「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年6月21日月曜日

子供には立ちション!

     日曜日も学校だった。
このところ専門学校では、土・日と高校生向けのチャレンジキャンパスが行なわれている。
高校生向けに話しをしなければならない。

子供の数が減少してきているので、学校関係は必死に生徒や学生を確保しようとしている。
チャレンジキャンパスにやってくる子供たちはいろいろだ。
学校の様子を見にきただけ、友人についてきただけという者から、
先生の話し方教え方を見て考えよう、学校の雰囲気をみて考えよう、
中には、この学校のこの専攻に決めているという者までいる。
反応の良い子供ならば、話しているだけで楽しくなり、時間を忘れてしまう。
花も育てたことがない。金魚やメダカも飼ったことがない。
野山をハイキングしたことがないという者も多い。

さまざまな住宅事情、家庭環境で育った子供たちだが、共通していることがある。
それは、木に登ったことがない、野山を駆け巡ったことがない、川で雑魚獲りをしたことがない。
それは、公園や学校では「木に登るな!」、近くの川や湖では「危険につき入るな!」とい看板があり、それを学校や家庭でも指導している
そのために子供たちは野外遊びができなくなっているんだと思っていた。

しかし、そうではない。
「禁止」の看板のせいだけではないのだ。

最も大きいのは「おしっこ」を野外ですると「犯罪だ!」
という意識が子供にあることだとわかった。
今の学生たちのほとんどは「連れション」や「立ちション」をしたことがない。
「連れション」から生まれる仲間意識を知らない。
「立ちション」から生まれる開放感を知らない。
仲間と一緒に並んで野原でオシッコすることは「違法」で「犯罪」だ考えている。

どうだろうか?
小学生までは屋外での「立ちション」を認めてやったらどうだろうか?
どこでも「立ちション」ができるとなれば、川遊びも野山での遊びももっともっと増えてくる筈だ。

子供たちに断崖から谷底に向かってオシッコをする気持ちの良さを味合わせてあげたい。
あるいは、真っ白な雪の上にオシッコで字や絵を描く楽しさを開放感を味わってもらいたい。

2010年6月19日土曜日

「頭骨コレクション」がでました!


築地書館から「頭骨コレクション」がでました。
今朝、出版社から宅配便で送られてきました。
書き始めてから随分かかったかなぁ~?
200ページちょっとの本です。
時間がかかっただけそれだけ良いものになったかな!っと思っております。
書店での発売は来週からのようですが、アマゾンでは売り始めているようです。

書きたいことがたくさんあっても出版社の意向もあり
好きなようには思う存分書かせてもらえませんでしたが、、、。
ともかく出たのでほっとしております。
皆様には頭骨や死体をいただいたり、お世話になりました。
これからも宜しくお願いします。

2010年6月18日金曜日

オランダイチゴの種子の形

昨日、買ってきた美味しそうなイチゴの種子を洗ってみた。
バラ科のキイチゴ属Rubusのモミジイチゴやニガイチゴの種子とは異なっている。
クワの種子と似ている。
クサイチゴも小さな木本でキイチゴ属なので、先日、仏果山直下で
ビーズが入っていたハクビシンの糞の小さな種子はisa隊員やk-ta隊員が考えるように
クサイチゴの種子の可能性が強くなった。
フユイチゴやクマイチゴなどの種子も採種したい。

クサイチゴが大量に生っているところは伊勢沢林道沿いにある。
仏果山付近にも一面クサイチゴ畑のような日当たり斜面があるのだろう。

2010年6月17日木曜日

クサイチゴを探して!

クサイチゴを求めて、境川沿いの土手を見て歩いた。
キマダラセセリがとまっている。
今度はスジグロチョウが吸水中
さらにシジミチョウの仲間だ。同定できず。
さらに、このハギも同定できず。
さらに歩いていくと、20分ほど通行禁止だと消防関係者。
上にはヘリが旋廻し、煩かったのはこのためだとわかる。
横浜市と藤沢市との合同救助訓練のようだ。
訓練の様子を撮ったが、写真を見ると横浜市側にいる消防関係者も写している。
意気をそがれたので戻ることにする。
スーパーでイチゴを買う。
このイチゴの種子意外な形状をしていた。

節足動物の外骨格だけのテン糞の中身

土曜日の仏果山直下の登山道で拾った節足動物のテン糞:
持ち帰って水洗いした。
なんと、ムカデだ!
鉛筆の太さほどもあるような大きなムカデを食べたものとおもわれる。
他は見られない。クリックすると大きくなりますが、、、。
テンは大きなムカデにかぶりついてムシャムシャと飲み込んだのだ。
しかし、外骨格や足などのキチン質部分は消化できず。
内臓部分を消化しただけなのだろう。
ぼくらヒトも、イナゴやテッポウ虫を食べてもそうなのだろう。
あるいは、サワガニの唐揚げを食べたら、甲羅や足などの外骨格の大半は
糞として排出されてしまうだろう。

哺乳類で節足動物の外骨格を消化できるものはいるのかな?
話しは、変わるが、テンやタヌキがネズミを食べたとしたら、骨は消化されないで
糞として排出される。
アフリカで見つけたハイエナの糞は、これ全て石灰を固めたようなものである。
糞の中身は骨の欠片も見つけられない。
乾いた糞は粉々に砕ける。
彼らは巨大で頑丈な顎(あまりにもデカイ頭骨なので持ち帰りを断念)で、
骨をことごとく噛み砕き、骨を作り上げている軟組織を分解・消化している。
昆虫を含む節足動物の外骨格を消化できる哺乳類はいるのだろうか?
知りたいものだ。

2010年6月15日火曜日

モミジイチゴとニガイチゴ&?イチゴ?の種子の比較

take隊員がハクビシンの糞に一票とした
サクランボの種子とビーズの下の種が大量に混じっていた。
モミジイチゴの方がニガイチゴの種子よりも少し大きく見える。
しかし、混ぜるともう分離はできない。
上の写真の種子はモミジやニガよりも明らかに小さいのが解る。

丹沢山塊に生育している植物の種子標本を作らなければモノを語れない。
その前に一眼レフのカメラが無ければピンの合った写真が撮れない。

2010年6月14日月曜日

糞の内容物から出たビーズ玉


土曜日に仏果山で見つけた糞。
テン糞?それともハクビシンの糞?
長者屋敷キャンプ場でハクビシンの死体を見つけてから、今、混乱状態。
これを採集してきて水洗いした。
内容物はサクラ(種同定できず)の果皮つき種子と下の種子であった。
拾ったときには桑の種子くらいに思っていた。
しかし、洗ってみるとモミジイチゴやニガイチゴの種子に似ている。
しかし、それらよりも一回りも小さい。
今の時季の果実でこのような種子をもつものは、何だろう?
さらに、この糞の中に、下のビーズ玉が入っていた。
これは、動物に食物と一緒に食べさせて、その消化から排出されまでの時間を測定したり、
動物の行動範囲を測定するのに使われるものである。
今では発信機を装着して行動域を調べることが多くなっているが、
このようなオーソドックスな方法で調査・研究している人たちに好感が持てる。
ぼくは、ビーズ玉よりもイチゴの仲間の種子と思われるものを知りたい。
なお、この糞は、仏果山から土山峠へ向かう途中の「危険な細尾根」で見つけた。

2010年6月13日日曜日

学生との仏果山


湘南台駅西D出口を6時半にでる。今日も快晴だ!
7時半には大棚沢駐車場に着き、仏果山登山口から登る。
ヒル避け用の溶液は空であった。
が、登山道は乾いていてヒルは見当たらず。
一応、飽和食塩水を噴霧。

ところどころにタツナミソウが咲いている。
二組の登山者夫婦に追い抜かれる。
高取山に向かう。ヤマツヅジが満開である。
サクランボなどの果実の種子が剥きだしたテン糞が
これみよがしに転がっている。
高取山の展望台に上がる。
中年夫婦が走りながら登ってきて、駆け下りていく。
スイカズラがたくさん咲いている。一枝を折り取って学生に渡す。
その匂いに満たされ、
折口を濡らしたティッシュにくるみビニール袋に容れる。

記念撮影とした。二人ともなんとなく緊張しているスタイルだ!
靄っていて見晴らしが良いわけではないので、仏果山へ向かう。
頂上直下近くで節足動物の外骨格だけのテン糞を見つけゲットする。
仏果山の休み台には何人もの登山者がいる。
今日は、暑いので皆水を飲み、汗を拭いている。
見晴らし台に登る。風があり気持ちが良い。
足下には、アオダモ?の赤紫色の果実が、、、、。
まだ、10時半なのでお昼には早いので、山頂を後にする。
このコースでは一番危険なところに出る。
カナウツギの花穂?蕾?それとも花が終わった後なのか?
太いロープがある急斜面で、
彼女がずるずるとゆっくり愛甲町側に落ちていく。
ぼくは、黙ってそれをみている。
なんと彼女はカメのようにゆっくりした動作である。
滑り落ちないように頑張っていることがわかる。
慌てて、彼女の手を掴み、引き上げる。
自分は動作が緩慢である。鈍いという。
「え?まさか?」という思いで彼女を見る。
ズボンもブラウスの胸元も乾いた土まみれである。

これ以降、後ろの彼女に注意を払うことにする。
いくつものテン糞があり、途中の休み台でお昼にする。
お昼を食べて、話しながら歩いていくとジムグリである。
土山峠と経ヶ岳への分岐で休んでいると、またも走って登ってきた登山者。
湿ったところでヒルにやられたようだ。右足の靴下が赤く滲んでいる。
土山峠に下りて、強い日差しの中を大棚沢駐車場まで、
途中で、何人ものジョガーが通り過ぎる。
不思議な山歩きであった。

2010年6月12日土曜日

渓流でのひと時!

焼小屋沢橋をすぎヘアピンカーブを登ってしばらくいくと、
伊勢沢林道から奥野林道へのぼくのコースがある。
急峻な斜面を木を伝いながらおりる。10分もしないで沢だ。
毎回、沢につくとイワタバコの様子をながめる。
伊勢沢ではもっともイワタバコが群生しているところでもある。
沢の岩の上にはウワバミソウが、、、、。
ぼくはこのウワバミソウを一度もしっかり料理して食べたことがない。
箱根のサルを調査していた頃、
奥湯河原の旅館では毎年、ウワバミソウを山のように摘んでいた。
皮を剥いて、叩くとねばねばした状態になるという。
岩魚?山女?が一匹流れに逆らって漂っている。
ときおり水面上を飛んでいる虫に飛びつく。
なんと、体全部を水面から飛び出て、飛んでいる虫を捕まえる。
ぼくは、鳥屋で買ったカツ丼弁当を食べながらそれを見ている。
ご飯粒を投げ入れてやる。
上手く、見つけたら飛びつく。
水の中に落ちて流れたものには興味を示さない。
なるほど、この魚は毛ばりが効くわけだ。
頭上にはチドリノキが陽光を浴びている。
ここでは、いつもお昼にしたり、湯を沸かしてお茶にしている。
そうそう、この日はヒルには一匹も遭わなかった。
雨が降らないので落ち葉の下深くに潜んでいるのかな?
今日は、これから慶應の女子学生と丹沢だが、やはりヒルは出ないかな?

2010年6月11日金曜日

イタチとテンの糞の消化の違い

昨日、伊勢沢林道でイタチ糞とテン糞を採集してきた。
イタチ糞である。右にオトシブミがある。
音見沢橋の欄干上のテン糞。右の方を持ち帰る。
両者の糞をまったく同じように水洗いした。
イタチ糞の中には、9個のヤマグワの種子と2個のサクラ(種不特定)の種子
他に、土壌動物の節足動物の外骨格や脚があった。
これはテン糞である。3個のサクランボウ(左端から下へ)と8個のヤマグワの果実で、これが全てである。
イタチ糞では、ヤマグワの実やサクランボは果皮や果肉は消化されている。
一方、テン糞ではヤマグワは果実がそのままでちょっと潰れただけで、サクランボウは果肉が少し消化されたかな?と思うような状態である。

テンはイタチより果実を分解・消化できないのか?

これまでもテン糞はサルナシを食べれば糞はサルナシで作ったジャムのようであり、ただ潰されただけのような状態で糞として排出された。
イタチもテンも食肉目の動物で、植物の果皮や葉などの細胞を形作っているセルロースという炭水化物を消化して吸収することができない。
しかし、果肉部分は蛋白質、糖質、脂質、無機質やビタミンがあるのでそれらを消化吸収できる筈だ。
このように消化できないのなら大量に食べなければいけない。

それとも果実を食べた糞は、単にナワバリや行動域の誇示宣言としての匂い付け(Scent Marking)の意味しかないのだろうか?
そうすると、冬季のキブシを食べた糞の意味がわからなくなる。
いずれにしても、飼育下の動物で、消化率なども含めて調べてもらいたい。