「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2017年10月11日水曜日

カズオ・イシグロの「浮世の画家」 ”An artist of the floating world" of Kazuo Ishiguro

今年のノーベル賞は日本人は受賞しなかったが、両親が日本人で長崎生まれの日系英国人のカズオ・イシグロが文学賞を取った。ノーベル文学賞が発表された翌日から我が町の本屋さんに直接当たったが、在庫が無いという。8日は版元の早川書房に注文しているがいつ届くかは判らないという。

昨日は、1・2時間目の専門学校の授業があった。帰りに葛西駅に近くの本屋で、「ノーベル賞を取ったカズオ・イシグロの本がありますか?」っと聞いた。この本屋さんには、学校帰りにしばしば立ち寄って電車の中で読むための文庫本を買っている。店番の女性は苦笑いしながら、あれ以来(ノーベル文学賞の発表)注文しているが注文を受け付けてくれないようだ。その位、カズオ・イシグロの本の注文がどこも品切れ状態のようだ。

ならば、やはり、帰宅途中の大手町から丸の内側の東京駅北口の大きなショッピング/アウトレット・モールのOaZoにある、丸善に立ち寄った。店の左にあるエスカレーターで3階まで登り、すぐ女店員に聞いた。彼女は文庫しかないんですよ!っと言いながら早川文庫が置かれている書棚までぼくを案内してくれた。「わたしたちが孤児だったころ」、「浮世の画家」と分厚い「充たされざる者」3冊が平積みにされていた。ぼくは、その三冊を取り、すぐ会計で4000円を払うと566円の釣りがきた。

あー、ぼくは何というミーハーなのだ!

東京から座れたのでカバーをかけて「浮世の画家」を読み始めた。ん?何だ?時代や舞台設定は終戦直後の日本であり、出てくるのは日本人だ!何となく違和感を感じながら今日のお昼過ぎに読み終える。最初から最後まで高名な画家(わたし)が一人称で話していく、、、、。わたしはもう絵を描くのを止めて隠居生活をしており、お見合いをする娘や孫息子との会話、画業仲間やわたしの先生やわたしの弟子との会話が大半を占め、最後の1949年11月になって、娘や画業仲間や弟子などとのわたしの会話の意味が判る。

読み終えたので、境川まで散歩にでる。クサギが実をつけていた。


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