「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年12月17日土曜日

アナグマの頭骨から、、、Skull of Badger

12月9日の丹沢実習で、谷太郎林道から鳥屋待沢の左岸を歩いていて
アナグマMeles melesの白骨死体を見つけたことはアップした。
このアナグマ、左右の下顎骨が縫合・癒着して、左右の境目がまったく
分からない状態に合体している(下写真)。
「頭骨コレクション」に載せたアナグマの頭骨は、
老齢のために左右の下顎骨の合体が生じたと考えた。
下写真の新たな頭骨を見ると、歯の摩耗があるのは、下顎の左の3本の切歯が
摩耗したのか折れて落ちたのかわからないが、この部分だけである。
拾い集めた歯を見てもひどく摩耗しているわけではないことは写真をみても分かる。
つまり、老齢のために左右の下顎が合体したわけではないようだ。

このアナグマの頭蓋骨を含めて、イタチ、テンなどのイタチ科の頭蓋骨は多くは、
前頭骨、頭頂骨などの縫合部分がまったくわからない、
当然だが、左右の前頭骨、頭頂骨の縫合部分も不明になっている。

まだまだ標本数が少ないのではっきりしたことは言えないが、イタチ科の仲間の中でも
アナグマは生後2年も経てば左右の下顎は合体するのではないかと疑っている。
サルは胎児の時に、イノシシはウリボウの時期に左右の下顎が合体することから
食物の食べ方と咬筋の付き方、さらには下顎骨との関節の形状が
左右の下顎骨を合体させやすくしているようだ。
いずれにしてもこれからの課題だ。

0 件のコメント: