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原発不要・核廃絶


2011年8月20日土曜日

動物とヒトの類縁性のレベル

先日、京都大学の山中信弥教授たちによって発見され実用化され始めたiPS細胞について
米国の特許がおりたことが報じられた。

これは、マウスの細胞を使った実験から始まったことであり、ヒトにも応用されることを期待されている。

このような生理学的な問題については、マウスで解ったことがヒトにまで応用されることについては、多くの人たちが、マウスもヒトも哺乳類だからと当たり前のごとく受け取っている。

医学・薬学に関してはマウスやブタで異常が見られなかったからヒトでも大丈夫という結論に達して、さまざまな薬品が開発されて実用化され、ぼくらはその恩恵に与っている。

せめてヒトに近いサルでも実験してもらいたいと思うが、サルは実験動物としては高価であるばかりでなく、ヒトにもっとも近い哺乳類だけに、サルを用いての実験は、ほとんど不可能とも云える状態である。

しかし、こと行動に関してはサルで観察された行動をヒトにも当てはめようとすると、ヒトとサルをいっしょくたに議論して良いものなのかと、異論が出される。

細胞や組織などの生理学の面では、問題無く認めていることなのに、こと行動の面について議論しようとすると強硬な根拠の無い反論に直面する。

その背景にあるのは、「ヒトだけは他のサルや動物たちとは違っている」という獏としたぼくらの心の奥にある考えである。

「ヒトだけは他の動物たちとは違う」と考える人たちは、無意識の内に自分たちだけが優れたモノだと思っているのだ。

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