「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2019年3月6日水曜日

淡いピンクのアセビの花 The whitish-pink flower of pieris

今朝5時前に目覚めたので伊勢沢林道に行ってきた。
あの干上がっていた堰堤下は水が流れいつものように水が溜まっている。時々、霧雨状の雨が降るが傘を差すほどではない。
先週と打って変わって、この雨で木々の目が膨らみ、山全体が薄い黄緑色に覆われているようだ。
図1.先週は干上がっていた川
 今日は、音見沢と焼小屋沢の間を走る尾根に登る予定だ。
音見沢橋を過ぎてから登り口を探す。急峻な登りしかなかったが、ピンクの分厚いビニールが巻かれている木のところからトラバース気味に登る。30分くらい尾根上のサルナシやフジ、スイカズラなどの蔓やシキミやアセビの枝に悩まされる。枝を払うと雨露が降りかかるので、ヤッケの帽子を被る。何度となく膝を折って蔓を潜るがザックが引っ掛かり前に進めず。覚悟を決め、四つん這いになって蔓の下や枝の下を潜る。
もう、汗だくになり、ヤッケを脱ぎ、アクエリアスを飲んで一息だ。
白いアセビの花の香が良い。
が、淡いピンクのアセビの花があった。上品な感じだ!
図2.淡いピンクのアセビの花

akikoさん感謝とカケスの羽根 Thanks akiko-san and the feathers of Eurasian jay.

2016年から昨年までの3年間、毎年、右か左のアキレス腱を痛めて山を十分には歩けなかった。
多くの方々に迷惑や心配をお掛けした。アキレス腱炎を診てくれる病院を紹介してくれた北関東の山々を歩いているというakikoさんにはとても感謝している。
昨年9月過ぎから、階段に指先部分だけを乗せて、足裏や脹脛部分を伸ばすストレッチを毎日風呂上りや2階に上がる時にしている。
その効果なのか?アキレス腱炎は治って再発せず、それどころか夜寝ていて伸びをしても全く足が攣らなくなったし、山歩きでも攣ることがなくなった。
つまり、ぼくは下肢の筋肉や腱が硬かったのだ。

先週の2月26日に山を歩いた時にカケスの羽根を拾った(図1と図2)。このように落ちているのは、猛禽に襲われたのであろう。
テンなどに襲われたならこれだけの羽根の散らばりではおさまらないだろう。羽根の同定は知人のMさんにしてもらった。
図1 カケスの初列雨覆3本
 鳥は羽根の名称が部分(箇所)に応じてい名称がある。鳥好きたちは、この羽根を見てどこの部分か判る。鳥の種類によってそれぞれの羽根の部分の色、文様が異なるので、鳥に詳しい人たちは羽根一本で鳥を同定することができるようだ。
図2 カケスの初列風切2本と

2019年3月5日火曜日

白花の沈丁花が咲きだした! The white flower's Winter Daphne has begun to bloom !

今朝、目が覚めたのは6時を少し回っていた。寝過ごした!
今日は、丹沢へ行く予定で、昨夜から用意をして、今日行く予定の場所を電子国土でプリントアウトしたのを寝床で眺めていた。
それが拙かったのだ。寝てもその地図が頭に浮かび、80メートルほど登ったら平坦になるからそこを西に100メートルほど歩いて50メートル位北西に尾根を登る。そこから北方には先日歩いた721ピークが見える。
などと、寝る前に眺めていた地図から見える風景が寝ていて出てきた。
急いで準備しても6時半頃に家を出ることになるので今日の山行は諦めた。それは、朝の渋滞に巻き込まれるからだ。
庭に出ると、白花の沈丁花が咲きだしていた。
何故か、赤花の沈丁花よりも開花時期が遅れる。

2019年3月4日月曜日

ヤマネとアカネズミの切歯の大きさ比較 The compare of the incisor teeth of dormaouse and large Japanese large mouse.

2月26日の二つのテン糞からヤマネを捕食したと思われる毛、骨、臼歯や切歯が出てきた。
臼歯についてはヤマネとアカネズミの大きさの違いをアップした。
今回は、アカネズミとヤマネの切歯の大きさを比べた。
上顎の切歯は長径ではアカネズミが8ミリでに対し、ヤマネでは6.5ミリである。見た目は3分の1くらいの大きさである(図1)。
下顎骨はアカネズミがの長径が15ミリでヤマネでは齧られていて破損しているが、これも3分の2くらいだ。
安部永監修「日本の哺乳類」東海大出版会によると、ヤマネは頭胴長HBが68~84ミリだが、アカネズミは80~140ミリだ。切歯の長さもHBとほぼ比例しているようだ。

しかし、ぼくはヤマネの死骸を一度も拾ったことがないので、歯を含む骨の標本は持っていな。比べているヤマネと称している歯や骨は全て丹沢で拾った動物糞から出てきたもので、茶漉し残った切歯や臼歯から齧歯目であり、ネズミ亜科のアカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミあるいはヤマネ科のヤマネしか考えられない。さらに臼歯の咬面の凹凸が少ないのでヤマネとしているだけだ。
これらは阿部永著「日本産哺乳類頭骨図説」北大出版会や
独協医科大学の「哺乳類頭蓋の画像データーベース」http://1kai.dokkyomed.ac.jp/mammal/jp/mammal.html、
さらには、"Animal Diversity Web"
https://animaldiversity.org/accounts/Gliridae/specimens/
の頭骨や歯の図や写真を参照しているだけなので、不安でもある。
図1.アカネズミ(左)とヤマネ(右)の上顎切歯

図2.アカネズミ(左)とヤマネ(右)の下顎骨と切歯

2019年3月3日日曜日

また、ヤマネを食べていた A marten was eating dorlmouse, again.

3月1日に「この個体はヤマネとトカゲを同時に食べていた」っとアップした。その後、拾ってきたテン糞を全部水洗いして内容物を調べた。すると、なんとテン糞14からもヤマネの毛や歯が出てきた。
図1.テン糞15
図2.テン糞15からでたトカゲとヤマネの歯
図3.テン糞15から出たヤマネの臼歯

以上が、既にアップしたテン糞15から出てきたヤマネの歯だ。

何とテン糞14からもヤマネを食べた痕跡の歯や骨が出てきたのだ。
図4.テン糞14
出てきたのはヤマネの上顎の切歯1対と下顎の切歯1対と左下顎切歯と下顎骨だ。これでは下顎の切歯が3本あるので、ヤマネ2匹を同時に食べたことになる。
図5.テン糞14の内容物のヤマネの切歯と頭蓋骨の一部
右の赤線で囲った部分は上顎の切歯で下は左で、上は右だ。左の赤線で囲った部分は上が右の下顎の切歯で、下が左の上顎切歯だ。だから、左上顎の切歯が2本(2匹分)あることになる。

ヤマネの臼歯の咬面の凹凸が浅い(図6)。
図6.テン糞14の内容物のヤマネの臼歯

図7の写真を見てもらいたい。右端は下顎の第二臼歯である。アカネズミの下顎第二臼歯は第一臼歯より小さく、第三より大きい(図8)。しかし、ヤマネのどの臼歯の大きさはアカネズミ下顎第二臼歯よりも明らかに小さい(図7)。
図7.ヤマネ臼歯とアカネズミの左下顎第二臼歯

図8.アカネズミの下顎の臼歯の咬面
ヤマネの切歯も臼歯もアカネズミと比べると非常に小さい。

2019年3月2日土曜日

オオツヅラフジの種子  Seed of Sinomenium acutum.

2月26日に伊勢沢林道歩きで拾ったタヌキ糞③の中に、オオツヅラフジの種子と翼(苞)に包まれた不明種子が1個でてきた。
オオツヅラフジの種子を洗っているときに見つけた時は、「とうとうアオツヅラフジの種子が糞の中から出てきた」っと嬉しかった。しかし、どうもオカシイ、コロコロと丸くなくアンモナイト状ではなく、平べったい。ぼくの種子バイブルとしている鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社を見た。アオツヅラフジが載っているページのすぐ下にオオツヅラフジが載っていた。
ウィキペディアによると蔓茎や根茎は有毒で漢方薬に使われるとある。果実や種子は薬効が弱いのだろうか?それともタヌキは鎮痛や利尿のために果実を食べたのだろうか?
アオツヅラフジやオオツヅラフジはそれぞれ属が違うが、これらを含むツヅラフジ科Mnispermaceaseは世界には68属440種あるようだhttps://en.wikipedia.org/wiki/Menispermaceae。
どれもアルカロイドを含むようだ。
図1.中央の大きい種子がオオツヅラフジ、右下は不明種子で、大きな苞に挟まれた中に1個の種子が入っている。左下はサルナシとキブシの種子
この苞に包まれた種子は?どなたかお判りでしょうか?

今の時季、タヌキは何を食べているか? What is a racoon dog eating in thisi season?

2月26日に伊勢沢林道を歩いた時に見つけ拾ってきたタヌキ糞3個を洗ったのでその内容物をアップする。
タヌキ糞3個のいずれの場合でも、彼らはキブシとケンポナシ食べており、腐葉や昆虫、砂泥も共通して含まれていた(表1)。タヌキ糞①にはサルナシやオオツヅラフジの種子1個と翼のついた不明種子が1個入っていた。また、タヌキ糞②には羽毛が1本含まれていた。

タヌキのタメ糞がある場所は興味深い事に、尾根上が大半を占めるが、タヌキ糞③は林道上の平な場所であった(図1&図2)。これは非常に稀なことである。
11:18 タヌキ糞1
キブシ種子、サルナシ種子、オオツヅラフジ種子1・果皮、ケンポナシ果柄、不明種子1、腐葉砕片、甲虫腹部・肢、砂泥

11:47 タヌキ糞2
キブシ種子、ケンポナシ種子・果柄、腐葉砕片、羽毛、直翅目産卵管、昆虫脚・外骨格、砂泥

12:07 タヌキ糞3
キブシ種子、ケンポナシ種子・果柄、腐葉砕片、直翅目産卵管、甲虫脚・外骨格、砂泥
図1 タヌキ糞3があった場所は林道上である。

図2 ルートとタヌキ糞①~③の位置
表1.タヌキ糞3個の内容物

2019年3月1日金曜日

この個体はヤマネとトカゲを同時に食べていた The individual ate dormouse and lizard. 

26日の伊勢沢林道から音見沢左岸の尾根を登り詰めて、焼山方面から南東に走る尾根に出てから、尾根を下って、音見沢橋のところから伊勢沢林道と分れて登ってくる林道に出た(図7)。
昨日は雨だったので、糞洗いはできなかったが、一昨日は尾根歩きをしてから拾ったタヌキ糞3個とテン糞15の糞洗いをした。
で、テン糞15の内容物がおもしろかったので、それをアップしたい。
図1. 11:56 テン糞15
不明種子、キブシ種子、サルナシ種子・果肉・果皮、腐葉砕片、ヤマネ毛・骨片・左下顎骨・臼歯、トカゲ歯
図2. 不明種子
これまでに見たことあるようなこの種子、何の種子なのか不明である。鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社を見たが探せなかった。
図2の不明種子の他にキブシやサルナシの種子、さらにはヤマネとトカゲ?(ニホントカゲとカナヘビの歯は類似しているので同定は難しい)の歯が出てきた(図3、4)。
ヤマネの臼歯と見つけた時にすぐ判った。それはアカネズミの臼歯と比べると咬面の凹凸が少ないからだ(図5も参照)。   
図3.トカゲの歯(左)とヤマネの臼歯4個と左下顎骨

図4.ヤマネ左下顎骨
この下顎骨の歯根が抜けた穴でもアカネズミではなくヤマネ科だと解る。
図5. 臼歯の咬面
これはネズミ亜科の動物の咬面とは違うことが解る。咬面の凹凸が少なく、咬面の全面が正方形上なのがある、ネズミ亜科ではない。

下は、他のヤマネとトカゲの骨片だ。糞を水洗いした残差の全ての骨片の取り出したわけではない。 
図6.ヤマネとトカゲの他の骨片
図7.歩いたルートとテン糞⑮とタヌキ糞①、②、③の位置
なお、今回のGPSの軌跡は出発地点の水沢橋ゲート前から音見沢橋間のはメチャクチャとも云える程だ(図8)。こんなに狂ったのは初めてである。歩いた距離は13Kmとなっている。しかし、伊勢沢林道から離れて山に入るとほぼ正確な軌跡となっている。何故、このような事が起こるのだろう。電波障害でもあったとしか思えない。
図8.水沢橋から伊勢沢林道を歩いたGPSの軌跡

2019年2月28日木曜日

山が崩壊している The moutain is collapsing!

久しぶりに伊勢沢林道を歩いた。昨年の6月以来だ。
最近は2月頃歩くと林道上には猟期に撃たれたシカの死体が動物たちに食い荒らされて散らばっていたが、今年はそのような死骸を一つも見なかった。日常的にシカの個体数調節のためのハンティングが行われているからだろう。
伊勢沢林道一帯は、伊勢沢が干上がっている事もあってか、林道がと云うよりも山が随分荒れているという印象をもった。
8:46 斜面が崩壊し林道を岩石が覆う
昨年崩壊したのだろうが、山仕事の人たちの車も入れなくなっている。
 
9:32 倒木が林道を覆う
音見沢橋まで10個以上のテン糞を見つけた。見つけたが拾わなかったのが4、5個以上あった。 
9:35 音見沢橋
音見沢橋を渡らずに、伊勢沢林道を真っ直ぐ登ると、音見沢の左岸の尾根に仕事道の経路が新しく作られているので、これを歩くことにした。
音見沢の左岸に入る前に持ってきた干しブドウが入ったパンと小さなカップラーメンでお湯を沸かしてブランチとした。
10:17 しっかり作られた経路がある
経路を登って行くと、ドングリが根を出して、子葉が頭をもたげているのが、3、4か所にあった。
10:35 ドングリの芽生え
10:39 アセビ
アセビが出てきた。これより下はシキミだった。GPSの記録では600メートルでアセビが出てきている。
下の常緑樹は全てシキミ
アセビの花
この尾根にもたくさんの木が倒れていた。そんな強風がこの1年間の間にあったかな?
10:59 アカマツが倒れる
アカマツの倒木の下の倒木にリスの食痕が、、、。
お!これはリスがクルミを食べた痕だ!  
また、アカマツの倒木
以前、カヤネズミとその巣を見つけたことがあるカヤバは今は歩きやすい721ピークの草原だ。ここから尾根を東南に下る。この尾根を西北に登ると宮ヶ瀬・焼山の廃道になった登山道に出る。
以前はカヤバだった所と倒木(倒木は現場では気が付かなかった)

2019年2月27日水曜日

干上がった伊勢沢  The Iseza stream that was dried up

昨日は4時半に起きた。
が、車のフロントガラスを洗ったりしていて家を出たのが6時をとうに過ぎていた。案の定、道路は朝の通勤の車で渋滞になった。
水沢橋のゲート前の駐車スペースに着いたのは8時を回っていた。
伊勢沢林道を歩き、音見橋を過ぎてから山(尾根)に入った。
伊勢沢林道の山側斜面にタチツボスミレが咲いていた。
さらに、1メートルも離れていない乾いた斜面にヤマルリソウが咲いていた。
タチツボスミレが乾いた斜面に咲く

埃を被るヤマルリソウ
山は、異様に乾燥した状態であった。
いつも、伊勢沢林道を歩く時は、この堰堤下の滝つぼの中のヤマメを橋の上から探すのを楽しみにしていた。
が、水は全く無く干上がっている。
林道を歩きながら伊勢沢を見ていたが数か所に直径3,40~100センチの水溜まりの場所があっただけである。
帰路、黄色の腕章をつけた漁業組合いの人と思われる二人がタモ網を持って、溜まりにいるヤマメ?をすくっていた。
干上がった伊勢沢の沢底