「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年12月2日水曜日

天下りの〇〇館

事業仕分けが話題だ。官僚が天下るためにつくったさまざまな機関が明るみに出た。
厚生省・文科省・国土交通省・環境省・その他の役人が天下る機関がつくられる。
しかし、これは何も国に限ったことではない。
都道府県、市町村段階でも行政トップが天下る機関がたくさんある。

国は政権交代し、行政府も変わるかもしれない。
しかし、地方は旧態依然の行政だ。
地方の○○館・センターの類の長の大半はその地方の役人の天下りだ。
トップクラスの役人が館長ならば、ヒラの役人たちも嘱託ということで何もしないで、4、5年の任期を勤める。
具体的なことを云うと差し障りがあるが、
野生動物の保護管理にしてもしかりだ。
任期だけを勤めようとする定年退職した元教員や役人が、
新しい時代の要請のや地方に応じた保護管理を考える頭も無く、ただ無益に日々を過ごしている。
税金を元役人たちが無駄に使い込んでいることになる。
このような場に、考える頭を持つ若者たちを雇い入れるべきだ。

若者たちに閉塞感を持たせる社会を崩すのは自分たちだ!
写真は28日朝、唐沢沿いの道を黒岩に向かう出発前。

2009年11月30日月曜日

唐沢キャンプ場・黒岩・唐沢林道・物見隋道

28日(土)は唐沢キャンプ場を8時半に出発。
黒岩から物見峠までの古い登山道を探しながら行くことにする。
先ず、山ノ神社で唐沢川を渡渉。

ぼくが裸足になって渡渉しなかったため、靴を脱いだのは3人だけ。
だから濡れた人たちもいた。
ちゃんと見本に脱がなくてはダメだ。
黒岩へ向かう。道ははっきりしている。

再び川を渡渉する。このときは靴を脱がなくても大丈夫。
斜面を見上げると唐沢林道のガードレールが見える。
登山道は林道に沿うようについている。
が、突然の大崩落地に出くわす。
2、3名はトラバースできそうだが、勇気ある撤退とする。
林道直下まで戻り、記念撮影。

ここから、林道までは3,4分だ。
舗装された林道歩きはカッタルイ。
物見峠の隋道を過ぎた日向でお昼を食べる。
タッパーに詰めたご飯は芯のあるガンタだった。でも、おいしい。

林道の終点近くで新鮮なサル糞を確認し、写真を撮って進むと、
皆が斜面を見上げている。
サルの群れがいたようだ。
ぼくは、見られなかった。残念!
ともかく、事故もなく良かった。

2009年11月29日日曜日

熊が登った木

 一昨日の専門学校の丹沢実習で、
クマが登った爪跡(斜面の上部側の幹)と降りた爪跡(幹の斜面の下部側)の
高木を見上げたら枯葉の他に同定できるかなと思われる葉がついていた。

春には花が咲き、秋にはクマが登って食べたいような果実をつけるものと思われます。
この木すぐに同定できると思っていたのですが、、、、。
エゾエノキ?
どなたか教えて下さい。

2009年11月28日土曜日

熊の爪跡

27日(金)28日(土)と専門学校の丹沢実習があった。
27日は唐沢キャンプ場前の尾根を登って登山道を目差した。
クマの爪跡である。
先日ネットで調べたものと同じ跡を見つけた。
ほぼ平行の4条の跡が特徴だ。これは下った時にできたもの。
いずれもクリックすると拡大します。

下りてきた爪跡に女子が手を当てる。

登った跡はあまり滑らない。左上部と右下にある。

興味深いことに、登った跡は尾根の上側であり、下った跡は尾根の下側である。

この爪跡は丸2年前に作られたものだろう。
登って下りた爪跡ができるのはこの木に果実がなっていたのだろう。
これまで、シカの角の先を擦った跡をクマの爪跡と勘違いしていた。

2009年11月23日月曜日

「人生は辛く悲しいもの!」

お袋が倒れて骨折し整形外科に運ばれた。
倒れたのが脳梗塞で倒れたものだという家族の主張が通らず。
整形外科では、医者も看護士も脳梗塞だと判らず。
内科医の診察があって、脳外科に移される。倒れてから4日目の事だった。

入院している病院から見た釧路湿原
中央の白い線は、自然破壊の湿原道路

入院しているお袋を見舞った。食事の前後3時間くらいを付き添う。
左半身を全く動かせない。言葉が明瞭でないので、自分の意思を書いて教える。
最期に近いと思い、お袋と二人でいるところを写真に撮ってもらおうとすると拒否される。

オムツをしているがトイレに連れて行ってくれと懇願する。
今のトイレの設備では一人で用をたせない。

食事の仕方が異常である。餓鬼のようにガツガツ食べる。
一皿ごとに食べ終えると美味しいとOKサインを指で作って表す。
全部食べ終えてもっと欲しいと言う。

車椅子からベッドへの移動は骨折箇所があるので痛い痛いと叫ぶ。
左半身不随なため身体が寝ていても車椅子でも右にエビのように傾く。
棒付き飴をしゃぶっている時が一番満足だ。

看護士の人たちは感謝の一言である。給与を3、4倍にしてあげたい。

人間の尊厳を保てる看護医療・介護というのは難しいものだ。
排泄はトイレでさせてあげたい。
お腹を擦ったり、撫でたり、揉んだり、押したりしてもベッドではできないようだ。
その内、ベッドでするようになるようだが、自分の事のように惨めだ。

「人生は辛く悲しいもの!」とノートに2度も3度も繰り返し書いた。
僅か二泊三日の介護であったが、妹や兄貴夫婦は毎日だ。

2009年11月21日土曜日

雪景色の釧路

昨日から釧路に帰省した。
羽田空港は半袖姿の職員たちがいるように過暖房で、暑かった。
一転して釧路は零下だった。
道東地方は、これから長い厳冬期に入る。
雪が降るというので、冬タイヤの取り替えを命じられる。
慣れていないため1時間以上もかかってしまった。
9時頃から降り出し、今は本降り。
5、6センチも積るかな?

明後日の最終便で藤沢に戻る予定だ。

2009年11月16日月曜日

ごめんなさい、間違いだった!



先日の10月24日に行った「秋の丹沢サル調査件観察会」の時に鍋嵐手前の尾根で見つけたクマの爪跡と報告したものです。クリックすると拡大!
先日13日(金)に神奈川県立宮ヶ瀬ビジターセンターに寄った時に、
学芸員のSakai様より、これは「シカの角砥ぎ」の跡であって、クマの爪跡ではないと指摘されました。

気になり、シカー角砥ぎ(deer- fraying)とクマー爪跡(bear-claw marks)で検索しました。
bear claw marksでヒットしました。是非、GoogleのImageでやってみて!
結論:上記の写真の跡は「クマの爪跡ではない」ことがわかりました。
シカによる角砥ぎということのようです。

実際に観察していていないで、推定だけで話していた訳で、大変申し訳ありません。
また、宮ヶ瀬ビジターセンターのSakai様にあらためてお礼申しあげます。
これからも気がついたことがあればご指摘お願いします。

野生動物に関しては実際にその行動を観察していないのに、「ぼく」のように思い込みと想像だけで「ものを語る」人たちが多い。
サルによるクルミの堅果食いもそうだが、たった一度の観察で事実が明らかにされる。
もっともっと野山を歩かなければダメだ。

2009年11月15日日曜日

思わず見上げる夕焼け

昨日は部屋の中で、半年振りにゲラ状態になって上がってきた「頭骨学入門?」の手直しをしていた。
何だか西側の窓の色が異様に赤い、隣が火事?と思って振り返って庭を見る。
寒くて暗かった筈なのに不思議な赤橙色の光が注いでいる。
外に出て、西の空を見上げた。すぐカメラを取りに戻る。

久しぶりの夕焼けだ。
子供の頃の原野(釧路湿原)での釣りをしている時の夕日
学校帰りの釧路の幣舞橋からの夕焼け
タンガニーカ湖西のザイール(現コンゴ民主共和国)の山並みに沈む夕日
夕焼けは郷愁となる。

2009年11月14日土曜日

学生たちに感激!

昨日の天気予報は寒く朝から夕方まで雨であった。
前夜寝るときも明日は2、3名しか出席しないだろうと思っていた。
朝起きた時、カーテンを開けると曇り空で雨は降ってはいない。

学生たちには、「野生動物たちは雨でも雪でも台風の時でも山の中で生活しているんだ!」
と話している。天気の良い日だけの観察は動物たちのほんの一部の生活だ。

本厚木駅前のバス停にはなんと8名(13名中)が集まった。
何となく嬉しくなってコンビニでチョコを二箱買う。

尾根道を歩きながら地図と磁石を見ながら自分の位置を何度か確かめてもらう。
御殿森ノ頭でお昼を食べていると雨が本降りになり始めた。
雨宿りを兼ねて「宮ヶ瀬ビジターセンター」への尾根道をとる。
春ノ木丸とセンターへの分岐で、チョコを食べて元気に下る。

濡れたし、転んだりで泥だらけになった。
帰りのバスでは寝ている学生たちを見て、感激だ!
雨の中の山を歩くのは濡れるし、疲れるし、汚れるので、できれば避けたい。
雨模様だから学生は来ないだろうなんて思っていた自分が恥ずかしい。

2009年11月12日木曜日

動物園の飼育係の人たちと

今日は、雨模様の中を東京の動物園飼育係の二人と丹沢へ行ってきた。
飼育している動物が、自然のどのような環境でどのような餌を食べどのような生活をしているのを知りたいということなので案内をすることにしたのだ。
法論堂から半原越の途中でメスジカに会う。
半原越で立派なオトナオスに会い、その移動した方向に車をやると3、4歳のころころと太った子ザルが4頭樹上にいる。ぼくらが車の中なのに木から下りて姿を隠してしまった。
オスの鳴き声、メスの群れオスを呼ぶ声、採食するクー、クーという声
サルたちは沢を登っていったようだ。
ぼくは二人に仏果山周辺をみてもらうため、熊谷沢林道を歩き、
半原からの仏果山への登山道を登った。

林道には、アケビの種だらけのサル糞、シカ糞が落ちており
シカの足跡やイノシシの足跡や鼻で地面を掻き回した跡などがあった。




4枚の写真は上からクサギ、アメリカセンダングサ、コアカソ、ウドのシカによる食痕である。
仏果山でお昼を食べようと思っていたが雨脚が強くなったので、1、2分もいないで大棚沢駐車場へ降りることにする。
途中で、登ってきた県立宮ヶ瀬ビジターセンターのAokiさんにあった。