野生生物探検隊のtake隊員から譲り受けたハタネズミを解剖・解体しようと冷蔵庫から取り出した。ビニール袋から取り出してみて、ちょっとびっくり、大きいのだ。
で、スケールと置いて写真を撮った。
が、見てもわかるようにたかだか10センチだ。
これなら、通常のハタネズミのサイズだ。
ここ最近、ヤチネズミの仲間を2種類見ていたので、彼らから比べると明らかに大きい。
首あたりに小型の猛禽に摑まれたような痕が残っている。
歯を見ようと口の中を見た。うわー、ハエの卵が縦にたくさん並んでいる。
で、首の傷の辺りを見ると、ここにもハエが卵を産みつけている。
このようなハエたちの嗅覚には驚くべきものがある。
ネズミの死体を目で見つけたのではなく、臭いで感知したのだろう。
しかも、産むべき箇所に産み付けている。
臭いはその源を辿るのは簡単なことではない。臭いはちょっとした風で流れるし、拡散する。どうやって臭い源まで辿り着くことができるのだろうか?
当然、風がある中の臭いで、ハエたちはその方向と距離を見極める能力を持っている。
アフリカでチンパンジーを捜しているとき、便意をもよおしてブッシュの中ですると、すぐミツバチやチョウ、ハエがやってきて、遅れて糞虫である甲虫類が羽音も高くやってくる。
昆虫たちの嗅覚の良さには驚くばかりであった。
4 件のコメント:
エーッ、もうすでにハエが卵を産みつけてましたか。
死骸にはハエがたかってなかったし、シデムシ類もいないと思ったのに・・・。
ほんと素早いですね。
臭いの濃いのと薄いのを2、3度嗅いで、濃い方向へ一気に飛ぶのでしょう。飛ぶの速いですからね。
頭蓋は大丈夫だったでしょうか?
2体あるから、どちらか使えるのでは。
頭蓋は大丈夫そうです。まだ、わかりませんが、、、。
今日は、皮を剥いで、内臓を取り除肉をして、小さいので熱湯をかけて肉を軽く煮た状態にしました。
こうしてジャムのビンに水を浸して、物置におけば2月頃には腐って骨を取り出せるでしょう。
他の1体は、またこの次の楽しみにします。
哺乳類、鳥、両性爬虫類、どんな死体も持ち帰るけどそういえばハエなどの卵を気にしたことなかったです・・
死体の種類や体の部位で卵をつける昆虫は違うのでしょうか?
ゆーゆーさんへ
死体に卵産み付けるのは、ほとんどハエの仲間ではないですか?
特に、魚、両性・爬虫類・鳥類・哺乳類は区別しないで、身体の部位など関係なく(多分です)美味しそうな臭いがしたらハエが飛んできて産卵。甲虫たちは死骸を食べて?いますね。
ただ、死骸の下の地表面1、2センチにはムカデなども含めてたくさんの土壌動物がいますね。ぼくは死骸の汁を舐めているのかな?っと思っています。
直下の地面に卵を産むヤツもいるんでしょうね。
甲虫屋さんか、土壌動物の専門家なら正しい答えを教えてくれると思います。
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