「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年7月22日金曜日

袋角のオスジカ-野生動物とダニ-

高宕山実習の続き:
お隣のSさんからはシカの頭や脚ももらう。
角に皮が被っている。いわゆる袋角の状態である。
春過ぎになるとオスジカたちは角が伸び始める。
このオス、一本だけであるが、これから更に枝分かれしていくのだろう。
このシカ、翌朝もものすごい数のダニがくっついている。
おそらく、この頭の部分だけでもコップ半杯くらいの数のダニが血を吸っていたのだろう。
シカ一頭にはどのくらいの数のダニやヒルがついているものなのだろう。
以前、丹沢の道路で、轢かれて間もないアナグマの死体を見つけたが、
アナグマの身体からまるでアメーバーが触手を伸ばすかのように放射状にダニが道路に拡がっていた。
野生動物たちは、ダニやヒルに血を吸われても元気に生きている。
実習中も昨日のテストの採点及び評価付けまでたいして気にならなかったが、昨夜は気が抜けたのか身体中のあらゆる部分が痒く、掻きながら寝ていた。さらに、今頃になって山歩きでぶつけたところが痛く感じる。
野生動物たちは、痒いとか痛いなんて感じる余裕の時間は少ないのだろう。
身体を地面や木や岩に擦り付けたところで、痒さは一時凌ぎだろう。
ぼくらは、痒み止めをつけたりすることができるから痒さを凌げるが、緊張の連続だと痒みや痛さも忘れてしまうのだ。
(写真はグロテスクなので、少し離れて撮った)
これは、解体されたイノシシの頭骨と四足のヒズメである。
オスイノシシであるが、犬歯の発達が悪いので、まだ、二歳くらいと見た。 
これらの頭は専門学校に持ち帰ってもらった。
Ame君とMatさんとで、剥被し、除肉し水に浸けたようだ。
足は乾燥標本にするために冷凍庫に容れてもらった。

2011年7月21日木曜日

二泊三日の高宕山(続々)

3日目、イノシシの解体を見た後、高宕川の沢へ
沢で、橋桁の跡の穴に飛び込む学生たち

パソコンの調子が良くない。いよいよかな?と思っている。
今、ちょっと前、昨日の慶應日吉の授業の試験、約500名分を採点し終える。
で、またまた腰が痛くなった感じだ。
でも、これで夏休みなので、大丈夫!

2011年7月20日水曜日

二泊三日の高宕山(続)

二日目の夕食はバーベキュだった。何と突然、お隣のSさんから
シカを半分頂いた。皆、大歓声だ!
シカの肋骨部分をバラスY君とK君 
塩・胡椒で焚き火で焼いたスペアリブは旨かった!
皆、満足したことだろう。
こちら、一人でハーパーを飲み、テントを開けたままで寝たため、
体中が虫に刺されてまだ痒い。
三日目の朝、学生たちがサルを見つける。
高宕山へ行く予定が、またまた予定外の吉報が届けられる。
イノシシが捕まったので、解体するので見に来ないかというものだ。
野生動物保護専攻の学生たちに、何故イノシシを捕獲し、殺さなければいけないか話す。また、豚肉や牛肉は家畜を殺して解体して、ぼくらは食べているのだ。
美味しいところだけを食べ、嫌な部分に目を覆うな!しっかり見ること!
お昼を持って石原種豚場へ行く。途中の道で新しいサル糞が落ちている。
イノシシは既に屠殺され、吊り下げられていた。 
先ず、肛門部分を輪切りにして、そこから腹を胸の方に裂く。
腸があふれるように落ちる。
巨大な肝臓が取り出される。学生たちは息を詰めて真剣な表情で見ている。
皆、野生動物保護専攻の学生だけあって目を逸らす者はいないことが嬉しい。 
前脚と後脚と頭をもらう。
頭や足を持って!
暑い中、皆、しっかり見ていてくれた。
昨日いただいたシカもここでバラシタもので、石原さんに感謝!
After that, we went to the river in order to play and get cool.

2011年7月19日火曜日

二泊三日の高宕山(千葉)

東京コミュニケーションアート専門学校の高宕山実習があった。
16日は、約一時間の富津市宇藤原のアスファルトの道を宿舎まで歩いた。
始めて参加の1年生が一人暑さでバテたので、車に乗ってもらう。
宿舎周辺も暑いので、沢に行く。が、房総半島は高い山が無いので、
沢の水は温い。
帰路再びお昼前に登った道を宿舎まで、うだるような暑さであった。
ただ、ヤマユリの香りを運んでくれる風が唯一の救いだ。 
最初の夕食がハヤシカレーだったので、アジを30匹買い
タタキやなめろうにするこれが旨かった。
翌朝、宿舎の前の竹林で学生がサルを見つけ、斜面に入る。
逃げられたが、タケの食痕があった。 
宇藤原・231ピーク・谷田往復・東海自然歩道に出て・大崖・石射太郎・台倉を
回って宇藤原の宿舎に戻る。
谷田の水田跡にあったキョンのコドモの糞
下は、大崖で休む一年生。 
かってニホンザルの餌付け場所であった石射太郎も、
日向で暑いので素通りだ。
着いて来られない学生が出るので、休む。
二日目の夕食はバーベキュだった。
お隣りさんからシカ肉を半身分いただく。
スペアリブが旨かった。
腰痛を治すために、二週間パソコンにもあまり向わず、駅の階段もエスカレーターを利用する。
実習の前日まで貼り薬に頼っていたが、山歩きは問題ナシだった。
これからはストレッチをしようと思っている。

2011年7月12日火曜日

朝日の中のフウランの香り

二鉢のフウランは開き、風雅な香りを漂わせている。
この香りといい、ジンチョウゲ、スズラン、クチナシ、ライラック、キンモクセイ、
何よりも、スイカズラやバイカウツギ
そして濃厚なヤマユリ!
このような香りに包まれると気分が落ち着くから不思議。
あと、もう少し、がんばらなければ。

2011年7月10日日曜日

肉体と精神がアンバランスだ!

昨年暮れから屋内に取りこまずに庭のナツツバキの枝にぶら下げている
フウランの花が咲きそうだ。
明日には開いて素晴らしい香りを漂わせてくれるだろう。
フウランの下にはオオバキボウシも咲き始めている。
梅雨が明けたら、清々しい空模様である。 
ナツツバキの果実も膨らんでいる。 
今週末までに、この腰痛をなんとかしなくてはと、先週水曜日に
整形外科で診てもらう。予想通りの診察内容と結果であった。
治すには、安静が一番ということで、歩き回ることで快復を遅らせていたようだ。
飲み薬と貼り薬が処方されたが、
飲み薬は2回飲んだだけでもう胃がムカつくようになった。
胃薬も出ているが、繊細なぼくの胃壁にはダメなようだ。
要は、筋肉を使わないことなので、パソコンに向わないを実行している。
今朝は、ん?腰の重苦しさが無くなったと思い、パソコンに向ったら
案の定重苦しくなり、すぐギブアップ。

週末から千葉の高宕山での1、2年生合同の実習である。
それまでに治って欲しい、幸い今週の日吉は計画停電で授業は無し。
しばらくは駅の階段もエスカレーターを使おう。
それにしても歳だ!軽いぎっくり腰が長引いている。
自分の気持ちと身体がバラバラだ。まだ、身体に合った精神になっていない。

2011年7月6日水曜日

こんなヤツが政治を?

松本龍元復興相は政治家を即刻辞めた方が良い!

気が弱く力の無い人間が、虚勢を張って自分の力を誇示しようとする典型が
この松本龍だ。
防災大臣であった時もさぞかし省庁の役人に対して威張り腐っていたのだろう。
日本の政治というものは、そのようなニラミの効く人物を大物と見ている節がある。
そのような強面の目つきをしてニラミを効かした政治家は随分多い。

この男、記者会見でサングラスをかけてくる。
震災復興はオールジャパンでやろうとしている矢先に
民主も自民も公明も嫌いだ!
おかしなパーフォーマンスをするヤツだ、大丈夫?と思っていた矢先のことだ。

知事たちは立派だ!ぼくなら、その場で「アナタハ 何様ですか?」
「そのような言葉を吐く大臣はとっとと帰れ!」と言っただろう。

どうも、国と地方ということで主従関係があると考えているのは
この男だけではない。
国の機関から派遣されてやってくる大学院出たての若い役人まで踏ん反り返っている。
また、そのように大事にもてなす地方行政の役人たちにも問題がある。
松本龍のような男を政治家として選出する国民がまだまだ日本の民度となっている。

2011年7月4日月曜日

典型的なアナグマのトイレ

1日(金)の実習の続き
タヌキは尾根道上の平らな部分に半径40~50センチにわたってトイレとする。
そこには1年以上前の糞から新しいものまで、さらには、さまざまな個体の
ものが混じる。これらをタヌキのタメ糞と言われている。
トイレの剥き出しの地面には直径1センチ未満の穴がぽつぽつ開いている。
これは、糞中たちが地面の中に糞を運んだ穴である。

アナグマのトイレは下の写真のように少し穴を掘ってそこにすることが多い。
尾根道から少し外れた斜面に作られる。
タヌキのトイレのように何回も何ヶ月にも渡って使用されることはない。
大抵は、一回だけで、家族と思われる数個体がほとんど同時にしたと思われる。
タヌキのトイレもアナグマのそれも自分たちの存在を誇示している
マーキングの一つだろう。
上の糞は採集してきたがまだ分析していない。
もう、昆虫が大半で、キイチゴ類の種子が入っているだろうと考えている。

2011年7月2日土曜日

雨とヒルの襲来で勇気ある撤退!

本厚木駅前を7時40分の宮ヶ瀬行きのバスは
ほとんど専門学校の貸切バス状態だった。
土山峠には8時25分頃ついた。空は晴れて気持ちが良かった。
堤川林道に入るとすぐ、大きなホタルブクロが斜面に咲いている。
コクワガタオスを見つける。指先の上だ。小さい。 
メスジカの頭骨を見つける。良かったね! 
頭骨を持っている右のMさんがイノシシが林道から沢側に下りるのを
ぼくに静かな声で教えてくれる。
下りた林道から沢を見る。中型だが太っているイノシシが歩いている。
写真を5、6枚撮る。
イノシシを撮ろうとガードレールを越えると、イノシシは驚いたのか
ひっくり返って足をバタバタさせる。
もちろん写真を撮る。
しかし、全てにわたってイノシシの影さえも映っていなかった。
イノシシが沢側に下りた林道の舗装面にはイノシシの糞とたくさんの短い毛、
臭い程臭う。血もある。
ここでヒルなどの寄生虫を落とそうと舗装面で身体を擦っていたのだ。
(クリックすると毛が分かります)
堤川林道終点から宮ヶ瀬尾根の稜線を目差す。
稜線からはハタチガ沢林道へ、途中で学生たちはリスを見つける。
ハタチガ沢へ下り、冷たい水を鱈腹飲む。
どうも、これが体力を消耗させた原因のようだ。 
ハタチガ沢を詰めていると、雲行きがおかしくなってくる。
ときどき小雨がばらつく。
宮ヶ瀬尾根へのジグザクの経路を登って小休憩し、「勇気ある撤退をする!」
と叫ぶ。尾根を登り、堤川林道の終点に出るが、小雨模様だ。
皆、ヒル取りに夢中である。ぼくも腕や太腿が血だらけとなる。
昼食を林道の水場で雨に打たれながら食べる。
衣類はもちろんのこと気持ちまで濡れ雑巾のようであった。

雨が止んだので、前日にみたツチアケビを見に行く。
ツチアケビの写真を撮るMさん。 
水を飲み、雨に打たれ、ヒルにやられたせいか僅か9キロであったが、
疲れた実習であった。
でも、これからはアクエリヤスを持って歩こう。

2011年7月1日金曜日

土山峠・ハタチガ沢・宮ヶ瀬尾根・堤川林道

土山峠から堤川林道の終点までいって、
そこから尾根を登って宮ヶ瀬尾根について、そこからハタチガ沢林道終点に降り、
ハタチガ沢沿いを遡上して、熊の爪に行く予定だった。
が、雨が強くなってきたので、尾根に上がり、「勇気ある撤退」を宣言して
尾根を着た所まで戻る。
学生たちにはこの戻ったコースを地図上にトレースしなさいという。
お昼は堤川林道の水場で雨に打たれながら食べる。
良い経験だ。ぼくはもう十分だ。
帰路、海老名の駅でアクエリアスという飲み物を始めて飲んだ。
一口飲んだだけで、疲れがすーっと霧散した。驚きだ!
学生たちは水ではなくて、この1リットルを持っていた。
ぼくもこれからはこのような飲料水の頼ることにする。
しかし、凄い効き目だった。目がショボショボした感じで疲れていたのに
目の前がはっきり見えるような感じさえしたよ!