山を歩けなくなったから、骨を眺め回す事が多くなった。今朝、5時半からアカコロブスの頭骨とニホンザルの頭骨を見比べていた。コロブス亜科のサルはオナガザル亜科のサルに比べて口吻が短い。これについてはまた別の機会にアップしたい。今日は、モルモットだ。モルモットの歯を見ていて、えぇー、何だ?どうして頬歯が狭まっているんだ?幸い3個のモルモットの頭骨があったので、見たらやはり同じように左右の頬歯(ここでは第三前臼歯と3本の臼歯)がV字状に並んでいる(図1)。
図1.モルモットCavia porcellusの左右の頬歯がV字状だ!
もちろん、下顎の歯も同じように裂をなしている。しかし、最初の第三前臼歯は少し広がっている(図2)。
図2.モルモットの左右の頬歯(右:上からの下顎 左:下から頭骨)
モルモットは古代インカ帝国の頃からすでに食料として家畜化されてようで、草や野菜の残り物を餌として与えられていたようだ。頬歯の咬面は一様に平であり(クリックして拡大)、草を上下の歯で磨り潰していることが判る。同じ植物食のウサギのは咬面は凹凸があるのと対照的である。
それにしても議員の収入は政治活動費だと無税だと、そこまで優遇する必要は全くない。自分たちでお手盛りで歳費なんかも決めているのだ。議員だからという特典は無しだ。フザケルナ!
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