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後ろ斜め上方からみた同じノウサギの頭骨
この個体に特有のことではなく、アナウサギも含めてウサギの仲間の頭骨はまるで竹細工である。
通常、骨に孔(穴)が開いていれば、その孔から神経や血管などの通路になる。
しかし、このような場合は頭骨そのものの重量を削減するために、網目構造になっているのだろう。
およそ25gで、頭骨全長が同じくらいの大きさのタヌキの半分以下と軽い。
このような華奢な頭骨をもつように進化したのは何故なのか???
頭骨の軽さのメリットは???
毎年暮れになると飼っているウサギやニワトリを正月用にに潰していた。
親父は、ニワトリは喉を切って血をだし、ウサギは金鎚で頭を軽く叩いていた。
ウサギは目を突き出してキューと啼いて死んだ。
親父はウサギの頭骨が網目状になっていることを知っていたなんては思えない。
親父はウサギの頭骨が網目状になっていることを知っていたなんては思えない。
どのような理由で網目状の頭骨をもつようになったのか?
3 件のコメント:
見てて一番最初に思うのは頭が軽くなる分それを支える筋肉も削減でき、より速く早く走れるとかですかね?
捕食される側としては襲われたとき反撃せずひたすら逃げたり、獲物をハントしないなら硬い骨は邪魔なのでは?
ゆーゆーさんの感想とまったく同じですね。
ウサギのフンは人が登れないような急斜面にもあり、襲われたら逃げる一手で、頭は軽い方がいいに決まっている。
ただ、食性から歯にはそうとうな力が必要で、大きな頭になるのでしょう。まさに頭骨のとおりではないですか。
しかし、レーシングカーのようにあちこちに穴をあける軽量化には驚きです。
そうですよね。
身軽にして走りたいですよね。
実は、この軽量化は他の骨全てに及んでいます。但し、表面上は網目状ではありません。
大腿骨、上腕骨、肩甲骨、骨盤、脊椎骨全てです。
鳥の骨に興味をもっている人がウサギの骨を手にとってみたら、???この鳥の名前は?と思うでしょう。
そう、まさしく鳥の骨と同じくらい軽いのです。ウサギが羽根をつければ空を飛べるのかもしれません。
昔のは人たちはウサギの骨が軽いことを知って、ウサギを鳥のように一羽、二羽と数えるようになったかな?
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