「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年4月24日土曜日

早く温かい春にな~れ!

5月の丹沢春の自然観察会件キャンプの下見してきた。
宮ヶ瀬湖の周りの林道には陽光を待ちわびていたバードウォチャーたちが
大きなレンズを抱えて歩いていたり、三脚を立てて何かを狙っていた。
ヤマフジの蕾がこんなに大きくなっている。
まだ、キランソウも咲いていた。
キケマンも咲いている。
昨日のものと思われるテン糞をゲット!
道路の真ん中に転がり落ちている枯れ木の上だ。
これなら、他個体への宣伝効果抜群の場所のマーキングだ。
ヤマユリのタネがまとまって飛んできたのだろう。数本まとまって出ている。
今年はそれぞれの株に花は一個だろうか?
晴れてはいたが、時々雨がぽつぽつ落ちる変な天気。
天気が良い?のに肌寒い感じの一日であった。
帰路、いくつものサンショウを見つけ、新葉を皆で摘む。
この葉を擂りおろし、味噌と砂糖を入れて再び擂ると美味しい山椒味噌ができる。

2010年4月23日金曜日

植物の成長

我が家のモッコウバラ
連れ合いが買ってきて植えたのが4年前、暴れるように伸びる。
昨年暮れにアーチ状にまとめてやった。
伸びた枝を全部ひとまとめにしたので、どうなることやらと思ったら蕾がいくつも顔を出している。

この4、5日寒いのでこのような状態が続いている。
連れ合いは花が長く楽しめるという。
確かに、エビネも変わらずだ。
しかし、外に出したラン類をちょっと心配している。
室内に取り入れてやれない。外で我慢してもらうよりない。
今日は、学校から帰ってきてからクレマチスの葉が巻きつけるようにポールを立ててやった。
軒下をみると、ナガイモの太いシュートが出ている。今年もムカゴを楽しめるかな?

2010年4月22日木曜日

エビネは昨年と同じ日に咲いた!

今日(木)は動物園関係者たちと丹沢へ行く予定であった。
が、昨夜の天気予報で急遽取りやめた。
それでも4時半に目覚めた。外を見た。しょぼしょぼと降っている。
明るくなってきたので、庭を見たらエビネが咲いていた。
昨年の蕾が開きかけているのが4月20日であった。
今年は寒い日が多いのでまだまだ開花しないだろうと思っていた。
でも、いつもとどこか雰囲気が違う。それは、どの花茎もみな綺麗に花をつけているのだ。
例年は、花茎が伸びてくるころから、ナメクジなどに食べられて無残な姿になっていたのだ。
さらに注意してみるとギボウシの葉の伸長が遅いし、ナツツバキの葉の展開も始まったばかりだ。

ナメクジなどの虫たちがまだ活発でないということは小鳥たちを含め、動物たちは待ちに待った春がきたが腹いっぱい食物を得ることができないということだ。
野生動物たちはどうやって耐えているのだろう。

2010年4月21日水曜日

糞とその内容物

4月に入ってから寒い日が続いていたので、食肉目の動物たちが何を食べているのか?啓蟄を過ぎても雪が何度も降るので、ミミズやムカデなどの土壌動物たちも腐葉土の奥深くに隠れたままであるので、テンやタヌキやキツネたちが食料不足になっていないか心配していた。
19日の堤川林道で前夜か数時間前にしたと思われる新鮮なテン糞を見つけた。
これは上の糞から2メートルくらいしか離れていないので、同じ個体のものと考えた。
これらを水に浸けておいたので、昨夜5ミリメッシュの茶漉しで水洗いした。
分かるかな?茶漉しの残渣をお皿に空け、水を2ミリくらい入れて内容物を見易いようにした。
細い糸状の物は、残渣の大半を占め、乾かしてライターの火で焼いてみると毛が焼ける匂いがした。ヒミズの毛のようだ。が、歯も骨も爪も見つからない。
中央に昆虫の足先がある、さらにカマドウマの足の部分、ムカデの外骨格と思われる部分などがあった。

このテンは土壌動物お少しとヒミズを一匹たべることができたようだ。
「能の爪」から「鍋嵐」へ向かう途中で、カモシカのタメ糞があった。
カモシカは個体が狭いナワバリを形成するので、同じ場所に糞をすることになり、
まるでタヌキのタメ糞のように新旧の糞が積もり重なる。

帰路、シイタケを採った後、宮ヶ瀬尾根を北上していくとこの3年間いつも同じ場所に大量のタヌキのタメ糞がある。
新鮮と云っても2、3日前くらいのものが一個あったので、それをゲットしてくる。

糞ばかりなので、野草の花でも!
水がたくさん流れている堤川林道で:オランダガラシである。好きなのでかなりムシャムシャ食べた。
ムラサキケマンは柔らかそうな姿をしているが、タケニグサと同じケシ科なので食べない。
今日は、学校から帰ってきてから花の終わったラン鉢を外に出した。
植え替えをしなければならない。それは今度だ。

2010年4月19日月曜日

丹沢は雪景色!そして大量のシイタケを採る。

今日は土山峠に車を置き、堤川林道終点から沢を遡上して「能の爪」に向かおうと思った。
沢を歩き出して、すぐ方針を変える。宮ヶ瀬尾根と「能の爪」を結ぶ稜線にでることに決める。
「不思議なミズキ」の随分手前の細尾根に出る。
お昼までは時間がたっぷりあるので、「鍋嵐」に向かう。
雪が残るが、「能の爪」-「鍋嵐」は明後日には雪は無くなるだろう。
鍋嵐で丹沢・蛭ヶ岳を見る。雪の世界だ!
真ん中に見えるのが蛭ヶ岳
今回の目的はテンやタヌキなどの肉食動物の新鮮な糞を見つけることであった。
テン糞3個とタヌキ糞1個をゲット。
帰路、何気なくシカ柵の中を見ると、キノコが目に飛び込む。
ん?まさか?双眼鏡でじっくり見る。やはりシイタケだ!
赤い鉄製の梯子がかかっているところまで戻り、中に入る。
大きいのは帽子くらい。皆厚い。齧る。うん、いける!
大きいのはすべて採る。ザックがずしりと重くなる。
頭骨をゲットしたときや、美味しい山菜やキノコを採ったときは、
足取りが軽くなり、早く帰りたくなるから不思議。

動物たちの糞や山の様子は次回にアップします。

2010年4月18日日曜日

春は苦味を盛れ!

今日は、久しぶりに晴れたので庭にでた。
オニタビラコが小さな黄色い花を咲かせている。
これはキク科なので、苦くて美味しいだろうと思う。
家の軒下など周りのオニタビラコを摘んだ。
全体を水洗いして、根付きのまま茹でた。
花茎の根元の方は硬いので、下部は取り去った。食べてみるとほのかな苦味があって美味い。
お浸しで醤油をつけて食べる。美味い。
少し苦味があるので、酢味噌を作りそれにつけてみるとこれも美味い。
とうとう缶ビールを開けて、ビールのツマミとした。
幸せな日曜日の昼下がりである。

2010年4月16日金曜日

ノウサギの切歯は全て黒ずむ!

いくつかあるノウサギの切歯をみた。
これは、千葉の高校の生物のK.A先生から17年前にいただいた。
このノウサギの歯が一番黒ずんでいた。
切歯の正面も側面も裏面も、臼歯も咬面を除いて黒ずんでいる。
これなら、タンニンで黒く染まるというのが理解できる。
しかし、ヌートリアもアカネズミの切歯が黒ずむのは正面部分だけだ。
しかも、このノウサギよりも綺麗に黒く染まっている。
アカネズミが草木を主に食べているなら、
このノウサギのように歯の回り全ても黒ずんでもらいたい。

葉食のアカコロブス(アフリカのサル)の7頭骨のいずれの歯の回りも黒ずんでいる。
また、シカ、カモシカでは臼歯の回りが黒ずんでいる。
しかし、ニホンザルでは黒ずみは薄い。
イタチ、テン、タヌキ、アナグマ、キツネではどこも白い。
イノシシでは臼歯の回りに黒ずみが少しある。

take隊員が指摘してくれたように葉や樹皮を食べるものたちの歯はタンニンで黒ずむようだ。
しかし、ヌートリアやアカネズミでは何故切歯の正面の部分だけが黒ずむのか??

アカネズミの切歯も黒かった!

切歯の色が気になり齧歯類の写真をスキャンした。
2006年9月29日に早戸川流域のキャンプ場でアカネズミの死体を拾った。
その個体の頭骨を2007年4月26日に撮ったものだ。
上下の切歯とも表面が黒い。
側面から見たアカネズミの頭骨。
同じアカネズミを頭骨を2009年1月30日に再び撮っていた。
しかし、正面からの写真を撮っていない。
下顎の切歯が黒ずんでいるのがわかる。
斜め前からも撮っている。
上顎の切歯は赤褐色になっているが、下顎の切歯の表面はまだ少し黒い。

今現在はどうなのか、昨夜から探しているが、このアカネズミの頭骨だけがみつからない。
2センチちょっとの大きさの頭骨なので、ガーゼで包んでフィルムケースのようなものに容れてしまっている筈だが、、、、、。

この黒ずみがとれると赤褐色の表面が表れる。
この赤褐色も黒く染まる部分も、切歯の表の面だけであり、側面や裏面は白いままだ。

ラット(ドブネズミ)の赤褐色の上顎の切歯を引き抜いてみた。
赤褐色の部分は、骨(前顎骨)から出ている部分とその半分くらいの長さの骨に入っている部分も赤褐色だ!
つまり、正面の表面部分が歯茎から出る前から赤褐色になって用意されている。

ヌートりアもリスも日本や中国のネズミやジリスたちもアメリカモモンガやレミング、アフリカのケーンラット、アフリカオニネズミやハムスターも赤褐色の切歯だ。しかし、モルモットやチンチラは白いままだ。

この違いは何なんだろうか?系統的な違いなのだろうか?とすると赤褐色の切歯を獲得した進化生態上の意味はどんなものなのだろう。きっと先人たちが明らかにしていることだろう。

2010年4月15日木曜日

ヌートリアの切歯の色

岡山県にいた教え子から送ってもらったヌートリアの頭骨を眺めていた。
ん?どこか違う。以前見ていたものと違うと思った。
このヌートリアは岡山県高の農作物を荒らすため、農家の人が捕まえて叩き殺したものを教え子のM.Tさんが送ってくれたものだ。
解体して除肉して、水に浸け腐らして晒骨した。激しく何度も叩かれようで、頭骨は割れていたが、どうにか三次元のジグソーパズルをしあげた。
完成してからじっくり眺めた時の印象と現在のもの(上の写真)が違う。
確か、完成した時に写真を撮ったので、頭骨・齧歯目のフォルダー内を調べた。あった!
え?と思う。切歯の色が真っ黒だ!
切歯の表面が真っ黒だったのだ。そのためどこか違うと感じたのだ。
ぼくの持っている本には、齧歯類やトガリネズミ類の分類で、切歯の表面が赤褐色に染まるという記載があるが、晒骨してしばらく経った後の状態の色なのだろう。

おもしろいのは上の切歯は当初から黒さが薄れている。
現在は上下とも全く黒く染まっていない。
  
切歯の表面が赤褐色に染まっているのは死後、晒骨してからの状態なのだろうか?
生きているときは赤褐色ではなく、黒いのだろうか?
ヌートリアの口を空けて確かめたみたいものだ。
他の齧歯類やトガリネズミ類ではどうなのだろう?

2010年4月12日月曜日

ホウチャクソウの開かない花

庭の隅のホウチャクソウの花が咲いていた。
このホウチャクソウはもともとこの界隈の野草であった。朝日が少しだけ当たるところと湿っぽい条件が良いようで、蔓延るので引き抜く。
この花、決して開かない。これで開花しているのだ。
しかも、このようにいつもうなだれたように首をまげて咲く。
花名は、花咲く姿が、神社仏閣の軒先の四隅に下がる宝鐸に似ているところから付けられたということをネットでしった。

今日は、いつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だ。
いつの間にか、庭の小さな梅の木の葉も展開し、サクランボくらいの大きさの梅の実がなっている。エビネも蕾をつけた花茎を伸ばしている。
鉢をどけたら、ダンゴムシとナメクジが穴底のところにいた。