イヌ型亜目でイタチ科をアップしたので、今回はアライグマ科のアライグマとイヌ科のタヌキとキツネの手指骨を除く前肢骨をアップする。アライグマの肩甲骨はイヌ科のタヌキやキツネのものよりもイタチ科のものに似ている。肩甲頚が括れている(図1)。タヌキもキツネも尺骨は遠位端になるほど細くなるが、アライグマの尺骨はイタチ科(図2)の3種のように細くならない。また、上腕骨の顆上孔がある(図1のアライグマの赤い紐で結んだ孔)が、これはイタチ科3種に特有なものでもある(図2)。
昨日、庭のプランターの中に容れたテンの死骸を見た。水に濡れて毛皮が柔らかくなったせいか、少し腐敗が進行しているようだ。4月末には骨を採取できそうだ。