1日(金)の実習の続き
タヌキは尾根道上の平らな部分に半径40~50センチにわたってトイレとする。
そこには1年以上前の糞から新しいものまで、さらには、さまざまな個体の
ものが混じる。これらをタヌキのタメ糞と言われている。
トイレの剥き出しの地面には直径1センチ未満の穴がぽつぽつ開いている。
これは、糞中たちが地面の中に糞を運んだ穴である。
アナグマのトイレは下の写真のように少し穴を掘ってそこにすることが多い。
尾根道から少し外れた斜面に作られる。
タヌキのトイレのように何回も何ヶ月にも渡って使用されることはない。
大抵は、一回だけで、家族と思われる数個体がほとんど同時にしたと思われる。
タヌキのトイレもアナグマのそれも自分たちの存在を誇示している
マーキングの一つだろう。
上の糞は採集してきたがまだ分析していない。
もう、昆虫が大半で、キイチゴ類の種子が入っているだろうと考えている。