「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年8月1日金曜日

湿原で見つかるトガリネズミの死体

釧路湿原を歩いたときに、今回はまともなトガリネズミの死体を見つけられなかった。
3コ見つけたが、いずれも踏み潰された死骸であった。
下の写真のものはそれでも一応見た目でトガリネズミを判るので撮った。 ひっくり返して腹側から
関東近郊の山麓の登山道や林道を歩くと、足元に見つける死体がヒミズのものである。何故、ヒミズが肉食動物にも食べられずに道に転がっているのか分からない。

釧路湿原では、ヒミズの代わりにトガリネズミとなる。
ヒミズはモグラ科、トガリネズミはトガリネズミ科で同じ食虫(モグラ)目であっても科が異なるが、両者とも似たような生態をしている。両者とも地表の腐葉層を動き回っている。手の形からしてヒミズの方が柔らかい地表中を潜っているのだろう。
似ている生態だから、同じように人が歩く道に転がっているのはどのようなことが原因なのか? 上の写真は、雌阿寒岳で見たイワギギョウの花である。右下の幅広のロゼット状の葉はイワブクロだ。

フィールドサイン(糞)

キタキツネの糞、釧路湿原で:ネズミ類の毛と骨の一部が内容物に含まれている。
クロテンの糞、釧路湿原で:ヤマザクラの実の果皮とタネからなる。
ミンク?の糞、釧路湿原で:ヤマザクラの果皮とタネだけのもの。
ミゾハギ、阿寒川沿いで:釣りをした時の川沿いの畑の側に生えていた。
釧路から上京して始めての夏を兄貴のアパートの部屋で過ごした。
暑くて、パンツ一枚になり足を水を張ったバケツに入れて過ごした。
運動もしないのに、ただ座っているだけで汗が出るっていうことを始めて経験した。
そのアパートの近くの学校の木には無数のセミが鳴いていた。
しかも、数種類ものセミを見つけた。
捕まえようと近づくと、パッと飛んで逃げた。まるで、ギンバエをでかくしたようなセミだと思った。

釧路にきてまだセミの鳴き声を聞いていない。
あのエゾクマゼミの声がどんな声であったのか忘れてしまった。
このセミは鳴いているところに、近づいていっても逃げるようなことはない。
手掴みすることが容易である。
が、セミを捕まえたのは一夏に1、2匹くらいで、それはもう当然絵日記のテーマとなった。

関東地方のあの夏のセミの騒がしさは、夏の暑さと日差しを一層強いものにする。
釧路でまだセミの声を聞いていないのは、ぼくの耳のせいかもしれないと今気が付いた。
5日の夕方には、耳のせいかどうか分かる。
高校の尊敬すべき友人のGomoto氏は夏の「五月蝿い」は「八月蝉い」と書くべきだと云う、理に適っている。
それにしても、関東地方のあのアブラゼミの多さは異常とも思えるのだが、、、、。

2008年7月31日木曜日

ハイマツのタネ

近くの公園に植栽されているハイマツの松毬とそのタネ
松毬は、まだ青く、タネも柔らかい。

タネはコロコロした感じのものである。
青い松毬なのでまだ、実(タネ)が充実していない。
噛んでみたら、まだ柔らかくイモくらいの固さである。
食べたが松の実の脂肪でカチッとした固さになっていないので、味は今ひとつはっきりしない。
ハジケル頃にはもう少し大きくなっているのだろう。 今日は、午後から幼稚園の先生たちと釧路川にアメリカザリガニ釣りにいった。 ザリガニは小さいものほど良いようで、大物は川にそのまま捨てられた。その場所は釣りのポイントでもあるようで、捨てた魚を食べにくるミンク?がいるようだ。ザリガニを食べた糞があった。

花は、釧路川の土手に咲いていたタチギボウシの花。

釧路の夏が終わった?

釧路市和商市場:閑散としている。お客は地元の人たち。
昨日お昼過ぎに学生二人を釧路駅まで送った。
26日8時から29日の18時までのレンタカー代が27825円+ガソリン代となった。
夏の北海道のレンタカーは通常期の倍の値段。
いつも、内地から車に乗ってくると安上がりなのにと思うが、連続一時間も運転するとヘトヘトに疲れてしまうので、それが出来ない。
来年度からは公共交通機関を駆使した方法を考えないと、こちらがくたばってしまう。
子供の頃は、カニ族と名付けられた横長の大きなザック(キスリング)を背負った内地からの学生が軒先を貸して欲しいとやって来たことがあった。服は汚れていたが、爽やかな笑顔を残していった。明治大学の学生だった。

もう、このようなスタイルの若者の旅行者は見かけない。お土産はすぐ宅急便で送り、汚れ物もコインランドリーを見つけて洗い、食物もどこにでもあるコンビニのオニギリやパンで間に合わせている。

2008年7月30日水曜日

雌阿寒岳と阿寒富士(続)

雌阿寒岳と阿寒富士登山で、出会った動物たちは、エゾジカとエゾリス

オスのエゾジカ:雌阿寒岳・阿寒富士を登ってオンネトーに降りてきて、野中温泉でみた。まだ、袋角であるが、立派なオトナオスだ。全ての画像はクリックすると拡大します。
雌阿寒岳を登る途中で、見つけた食痕。
エゾリスが食べ残したエゾマツかハイマツのマツボックリだと思っていた。
今、あらためて見ると、これ松毬?と思ってしまった。
しっかりした写真ときちんと記録を付けるべきだ(反省、take隊員に申し訳ない)。 雌阿寒岳登山では、上の写真のように昔懐かしい、岩に赤ペンキの道標が残されている。ぼくが学生の頃の登山は、岩や樹木の幹への赤ペンキが塩見岳、北岳の道標だった。2万5千の国土地理院の地図のコースを頭に叩き込み、コンパスと赤ペンキを見ながら歩いた。当時は、2、30キロの重さのザックを担いでいた。ジャガイモや玉ネギをそのまま担いでいた。もちろん、酒は1升ビンを担いで登った。
上の写真の食痕は雌阿寒岳登山の途中の登山道にあったエゾリスのエゾマツの松毬の食痕と思われる。でも、エゾマツの松毬のタネはこんなに大きいだろうか?ちょとと疑問だ。

阿寒川での釣り

7月29日:阿寒川での釣り
ここは幼稚園のM先生の実家の土地。
流れが急なので、淵となっているところで浮き釣り。
餌は幼稚園の庭で採った大きなミミズ。
すぐ、次々に連れる。ウグイである。
一人一匹食べることになっているので、大物だけを残し、20センチ以下のチビはリリースだ。
バケツ内のものよりも大きければバケツ内の小さいのを川に戻す。

手は、瞬く間にミミズと魚の臭いになる。
陽射しが強く、土手の柳の木の下で涼みながら釣る。
ウグイの他にヤマメ?が2匹連れる。
暑いので、学生は泳ぎたがったが、もしもの事を考えてここでは止めてもらう。
ヤナギランがたくさん咲いていた。 釣りは、2時に終える。M先生のお父さんから御菓子、缶ジュース、たくさんの野菜と懐かしいイモダンゴをもらって戻る。学生たちを釧路駅前の和商市場に連れていく。

2008年7月29日火曜日

雌阿寒岳と阿寒富士

7月28日:雌阿寒岳山頂から、バックは阿寒湖と雄阿寒岳
       幼稚園の先生や学生たちと
5合目くらいから両足のカガトが靴擦れとなり、痛い。
今回履いてきた登山靴はもう、何年も普段タウンシューズとして慣らしていたもの。この登山靴だけが何故かぼくの足になかなか馴染んでくれない。
雌阿寒岳山頂からみた阿寒富士
ここに登ることに決める。足に絆創膏を貼り付ける。 阿寒富士から望む、雌阿寒岳。
阿寒富士の山頂から望む、これから下山する湖のオンネトー。
足元に咲いていたコマクサ。
オンネトーから車を置いた雌阿寒温泉までの山歩きで、もう靴擦れが酷い状態。

野中温泉に入ろうとすると袋角をもったエゾシカのオスがいる。もちろん、あとで、アップします。

硫黄温泉、200円で疲れも痛さも吹っ飛ぶ。

2008年7月28日月曜日

痒い!釧路湿原

午前中は釧路市湿原展望台から湿原の遊歩道を歩き。
午後からは温根内ビジターセンターから湿原を探勝する。
花々はもう咲き終わっており、ほんの少しの花が残っていた。

ウグイスを含む鳥たちの鳴き声にかこまれ、バードウオチングとなった。
女子学生は鳥の図鑑をもってきており、あれだこれだと確かめている。
今更ながら鳥痴の自分が情けない。

立ち止まるとヤブカで、手や顔が刺され、痒い、痒い。
遊歩道で、あ!イタチ!と思い静かに近づくと、ソヤツがこちらにやってくる。
シマリスだ!
どんどん彼はやってくる。もう、シャターを押すだけ。
なんと、もう一匹現れて、こちらに近づいてくる。
ぼくらの2メートルくらい手前でうろちょろし、一時もじっとしていない。
なんと、一匹がぼくの足元に、、。
ストックに興味を示し、臭いを嗅いでいる。 どうも、ぼくらは彼らの通り道を邪魔しているようなので、
ぼくらは一列になって彼らが通れるようにしてやると、、、、。
ぴょんぴょんと軽やかに飛び跳ねて、歩道を下っていった。

彼らがいなくなったので、リスたちの可愛らしさを話題にして5、6メートルもいかない内に、草叢から彼らが現れた。
ぼくらは彼らの行動域の真っ只中にいるようなので、「ゴメンすぐ出て行くね」と声をかけて歩いた。 上はエゾヤチネズミだ。ネズミ科ハタネズミ亜科に属する。ラットやマウスに比べ、口吻と尾が短い。もちろん、歯の構造が全く異なる。

親子連れが歩道沿いの草叢で見つけ、騒いでいた。初めはあまりの小ささにトガリネズミ?と思ったくらいだ。もちろん、この森のネズミについて説明をしてあげる。

湿原の花は終わり、タンチョウヅルには会えなかったが、たくさんの小鳥たちを見ることができたし、なによりもシマリスとエゾヤチネズミに会えたのは嬉しい限りだ。が、蚊にたくさん刺され痒い!

幼稚園に戻ってきたのは4時半、学生たちは海に行きたいというが、こちらは車の運転で疲れているので、止めてもらう。撮った花はまとめてホームページの方でアップしようと思います。

今日は、雌阿寒登山。

2008年7月27日日曜日

今日は湿原歩き!

隣の空き地にはえているノコギリソウである。
昨日午後2時に到着予定の学生が、電車に乗り遅れたのことで陽が落ちかけた午後7時付く。
すぐ、北の煙突を指差して風呂屋の場所を教え、スーパーの場所を教え、ゴミの分別やトイレ、部屋の使い方を教える。
学生たちは幼稚園の椅子や机、積み木などに目が奪われているようす。
丸一日半の列車の旅だったのに、疲れている様子がみえない。19歳の若さの素晴らしさだ。

今回は、学生の参加者は二人。
釧路の自然を思いっきり楽しんでもらいたい。
7時半になったらレンタカーを借りにいき、今日は釧路湿原歩き、明日は雌阿寒岳登山と続く。
ノコギリソウは子供の頃原野(湿原)で遊び回った頃の懐かしい花である。
原野に咲いている赤、黄、青、白色のたくさんの花々を採って大きな花瓶に挿して、花を楽しんだものだ。
今日は、できるだけ多くの花や木や虫、鳥、さらには動物たちに会いたい。

2008年7月26日土曜日

エゾサンショウウオだ!

学生たちが来るので、実家の幼稚園の教室の生き物を見ていたら、
おもしろいものがイルゾ!と園長をしているアニキが云う。
サンショウウオが水槽に2匹いた。 園児の父兄が、近くの湿原から卵塊をもってきてくれたようだ。
5,60匹の幼生が孵化したが、餌があるのに共食い をするようになり、この写真の個体はどの個体よりも早く大きくなり、生き残っているようだ。
7,8センチの大きさである。
他にもう一匹いるが、そやつは写真の半分くらいの大きさであり、エラも大きくまだ幼生という感じである。
この写真は、綺麗な水の水槽に写して撮った。
ミミズを入れてやると、顔を斜めに曲げて口を開け、ガブリとかぶりつく。両生類とはいえ、その動作は肉食動物のイタチのようだ。
釧路にはキタサンショウウオという釧路湿原にしか確認されていないサンショウウオとこのエゾサンショウウオが共存しているようだ。
同じ湿原で一緒に生活するからには、キタとエゾではいろんな点で異なっている行動生態や形態をしているのだろう。