「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年2月14日土曜日

イエネコとヤマネコの眼窩下孔

左がイエネコFelis sp.、右がベンガルヤマネコFelis bengalensis
頭骨基底長:100ミリと105ミリで僅かにF.bの方が大きい
赤いは眼窩下孔(下眼窩孔)である。
これは、三叉神経の一つの眼窩下神経と眼窩下血管が通る孔であり、この神経は、下の瞼を含む目から上唇までの顔面全てと上顎の歯茎の感覚をつかさどる。
同じく、頭骨基底長:85ミリと83ミリであり、これも僅かにF.b.がちいさい。
両個体とも犬歯がまだ無根状態である。
並べてある両者は同じ大きさでほぼ同年齢とみてもよいだろう。
イエネコとベンガルヤマネコのすぐ判定できる違いをこれまで見つけられなかった。
今日、見ていて矢印の眼窩下孔の大きさに明らかな差があるのが分かった。
イエネコでは犬歯が入るくらいの大きさだが、ベンガルヤマネコでは小さくてとても入らない。
この違い、眼窩下孔の違い、イエネコとイリオモテヤマネコやツシマヤマネコではどうなのだろう?
下の子猫の頭骨はノウサギ調査をしていた教え子が、キツネの巣の側にあったものを拾ったもの。
上のベンガルヤマネコは山西省の植物研究者からいただいた。
下の子猫は陜西省玉皇廟の村人が殺したものをもらった。
この写真はホームページのキンシコウ・野生動物の死骸(2)の項を参照。

春一番!

先日、湯河原の林道でジンチョウゲ科のオニシバリの花をアップしたが、我家のジンチョウゲも咲き始めた。
近づくとほのかな香り。
白い花はまだ蕾状態で、このピンクの方が咲きだ。
梅も紅梅が白梅よりも早いので何かある?

机にばかり向かっているためか、再び腰痛が始まりそう。
ナツツバキが大きくなって、狭い庭からは乱して枝を広げているので、昨日ストレッチを兼ねて剪定をした。
せっかく新芽が大きく膨らんできているので、可哀想なので花瓶やバケツに少し挿した。
昨日の春一番と昨夜の雨で、狭い庭はまもくなく春模様になるだろう。

2009年2月13日金曜日

釧路川のクーちゃん

釧路川のクーちゃんを撮っている高校時代の友人から
お知らせがありました。
下記のサイトに写真が載っております。
http://hp.jpdo.com/cgi25/196/joyful.cgi

このラッコ、可愛いですね。
それにしてはテレビクルーの暴挙、、、。
信濃川の渇水といい、大会社、お金持ちの暴挙で、
多くの国民は知らず知らずのうちに、身近な自然が奪われている。

野生生物探検隊の活動

7日(土)湯河原の林道周辺で:
キジョラン(ガガイモ科)をtaka隊員が気がついた。
この巨大な常緑の葉をもつツル性植物を知ったのは四半世紀前に岡山県高梁市にある臥牛山のサル調査に行ったときであった。
備中松山城の付近の険しい岩場でみつけた。
それ以降、キジョ(鬼女)という名前から、この岩場に行くことができなくなっている。
巨大なサンショウの幹である。幹の根元の直径は大人の太股はあるだろう。
鬼の擂り鉢のスリコギ棒になりそうだ。
さまざまなタイプのエビフライがtaka隊員の手に!
どれとどれがリス?どれがアカネズミ?カヤネズミは食べないの?ハタネズミは?
この林道には、ネズミ(齧歯)目の動物たちが、何種類棲んでいるのか?
林床に落ちた(誰が落とした?風?)アカマツの枝についている針葉が根元から齧りとられている。
take隊員がノウサギの仕業であろうと考え、ぼくらも肯く。
上のアカマツの葉の食痕を撮るtake隊員。これで、今回の野生生物探検隊の報告を終わります。
5月下旬頃の花の季節が待ち遠しい。

2009年2月12日木曜日

野生生物探検隊(続々々)リスや鳥の水場

林道でtake隊員が教えてくれたリスの水場
雨水も溜まるだろうが、樹液が溜まったもののようだ。
だから、枯れることのない水場である。
水場の大きさは、右のtaka隊員だと両手を容れて指先を洗えるかな?
右上に水場があり、その下の木の股に当たる部分になにやらさまざまな糞の痕。
2歳くらいになったマンリョウと双葉を持ち上げたアオキの芽生えがあった。
動物たちが水を飲んでは、ウンチをして新しい森を育てている。
植物カメラマンのisa隊員が水場を撮る。
この股にマンリョウの芽生えがある。

2009年2月11日水曜日

セロジネが咲き始めた!

セロジネクリスタータは確かヒマラヤの山麓が生まれ故郷だ。
だから、寒さにかなり強いので、我家に合っているようだ。
ねっとりしたような甘い香りを部屋中にまきちらす。
友人の義妹が愛培していた一株をいただいたのが、もう20年以上前。
増えるので知人たちに分けた。
元の株は、大きな平鉢に植えられて、2階の我寝室の窓際に置かれている。
これは、大鉢からはみ出た株を昨年小鉢に容れたもの。

2009年2月10日火曜日

水飲みにきた小鳥

窓際の日当たりで、骨の写真を撮っていた。
すると、睡蓮鉢に小鳥がきた。
水を飲む。
静かに、レンズを小鳥に向けるが、パッと逃げてしまった。
小鳥までの直線距離は2メートルくらいだが、大きなガラスを一枚へだてていた。
4、5分もしないでもまたもややって来た。
水の中に落っこちそうになって水を飲む。
しまったぁー、窓ガラスを綺麗に拭いておくべきだったと思う。
が、撮る。
図鑑でみても、ぼくは鳥痴なのでお手上げ。
矢部さんにメールして教えてもらう。
ジョウビタキのメスとのことだ。
なかなか可愛いヤツだ。

2009年2月9日月曜日

野生生物探検隊(続々)キツネの糞から、、

湯河原の林道周辺でみつけたキツネの糞
内容物はどんなものが入っているか、take隊員が糞を崩して調べた。
骨の欠片が出てきたので持ち帰って、洗った。
洗って乾かした、キツネの糞に入ってあった骨。
当初、大腿骨頭(股関節にあたる部分)と思っていたが、違った。
大腿骨頭はもっと球状だ。
下は、ノウサギの上腕骨と上腕骨頭(肩甲骨と接する部分)である。
どうも、上の骨の欠片はノウサギの上腕骨頭である可能性が高い。
大きさとしてもノウサギものにぴったりである。尚、キツネ糞中のものはまだしっかり骨化していないために、骨頭が本体の上腕骨から剥がれたものと思われる。このことは、キツネは1歳未満のノウサギを食べたことを示している。

野生生物探検隊(続)

ジンチョウゲ科のオニシバリ(なつぼうず)の花が咲いていた。
雌雄異株ということだが、これは雄花?雌花?
匂いが良かったので雌花?そんなことないか。
沈丁花よりも香りが薄いが、でも、優しくてやわらかい良い香り。
ウバユリの薄いタネがまだたくさん詰まっていた。
カマキリの卵塊である。
春になるとこの中からたくさんのチビカマキリがでてくるので、中を切り裂いてみた。
?????  、、、、???、、、、液状なのだ。
が、1ミリにも満たない透明のものが動いている?
で、持ち帰った一個をナイフで切った。
軟らかい、長さ3ミリ、太さ1ミリくらいの卵が並んでいる。
液状になったのは、無理やり卵塊を指で引き裂こうとしたために、卵たちがつぶれてしまった状態であることがわかった。
動いているように見えたのは、目の錯覚だったのだ。
isa隊員夫婦がルーペを使ってみても確認できないのが当然だったのだ。

妹が、カマキリの卵塊が欲しいというので送った。釧路の小さな子供たちがたくさん出てくるカマキリに大喜びすることだろう。

2009年2月8日日曜日

ウサギの食痕の新知見!

昨日、「野生生物探検隊」の突然の新年会があった。
湯河原の林道周辺を歩きながらの自然探索である。

下の写真はノウサギの典型的な食痕である。
この食痕、地面から50センチくらいのところにある。

辺りには、ノウサギの食痕が新旧含めていくつもある。
一見するとナイフかナタで切ったような痕だ。
しかし、この痕をしっかりみると、横に齧ったような二筋の歯の跡がついている。
他の切り痕も横に齧った痕がついている。
ウサギは首を横に曲げて噛み切ったのだ。
考えてみれば長い枝を縦に切り落とすことは不可能だ。野生生物探検隊のこの新発見、新知見で大いにもりあがった。
もちろん、ノウサギの他のフィールドサインの糞もある。
キツネ糞も見つけ、骨をもちかえる。
アナグマの穴は奥がどのような迷路になっているのか?
リスのエビフライの食痕 だ!
イヌツゲの葉が綺麗に噛みとられている。
リスではなく、ムササビのしわざということになった。
空を見上げると飛行機雲と月、5時ちかくになっていた。
あとは、真鶴駅前のお店で恒例の呑み会。
take隊員の奥様の湯河原文学賞を祝う会ともなった。
おめでとう!