「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年12月18日木曜日

横浜、上星川からの富士山

友人が実家のお母さんのところに来ているので訪問した。
学生の時は、真夜中に押しかけてお櫃を開けて、生ニンニクの欠片と味噌でご飯を食べたことを思い出した。
お昼頃行ったが、新番地に変わっているし、周りの景色も変わっており、ようやくたどり着いた。
夕方、友人は駅近くまで送ってくれた。
南西には富士山が。
横浜は山あり、谷ありの地形である。
思わぬところに40年前の佇まいがあり、柿の実が実のっている下を車が高速でとおる。
日本経済は不況にまっしぐらに落ちているようだが、走る車は相変わらず多い。

この金融不安を契機に、車社会を含む、経済論理を考えなおしたいものだ。

2008年12月17日水曜日

ハタネズミを解剖しようとした!

野生生物探検隊のtake隊員から譲り受けたハタネズミを解剖・解体しようと冷蔵庫から取り出した。ビニール袋から取り出してみて、ちょっとびっくり、大きいのだ。
で、スケールと置いて写真を撮った。
が、見てもわかるようにたかだか10センチだ。
これなら、通常のハタネズミのサイズだ。

ここ最近、ヤチネズミの仲間を2種類見ていたので、彼らから比べると明らかに大きい。
首あたりに小型の猛禽に摑まれたような痕が残っている。
歯を見ようと口の中を見た。うわー、ハエの卵が縦にたくさん並んでいる。
で、首の傷の辺りを見ると、ここにもハエが卵を産みつけている。

このようなハエたちの嗅覚には驚くべきものがある。
ネズミの死体を目で見つけたのではなく、臭いで感知したのだろう。
しかも、産むべき箇所に産み付けている。

臭いはその源を辿るのは簡単なことではない。臭いはちょっとした風で流れるし、拡散する。どうやって臭い源まで辿り着くことができるのだろうか?
当然、風がある中の臭いで、ハエたちはその方向と距離を見極める能力を持っている。

アフリカでチンパンジーを捜しているとき、便意をもよおしてブッシュの中ですると、すぐミツバチやチョウ、ハエがやってきて、遅れて糞虫である甲虫類が羽音も高くやってくる。
昆虫たちの嗅覚の良さには驚くばかりであった。

2008年12月15日月曜日

キャノン会長・経団連会長の御手洗富士夫

西北大学の構内の3月:黄沙のスモッグ状態である。建物や街路樹の葉に触れると黄色く汚れる。
 知人の植物写真家の鈴木庸夫さんが、キャノンカメラの新製品の購入を辞めるとブログで書いていた。大分キャノンの非正規労働者1000人以上の首を切ったことへの怒りであるようだ。

 キャノン会長であり、経団連会長の御手洗富士夫氏は、会長としての最も品質劣る人間であろう。
このような程度が低いともいえる人間を日本経団連は会長として選んでいるのだ。
テレビや新聞でこの御手洗富士夫氏の発言を聞いていて、「国民のことを考えた経営者の資質は全く持っていなくて、労働者や国民のことよりも目先の利益のことだけを考えた質の劣る財界人であり、自分のことが大事な人である」と思ってきた。

 キャノンの今回の素早い首切りに対して、「御手洗富士夫」をネットで検索して読んだ。
 先ずは、検索してみて!

 思っていた通りの、あるいはそれ以上の悪者である。
 こんな儲けのことばかりしか考えていないバカは即刻退陣してもらったわなければならない。
 
 経団連会長を含む、財界人の質がすごく落ちている、総理大臣を含む政治家の質も落ちているから、明日の日本が心配だ。
 あの土光敏光のような財界人はいなくなってしまったのか? 

2008年12月14日日曜日

組み立てた頭骨から、、、考える。

もう、何年も前にT.Sさんか宅急便で送られてきた房総のアカンボウザルの頭骨を木工用ボンドを用いて組み立てた。
乳歯の萌出具合から判断すると2ヶ月ちょっとたった赤ちゃんのものだ。
骨は薄ぺらであり、泥やゴミを落とすと割れてしまうので、泥などがついたままそのままボンドをつけた。
前歯のところの透明のものが乾いたボンドである。
ジグソーパズルの三次元というのはなかなか難しい。
組み立て終わると左右の頬骨が無い。
箱の中を探しても見当たらない。

頭蓋は、ヒトでは15種類23個の頭蓋骨(神経頭蓋:脳を被う)と顔面骨(内臓頭蓋:呼吸、消化器を被う)からなるが、サルではさらに多くの骨からなり、サルよりもキツネの方が多くの骨よりなっている。
例えば、前頭骨や下顎骨はキツネでは左右の一対2個あるが、サルやヒトでは1個となる。
前顎骨はキツネやサルでは2個だが、ヒトでは前顎骨そのものがなく、上顎骨が代用したかたちになっている。

このような骨数の減少は、歯の数でも同じことがいえる。
上顎骨の右だけをみると、キツネは哺乳類の基本的歯式の3・1・4・3(切歯・犬歯・前臼歯・臼歯)だが、ニホンザルやヒトでは2・1・2・3となるが、ヒトの第三臼歯(親知らず)は消失する傾向にある。

ウマの足の指骨の数の減少なども含めて考えると、進化とは基本装備を減らして単純化、身軽になることだとも言える。この説を今のぼくらの社会生活に換言して考えるならは、最近の世の中はなんとゴチャゴチャとした装備・道具に溢れていることだろうか?

2008年12月13日土曜日

北岳が見えた!

12月3日東丹沢の高取山から北岳が見えた。
翌週の10日も靄に霞んでいたが見えた。

過去、2度登ったことがある北岳。
何れも夏に登った。
30代の時と40代の時だった。
30代の時は行き帰りとも楽だったが、40代の時は間ノ岳、農鳥岳を越えて大門沢での下りで膝が痛みを感じた。
この時が膝痛の始まりだった。

遠くから見る北岳は、強烈な神々しさを感じる。
何故か、跪き涙が出そうになる。
形が綺麗な遠くから見る山は不思議な存在だ。
北岳だけでなく、
何かを語りかけてくるような人格さえ備えているような感じがする。

2008年12月12日金曜日

頭骨の授業は我家で!

今日は、朝から専門学校生たちに我家に来てもらって、サルの分類や頭骨の授業をやった。
ノートパソコンからテレビ画面に写して見せるためにパソコンとテレビを繋ぐケーブルを買ったがダメ。
結局、前に買っていたDELLの大きいディスプレーに接続してやる。
こんなことならもっと大きいディスプレーを買っておくんだった。
上手く、授業はできた。
お昼を食べてからさまざまな哺乳類の頭骨を見てもらいながら話しをしたが、授業の内容には興味がなく、頭骨そのものに興味があるようで、「これ、欲しい!」、「先生、ちょうだい!」、「わー、これ可愛い!」と自分のバックに隠すような素振りをこれ見よがしにするので、授業にならず。

彼らが帰った後、上顎と下顎がしっかり揃っているか確認し、頭骨の飾り棚や、トイレの頭骨まで見届ける始末だった。
授業にはならなかったが、頭骨に興味を持って欲しがってくれたことは大成功だ!

陽に向かって、、。

12月10日:仏果山、山頂付近の細尾根の岩場に咲くリュウノウギク。
朝夕は0度以下になってるだろう。
葉が霜で赤紫に変色している。
陽に向かって最後の花弁を広げている。
植物の生命力には驚かされる。
ほとんど水分もないような岩に根を張って生きている。
春から秋にかけては、朝露や夜露を利用して生きているのだろう。
それでもしっかり花を咲かせ、タネを作っている。

ぼくらは、寒くなれば暖房をいれ、暗くなれば明かりをつけ、ノンノンと暮らして太り、体重を減らすための運動をする。
少しでもこのリュウノウギクの生き方を取り入れていきたいものだ。

2008年12月11日木曜日

ひ弱なソクラテス

高取山から蛭ヶ岳(中央の奥の山)12月3日の写真、昨日10日は山頂部全体が雲で覆われていた。
環境哲学を研究する学生たち6名(女子3、男子3)と矢部さんとぼくの8名で先週の逆コースで山歩きを楽しんだ。
女子1名は足のかがとに腫瘍があるとのことで最初から大丈夫?と思うほど歩きが鈍い。男子1名は中国からの留学生で39歳であり、他は20代の若者だ。
矢部さんにトップを歩いてもらって、ゆっくりしたペースでお話ししながら歩く。
環境哲学ってなんだか難しそうで、皆、研究室で本とニラメッコの毎日のようだ。
男子も女子もこのような山歩きには不向きのようで、歩くバランスが悪い。
矢部さんが後を振り返りながら、ゆっくりしたペースになるのも無理はない。

仏果山でのお昼では元気そうに見えた女子学生も高取山にある望遠塔には疲れて登って来られず。
帰路、ぼくの前で元気に歩いていた女子が転んで足を挫く。

バランスが良い歩きで元気なのは39歳の留学生と自転車で通学しているという男子だけだった。

「健全な肉体に健全な魂が宿る」とは思っていないが、例え、哲学を研究対象とするならば、少なくても若いときはもっともっと体力をつけ、瞬発力やバランス感覚を身につけるべきであろう。
環境哲学と名を売っているなら尚のことであろうと感じる。
研究室に閉じこもらず、野外に出て、自然の営みを目で見、耳で聞き、舌で味わい、肌で感じてこそ、思考がどうどう廻りにならず、論理的になる。
狭い部屋に閉じこもっての哲学はひ弱なソクラテスを生み出す。
昨日の環境哲学研究学徒等の山歩きが骨太の力に満ちた哲学を生み出してくれる一歩になることを望む。

2008年12月10日水曜日

サルの群れに出逢ったが!

今日は丹沢でサルに逢った。
仏果山に登ろうと思っていた矢先に、、、、!
オスグループなのかな?っと思って5,6分観察しておりましたが、ちょっと山に入るとチビやメスがいまいた。
道路際にでてきていたのは群れの周りにいる周辺部のオスたちだったんです。 (下の写真の個体は、カキの木に登っている16、7歳のオトナオス)
日本の動物を撮るのはぼくのカメラではダメ!
今持っているカメラを買ったのは、南アフリカの動物を撮るためで、遮るものがないところではゾウでもキリンでもピントが合う。
しかし、日本の動物は森の動物、知っているけれど林道で逢った時はオケーだった。
これで、解りました。
自分の永遠の恋人に逢ってもその写真を撮ることができない。
ピントが木の枝に合ってしまって、対象とするサルはボケてしまう。
丹沢の山でサルに会うのは、渋谷や新宿の街で有名人に合うよりも難しい。

しかし、こんな道端に山柿があったなんて、サルがいなければ気がつかなかった。
サルたちには見えていて、ぼくには見えなかった。ぼくの目はやはり節穴と同じ。

2008年12月9日火曜日

ヘビも虫も平気な女の子

秋の景色に彩られた高宕山近くの石射太郎である。
ここはかって高宕山T1群の餌場であった。
上の屋根が見える小屋付近で、女子学生が捕まえた冬眠前のシマヘビ(ですよね!)。
T女子学生はヘビを捕まえるのは、ぼくよりも上手かもしれない。
彼女の動きを見ていると子供の頃から野山を駆け巡っている姿が浮かんでくる。
野山から生まれた天然女子である。
女の子なのにという言い方は全く当てはまらない。
ヘビを見てキャーキャーと叫ぶ女子はどのような教育や思い込みがあって、ヘビを怖がるのだろうか?