昨日は昼間に高校同期のTGと御徒町で飲食し、アメ横で帽子を買い、上野動物園の爬虫類館を見て周り、午後4時ごろには帰宅した。昨日は暑かった。コートは脱ぎ、薄手のセーターも脱いだ。爬虫類館に入る前に不忍池の前のベンチで休んでカワウの糞で汚れた木々や公園内を歩く人たちを眺めた。爬虫類館は海外からの客で混んでいたが、奇妙な両性類や爬虫類を見て楽しんだ。
イヌやネコなどの食肉目の眼窩下孔と裂肉歯(最後位の前臼歯)との位置関係を見ていて、イヌ亜目の中の鰭脚類の歯はどうなっているのか?ADW(Animal Diversity Web)で探したら、カニクイアザラシの歯が奇妙な形をしているのに驚いた(図1&2)。始め見た時は歯石で汚れているのかな?っと思ったくらいだ。カニクイアザラシはオキアミを海水ごと飲み込みこの頬歯の隙間で濃し取るようだ。なお、このカニクイアザラシの切歯は食肉目には珍しくヒトと同じ2対だ。
図1.カニクイアザラシLobodon carinophaga頭骨の右側面頬歯
from ADW
図2.カニクイアザラシの隙間のある上下の臼歯と前臼歯
from ADW
で、北海道沿岸にもいるゼニガタアザラシの頬歯を見た(図3:哺乳類頭蓋のデータベースから)。ゼニガタアザラシの頬歯も少し隙間が空いている。ゼニガタアザラシもオキアミ類を漉いて食べるのかも知れない。同じ属のゴマフアザラシPhoca larghaの頬歯も同じような隙間がある。図3.ゼニガタアザラシPhoca vitulina頭蓋骨右側面から
哺乳類頭蓋のデータベースから
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