「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年10月21日日曜日

久しぶりの大山北尾根 16号鉄塔ー大山山頂・バス停

16号鉄塔下で休み、13:15までの30分をランチタイムとした。休むと冷えるので皆に防寒のためにレインギアの上着を着てもらった。
集合写真を撮って出発だ!
16号鉄塔から少し下って再び登り始める。カマツカの木が何本もあり赤い実をたくさんつけている。直ぐ小ピークに達し、再び少し下る。
写真2 カマツカの実
稜線の西側は崩落している。その際に尾根道がついている。
写真3 小ピークの4人、元気だ! 
写真4 アカモミタケを持ち帰る
ミズヒの頭を過ぎ緩やかな尾根を下っていくと鞍部にヌタ場だ。イノシシの毛があり、カモシカの糞があり、シカの足跡があった。偶蹄類が皆ドロ浴びをして外部寄生虫を落とすのに使っている。
学生たちは、毛を一本一本泥から採取したのをチャック付きのビニールの小袋に入れる。
写真5 鞍部のヌタ場
写真6 これは、大きなシカの足跡だ!
写真7 カモシカ糞だ!
Yamoto君とChen君がシカの角を見つける。ぼくは気が付かなかった。
写真8 シカの角を持つChen君
西沢ノ頭への登りでタヌキのタメ糞跡があり、周りに無数のヤマボウシの白っぽく見える種子が散らばっている。糞虫が糞を運んだ穴も見える。
写真9 タヌキのタメ糞跡だ!
Chen君が再び先に行く。しかし、どうもおかしいので、「ホッホッーホー」と声を張り上げると、何と右手の方から「ホー」と返事がする。獣道を行ってしまったのだ。西沢ノ頭で落ち合う。
写真10 膝が痛いMikuさんをアテンドするH担任とYamamoto君
また、タヌキのタメ糞だ!しかし、しっかりした糞塊?糞粒?がないので、拾わなかった。やはり、ヤマボウシの種子が散らばっている。
写真11 タヌキのタメ糞 
こんどは、サルナシの種子と果皮ばかりのような少し太めのテン糞だ!
写真12 テン糞だ!大きいのでメスのかな?
写真13 テン糞と思って拾うが、カモシカ糞を誰かが踏んづけたものかもしれない。洗ったらテン糞だった。
今日のChen君は足が軽いようだ。体重を10キロ減量したせいだろう。ぼくは、なかなか減量できない。このような山行で2キロは減るのだが、、、。
写真14 絶好調のChen君
写真15 また、トリカブトだ!
木の根元からナラタケっと思ったが、茎にツバがついていない。ナラタケモドキだ!半分を残してゲットだ!
これとアカモミタケを翌日連れ合いと二人で味噌汁にして食べようとした。味噌汁を作っている連れ合いが叫ぶので、何事かと行って、キノコを煮ている鍋を除くと汁が墨汁のように真っ黒だ!え?どうして?マイタケなら判るが、アカモミタケとナラタケモドキを一緒に煮たら汁が黒くなる?連れ合いは、気味が悪いと云って味噌や大根下ろしを入れるのを止める。
ぼくは、アカモミタケとナラタケモドキのカサ2枚を皿に取って醤油をかけて食べてみる。ん?ナラタケモドキで、ナラタケと同じだ。さらに、2枚取って食べる。連れ合いは食べないと云う。ぼくも残りはさらに黒くなったので、後ろ髪を引かれるが捨てることにする。
どうして、墨汁を流したような汁になったのだ!
写真16 ツバがないのでナラタケではなくモドキだ!
晴れていれば、富士山が見える場所に来ても富士山は灰色の雲に隠れている。リンドウがあった。
写真17 リンドウ
写真18 曇り空で富士山が見えず、残念!
写真19 最後の登りを頑張る!
写真19 脚立を乗り越える
山頂には、太った男性の登山者が一人いた。ガスストーブでお湯を沸かしていた。ぼくらは集合写真を撮って、登山者にお先に!っとロープウェー駅を目指して下る。
写真20 山頂で集合写真
何と、途中で、山頂にいた登山者に追い抜かれる。もう、ロープウェーの最終便に乗ることを諦める。Mikuさんの膝が痛そうなので、Chen君とYamamoto君が彼女の荷物を代わるがわる持って下る。
それでも、彼女の膝は大山の下り道には酷過ぎる。見かねたChen君が背負おうと申し出るが、急坂だし、大きな岩がごろごろの道なので、辞める。秦野駅からヤビツ峠までのバスでは、彼女はぼくに席を譲ってくれた。50分くらいもザックを背負って立ってバスに揺られていたのだ。
17:15に阿夫利神社下社への急な階段に辿り着く。
写真21 下社への急な階段で
参道(女坂)に沿って、要所要所に街灯の明かりがついているので、ヘッドランプの明かりは必要ない。この参道の街路灯には助かった。
夜、暗くなってからでも下社までのお宮参りをする人がいるということなのだろう。
写真22 伊勢原の街の灯りが、、、
写真23 ウマオイのメスがいた。
4日たった今日もまだ両足の腿の筋肉痛で、椅子に座るのも立ち上がるのも辛い。

2018年10月20日土曜日

久しぶりの大山北尾根 地獄沢橋ー16号鉄塔下

地獄沢の右岸の尾根に県道から登るトレースがついている。ほぼ11:00になだらかな勾配の広い尾根を登り始める。
写真1 ホコリダケの幼菌かと思ったが、成長して、、
写真2 ホコリダケを割ると胞子になりかけていた
写真3 ツチグリの胞子が飛び去った物
もう、この辺りからChen君はぼくらの遅い歩きに嫌気がさしたのか先に行く。北尾根の稜線と出会ったピークで待っているように言う。
写真4 リスかムササビの巣材だ!スギ皮の形成層ふきんを細くしたもの
写真5 センブリだ!
 登る途中からセンブリが至る所にあり、こんなにあるのだから葉を少しもらって皆で葉を齧る。目が覚めるくらい、凄く苦い!センブリ茶だ!
写真6 センブリがたくさん
センブリが出てこなくなったら、こんどはウラジロノキの実が落ちている。学生たちに噛んで味わってみるように勧める。リンゴのようだ。タヌキはさぞかしこれらのウラジロノキの実を喜んで食べているだろう。もっとも今の時季はこの実よりもヤマボウシの実の美味しさにはかなわないかな?
写真7 ウラジロノキの果実
写真8 ホトトギス果実をつけている
テン糞だ!が、ぼくは気が付かないで登ってしまった。Yamamoto君に教えてもらう。サルナシの種子と果皮が見える。他に何か食べているかな?ウラジロノキの実はこの糞のマークとして置く。
写真9 テン糞1
おー、またテン糞だ!これもサルナシを食べたものだ!
写真10 テン糞2
「ホッホッホー」と声を出してもChen君の反応が聴こえないので、Yamamoto君に先に行ってもらう。合流したら稜線との出合いのピークで休んでいるように伝える。
またまた、テン糞だ!16号鉄塔への補修整備のためのプラスチック製の階段がついている。その上にしている。これもサルナシ食のものだ!
写真11 テン糞3 2ヶ所にあるのを拾う。
この階段を登っているChen君とYamamoto君の姿を見つける。彼らはぼくらを待っていてくれる。
タヌキのタメ糞跡だ。新しい糞の塊が見つからないので写真を撮っただけ。
写真12 タヌキのタメ糞跡
12:40に16番鉄塔の足を支えるコンクリートの台に座る。遅れてきたMikuさんとH担任は下の場所で大きなイノシシが突然逃げ去ったので、驚いたと声を上げる。下の写真だ!ぼくはそこを通ったのにイノシシは反応しなかった。結局、ぼくは今回哺乳類は何も見つけられなかったが、H担任は、イノシシ、シカ、ムササビを見ている。
写真13 16番鉄塔に到着
ここで、お昼とする。30分のランチタイムだ!Chen君が大きな塩羊羹を持ってきて、ナイフで切って巾5センチ位を皆に渡す。とても今は食べられない。彼は、大きなハンバーグ、太巻き1本、唐揚げ、その他を食べる。ぼくは持ってきたミカンを手渡す。Mikuさんからまるでミートボール大のタコ入りオニギリが皆に手渡される。
晴れていたが、登ってくる途中で曇り空になった。休んでいると寒くなってくるので、防寒のためレインギアの上を着る。このクラスは学生数は4人だけで、一人は長野のNPOの団体に研修に出掛けていてこの実習には参加できず。仲良しの4人なので一人が欠けてちょっと寂しい。
写真14 3人の学生
13:15になったので、「行くぞ!」と声を掛け、先ず、ここで集合写真を撮る。
写真15 集合写真

2018年10月19日金曜日

久しぶりの大山北尾根 門戸口ー地獄沢橋

門戸口から舗装された県道を藤熊川に沿って札掛方面に向かう。晴天なので気持ちが良い。県道の左側の川沿いの草木や左側の路肩を見ながら歩く。街では感じなかった秋の気配が漂う。
写真1 ウバユリの果実
ウバユリの手前にツリフネソウがあったが、強風で花が汚れている。しかし、ぼくにとっては今年初めてだ!
写真2 ツリフネソウ
シロヨメナがたくさん道路沿いに生えている。
写真3 シロヨメナ
サルナシの実を学生たちに食べさせてやりたくて、サルナシのツルを探していたら、実がついているのを見つけた。一つだけ熟した柔らかいものだったが、一通り1個ずつわたった。もちろんぼくも少し硬かったが食べた。懐かしいコクワの味だ!
写真4 サルナシ
夏に咲くタマアジサイの花がまだ咲いていた。
写真5 タマアジサイ
山側の道路沿いにあったこの花はサラシナショウマにしては果穂が短すぎるが、、、、。
写真6 サラシナショウマ
これも山側にあった。ガマズミだ!果実を採って皆に食べてもらう。留学生のChen君は酸っぱくて好きだっと云ってくれた。
写真7 ガマズミの果実
ここで、まだまだ元気な姿の4人。ぼくは舗装道路歩きが嫌になる。
写真8 担任と学生
ヤクシソウもシロヨメナと同じように川側の路肩沿いに咲いていた。
写真9 ヤクシソウ
ガードレールの上の方まで枝を伸ばしていたシラキ。
写真10 シラキの果実
おー、ようやく地獄沢橋だ!門戸口から55分掛かって辿り着いた。途中で、サルナシの実を探したり、ガマズミの実を摘まんだりしたので、時間が掛かった。ここから大山北尾根に登る。
写真11 地獄沢橋だ

2018年10月18日木曜日

久しぶりの大山北尾根 ヤビツ峠ー門戸口

昨日は、曇り時々雨という予報であったが晴れていた。秦野駅前発8:25のヤビツ峠行きのバスは凄く混んでいた。Mikuさんがぼくに席を譲ってくれたので、ぼくは気持ち良くヤビツ峠まで座らせてもらった。
これが、Mikuさんの膝に良くなかった。
9:12にヤビツ峠にあるトイレの後ろから沢沿いの下りの山道に入る。
沢沿いに道がついており、このような道に慣れていない人は戸惑うかもしれない。テープや踏み跡のトレースを探しながら歩く。
図1 足跡 シカ
 右から落ちて合流する沢を何度か渡り、ときどき沢の左岸に渡ったりしてちょっとした道探しの雰囲気に浸れる。
図2 ツリバナ
 随分、ヤマボウシの赤い実が落ちている。タヌキやアナグマの食糧となっているだろう。
図3 ヤマボウシの赤い実
 最初のヌタ場だ。皆、興味津々でしゃがみ込んでダニがいないか?動物の毛が泥から出ていないか目を凝らして見る。
図4 ヌタ場 イノシシの毛が多数
図5 ヌタ場 イノシシだけではない
図6 立派な道標
図7 この足跡はテンかな? 
図8 ヤマトリカブトの兜が綺麗 
図9 カモシカの糞だ!
 ヤビツ峠から門戸口までは約1.2キロであるが、植物や動物たちのフィールドサインなどを探しながら歩くから50分ちょい掛った。
図10 10:03 門戸口の道標
図11 学生たち
図12 県道70号線
さぁー、ここ門戸口から藤熊川に沿った県道70号線を地獄沢橋まである2.6キロを歩かなければならない。天気は良く、爽やかな沢音を耳にしながら周りの木々などにも目を凝らしながら歩く。

2018年10月16日火曜日

オンブバッタ  Kind of grasshopper

急に寒くなってきたので、昨日、室内にファレノプシスやパフィオペディラムなどの洋ラン類を取り込んだ。今朝、パソコンの画面の上にオンブバッタが乗っているので、庭に放り投げた。洋ラン鉢に着いてきたのだ。学校から戻ってから庭を散歩したら、オンブバッタが力弱く飛び立つ。寒いのだ!
我家の庭には、このオンブバッタAtractomorpha lataがこのところ目立つ。このバッタには小さなオスが乗っていることが多い。
このオンブバッタは庭の何を食べているのか、食べ痕がどんななのかちょっと判らない。アゲハの幼虫では食痕がはっきり判るが、オンブバッタの食痕は判らない。もっとも注意して探してみたことがないので、判らないのだろう。
庭のたたきのところにいたオンブバッタのメス

明日は、久しぶりに丹沢実習だ。秦野駅前からヤビツ峠行きのバスに乗り、ヤビツ峠から県道を札掛けの方まで歩いて、大山北尾根に取り付くつもりだ。今夏は暑かったせいか丹沢歩きもオロソカになってしまった。ぼくとしても9月13日以来の丹沢なので楽しみだ!

2018年10月15日月曜日

屋根にあったハクビシン糞の内容物 The contents of the Masked palm civet's droppings on the roof.

学生たちが、茶漉しで水洗いして、茶漉しに残った残差を報告してきた。図1は壁が崩れた物と節足動物の卵と幼虫、そしれ不明な物であった。
図1 糞の内容物
 もう一つは、ツバキの種子が2個あり、さらに、カタツムリの殻と、木の実の殻っぽい物とあり、あとは不明だ。
図2 糞の内容物 ツバキの種子が判る
図1と図2の糞で0.5ミリメッシュの茶漉しに残った半分以上は不明だ。植物質とも動物質とも鉱物質とも記載がない。これは何故か?
不明な物でも、植物質か動物質か鉱物質か人工物(主にプラスチック)かは判断がつく筈だ!解らなければライターの火で焼いてみれば焼け方や臭いで判る筈だ!
2年生にとっては初めての水洗いによる糞分析だ!これからだ!

2018年10月14日日曜日

カラスウリが無くなっていた! The Karasuuri pepo had been disappeared. 

8日(火)に境川沿いを散歩した時に横浜側の畑脇の防風林に絡まっていたカラスウリTrichosanthes cucumeroidesがこのところの涼しさでさぞかし赤くなっただろうと楽しみにして、昨日(土)の午後に散歩に出掛けた。
が、カラスウリは1個も無かった。手の届くような低いところにぶら下っていたので、生け花の飾りにでもしようと思ったどなたかがツルごとひっぱって持って行ったのだろう。残念!でも、仕方がない!
図1 10月8日の境川沿いのカラスウリTrichosanthes cucumeroides

昨年は2メートル以上の位置にあった(図2)ので、そのまま残りタネがこぼれて今年も出たと思われる。来年は、ダメかな?
図2 昨年11月11日の状態のカラスウリ
 このカラスウリの種子は奇妙な形をしている。もう、40数年くらい前の夏に千葉でサル調査があった。その時に、サル糞の中にこの種子があったので、「サルはカラスウリを食べたんだ!」とそこで調査しているT.I.さんに云って、まだ熟していない青いカラスウリを割って種子を取り出して見せて得意になったことがあった。

カラスウリに似ているが、赤くならないし丸くなるキカラスウリTrichosanthes kirilowii var.japonica
という同じ仲間のものがある(図3)。これは種子が違う。サルは夏にキカラスウリの果実も食べる。しかし、今まで、テンやタヌキなどの食肉目の糞からは両方の種子は見つかったことがない。

図3 伊勢沢林道でキカラスウリ 2011年1月