「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年4月4日水曜日

沢には雪が残る  Snow is remaining on the swale.

沢を遡上していく、周りのスギが間伐されたようで、いたるところに丸太が転がっている。
沢沿いはひんやりとして、手袋をつけなおす。
陽の当たらない沢には雪が残っている。
雪渓登りとしゃれ込んだが雪は柔らかい。
さらに登っていくと本流沿いの斜面にも残雪だ!
寒いわけだ。 
しかし、陽があたる斜面にはダンコウバイがお日様の光をいっぱいに浴びていた。 
足元にはヤマトリカブトの手を広げている。 
キクザキイチゲも、しかし花はまだまだかな? 
ヨゴレネコノメなのだろう。
これもお日様の恵みをいっぱいに浴びている。 
タチツボスミレが一輪、アブが潜り込んで蜜を吸っている。 
春、春なのだ!
寒いが春なのだ。
沢音も春めいて聞こえるのは何故だろう?

タヌキ糞の中身  Contents of racoondog scat

昨日の風はすごかった。何度か家が揺れるような時があった。
朝、起きて2階のベランダを見るとプランターがひっくり返り、サンダルの片一方がない、
下を見ると、庭に落ちている。こんな事は始めてだ。風の強さがわかった。
皆様のところではどうでしたでしょうか?
さて、4月2日に土山峠で、タヌキ糞を2ヶ所で拾ってきた。
一つは宮ヶ瀬湖の湖岸の尾根であり、登っていくと宮ヶ瀬尾根となる。
この場所は、林道の北端からすぐ尾根にとりついで10分もしないで辿り着くことができ、
もっとも簡単に新しいタヌキ糞(第一のタメ糞場)を調べられるところだ。
下の写真の中央の立木の1メートルくらい手前がタメ糞のあるところになる。
それが、これである。
コインの下にシカ毛の塊がある。
今回はコインの左横の2つを採集してきた。
もう、糞塊からの種子が青い芽を出し始めているのがわかる。
上のタメ糞の場所から10分くらい登ったところに、第二のタメ糞場がある。
今回はすぐ左下のをゲットしてきた。
下の白っぽくなっている糞は、おそらく骨をたくさん噛み砕いて骨髄を食べた糞だと
考えられる。
ここは上のトイレよりも少し標高が高くなっているので寒いのだ。
まだ、タネが発芽していない。 
なお、第一のタメ糞場にシカ糞が転がっていた。
シカが、タヌキ糞の発芽しそうになって柔らかくなったエゾエノキやミズキの種子を
食べにきたとも考えられる。
クリックすると手前にシカ糞があるのが分ります。
第一タメ糞場の新しい糞の内容物は、
キブシの種子多数、ケンポナシの種子を割ったようなもの7欠片、節足動物の脚を含む外骨格、
環形動物の外骨格、これにクマシデかイヌシデの苞麟の一部があった。
さらに、左側のもう一つの内容物は
キブシの種子多数、サワガニの脚先を含む殻多数、カエルの寛骨?の欠片一個であった。
第二のタメ糞場の糞内容物は、
キブシの種子多数、ケンポナシの果柄、単子葉(カンスゲ?)の葉6本、哺乳類の毛多数(最長4.5cm、シカ毛であった)。
宮ヶ瀬湖、湖岸のタヌキは林床に落ちているキブシの果実を漁り、他にケンポナシなどの食べられそうなものを食べている。土壌動物やサワガニ、小型脊椎動物の骨片が混じるのは、これらの動物たちもカエルのように地上に出てきているのだろう。
シデ類の苞麟の一部があったが、k-ta隊員がコメントくれたように落ちているシデの果実も食べている可能性がある。
第二の糞場の糞からは2~5センチの藁のようになった単子葉の葉がでてきたが、これも食べたものなのだろうか?シカ毛は湖岸のシカ死骸を食べたものだろう。
いずれにしても、タヌキを含む野生動物にとっては今の時季が落ちている果実も無くなるので、
餓えに苦しんでいる時季だ。
単子葉も腹を満たすために食べたのか?テン糞は今日、洗おう。

2012年4月3日火曜日

エイザンスミレ咲く The Eizan-violet bloom

昨日は、土山峠の宮ヶ瀬湖、湖岸に沿った林道を歩いて、ちょっと尾根を登って
テン糞やタヌキ糞などを採集し、シカの死骸の様子を見た後、
一路、秘密の花園の沢を目指した。
結論、妖精たちは、まだ残雪があり出てきてなかった。
途中の林道の日向の斜面にはこのエイザンスミレがたくさん咲き誇っていた。 
よく見ると、虫に食われている。
この斜面は、他に2種類のスミレが咲いていた。
さらに、ヤマルリソウもなんとも鮮やかな青色の花を開いていた。
この斜面は毎年、春の花を楽しまてくれる。
しかし、崩れやすい斜面で花たちも土で汚れていることが多い。

どうして水の無いところに産卵? Why did frogs laid eggs on road with no water?

2月にヤマアカゲエルが水場に産卵し、現在はもう可愛いオタマジャクシになっている。
昨日、土山峠の湖畔に沿った林道上にあったのは、
水が何もない林道のど真ん中にあったカエルの卵塊だ。
100メートルくらい離れている4カ所にあった。
当然、干からびて死んでしまうと思われる。
これは昨日携帯からアップしたもの。
これは、前日くらいに産んだものかな?
これも2日前くらいに産んだのかな?
表面が乾いてきて、触ると粘る。
こんな状態のを上の三か所ばかりでなくもう一カ所でもあった。
そこには1メートルも離れていない近くに水が溜まっているところもある。
この路肩のコンクリートの穴は深さ50センチくらいあり、雨水がたまっている。
この穴の水は干上がることはない。
何故、ここに卵を産まないのか?
最後の一塊は両手ですくってこの穴に容れてやった。
すごい粘性があり手から溢れても崩れ落ちる事がなかった。
(この卵を産んだカエルには申し訳ない事をしたのかもしれないと思っているのだ。)
上の林道の左側は宮ヶ瀬湖である。
この林道で卵を産んだカエルは水の中に卵を産む習性が無いカエルだと思うが、
いかがだろうか?
モリアオガエルは水の真上の木の枝や葉に卵を産む。
孵化したオタマは水に落ちるという仕組みだ。
林道の上に卵を産むカエルは、孵化したオタマはすぐカエルになって山に行くのか?
あるいは、1週間もしないで孵化しカエルになってこの場から離れるのか?
アフリカでも不思議なオタマやカエルの発生を見たので、調べたが、
カエルの生活史は奇妙な、想像を絶するものがいる。
しかし、ここは日本である。


2012年4月2日月曜日

何故ここに産卵?

土山峠、何故ここに産卵するの?
何ガエル?
なんと、林道上、四ヵ所にあった。
水場はすぐ近くにあるのに!
判らない!

2012年4月1日日曜日

シカの前足と後足の蹄 Cloven-hoofs of sikadeer's fore & hind legs

シカの死骸から:
シカの足跡が気になるので、その蹄の裏の様子を写真に撮った。
 上:左後足  下:左前足 
見た目は、下の前足の蹄の方が後足よりも幅も長さも明らかに大きいが
写真でこう見るとまぁー前足の方がデカイかな!という感じだ。
左:右前足   右:左前足
左:右後足   右:左後足
前足も後足も、両端の蹄が第四指のもので、内側が第三指のものとなる。
前足も後足の蹄も内側の第三指方が長く見える。
もっと、明らかに第三指と第四指の蹄の見た目の違いがあるだろうと考えていたが、、。
もっと足の裏を撮らなくてはならない。
ただ、シカでは前足の蹄は後足のものよりも大きく、しかも第三指と第四指の蹄が
開きやすい。
なお、副蹄が付いている部分は中手骨や中足骨であるが、写真で分かるように
左前足の中手骨の毛皮が剥ぎ取られているが、他の脚では、毛皮が食べられていない。
毛皮が残っているのは、他に頭骨の前頭部分である。

シカの切歯と上あご Incisor & maxilla of sika deer

シカの下顎の切歯である。
第一切歯が異様に幅広だ。
いつも晒骨された頭骨の歯しか見ていないが、こうやってまだ生々しい状態の歯並びは
非常に整っていてきれいでもある。歯の間に隙間がない。
シカやカモシカの上顎には切歯が無い。が、シカにはこうやって小さな犬歯がある(下の写真)。
シカが木の皮を剥いたり、枝の樹皮を齧る時は下顎の切歯を使うが、上顎には切歯がないので、
この切歯と上顎で押さえることになる。
しかし、上顎の口蓋にの皮膚はどのくらい堅いのだろうか?
包丁(下顎切歯)とまな板(上顎)の関係だとこれまで考えてきたが、まな板にあたる上顎の皮膚は本当に堅いのだろうか?
ウシ(カモシカの仲間)が草を食むのを子供の頃見ていたが、歯など使わないでほとんどクチビルと舌だけで草を食べているようにもみえる。柔らかい草をむしり取る時は歯など使わないだろう?

しかし、カンスゲのような堅い草をむしり取る時は下顎の切歯と上顎の皮膚で押さえて切り取ることになる。上顎の口内の皮膚はどの程度の堅さなのだろうか?

木の幹の樹皮を齧ったり、小枝を噛み切った痕さえつける。
この場合も上顎でしっかり押さえている筈だ。
上顎は痛くないのだろうか?

それが、下の上顎を見た時の疑問である。(もちろん、クリックすると拡大)
以上が、take隊員の「森の海▲海の森」の最近のものを読んで感じたことだ。
もちろん、柔らかいまな板に押さえても切れないので、引っ張ることになる。
上顎の皮膚(皮)はどのくらい丈夫なのだろうか?
以下は、take隊員が引用した蒲谷肇、1992の文献をプリントアウトして読んだ。
「房総丘陵東部におけるニホンジカの採食植物リスト」 東京大演習林、29:125-140
によると、
房総丘陵でシカによる採食害の少ない植物種
マツカゼソウ、ベニバナボロギク、ナツトウダイ、ツワブキ、ドクダミ、イズセンリョウ、シロダモ、アセビ、シキミ、イヌマキ、ワラビ、オオバノイノモトソウ
をあげている。
さらに、シカの不嗜好性植物として
シロダモ、シキミ、イズセンリョウ、マツカゼソウ、オニシバリ、コブナグサ、ワラビ
を中島(1929)はあげている。
房総丘陵におけるシカが好んで食べる訳でない植物と、
丹沢に現在下草として残っている植物が一致するものを赤字で示した。
丹沢ではダンドボロギクも繁茂するからこれもシカが食べないものだ。
ワラビの生えるような草原は少ないが、草原があるとワラビがある。
ナツトウダイは白い汁がでるが、丹沢山麓ではあまり見たことが無い。ツワブキ、ドクダミが食べられないとは少し驚きだ。
丹沢だと、ヤマトリカブトやテンニンソウ、さらにはレモンエゴマが
シカに食べられない植物として思いつく。さらには、ヤクシソウやリュウノウギクもそうかな?!
他にはどんなものがあるだろうか?

2012年3月31日土曜日

テン糞やタヌキ糞はまだ冬のもの  Scats of marten and racoondog are still winter foods.

29日、サル糞の他にシカ糞やテン糞、タヌキ糞を見る。
テン糞
これは、表面にキブシの種子が見えたが、持ち帰る。
帰宅後、すぐ洗う。
キブシの種子多数、ケンポナシの種子6個と消化していない1センチくらいの果実、膜翅目の翅3枚と節足動物の外骨格。
タヌキ糞
コインの左はキブシの種子が浮き出ている。
コインの下の糞はシカ毛が浮き出ている。
キブシとシカの死骸を食べたと判断し、糞は採集せず。 
このタヌキ糞
個品の右はやはりキブシの種子が見える。
下のものはシカ毛が出ている。
糞採集せず。 
シカ死骸とキブシを食べたと判断。
このタヌキ家族は湖岸の尾根で見晴しの良いところで排泄している。
テンやタヌキの糞がキブシの種子の塊のようであり、
彼らにとってはモミジイチゴなどのキイチゴが実るまでそれまで果実はキブシの実だ。
テンはどこでケンポナシを見つけたものか。
とにかく、彼らにとってキブシやケンポナシの果実はマメガキの果実同様
冬から春までの大事な食糧であると云っても間違いではないだろう。
動物質のものは、偶然に口に入る食糧かもしれない。
シカの死骸は骨髄まで食べられていた。
タヌキ糞を持ち帰って洗わなかったが、きっと節足動物の外骨格も混じっているのだろう。
だろうはダメだ。やはり、きちんと持ち帰って調べなければ、反省だ!


サル糞は春の糞の色  Macaque dropping is spring color.

29日の続きです。
土山峠から湖に沿った林道を行くと、
サル糞だ!
これは、前日の午後のものだろう。
久しぶりのサル糞なので、じっくり観察。
表面に浮き出ている繊維状の赤っぽいもの、これはフサザクラの花だ!
崩す。中身は蕾や、新芽などを食べた緑色だ。
サルは膨らんでいる新芽を食べ始めているのだ。
これが、数時間以内だと表面も緑色になる。
その後、表面は黒くなるが中身は緑色だ。
さらに日にちが経つと表面は茶褐色になり、中身は黒くなる。
最終的に全部茶褐色になる。
春の新芽食いの時は柔らかでソーセージ状になり、
俵型やオニギリを積み重ねたようにはならない。
橋の上にフサザクラの花芽が2、3センチで折れて散在している。
きっと、上のオトナオスザルが食べ散らかしたものだ。 
前に一度この場で、この花を摘んで熱湯で湯がいて、酢醤油か酢味噌和えにすると
旨いのではないかとアップしたことがある。
サルもこの時季をのがさないのだからやはり苦くて旨いのだろう。

2012年3月30日金曜日

沢ではテングチョウが飛び回る Many nymphalids were fluttering over a stream

昨日の沢歩では、やけにこのチョウが多く飛び回っていた。
すばしっこくてなかなか写させてくれない。
タテハチョウ科なのはわかるが、斑紋がうまく撮れない。
ふつうに飛び回るタテハチョウよりも小型だ。
手持ちの日本のチョウⅡ保育社のタテハチョウ科を
ながめて絵合わせをする。
チョウの図鑑はどれも翅を広げた状態で裏、表から載せている。
しかし、通常のチョウは展翅したようではなく、下のような翅の広げ方だ。
それでもだいたいこれだなぁーというものに巡りあった。
テングチョウとなった。

で、ネットでテングチョウを見た。
ネットではみな写真だ。上のように翅を広げた状態で、
同じ斑紋で、ずばりOKとなった。
今日、飛び回っていたテングチョウたちは、成虫で越冬したのだ。
釧路のように寒い年には零下20度を超えるようなところでも、
物置の壁にじっととまっているタテハチョウの仲間を見つけたものだ。
昨日の丹沢は、朝は薄氷が張っていたが、10時を回った頃にはぽかぽかだった。
2頭が連なっていたりしていたから、テングチョウの恋の季節でもあるのかな?

シカは餓死したのではない! The deer did'nt starve to death.

先日のシカの死骸は動物たちにさらにさらに食べられていた。
左に頭骨が裏返ってある。
頭骨と寛骨は脊椎をとおして繋がっており、両前肢は肩甲骨から離れ、
右後肢も寛骨から離れていた。
写真右の脚は、左の後ろ足である。
脊柱から肋骨部分が無いのがわかる。
近づいてみると、前回あった肋骨部分は、骨が割られて骨髄が食べられている。
(脊柱の中央右上に下顎骨がある。クリック拡大)
上の赤くなっている肋骨部分をさらに寄って撮ると、
骨髄の中は、血管が充満し、脂肪質で満たされている。
餓死した動物には、体内の脂肪分がエネルギーとして消費され、
最後に、骨髄に蓄えられている脂肪分が使われるので、
このシカは餓死したのではないことをあらためて知った。
内臓や肉を食べつくした動物たちは骨を食べ始めたのだ。 
しかし、シカの骨は非常に堅い。
この骨を齧って噛み砕くことができるのは、そうとう顎が頑丈で、噛む力が強い動物だ。
イタチ、テン、タヌキはシカの骨をこのように噛み砕くのは無理だろう。
しかし、3月4日にアップしたタヌキ糞からはシカ毛と骨片がでてきている。
ということは、タヌキでもシカの骨を噛み砕けるのだから、キツネ、アナグマ、そしてハクビシンやアライグマ(彼らは腐肉は食べない?)ならさらに簡単にバリバリ齧るだろう。
骨が現場から移動していないのは、その場で骨を齧っているということだ。
今回は、この骨がどこまで齧られて無くなっていくか見届けてやろう。

ぼくが不思議に思っているのは、頭骨は前額骨部分(鼻先)が齧り取られているが、
腦はそのまま残っている。アフリカでヤギの頭骨をそのまま焼いて脳味噌を食べたことがあるが、カキフライの牡蠣のような味がした。
頭蓋骨に歯を立てづらいので残されているのかもしれない。
下顎骨は上顎と接する関節部分の筋突起や関節突起部分が齧り取られているが、
左右の下顎骨は合体したままだ。
まだ、まだこの骨はしゃぶられる事だろう。
これから、アカネズミたちもやってくるだろう。

2012年3月29日木曜日

庭にも春 My small garden's spring!

関東は、北海道生まれからするともったいないくらい多く、香りに包まれる季節がやってくる。
ウメから始まり、ジンチョウゲとなり、晩秋のキンモクセイまで途切れない。
どの香りも大好きだ!
上と下はジンチョウゲの花
今は、庭にでるとこの香りがいっぱいだ。
ショカツサイ(オオアラセイトウ)
プランターに一株咲いている。

丹沢の春のあかし、キクザキイチゲ

昨夜、懸案のデスクワークを仕上げ、宅急便で出版社に送る。
それも今日は高気圧に覆われ晴れ予報だったからだ。
もう、このところ朝5時には明るくなる。
待ちきれず、6時を過ぎたので家をでる。
裏道のショートカットの道を縫うように走ったので、7時には土山峠に着く。
が、ここを後にしてさらに車を進める。
沢の入り口は残雪が積み重ねられていた。
薄氷の下にヤマアカガエルの卵塊がある。
現場に着く。
あったぁー!咲いている。
しかし、陽が射さないと花は閉じたままだ。
キクザキイチゲが薄暗がりの中で真っ白のウエディングドレスを着た
薄幸の女性のようにたたずむ。
陽が射すと、花が開いて華やかになるのだろうが、
この寂しげな雰囲気も捨てがたい。 
 
キクザキイチゲの女性にそうそうに別れを告げて、土山峠に向かう。
土山峠のヤマアカガエルのオタマジャクシは、
我が家の庭の兄弟たちと変わらないくらい大きくなっていた。

2012年3月28日水曜日

満開になったカワヅザクラ The Kawazu cherry blossoms are in full bloom.

今日は午後から雨という予報なので、昼食後引地川沿いのカワヅザクラがあるところに行ってきた。歩いている内に、暗くなり雨までポツポツ降ってきた。
晴れていれば、もっともっと華やかなのに!
ここには、小さな木も含めると5本のカワズザクラが植えられている。 
雨粒を避けるようにレンズを空へ向ける。 
 カワヅザクラは、下向きに咲くんだ!
とうとう、これらの10枚くらい撮って、カメラをバックに容れて小走りで戻る。
なんと、今は、また、陽が射している。


2012年3月27日火曜日

イノシシ?イノブタ?Wild boar?

今日はチャレンジキャンパスだった。
佐倉市からの男子が一名来た。
学校で飼っているスローロリスの足の第2指がカギヅメ状の化粧爪になっているのを見てもらおうと思ったが、なかなか見えず。
イノシシがいる。
これは、イノブタ?
外見の違いがあるのかな?

春のイタチ、テン糞   Weasel & marten scats in spring, at Yugawara.

久しぶりのブログアップである。
先日3月19日の野生生物探検隊で:
湯河原駅発9時の奥湯河原行のバスに乗り、広河原から藤木川に沿って
山道を登っていくと大きな砂防堰堤がある。
その堰堤のところにいつもテン糞があるのだが、今回は堰堤の手前2m
のところの道路端にあった。
10:43テン糞
内容物は、
キブシの種子多数、節足動物の外骨格少々であった。
これから天昭山野猿公園跡まで行き、レインギアの上下を着て、スパッツを着ける。
そこから藤木川左岸尾根に登る。
スギ林を登るが、アオキなどの木も生えているため、葉についた昨夜の雨粒が落ちる。
メガネが吐く息と湿気でまるで風呂場にいるように曇る。
尾根道はしっかりしている。
イノシシのフィールドサインやタヌキのタメ糞などの写真を撮る。
県道椿ラインに出て、200mくらい下ってから白銀林道への尾根をとる。
が、ひどいササヤブだ。もうお昼には幕山に着けないことをisa隊員に電話する。
2mを超すササヤブを両手で掻き分けながら下る。これが登りならとても無理だ。
ササだけでなく、サンショウ、ジャケツイバラ、クマイチゴ、サルトリイバラなどの棘をもつ灌木があり、さらに、サルナシ、ヤマフジ、ボタンヅル、スイカズラなどの蔓性植物が絡みつく。
沢に下りることにきめる。これが正解だった。
ヤブが酷い場合は沢の方がまだしも歩きやすい。
40分もしないで林道にでることができた。
林道を歩いていると、take隊員から電話がある。
こちらに来るというので、出会うまでに少し歩こうと急ぐ。
お昼のインスタントラーメンを食べ終わって再び歩き始めてtake隊員の車がきた。
take隊員の秘密のルートを歩く。まず、シュンランがあちこちに咲くところにいく。
ノウサギがシュンランの葉を食べているが、花は食べていない。
そこから再び林道へ戻り、またまた秘密のササヤブのトンネルへ。
イノシシの糞を採集する。
これは今日洗いつくしたら植物繊維だけが残った。
皆さんに、「糞も探して!」と云う。
早速、take隊員が見つけてくれる。

14:12イタチ糞
内容物は、
小哺乳類(ネズミ?ジネズミ?)の毛、骨片多数、節足動物の外骨格
14:39テン糞
内容物は
イヌツゲの種子26個
この後、水場で、ムカゴネコノメ、ヨゴレネコノメ、チャルメルソウなどに皆、
目を輝かしている。
あー、ダメだ。take隊員はやまぼうしさんの軍門に下ってしまった。
16:04イタチ糞
内容物は
ネズミの毛多数、骨片少し、昆虫脚
湯河原のテン、イタチたちは一足早く、春の食物に変わりつつある。
というよりも、ここ湯河原はフクロウや猛禽、キツネも元気でいられるように、
ネズミたちが豊富に生息しているようだ。

イタチとテンの糞から、ネズミかジネズミorヒミズの毛が出てきた。
丹沢ではこうはならないだろう。でも、わからない。
推論も大事だが、事実の積み重ねが大事だ。
ネズミなどの小哺乳類の毛を虫眼鏡で見極める技術を持ちたい。
見た目は違うんだ。
最後はいつもの真鶴駅前のお店でわいわいと呑む。
今週中頃には、原稿の見直し修正を終えたい。
早く、山へ行きたい。春の花がキクザキイチゲが終わるぅ!
でも、今日は専門学校のチャレンジキャンパスで、サルの話しだ!
頭骨もサル糞も、持っていって話しよう。気分を変えてこよう。


2012年3月22日木曜日

イノシシはタヌキ糞を食べている? Wildboar eats racoondog scats?

19日の野生生物探検隊の集まりで、
ぼくは藤木川の左岸尾根を県道椿ラインまで登ったが、
タヌキのタメ糞が、このように表面が何かに押しつぶされたてすくい取られたようになっている。
この尾根歩きをしようと思ったのは、天昭山神社、白雲の滝を通るハイキング道路を
歩いては、タヌキのタメ糞場所がないので、タヌキ糞を採集できないと思ったからだ。
しかし、昨年から1月までくらいの古い糞は残っているが、3月に入ってからの
糞というか、俵型の糞塊は一つもなく、どれも踏みつぶされたか、
押しつぶされたようになっている。
この尾根には、イノシシの掘り痕が各所にあったし、寝床もあった。
これは、イノシシがこの1、2週間の間に新しいタヌキ糞を食べた跡だと考えた。
是非、イヤでなければ上の写真をクリックして見てください。
糞の塊はなく、熊手のようなものでならしたようにも見える。

このようなタヌキのタメ糞は何も今回この湯河原で見つけただけではないのだ。
丹沢でもたくさん見つけているのだ。
これまでは、どうしてここで糞をしなくなったのだろう?と疑問に思っていた。
しかし、そのタメ糞場所に再びタヌキが糞をすることがあるのだ。
今回の野生生物探検隊の集まりで、奥湯河原から尾根を歩いて山越えしたことにより
「これはイノシシのしわざだ!」と思うようになったのだ。
皆さんはどう思いますか?