランでやる食事会もそれなりに楽しいものがあるが、このような集まりも凄く良いものだ。ただ、一方的に内山御夫婦に迷惑をかけてしまった感がある。 鏡子さんお疲れさま、また、有難うございました。

2008年12月20日土曜日

春?ミソサザイが囀る

早戸大滝の直下近くで、ミソサザイが囀っている。
よくとおる甲高い良い声で囀っている。
「お前、まだ、春ではないよ」と、、、、。
が、メスらしきもう一羽がやってきてなにやら、絡み合う。

二羽で、この岩の下の窪みに入ったり、出たり。
どうなってんだろうか?
このところ本格的に寒くなってきているのに、性行動とは?
ぼくは名立たる鳥の専門家たちと交流があったのに、まったくの鳥痴である。
しかし、ミソサザイだけは、スズメよりも一回りも二回りも小さな鳥なのに、囀りの声の高さと良い声に感動して、サルを追い始めて間もなく知った鳥でもある。
尾を上に跳ね上げて、小刻みに揺らしながら囀るすがたは誰が見ても可愛いと思うだろう。

テン糞のパレード

昨日の早戸大滝への山行は、もちろんサルのフィールドサイン探しも兼ねていた。
見つかったのはテン糞のみ。
ぼくらが歩くコースにテン糞が、まるで道標のケルンのように目についた。
朝、したばかりのようで、しっかり凍っていない。
内容物はサルナシの果皮とタネからなる。
これは、古い糞で、2週間くらい経つだろう。霜にあたり、熔け、再び霜にあたり、溶けを繰り返したものだ。内容物にやはりサルナシがあった。
これは、霜で凍っている状態。上はサルナシの果皮だ。中の濃い紫色の果皮(これは手にとって溶けたもの)が何の果実か不明。下の塊はがっちりと凍っている。上が古く、下は2、3日前のものか?
これは、一週間くらい前のもの、やはりサルナシの皮とタネが見える。
これもサルナシを食べたものだ。2,3日前のものか?
糞の大きさから推定して、メスの二個体による糞と考えた。
早戸川の沢沿いに500メートルくらいの間にあった。
彼らにとっては道標ではなく、行動域の境界線あたりにつける自分の主張のマーキングなのだ。
新旧の糞が二つあったところは二個体の行動域が重複しているところと考えた。
このように糞を見て想像するのも楽しい。

2008年12月19日金曜日

初冬の早戸大滝

今朝、まだまだ暗い4時半に矢部さんの車に同乗し、丹沢へ。
家を出て、すぐコンビニに寄ってお昼を買う。
7時14分:早戸川林道いき、魚止め橋を過ぎて車を置き、歩く。
7時26分:今は使われていない伝道の伐採小屋に着く。
このあたりにサルがいるならとうに利用させてもらっていただろう。
ここに泊まってみようと何度も思うが、一度もまだ泊まったことがない。
年々、小屋が荒れていくのが偲びない。
鳥屋森林組合の持ち物だと思うので、一度、使用許可を願い出てみたい。
掃除道具一式と大工道具、ベニヤ板などが必要だ。
7時57分:伐採小屋を過ぎて二度丸木橋を渡り、雷平から左側の道(右の道は雷滝へ)に入って過ぐ再び丸木橋を通過。
沢を何度か行ったり来たりしながら沢を詰めていく。
岩の表面が凍っているので、滑る。
昨年あたりからぼくの運動感覚が悪くなっているのが気になる。
ちょっと軽く跳べばすむものを、何度も躊躇って、足元を確かめるしまつだ。
8時38分、沢を詰めてきて左を見ると大滝が見える。
今年は水量が多いようだ。
何故か、例年寒い冬に早戸大滝にやってきている。
羊羹を半分にして食べる。美味かった。
10時23分:帰路、伝導の大堰堤の上で二人で買ってきたお昼を食べる。
約3時間で早戸大滝まで往復したことになる。

2008年12月18日木曜日

横浜、上星川からの富士山

友人が実家のお母さんのところに来ているので訪問した。
学生の時は、真夜中に押しかけてお櫃を開けて、生ニンニクの欠片と味噌でご飯を食べたことを思い出した。
お昼頃行ったが、新番地に変わっているし、周りの景色も変わっており、ようやくたどり着いた。
夕方、友人は駅近くまで送ってくれた。
南西には富士山が。
横浜は山あり、谷ありの地形である。
思わぬところに40年前の佇まいがあり、柿の実が実のっている下を車が高速でとおる。
日本経済は不況にまっしぐらに落ちているようだが、走る車は相変わらず多い。

この金融不安を契機に、車社会を含む、経済論理を考えなおしたいものだ。

2008年12月17日水曜日

ハタネズミを解剖しようとした!

野生生物探検隊のtake隊員から譲り受けたハタネズミを解剖・解体しようと冷蔵庫から取り出した。ビニール袋から取り出してみて、ちょっとびっくり、大きいのだ。
で、スケールと置いて写真を撮った。
が、見てもわかるようにたかだか10センチだ。
これなら、通常のハタネズミのサイズだ。

ここ最近、ヤチネズミの仲間を2種類見ていたので、彼らから比べると明らかに大きい。
首あたりに小型の猛禽に摑まれたような痕が残っている。
歯を見ようと口の中を見た。うわー、ハエの卵が縦にたくさん並んでいる。
で、首の傷の辺りを見ると、ここにもハエが卵を産みつけている。

このようなハエたちの嗅覚には驚くべきものがある。
ネズミの死体を目で見つけたのではなく、臭いで感知したのだろう。
しかも、産むべき箇所に産み付けている。

臭いはその源を辿るのは簡単なことではない。臭いはちょっとした風で流れるし、拡散する。どうやって臭い源まで辿り着くことができるのだろうか?
当然、風がある中の臭いで、ハエたちはその方向と距離を見極める能力を持っている。

アフリカでチンパンジーを捜しているとき、便意をもよおしてブッシュの中ですると、すぐミツバチやチョウ、ハエがやってきて、遅れて糞虫である甲虫類が羽音も高くやってくる。
昆虫たちの嗅覚の良さには驚くばかりであった。

2008年12月15日月曜日

キャノン会長・経団連会長の御手洗富士夫

西北大学の構内の3月:黄沙のスモッグ状態である。建物や街路樹の葉に触れると黄色く汚れる。
 知人の植物写真家の鈴木庸夫さんが、キャノンカメラの新製品の購入を辞めるとブログで書いていた。大分キャノンの非正規労働者1000人以上の首を切ったことへの怒りであるようだ。

 キャノン会長であり、経団連会長の御手洗富士夫氏は、会長としての最も品質劣る人間であろう。
このような程度が低いともいえる人間を日本経団連は会長として選んでいるのだ。
テレビや新聞でこの御手洗富士夫氏の発言を聞いていて、「国民のことを考えた経営者の資質は全く持っていなくて、労働者や国民のことよりも目先の利益のことだけを考えた質の劣る財界人であり、自分のことが大事な人である」と思ってきた。

 キャノンの今回の素早い首切りに対して、「御手洗富士夫」をネットで検索して読んだ。
 先ずは、検索してみて!

 思っていた通りの、あるいはそれ以上の悪者である。
 こんな儲けのことばかりしか考えていないバカは即刻退陣してもらったわなければならない。
 
 経団連会長を含む、財界人の質がすごく落ちている、総理大臣を含む政治家の質も落ちているから、明日の日本が心配だ。
 あの土光敏光のような財界人はいなくなってしまったのか? 

2008年12月14日日曜日

組み立てた頭骨から、、、考える。

もう、何年も前にT.Sさんか宅急便で送られてきた房総のアカンボウザルの頭骨を木工用ボンドを用いて組み立てた。
乳歯の萌出具合から判断すると2ヶ月ちょっとたった赤ちゃんのものだ。
骨は薄ぺらであり、泥やゴミを落とすと割れてしまうので、泥などがついたままそのままボンドをつけた。
前歯のところの透明のものが乾いたボンドである。
ジグソーパズルの三次元というのはなかなか難しい。
組み立て終わると左右の頬骨が無い。
箱の中を探しても見当たらない。

頭蓋は、ヒトでは15種類23個の頭蓋骨(神経頭蓋:脳を被う)と顔面骨(内臓頭蓋:呼吸、消化器を被う)からなるが、サルではさらに多くの骨からなり、サルよりもキツネの方が多くの骨よりなっている。
例えば、前頭骨や下顎骨はキツネでは左右の一対2個あるが、サルやヒトでは1個となる。
前顎骨はキツネやサルでは2個だが、ヒトでは前顎骨そのものがなく、上顎骨が代用したかたちになっている。

このような骨数の減少は、歯の数でも同じことがいえる。
上顎骨の右だけをみると、キツネは哺乳類の基本的歯式の3・1・4・3(切歯・犬歯・前臼歯・臼歯)だが、ニホンザルやヒトでは2・1・2・3となるが、ヒトの第三臼歯(親知らず)は消失する傾向にある。

ウマの足の指骨の数の減少なども含めて考えると、進化とは基本装備を減らして単純化、身軽になることだとも言える。この説を今のぼくらの社会生活に換言して考えるならは、最近の世の中はなんとゴチャゴチャとした装備・道具に溢れていることだろうか?

2008年12月13日土曜日

北岳が見えた!

12月3日東丹沢の高取山から北岳が見えた。
翌週の10日も靄に霞んでいたが見えた。

過去、2度登ったことがある北岳。
何れも夏に登った。
30代の時と40代の時だった。
30代の時は行き帰りとも楽だったが、40代の時は間ノ岳、農鳥岳を越えて大門沢での下りで膝が痛みを感じた。
この時が膝痛の始まりだった。

遠くから見る北岳は、強烈な神々しさを感じる。
何故か、跪き涙が出そうになる。
形が綺麗な遠くから見る山は不思議な存在だ。
北岳だけでなく、
何かを語りかけてくるような人格さえ備えているような感じがする。