「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年3月14日木曜日

カモシカのフィールドサイン The fieldsigns of a Japanese serow.

カモシカとの出会いは動画でアップした。
斜面の下の方にカモシカがいる。
さらにまっすぐすすむとスギ林になり、沢になる。
このカモシカ、ときどき雪面を舐めているような、何かを食べているようでもあった。
下りて、何をしていたのか確かめたが分らなかった。

こうやって、振り返ってくれるが、なかなか移動しない。
移動もゆっくりであった。1メートル以上も積雪があるところでは走って逃げることが
できないのかもしれない。
このカモシカが移動した後、足跡を確認しにいった。
第三指と第四指の蹄が並行に見える程開いている。さらに、、、、
副蹄の第二指と第五指の蹄が割りと深くに着いている。
シカの副蹄は主?蹄よりもかなり高い位置にあるし、さらにカモシカのように並行になるほど
第三指と第四指の蹄が開かない。
これは、大きいので前脚の足跡だ。
このように、カモシカは蹄を広げることができるから、雪国でも生活していけるのだ。
しかし、シカはそうではないから、雪の深さがシカの生活、分布と関わりがあるのだ。
これは、スノーシューを比較のために写したが判るかな?
スノーシューは二本足のぼくの体重を支えてくれる。歩く時は一つスノーシューに全体重がかかる。カモシカは4足歩行なので、ゆっくり歩くときは、3足の蹄に全体重がかかる。
しかも、前足を置いたところに後足を重なるように置くので、雪が押しつけられて沈まなくなる。
 
これは、写真のシカが食べたと考えられる食痕だ。ノウサギの鋭い痕とはずいぶん違う。
それは、カモシカは下の切歯はあるが上には切歯がないから、下の切歯と上の顎で押さえて引き千切って食べるからだ。
これもそうだが、ちょっとわかりづらいかな?
上の分りづらいのを上から撮ったものだ。
カモシカが移動していった足跡をトレースしていくと、スギの木の根元に糞が固まってあった。
カモシカのトイレだ。カモシカは同性同士が反発しあう単独の行動域(ナワバリ)をもつ、しかもそのナワバリは狭い。だからだろう、シカのようにどこでもウンチをしないで、ある決まった場所にすることが多くなる。なお、この糞はゲットしてきた。
この糞粒は大きい。
この場所は、沢の上部であり左上方1mくらいから断崖のような急斜面になっている。
カモシカのトイレは、その個体のナワバリ宣言の一つとしても機能しているのだろう。
丹沢のカモシカよりも一回り大きく思った。だから、糞粒も大きいのだろう。
糞粒を一つ取り上げただけでは、カモシカとシカの区別は難しい。
しかし、糞粒が散在しているかこのようにまとまってあるかで区別ができる。

2013年3月13日水曜日

興味深いノウサギの食痕 The feeding signs of hares.

 これは、ノウサギの食痕としては教科書にも載るようなものである。
細い枝がまるでナイフで切ったかのように斜めに鋭くカットされている。 
これはノウサギがミズキの樹皮を齧った痕だ。一対の切歯の跡が幹と並行して縦に残っている。これ、本当にノウサギ?っと疑問に思う方々も多いだろう。
これはウリハダカエデの幹に残されたノウサギの食痕である。
上と同じように幹に並行に齧っている。
これは、サワグルミの幹に対して縦にも横にも歯型が残っている。
これも、サワグルミの幹に着けられた食痕である。
縦、横、斜めに歯型が走っている。
この木は、何の木だか分らなかった。縦に歯型がついている。
 
これらの樹皮を食べたと思われる食痕が、ノウサギによるものと推定したのは、
それの食痕の位置が、雪面から1メートル以下の幹であるからだ。
下は、太いのがミズキで、手前の細いのがウリハダカエデだ。
どのような位置の幹が齧られているか、ストックを立てた。
齧られた一番高い位置はストックのグリップくらい、つまり、1メートルちょっとある。
はい、少し、下がって樹皮食いされた2本の木の間にストックを立てて撮った。
ストックのグリップよりも上方には樹皮食いされた部分はないのだ。 
ノウサギがいくら背伸びしてもストックのグリップくらいの高さまで齧ることなどできない。
しかし、積雪がもっとも多くあった時には、ノウサギは何の努力もせずに上の方まで食べることができたのだ。春とともに積雪量が減少してきたので、幹の地面に近い方まで食べることができるようになったのだ。もちろんここにはノウサギの糞が一つ一つ雪の中に埋もれていたり、、
雪の上に散在していたりした。 
お世話になったisa隊員やk-ta隊員の話では、ぼくらが湯沢に行った3月7日以前は、どうなることになるかと思うほどの積雪量だったようだ。
isa隊員のHP参照:http://www.dd.iij4u.or.jp/~anthois/
 

キタテハと、、!  A nymphalid and,,,,!

昨日、河津桜を見て家に戻って、
庭を見たら、チョウチョウがひらひら飛んでいる。
成虫で越冬していたキタテハだ。
温かさに誘われて、庭の敷石に翅を休めて日を受けていた。
静かに、近づく。手を伸ばしてレンズを休んでいるキタテハに向ける。
もう、一枚!
よく見ると、翅が少し傷んでいる。このままの姿で翅を畳んで、強風が当たらないような場所に停まっていたんだ。
昨年、晩秋に庭のアジサイの枯れ葉に停まっていたチョウがいた。
ソヤツは枯れ葉が北風で揺れるのにしっかりつかまっていた。
しかし、冬にはその葉と一緒に北風に飛ばされてしまった。
 
庭の白梅も終わり、辺りにはジンチョウゲの良い香りが漂う。
越後湯沢に行く前日は、まだジンチョウゲはまだ満開ではなかったのに、
もうどの花穂の花々も咲いている。
白花のジンチョウゲも満開になっている。
春なんだ、本当の春になっているんだ。
ピンクのジンチョウゲの花を拡大してみたら、粉塵がたくさんついている。
ん?これは、黄砂とスギ花粉ともう一つのあの中国でやってきている大気汚染物質の埃なのか? 
白花のジンチョウゲも拡大してみたら、同じように粉塵がたくさん着いている。
何だか美人の顔に近づいてみたら、ヨゴレや吹き出物が見えたような感じ。
テレビでも顔をアップして映し出すことがあるが、あれもイヤだ。
普段、裸眼で見えないものを見えるように映し出す必要はない。

2013年3月12日火曜日

満開の河津桜 The Kawadu cherry in full bloom.

お昼前に連れ合いと二人で引地川沿いのカワヅザクラを見に行ってきた。
コメントをしてくれたfairyringさんのブログhttp://hana0142406107subaru.blog81.fc2.com/
を見て、東京で咲いているなら一時も早く見に行かなければと思ったのだ。
はい、花見を楽しんでください。
 
 
 
 
 
今日は、ちょっと肌寒いが、土手にはツクシが出、オオイヌノフグリの青い花が絨毯となり、
ヒメオドリコソウが小さなピンクの花が朝の日差しを浴びていた。
春、突入だ!

サルの食痕    The feeding signs of Japanese macaques.

越後湯沢では、サル、ウサギ、カモシカ、タヌキのフィールドサインを見つけることができた。
今日は、サルが残した食痕をアップする。
林道は雪に埋まっているが、日向の斜面の雪が融けて笹の葉が出ている。
そんなところは動物たちの御馳走がたくさんあるところだ。
これは、サルが葉をつかんでがぶりと採食しながら移動した痕だ。
その下には、ササの花が散らばっている。 
これはササの葉を手で引き千切って二度に渡って噛み切ったのだ。
10円玉の上の半円に欠けた部分が口にくわえて噛み切った歯型だよ。
上の歯を持ち帰り、手持ちの標本のニホンザルメス4歳の下顎と噛み切られた痕
を合わせた。ぴったり合う。
4、5歳の個体が食べたのだということが云えるかな?
このササはかなり大きなオトナオスが噛み切ったようだ。群れのボスかな?
10円玉との大きさの比較でわかるネ。
このヤマグワの樹皮を食べた歯型が残っている。
下顎の左右一対の歯型が白っぽく残されている。
これは、子ザルが樹皮を齧ったと判る。 
以下、サルの食痕をアップする。
これは、サワグルミの樹皮食いの痕だ。
サルの歯型が残っているのが判るネ。
サワグルミを折ってまでして食べている。
サルが枝に顔を横に向けて、両手で枝を持って食べる姿を思い浮かべることができる。 
ヤマグワの冬芽食いの痕。横枝のところどころポチポチと白くなっている。
サルは冬芽を一個一個噛み切っている。
これは、歯型が残されていないが、木に登ってヤマグワの冬芽をこうやって食べるのは
ニホンザルの特徴だ。下北半島や房総半島のサル、箱根のサルでも同じだ。
噛み取られた冬芽があったところだ。 
昨年も同じように冬芽が噛み取られた筈だと、探した。
これは、昨年の冬芽が噛み取られた痕だと判断できる。
ニセアカシアの樹皮食いの痕。ニセアカシアやヤマグワはサルの冬のメニューです。
こうやって、樹皮ごと剥して食べてしまいます。
まだ、まだあります。次回にアップします。

2013年3月11日月曜日

雪解け斜面の木の花  Tree flowers in the slosh slope.

越後湯沢の魚野川の沿いの雪に埋もれた林道を歩く。
川の西斜面には上越線の無人の土樽駅が見える。
この駅は群馬県側から長い清水トンネルを抜け出てきて最初に停まる駅だ。
あの有名な「雪国」に登場する
群馬側では雪があるのは谷川連峰の山だけで、平地には全く雪がない。
が、谷川連峰の下を通って作られた清水トンネルを抜けると
全て、白銀の雪の世界だ。
一度、汽車で清水トンネルを抜けてみたいものだが、、。
 
斜面に黄色いマンサクの花が咲いている。
これはマンサクの花を探していたのではなくて、サルの食痕がないか
川縁の斜面の木々の枝や幹を見ていたのだ。
下のほうにある太い枝が齧ったサルの歯型がついている。
 サルの太い枝の樹皮食いの痕である。
このヤナギはバッコヤナギだったかな? 
柔らかい真っ白の綿毛が出てきている。
しばらくすると萌木色の雄蕊を伸ばしていくのだろう。
雪国の越後湯沢も春の足音が急速に近づいてきている。
丹沢がどうなったのか気になり始めてきた。
近くの河津桜もどうなったか?
庭ではピンクのジンチョウゲが満開になり、白いジンチョウゲの花がほころび始めた。

雪上に虫がいっぱい Many bugs on the snow.

これは、1558mの大源太山だ。なんだかすごい山容だ。
これは、最初の日と三日目の午前中に歩いた雪で覆われたキャンプ場やゴルフ場
から見上げたものだ。
 日差しが強く、暑いくらいであり、雪上面にはこの虫がたくさん歩き回っている。
何をしているのか、忙しそうに歩き回っているのだ。
この虫、Google検索で「雪面 虫」、画像をクリックしたら、すぐ出てきた。
セッケイカワゲラ属の仲間のようだ。
歩きながら、雪の中の小さな有機物やプランクトンを採食しているようだ。
しかし、すごくせわしげに歩きまわっている。
沢は氷ついていないから沢から上がってきたのか?
何故、跳ばないのか?
歩き回って、異性を探しているのではないだろうか?っと思って
交尾しているような絡まった二匹を捜したがいない。
まったくデタラメのぼくの考えでは、異性と交尾し、メスはすぐ卵を雪の中に産み
雪解けとともにその卵は沢に流れて孵化して沢の石にくっついて大きくなる。
以下のサイトに生態が載っている。
寒くないと生きていけないようだ。
 


2013年3月10日日曜日

カモシカに出逢う。

越後湯沢、帰る日に出逢ったカモシカの動画を見ていただこう。
動かない、こちらを気にしているが、逃げる気配がない。
もう一本、動くが頭を左右後方に動かしてこちらを見るだけ。
この個体がようやく歩き出した。
前後足の蹄を開いて、できるだけ雪面への接地面を広げている。
それでも、ズボット埋まる。
動かなかったのは足が雪の中に埋まってしまうことも原因かな?
カモシカが行ってしまってから、カモシカがいたところまで下りて足跡、食痕、糞の写真を撮る。


2013年3月9日土曜日

カモシカに会う Met serrow!

今日は、カモシカに会えたのだ。
楽しすぎて、疲れ、眠くなった。
今は帰路の高速バスの中。

これは誰の仕業かな? Some animals have eaten the barks!

これは誰の仕業かな?
何本かの木の幹がこのように樹皮がかじりとられている。
木の種類はミズキやサワグルミだ。
わかるかな?