「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年6月13日木曜日

雨の高畑山  The Mt.Takahata in rainy day.

今日は、雨が降っているので登山道を歩くことにした。
仏果山や辺室山は学生実習で歩いているので、久しぶりに高畑山に行ってきた。
吹風トンネル手前の駐車場に車を置いて、歩きだしたのが8時半だった。
家を出るときに、靴下に飽和食塩水を噴霧してきたし、雨具を上下に着たし、傘があるので、
万全と考えた。
靴下をしっかりヒル対策してきたので、スパッツはやめた。
 
駐車場のところにン?これはシモツケ?園芸品種ってことあるかな?
釧路の原野にあるホザキシモツケは2m以上になることもあるが、これは可愛らしい。

もう、登り口からヒルに襲われ、初めは気にして靴に着いたヤツを取っていたが、
歩くペースが遅くなるので、気にしないことにした。
山の神を過ぎてから3頭のシカのメスグループに出合った。彼女らは警戒音も出さずに逃げた。
御殿森ノ頭を過ぎて、ヤブサメのような小鳥が盛んに鳴く、近くに巣があるのだ。
雨は、いっこうに止みそうにない。
高畑山の登りの階段につく。ゆっくりゆっくり上がる。
高畑山の道標などは県自然環境保全センター自然公園課が管理しているのかな?
そうすると、専門学校卒業生のM君が見まわっている?
雨は強くなるし、見晴台は取り払われたし、ヒルが手ばかりでなく、首筋や顔、頭にまでいるので、
即刻Uターンだ。
駐車場に戻ってきて、車を出そうとしたら、????何だ?
車が出られない。ステンレス製のポールが真ん中に立っている。
エ?車を奥の角にとめたので気が付かなかったのかな?
看板の注意書きに厚木警察署、厚木土木事務所、清川村役場が載っている。
厚木警察署の電話がかかれているので、電話する。が、駐車場の使用管理はまったく知らないことのようだ。こちら困っていることを話す。すると、厚木土木事務所から電話がある。
下のスレンレス製のポールの外し方を教えてくれる。
云われた通りにヤル。やったー!通れるようになった!
また、土木事務所から電話だ。お礼を言う。
駐車場から出て、問題のポールを元に戻して写真に撮っていると、電話だ。
こんどは厚木警察署の人だ。お礼を言う。
警察官の対応がスピーディで適切、しかも親切な応対で感激だ!
 
厚木警察署の警察官、厚木土木事務所の係官の人に感謝したい。 
すっかりヒルの事を忘れていた。上下のレインギアや帽子をとり、車のトランクに。
来ていた長袖のスポーツシャツを脱ぎ、それもトランクに!
もうもうヒルがいっぱい。ズボンをまくり飽和食塩水を噴霧してヒルを取る取る。
 
家に着き。足元を見ると、血だ!靴を脱ぐとなんとコロコロしたやつがいた。
洗濯機にレインギア上下を容れ洗う。
この靴下は捨てて、ズボン、帽子、シャツ、パンツを洗濯機に容れ洗う。
風呂場でシャワーを浴び、頭や身体を洗う。
血が止まらないので風呂には浸かれない。
風呂場から出て玄関をみたら、ヒルが這っている。
家族がだれもいなくて良かった。

早くも実が、、。Fruits of trees.

一週間前の堤川林道・湖岸林道・ハタチガ沢林道を歩いた時に見た果実。
もう赤みがついているオオクマヤナギの実。サルもテンも動物たちは大好きだ。
アカショウマがシカに食べられずに咲いていた。
これは、ぼくも口に含んで元気をもらう小粒でピリリと辛いサンショウの実。
まだ、青い。
これは、イヌシデかな?
なんと、これまでシデ類はこの果穂のつき方で判断していたが、
今回あらためて図鑑をみて、判断基準は葉っぱであることを知った。
これからは少し骨のように手元にとってじっくりながめるようにしなければいけないかな?
これは、カマツカの実かな?鮮やかな赤さだ。秋にはぼくも摘まむ。
これは、クマシデかな?
これは、ぼくも動物たちも大好きなコクワ、サルナシだ。
これはアカシデかな?それとも?
これは、ジャケツイバラが早くもこんな実をつけている。
何だか、油炒めにするとおいしそうだ!
これは、林道の沢側に斜面にあって、人など近づけない。
が、果実を食べられている。自然に落ちたのではないと思った。
これは、ミツバウツギ、ぼくがキンタマノキと名付けているその実だ。
 
今日、丹沢に行こうと思って4時に起きたが雨が強く降っている。
う~ん、どうしよう。最近、雨の中の山を歩いたことが無いから久しぶりに泥だらけになるつもりで行ってみようかな?



2013年6月12日水曜日

ハクビシンの糞の種子とテン糞のヒミズの骨片 Two kinds of seeds in civets's scats and a bit of bone of sherw mole in a marten's scats.

以下の種子と骨が6月6日に拾った糞の内容物の一部のものだ。
多くでてきたのは、クワの種子とヤマザクラの種子だ。次にモミジイチゴだ。
次の二種類の種子が初めて糞の内容物として出てきたものだ。
二種類の種子ともハクビシンの糞から出てきた。
 
下は、②7:48、ハクビシン糞
左の大きな一塊と右の一塊を拾う。
上の糞からヤマグワの種子やサワガニの外骨格とともに出てきたナツグミの種子
見たことがある種子だが、手持ち標本の中にはない。それで、今の時季にある果実を
鈴木庸夫、他著「草木の種子と果実」で、一ページ一ページ見ていった。
なんと、5分もしないでぶち当たった。
この本が無ければ???になっていた。
 
さらに、⑪15:20、ハクビシン糞
ヤブツバキの種子が転がっているのが分かる。
ハクビシンの糞からヤマグワの種子とともに出てきたヤブツバキの種子だ。
これも手持ち標本がないので、鈴木庸夫・他著「草木の果実と種子」の中にちゃんとある。
こんな大きい種を排泄するとき、尻の穴が痛くなかったのかな?
ヤブツバキの種子が齧られているわけではないので、ハクビシンはヤブツバキの実を丸ごと飲み込んだとしか考えられない。
っと、アップしましたが、やまぼうしさんから、「とても丸っこく茶色っぽいのでビワの種?そんな気がちょっとします」とメールをもらいました。そうなんです。ヤブツバキの種なら右のような丸っこい種は少ないですね。
ビワなら今が旬の果物です。この種子は標本として保管してあるので、植えてみますネ!
k-ta隊員へ、ビワならぼくらも食べたいですね。
 
さらに、テン糞から出てきた哺乳類の骨片について
下は④8:25、テン糞
 
テン糞の内容物の膜翅目の翅、ムカデの脚とともに出てきた。 
①は頭蓋骨の欠片(頭頂骨部分かな?)、②は手の部分(指を折り曲がっている)、③は上腕骨の肩甲骨に接する部分、④は肩甲骨の一部でヒミズのものと一した。
 
比較したのは、ヒミズ、アカネズミ、ハタネズミ、モグラ、ジネズミ、トガリネズミでした。
これらはHPの自然・動植物・哺乳類の頭骨と骨・骨格で確かめられます。
 
 トガリネズミ目のモグラやジネズミたちの肩甲骨と上腕骨はネズミなどの齧歯目のものとは著しく異なるので、すぐ齧歯目を除外することができた。この③の骨片でヒミズと分かったのだ。
 
ヒミズやトガリネズミは登山道や林道に転がっているのは、ヒミズやトガリネズミはテンやイタチが嫌がる匂いを出すので動物たちには捕食されないと云われている。
が、これはどうしたことだろうか?
山の道に転がっているのは、
キツネやフクロウなどにネズミだと間違えられて捕まったためだとも書かれてもいる。
これは、ぼくが愛用しているPreben Bang 著「Animal Tracks and Signs」、古いのはCollinsあったが新しいのはOxford Univ.Pressになっている。
 
しかし、今回も含めてヒミズなどのトガリネズミ目の動物たちがテン糞などの内容物として何度も出てきている。このブログ内検索で確かめてみて!
 

2013年6月11日火曜日

14個の糞の内容物 The contents of 14 scats.

6月6日の歩いたルートをGPS軌跡示した。
これはGPS Photo TaggerソフトからGoogle earthに読み取り、カシミール3Dを用いて電子国土の地図にルートを落としたものである。
①から⑪は見つけた糞の位置。ハタチガ沢林道の赤丸のウェイポイントはシカを観察していた位置、堤川林道の青丸のウェイポイントは水場の位置である。
②②と⑥⑥はそれぞれ5メートルも離れていないところで見つけた別の糞だ。
歩いたGPS上のルート距離は13.7Kmである。
ハタチガワ沢林道終点から林道出合いまでゆっくり歩いて16分だった。
林道出合いから堤川林道までは、⑩の糞を見つけたり、スギの樹皮剥ぎを見ながら下りたため40分ちかくかかっている。
先ずは湖岸林道上で見つけた糞、③のサル糞は②~④の間に点在して落ちていた。
 ①7:36、テン糞、ムカデの脚や外骨格

② 7:44、ハクビシン糞、ヤマザクラの種子、ヤマグワの種子
②7:48、ハクビシン糞、ヤマグワの種子、サワガニ外骨格、脚、ナツグミの種子(写真あり)


③7:57、サル糞 、ヤマザクラの種子、モミジイチゴの種子

④8:25、テン糞、膜翅目の翅、外骨格、ムカデの脚、哺乳類の毛、骨片4個、手 (写真あり)
 
ここからはハタチガワ沢林道上の糞である。
 ⑤11:13、イタチ糞、ヤマザクラ種子6個、ムカデ一匹分の外骨格、脚
⑥13:03、テン糞、ヤマグワ種子、ゲジゲジの脚
⑥13:06、テン糞、大型甲虫の腹部外骨格、外羽欠片、口器、脚、カマドウマの脚 
⑦13:17、イタチ糞、ムカデの脚、外骨格、頭部
⑧13:22、テン糞、ムカデ外骨格6匹分、脚
⑨13:35、イタチorテン糞、植物質の繊維、葉の破片
 
林道出合いから少し堤川林道に下った見晴しの良い場所の岩の上。
⑩14:30、イタチ糞、ヤマザクラの果皮付き種子6個
 
水場より100mくらい上部の堤川林道上の糞。
⑪15:20、ハクビシン糞 、ヤマグワの種子、ヤブツバキ種子2個
 
糞の内容物を表にまとめた。
全体的にヤマグワ、ヤマザクラ、モミジイチゴ、ナツグミなどの木の実が、全13個の糞の内、半数以上の7個に含まれていた。また、ムカデorゲジゲジも6個の糞に含まれていた。
ムカデは冬季からのテンたちの糞から出てきており、彼らの主要な食物とも云える。
6月に入ると木の実の種子が糞中に入っている場合は、大半がその種子からなっていた。
ヤマグワやヤマザクラは一度に大量に摂取できると考えられる。
しかし、これらを採食する時は、時季的にも果実はまだ木にぶら下がっているので、テン、イタチ、ハクビシンは木に登って口を果実に近づけて食べている姿を思い浮かべられる。
③のところでのサル糞はどの糞も、ヤマザクラとモミジイチゴの種子からなり、群れ全体がシンクロナイズするかのように同じヤマザクラの木に登って、サクランボウを食べ、モミジイチゴを摘まんで食べたことがわかる。
 
今回、初めてナツグミの種子とヤブツバキの種子が出てきた。これらはハクビシンの糞からであった。また、④のテン糞からはヒミズの骨片がでてきたのも特筆できる。
これら、ヤブツバキやナツグミ、ヒミズの骨片に関しては明日アップする。

2013年6月10日月曜日

シカの足跡だ? That's the foot prints of Sika deer?

土山峠から花の写真を撮ったり、糞を拾ったりしながら湖岸道路を歩き、
新たに整備しなおされて登山道のようになった清川トンネルに向かう作業路を歩いていくと、
この道は宮ケ瀬湖に下りるようになる。
宮ケ瀬湖の水量が多い時は、斜面を巻いて進まなければいけないため、ここがこの作業路の
難所?とも云える。
が、カラ梅雨のためなのか?それとも雨を見越してダムの貯水量を下げているのか?
宮ケ瀬湖の水位が減っている。
足跡が見える。最近偶蹄類が歩いたものだ。
 カメラの倍率をあげて撮る。
 下りていき撮る。気をつけないと埋まる。
この足跡は誰のかな?シカ?カモシカ?それともイノシシ?
第三指と第四指の主蹄が7,8センチ以上も埋まっているが、第二指と第五指の副蹄が地面に1センチくらい埋まっているのがわかる。
カモシカなら主蹄はこんなに埋まらずに後ろに副蹄が付く(参照:ブログの2013・3・14)、イノシシなら副蹄が逆さハの字状に着く(参照:2010・3・15)。この足跡はシカの足跡であると云える。

さらに別の足跡もある。
何だ?これは、タヌキ???
うん、タヌキだ!典型的なウメの花型だ。
水辺なのでアライグマのものかと思ったがアライグマなら、指が長く5本だ。残念!
他の動物たちの足跡もないか見渡すがない、イタチやテンやアナグマはこういう場所が好きではないのかな?県道の方を見る。
ん?誰が食べ残した? 
 オニグルミかサワグルミの葉かな?上を見上げたがそれらしき木が見当たらない。
葉をパクっと食べているので、歯型で、シカかカモシカかが判ると思ったが、判らなかった。
一般的には、シカは草を食べるが、カモシカは木の葉や花、や果実、ドン「グリを食べるとされている。しかし、丹沢では、シカが樹皮食いもしている。が、食痕にシカの第一切歯によると思われる幅広の歯型が残っていないので、
この羽状複葉の葉を食べたのはカモシカの可能性が高いがどうだろうか?
拾ってきた10個あまりの糞を洗ったが、クワ、モミジイチゴ、ヤマザクラの種子とともに、なんと
ヤブツバキや〇〇の種子も出てきた。後日アップ。

2013年6月9日日曜日

可哀想なシカたち! Poor deers in the Tanzawa area!

  今回、1時間あまり、このシカの母子を見ていて、今まで自分が気が付いていなかったことがありました。一つは、シカの身体の黄色の斑点模様です。このような斑点模様は小鹿のバンビの方がはっきりしていると思ってましが、この母子では母親の斑点模様の方がはっきりしており、バンビの方は淡いです。これは毛変わりの時季によるのかもしれませんね。
バンビはすでに毛変わりが始まっているためなのか?母親はこれから毛変わりが始まるためなのか?どうなのでしょう。

痩せていると感じるのも毛変わりのせいなのかな?ニホンザルでは4月頃から始まり、子供やオス、あるいは出産しなかったメスほど早く毛変わりが始まります。
しかもサルの場合は、頭頂部、手足の毛から抜け始めます。
ですから、オトナメスが出産したか否かという判断基準にも使えます。
 
シカなどでもそのような事はわかっているのかな?

 もう一つ、白い大きく扇状に広がった尾は、シカの母系血縁集団がブッシュの中を移動する時にその白い尾が目印となって他個体が付いていくと本か何かで読んだことがあります。
が、ぼくが「あれー目立つなぁーこれ!」と思ったのは、後足のカガトの部分にあたるところよりもちょっと下の中足骨(末脚骨)の部分が、白い部分の中に黒い瞳があるように見えますね。
これも目印になるのかな?
しかし、シカはやはり目が悪いようなので、尾の白さも本当に目印になっているのかな?
ぼくは、林道上でシカたちが見えて写しやすい場所を行ったり来たり歩きましたが、
シカたちは気が付かない。
もう一つ、気が付いたことは、急斜面では、
シカの主蹄の第三指と第四指はチョキ状に広がるんだ。
サルだとオスかメスの区別ができるが、シカの子供はどこで性別を区別するのかな?
 
まるで、カモシカのようにザレ場の急斜面で採食するシカの母子。
可哀想だ!
もっと、たくさん草が生えているところの世界を見せてあげたいが、あと何年かかるか?