「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年7月15日金曜日

今日は雨とヒル  Today is rain, and leech.  

今日は煤ケ谷でバスを下りて、谷太郎林道を進み、鳥屋待沢左岸の山道を歩いて
鳥屋待沢左岸の尾根を目差した。尾根に辿り着くまでヤマビルに何度も襲われる。
何故か、今日はぼくの手や首や胸をヒルに遣られた。下半身はバッチリ飽和食塩水を
噴霧した靴下を履き、ズボン内に潜り込まないように靴下の内側にズボンの裾を織り込んだ。
そのため、下半身に潜り込めなかったヤツが登ってきて、首筋に付いたのだ。

M.Hotateさんが、ビニール袋に容れていたヒルをバスの中で撮らせてもらう。
 彼女たちはヒルを卒論に使うのだ。

2016年7月14日木曜日

カミキリムシだ!   Longhorned beetle!

ベランダに洗濯物を取り入れに行った連れ合いが、ベランダにカミキリムシがいると教えてくれる。
いた、いた!捕まえてぼくの部屋に放すが、動き回っていて写真がなかなか撮れず。
ゴマダラカミキリAnoplophora malasiacaをこうやってその白い斑点模様をじっくり見たことはなかった。
固い外翅の横に沿って4列に白い斑点模様がある。
が、4列目は一番大きな斑点であり、尻に近い方(外翅の先)に小さな反転が並んでいる。

コヤツ、とにかく上に登りそこが先端だと翅を広げて飛び出す。
木の害虫だが、網戸を開けて外に放した。
明日は専門学校の丹沢実習だ!天気予報は1mm以下の弱雨となっている。
ということは霧雨状態よりもまだ雨量が少ないのだろう。
谷太郎林道から三峰山への登山道を目差すが、ヒルが多い事だろう。

2016年7月13日水曜日

横浜のアライグマの糞内容物 The contents of raccoon's scats in Yokohama City.

先々週の土曜日に大山北尾根を一緒に登ったT.Maruさんからアライグマの糞を2個貰った。
彼の家は横浜の金沢区谷津町の高台にあり、周りが森に囲まれているような場所だ。
ハクビシンやアライグマの被害があるので、捕獲檻を仕掛けている。
捕獲個体は市から委託された業者が引き取りにくるようだ。
そんな都会の森に棲んでいるアライグマはどんな物を食べているのか興味を持っていた。

下はソメイヨシノの種子8個と数個は噛み砕かれた種子、及びアライグマの5センチくらいの外毛、腐葉砕片。
 もう一つは、アライグマの外毛と内毛だけ。それに腐葉砕片。
尚、Mammal Tracks & Signs -A Guide to North American Species- by Mark Elbroch によると
アライグマの糞には人を死に至らしめる線虫Baylisascaris procyonisがいるようだ。素手で触ることに注意せよと書かれている。

T.Maruさんに糞分析を結果を知らせると、毛はネコの毛だと云う。
檻の中にネコが入っていたので、すぐ逃がしたが毛代わりの時期だったようでたくさん毛が抜けたままだったが、そのままエサだけを変えて仕掛けたということでした。
そのため、檻の中にあったアライグマの糞がネコの毛と混じったようだ。

それにしても、毛を除くと上の糞の中身はソメイヨシノのサクランボの種子ということになる。
アライグマは地面に落ちているサクランボを拾い食いし、噛まないで丸飲みするサクランボもあれば種子までガリガリ噛み砕いたサクランボもあることになる。
丹沢のテンやハクビシン糞では噛み砕かれたサクランボの種子は出てきたことがない。
しかし、アナグマやタヌキでは噛み砕かれた種子の破片が混じっていることがあったと思う。
宮ケ瀬尾根で雪上に残されたアライグマの足跡を見つけているが、アライグマの糞らしきものは、秋に三叉路や仏果山で見つけているが、まだ3個だけだ。

2016年7月10日日曜日

ファレノプシス(胡蝶蘭)  The moth orchids Phalaenopsis

八重桜が咲き始めた4月中旬に庭に出していたファレノプシスが
昨夜の柔らかい雨に洗われ、今朝の陽の光を浴びて
輝いている。
下の花は3月に釧路に帰省した時、家にあったものを貰ってきて育てたものだ。
 これは二株あるが、枝分れしたところに蕾が付き咲いている。
 フウランの一鉢は香を楽しむために部屋に入れておいた(右に突き出ている花)、
庭に出しっぱなしの方は今が盛りで、素晴らしい匂いを漂わせている。
バングラデシュで日本人がイスラム国の標的になった。キリスト教国に同調する十字軍の一員とみられているんだ。イギリスがEUから離脱することになった。アメリカでは、またもや黒人人種差別による事件だ。オリンピックが開かれるリオデジャネイロの治安が不安視されている。

理系科学の発展は、産業革命をもたらし、原子力エネルギーを作り出し、IPS細胞を生み、人工知能を生み出し、さまざまなロボットが活躍している。その一方、経済格差をも生み出している。
さぁー、これから選挙に行ってこよう。

2016年7月9日土曜日

テン糞やアナグマ糞から出てきた歯と骨  The teeth and bones which were included in the scats of marten and badger.

アナグマ糞②に含まれていた歯と骨(実際はこの数倍ある)
赤線
赤線Aで囲った部分の歯骨はトカゲのもの、B1,B2はヘビの歯骨だ!
B2の右にある物はトカゲの爪がついた足だ。
ヘビの歯が凄く小さいので、孵化間もなくの個体ではないだろうか?
これらヘビの歯はトカゲの歯とは異なっているのは一目瞭然だ!
このヘビの歯はマムシやアオダイショウの歯と同じように一度噛んだら歯が折れない限り
喉の奥へ奥へと飲み込むような作りになっている。
しかし、ジムグリの歯は鋭いがこのように中側へ歯が湾曲していない。
このブログでジムグリの歯を検索して見てください。クリックして拡大して見て下さい。

 テン糞③に含まれていたジネズミの歯と骨
脛骨と癒合した腓骨が出ている位置と長さ、及び右下顎の臼歯からジネズミと判った。
脛骨のすぐ右に大腿骨頭が治まる寛骨の関節窩の部分がある。

テン糞⑦に含まれていたアズマモグラの骨
これには、手持ちのモグラの骨格標本よりも、湯河原の白銀林道のフクロウのペリットからたくさん出てきたモグラの骨が同定に役立った。
Aは大腿骨の膝の方の部分、Bは上腕骨の肩甲骨と接する部分

2016年7月8日金曜日

ジネズミやモグラを食べているテン  The martens which ate a shrew and a mole.

同じく9月2日、ヤビツ峠・地獄沢橋・大山北尾根・見晴し台・日向薬師の続きで
テン糞の内容物です。

ハクビシンのようにもっとヤマグワやニガイチゴなどを食べていると思っていた。
昆虫食が目立つ。さらに植物繊維というのは、今のところ何の植物のどこを食べたのか不明だ。

12:02、テン糞①
昆虫脚・触覚・外骨格
12:39、テン糞②
5ミリ以下の植物繊維
 14:47、テン糞③
ヤマグワ果実・果柄・種子、大型甲虫外骨格・触覚・脚、ジネズミ毛・下顎骨臼歯・脛骨腓骨・骨片
この脛骨腓骨と下顎骨臼歯がジネズミの決め手となった。
15:02、テン糞④
植物繊維・砂利
15:09、テン糞⑤
ヤマグワ果実・果柄・種子
16:53、テン糞⑥
植物繊維
18:06、テン糞⑦
クワガタムシ鎌・脚・外翅、アズマモグラ毛・大腿骨部分・椎骨・上腕骨部分・骨片
ジネズミやアズマモグラの骨は、アナグマ糞から出てきたトカゲやヘビの歯とともに次回に
アップしたい。

2016年7月7日木曜日

アナグマがトカゲとヘビを一緒に食べていた。  The badger ate a lizard and a snake together.

7月2日のヤビツ峠・地獄沢橋・大山北尾根から

9:24、アナグマ糞①
腐葉砕片、脈翅目翅・脚、甲虫外羽、
11:49、アナグマ糞②
ヤマグワ種子、腐葉砕片、甲虫外骨格・外翅・内翅、トカゲ骨片・歯骨
ほう、アナグマがトカゲを食べていた。
狙って捕まえれる訳ではないのでたまたま口元の髭に触ったのだろうっと思っていた。

水洗した残渣をさらに乾かして、トカゲかカナヘビかの同定を確実にするために、
拡大鏡を用いて舐めるようにみていたら、なんとマムシ以外のヘビの幼蛇の歯が見つかった。
だから、このアナグマは落下したヤマグワの果実の他にトカゲとヘビも食べていたのだ。
11:50、アナグマ糞③
腐葉砕片、甲虫外羽・脚、昆虫脚、
13:14、アナグマ糞④
ヤマグワ種子・果柄、単子葉植物3センチ、甲虫外羽・外骨格・脚
13:38、アナグマ糞⑤
腐葉砕片、甲虫外羽・脚

アナグマがトカゲとヘビを一緒に食べていたのは驚きだ!
でも、ヘビの歯ということは判るのだが、何ヘビの歯か同定できず。
ぼくが持っているヘビ標本の歯は、マムシとアオダイショウ、ジムグリだ!
ヤマカガシ、シマヘビなどの丹沢山塊に生息するヘビの歯を集めなくては!

糞②に含まれていたヘビの歯の長さが1ミリにも満たないので卵から孵化したばかりの子供ヘビだろう。どうだろうか?
これらの歯の写真は近いうちにアップします。

大山北尾根で見つけた食痕と下顎骨   The feeding signs and the mandible which were found on the Ooyama northern ridge.

2日の大山北尾根で

11:43、もうすぐで北尾根の稜線付近に、カモシカの食痕だ!
幅の狭い切歯で下から上へ齧ったのだ。
12:43、骨だ!ん?下顎もある。カモシカの下顎骨だと思った。が、持ち帰って調べた。
子供のシカの右の下顎骨だった。
シカCervus nipponかカモシカCapricornis crispusの決め手は手持ちの標本を見比べても判断がつかず、決め手は落ちていた毛や付着していた毛の色が黄褐色だったことによる。
 12:53、お昼を終えて北尾根を登っていると、木の根の樹皮に齧られた痕が付いている。
歯の幅はすごく細い。ハタネズミ亜科Arvicolinaeのネズミが齧ったのだろう。
 今朝は気持ちの良い天気だ!
しかし、あー、糞洗いをしなければならないし、明日の専門学校の授業の準備もしなくては!
ヨシ、気合を入れてやろう!

2016年7月6日水曜日

ハクビシンはヤマグワの実だけを食べている。    Masked palm civets eat only the mulberry.

7月2日のヤビツ峠・大山北尾根で見つけたハクビシンPaguma larvataの糞を2個見つけた。

9:16、ハクビシン糞①
ヤマグワ種子・果肉・果実・果柄
 14:51、ハクビシン糞②
ヤマグワ種子・果肉・果実・果柄
二つともヤマグワの果実を食べたものだった。
房状になった果実がそのまま出てきたが、ほとんど種子が剥き出しになって糞の中に含まれていた。ニガイチゴがすでに実っていたので、ニガイチゴの種子も探したが、見つからず。
ヤマグワの果実だけを食べている。

不思議な菌類   Mysterious Fungi and/or Myxomycete!

7月2日の大山北尾根

県道70号の地獄沢橋から大山北尾根に向けて登りだして30分くらいたったところで、
何だ?これは?
始めは動物糞かな?っと思って足を止めた。
Iwataさんや、Maruさんがここにもある。あそこにもあると次々に不思議な半透明のゼリー状
のものを見つける。
下のゼリーは手の平くらいで、何だか、一様なゼリーではなく中に粒々状のものがある。
これは、長径3センチくらい、暑さ2センチくらい。
これは握りこぶし大のものだ。
このようなものが散在して見られる。
どうも、真ん中のものがまだ成長の中間段階で、成長すると下のようになり、
さらに、成長すると一番上のように、ガスが溜まって弾けて広げたような状態になるのかな?
奇妙な生物だ!