「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年11月27日水曜日

丹沢老♂の左右の下顎骨の長さの違い         The difference in length of right and left mandibles of Tanzawa old male Japanese monkey

水沢橋の堰堤下で見つけた丹沢老♂の頭骨(図1)を見ていて、老猿の為、全ての歯が摩耗しているだけと思っていた。しかし、どうもおかしい左右の下顎骨の長さが違うのだ(図2)。
図1.丹沢老♂の頭骨正面から
顔が歪んで見える、これは切歯や犬歯などが摩耗している訳でなく、左右の下顎頭を左右の長さが違うために歪んでいる。

それは、右の下顎骨の筋突起()と関節突起(下顎頭〇)の間が左の下顎骨に比べて短いのだ(図2)。
図2.丹沢老♂下顎骨上から
〇:関節突起(下顎頭) :筋突起
図3.右側面からの丹沢老♂の頭骨
右の下顎頭を上顎の関節後突起まで接すると歯が噛み合わない。
上顎骨の右側の関節後突起(→)の前の関節窩を見ると、僅かだが凹み()が見られる。この老♂の右の下顎頭はここに納まっていたのだ。
図4.底面からの老♂の頭骨
→:関節後突起 :関節窩 :関節窩の中の少し凹み
図5.左の下顎頭を関節窩の中の凹()に合わせる
すると、どうだろう。下顎の臼歯と上顎の臼歯が噛み合っている(図6)。図3の上下の臼歯の咬み合わせと比べてみて!

図6.下顎頭は上顎の関節後突起に接していないが、歯は噛み合う。

この老猿は、左右の下顎の長さに戸惑っていただろう。しかし、上下の嚙み合わせしっかりさせていく内に、右の関節窩に下顎突起(下顎頭)を固定させる窪みが出来ていったのだ。でも、何度かは外れたことだろう。
ぼくは義歯をしているが、義歯の咬み合わせに応じて下顎の動きも変わってくる。生きている証拠だ!っと受け止めている。

2024年11月26日火曜日

散歩で大山を見る               Seeing Mt.Ooyama on a walk

昨日、お昼過ぎに散歩に出た。散歩したい時に出ないとぐずぐず室内にいて、骨を見て過ごしてしまう。昨日は、午前中は内科に行っていつもの薬を処方してもらったし、午後の散歩で6600歩も歩いたので満足だ。散歩は早歩きではなく、ゆっくりだが、腰背を伸ばして、気持ちだけでも伸ばして歩いた。でも、ビルのガラスに映る自分の姿は腰・背が曲がり首まで曲がっている。できるだけ首を伸ばし背筋を伸ばして歩く。途中の引地川に下る坂道の途中で大山が見えた(図1)。
図1.大山山頂が見える
下土棚遊水地公園の管理事務所の大きなガラス戸に自分の姿を映す。ダメだ背筋が曲がりノートルダムのせむし男に近いかな?庭の垣根からリュウノウギクのようなノジギクが可愛い白い花を咲かせている。
図2.リュウノウギクのような可愛い白い菊
高校横の通りの引地川沿いにたくさん咲いているアメリカセンダングサと思っていたら、コセンダングサだった。
図3.コセンダングサの実の種子
今日も、朝からニホンザル♂の頭骨を眺め、時々写真を撮って過ごしている。このような生活は4,5年前思っていた山歩きの生活とは違い、10年後の生活をしている事になる。まー、仕方がない。そうそう禁酒を始めてから10日目だ。顔に赤い染みのようなモノ(皮膚科で酒皶と診断された)があるからだ。昨日の内科では半月断酒してみたらと云われた。7月の健康診断では、肝臓は問題がない。来月2日は昼間は横浜でアフリカで知り合った人たちと夜は義姉の卒寿祝が藤沢であるので、飲まなければならない。だから、それまではアルコールは辞めよう。すると半月禁酒だ!

2024年11月25日月曜日

ニホンザル♂の頭骨を見比べる                The comparison with male Japanese monkey skulls

ニホンザル♂の5個の頭骨を見比べている(図1)。いずれも性成熟を過ぎた個体だ。5個の内、丹沢、富津市の頭骨は自分が見つけたものだ。大町のは2015年に専門学校生のI君から貰ったもので、秩父のは友人YNからだ。もう一つ老♂の頭骨は大学医学部の実験室で飼われていた個体で、出所が不明だ。

生息地が判る4つの頭骨について、その違いを見つけようと思っているが、図1の左から右に若い個体だ。それは、頭骨の各部分の縫合・癒合具合や頭頂部の盛り上がり具合、歯の減り具合(実験室個体は除く)から年齢判断をした。

この5個をこうやって見比べてみると、真ん中の房総半島産の♂の鼻孔の形(上部は鼻骨、他は前顎骨で囲まれる)がが他の4個隊よりも丸く、右端の秩父産の♂の鼻孔が細長い(図1&2)。

図1.斜め前方上から見た♂ニホンザルの頭骨
左から丹沢伊勢沢で、医学部で飼育されていた、千葉県富津市で、長野県大町で、埼玉県秩父市で
図2.前方からの♂ニホンザルの頭骨
左から右へ:丹沢産、実験室、富津産、大町産、秩父産
見ていて、いくつかの気になる違いが判った。それは、上手に言い表せないが、後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)と頬骨前頭骨突起が癒合して眼窩輪が形成されるが、この眼窩輪の前方への傾斜が違うのだ。図3-1~図3-3を見て頂きたい。左の富津産、実験室、丹沢産の眼窩内は右二つの秩父産・大町産眼窩内に比べて見えづらくなっている。つまり、眼窩輪が右二個の頭骨よりも垂直に近く立っている。
図3-1.犬歯から先を台の前に出して頭骨真上から
左:富津産 中:秩父産 右:大町産
図3-2.犬歯から先を台の前に出して頭骨真上から
左:実験室 中:秩父産 右:大町産
図3.犬歯から先を台の前に出して頭骨真上から
左:丹沢産 中:秩父産 右:大町産
実験室のモノは除外する。富津・丹沢の♂ニホンザルの眼窩輪は秩父・大町のモノより垂直に近い。この違いは地域差なのだろうか?標本数が余りにも少ないので何ともいえない。
が、時々しか散歩にも行けず、もちろん山行きはとうに諦めている。頭骨や骨を眺めて楽しんでいる。

琴桜が優勝した。豊昇龍は仕切り線で滑ったのかな?確か正代も美ノ海との対戦で仕切り線で滑っていた。仕切り線は白エナメル塗料で塗り固めるようだが、滑りそうだ。

2024年11月24日日曜日

秋の花を訪ねる              Visiting autumn flowers

昨日午後に散歩に出た。カメラは大きいのでスマホを胸のポケットに容れて歩いた。サザンカが咲いている家があった。我が家でもサザンカを垣根変わりに植えていたことがあるが、初夏のチャドクガの幼虫が大量に出て、道を歩く人たちの迷惑になるので、掘り起こして持っていってもらった。この家の前には何だか懐かしい色の小菊も咲いていた。
皇帝(キダチ)ダリアが咲いている。このダリアは晩秋になってから咲き始める。釧路ではダリアは秋になると根茎のイモを掘り起こしてモミガラの中に納めて凍らないように物置や地下のむろに入れたものだ。この皇帝ダリアの根はどうなのだろうか?

キンカンとミカンが隣り合って実がなっている庭木があった。そして、黄色っぽい小菊がさいていた。
散歩しながら他所の家の庭に咲いている花や実を眺めるのも楽しいものだ。昨夜は、知人からもらった食用菊を酢の物にして食べた。旨い!

2024年11月23日土曜日

雑食のネズミ亜科と植物食のハタネズミ亜科のネズミの歯の表面の色                  The surface tooth color of omnivore Murinae and phytophagous Arvicolinae          

ヌートリアの切歯前面の赤褐色についてアップしたが、この赤褐色はヌートリアの切歯前面のエナメル質に鉄分の含まれていることからなるもので、臼歯の黒っぽい汚れはヌートリアが食べる植物の化学物質による二次的なものであった。日本に生息のネズミ科には雑食のアカネズミなどのネズミ亜科と植物食のスミスネズミなどのハタネズミ亜科が生息している。イノシシやブタ、あるいはノウサギやカイウサギの歯の表面に見られたように、ネズミ亜科の動物とハタネズミ亜科の動物の食性の違いによる歯の表面の汚れはあるだろうか?

図1. アカネズミApodemus speciosusの頭骨
図2.スミスネズミEothenomys smithiiの頭骨
アカネズミもスミスネズミの切歯前面や臼歯の表面が褐色に染まっている(図1&2)。アカネズミは雑食だが、植物食の方が多いことが判る。雑食であっても、動かない(逃げない)植物の方が食物として摂取することが多いのは理解できる。

アカネズミの切歯を見てちょっと驚いた。正面から撮ったアカネズミの切歯前面は明らかに黒く染まっている(図3)。これは、ヌートリアを始めは黒ずんでいたのだ(https://tanzawapithecus.blogspot.com/2024/11/the-color-change-in-incisor-of.html)
図3.アカネズミA.speciosusの頭骨正面から(2009年1月)
その後、ヌートリアの切歯前面は赤褐色に変わった。同じ様にアカネズミの切歯の前面も赤褐色に変わっている(図4)。しかし、面白い事にヌートリアでは下顎切歯が赤褐色になり、上顎は白茶けた事だ。アカネズミで下が白茶けて上の切歯は褐色になっている。同じ齧歯目でも上下の切歯の前面のエナメル質に含まれる鉄分の割合が違うのだ。
図4.アカネズミの頭骨正面から(2024年5月)

兵庫県知事選ではSNSにネット業者が斉藤知事を応援していたようだ。イイネがたくさん出る訳だ。

2024年11月22日金曜日

イノシシとブタの歯の表面比較             The compare of tooth surfaces between wildpig and pig

 野生のイノシシはヒトと同じ雑食性でほぼ食べられる物は何でも食べる。しかし、野外では、イノシシが有り付けるのはせいぜい木の実や新芽、葉、枝、根などの樹皮や、腐葉が積もったところにいる土壌動物と云われるミミズや節足動物である。タケノコや木から落ちたカキの実やドングリなどを漁ることができるのはほんの短い期間だけだ。シカやウサギなどの死肉を見つけることは不可能に近い。専ら、イノシシは土壌動物漁りと木や草の根を掘り起こして生きている。

イノシシの歯は茶渋で汚れたようになっている(図1)。これはどうしても植物を摂取しなければならない事によるだろう。

図1.富津市のイノシシ♂
一方、同じ雑食でもブタは飼育されているため、植物質の物は取るが樹皮や木の葉などは直接食べないだろう。そのためにブタの歯はイノシシのように汚れはしない(図2、但しイノシシとブタとの雑種のイノブタ)。

図2.富津市のイノブタ♂

米国次期大統領は関税を高くする公約した。米国内に同じ物品を生産しているならば、米国民は関税が高くかけられた商品よりも自国の安い製品を買うことができる。しかし、物品が生産していなければ高くなった物を買うことになる。米国内の一次、二次産業は衰退している。結局、米国民は関税が高くかけられた物を買わざるを得ない、、、、、とぼくは心配している。

2024年11月21日木曜日

教え子が亡くなった!

 昨日、喪中葉書を一枚受け取った。それは、専門学校の教え子の死を知らせるものだった。4年生の大学を出てから専門学校へきた女子であった。癌で入退院を繰り返しているのは、賀状で知っていた。しかし、今の癌なら治療法が進んでいるので治るだろうと思っていた。だから、一瞬誰が亡くなったのか判らなかった。喪中葉書の左には、住所の横に彼女の連れ合いと子供たちの名が書かれていた。

教えているとウマが合うクラスとそうでないクラスがあるものだが、彼女たちのクラスとはウマが合い授業も実習も楽しかった。

年上の者たちが逝った事を耳にしても「そうか!」くらいでそんなに驚かないが、年下、しかも教え子の死を知ることはこんなにも驚き、悲しいものだとは思わなかった。

下は彼女のクラスの丹沢実習や千葉実習の写真だ。彼女を偲んでアップする。41歳の余りにも若い死である。

高畑山山頂で
高后山山頂で
唐沢川の河原で

ノウサギとカイウサギの歯の表面 The tooth surfaces of hare and rabbit

 ウサギも植物食だ。しかし、ノウサギの歯は茶褐色に染まっている(図1)が、カイウサギの歯は少し茶褐色だが白い(図2)。たまたまこの両者の違いなのか、他の手持ちのノウサギやカイウサギの頭骨をみた。ノウサギでは切歯の方も黒褐色に染まっていたものがあったが、カイウサギで真っ白のものがあった。真っ白の歯をもつ2個体はラビットフードを与えられて実験動物として飼われていた。ヨーロッパの屋外で生活しているカイウサギの原種アナウサギの歯は黒ずんでいるだろう。

図1.東丹沢伊勢沢林道のノウサギLepus brachyurus左側面から
図2.釧路ふたば幼稚園で飼われていたカイウサギOryctolagus cuniculus
スーパーから出るキャベツや白菜などの切れ端をもらって与えていたようだ。園児たちが園内外のクローバーやタンポポも与えていた。
図3.実験動物として飼われていたカイウサギ
このように同じ植物食であっても野外のノウサギと飼育下のカイウサギでは食べる物が違うので歯が染まらない場合もあるのだ。
それは、野生のイノシシと飼育されているブタにも現れている。これは次回にアップ。

2024年11月20日水曜日

カモシカとシカの歯の表面も         And the tooth surfaces of serow and deer

カモシカとシカも植物食だ、どちらかと云うとカモシカは木の葉を食べ、シカは草を食べるが大きな違いがない。
図1と図2のカモシカとシカの歯(前臼歯と臼歯)を見るとどちらも表面が黒ずんで汚れている。明らかに、植物に含まれるカロチンやタンニンなどの化学物質に依るものだ。
図1.カモシカCapricornis cripus頭骨左側面から
図2.シカCervus nippon頭骨左側面から

もちろん、最近、房総半島で野荒しをしているキョンも歯が茶褐色になっている(図3)。

図3.キョンMuntiacus veevesiの頭骨左側面から
2005年11月陝西省双廟子保護区支所で

植物食の動物にはノウサギとカイウサギがいる。彼らの歯はどうかな?

2024年11月19日火曜日

散歩で見た食用菊やイシミカワの果実 Edible chrysanthemum flowers and Ishimikawa fruits seen on a walk

土曜日の午前中に散歩した。
途中の垣根に絡まっている今までに見た事あるようなタデ科の蔓性植物を見つけた。葉柄と蔓に付いている小さな棘からタデ科だと思った。撮った写真をそのままGoogleの画像検索したら、一発でイシミカワだと出た。
しかし、どうして今までこのノブドウのような果実がなる蔓に気が付かなかったのだろう。しかし、家の周りの散歩でもおもしろい物に出会うものだ。
図1.イシミカワPersicaris perfoliata
畑に植えられている食用菊を見つけた。今が盛りと咲いている。この菊の花の酢の物が大好きだ。こんなに咲いていると花を一つずつ小麦粉を少し塗して天麩羅にしても旨そうだ。
図2.食用菊
我が家の野生菊はようやく蕾膨らんで白い花弁が見えている。友人宅から貰った黄色い菊もまだ蕾だ。

この日は午後3時頃から知人夫婦と友人から送られてきたジョニーウォーカーの緑ラベル15年ものを飲んだ。何と、こちらは途中で寝込んでしまった。しかし、二日酔いはしないが、日、月といつもの夕食前のウィスキーを飲むのを止めた。健全な身体の反応だ。嬉しい。

しかし、不思議だ!兵庫県知事選だ。県の内部告発者が自殺までしているのだ。そのようなパワハラがあった知事が再選されたのだ。