「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年1月7日木曜日

釧路から(16):エキノコックス

元旦に釧路川の土手で見つけ拾ったキツネの糞を水洗分析
「釧路から(10)」を見て
昨日、雪掻きでぎっくり腰になったので、動けず。
藤沢に戻ってからやろうと思っていたキツネの糞を水洗いした。

左上には鳥の足の骨の一部 その下は多足類のキチン質の外骨格
大半が砂泥と植物繊維
1、2センチの毛が混じっていたが、それは洗い流す。

このキツネ、雪が降る前は ハサミムシやゲジなどの土壌動物を主に食べていたのだ。
鳥の足の骨は、ニワトリの足のようなので
ケンタッキーフライドチキンの足の食べカスを拾って食べたのだろう。
植物繊維は何を食べていたと思いますか?

と、今朝の北海道新聞にエキノコックスの記事が大きく載っている。
詳細はクリックして拡大して読んでください。

キツネの糞にエキノコックスの卵が入り、野ネズミが糞を食べ
ネズミの腸内で卵が孵化して幼虫になり、そのネズミをキツネが食べる。
キツネの腸内で成虫になる。という寄生の循環である。

沢の水を飲むことなどから人の体内に入った卵は、腸で幼虫になり肝臓に寄生し、
命に係わるほどの病気になるとのことだ。

病気に罹らないように注意した方が良いが、兄も妹もキツネを嫌っている。
幼稚園の庭に昨年、出たことで園児の感染を心配している。
ぼくにとっては沢の水を気軽に飲めないのは残念至極だ。

2010年1月6日水曜日

釧路から(15):タンチョウヅルの冬季の餌場で

雲山さんが別世界と感じた場所で
こうやって2羽、あるいは数羽のツルがクチバシを上に向け、しかも少し開いて
呼応するかのように鳴き合う。
そして羽を広げて 舞うような行動をする場合もある。
どうも、その意味や行動の機能が判らない。
性行動における説得行動とも思えるものである。

最近多くなった中国人向けの注意書きがあった。
意味は何となく判りますね。

この看板を見て、ちょうど10年前の2月に西安動物園に行った時のことを思い出した。
お客たちは檻の柵を越えて、動物に石をぶつけたり、棒で突いたり
大声を出して檻を揺すったりしていたことだ。
それは、小さな子供の動物に対する扱いに似たものを感じた。
ぼくが子供の時もそうだったのだ。

釧路から(14):吹雪きで欠航

昨日(5日)、テレビの天気予報を見て朝10時に空港へ行き
JALの最終便から早めの便に変更
が、満席のため空席待ちが続く
昼頃にはANAの羽田行きが欠航となる。
しかし、JALの15:45は遅れるが飛び立つ。
このJALにも乗れず、とうとう自分が買っていたJAL最終便だ。
JALの羽田発釧路行きの便が釧路上空へ来たが
天候待ちで上空で50分くらい待機していたが、羽田へ戻る。
下の出発案内のようにANAの16:55は欠航だが、JALの20:15は
釧路上空から引き返すまで欠航とはしない。
そのJALの意気に感じる。

羽田からの便が空港へ着陸したら、必ず飛び立つようなので、
空港内の待合室は大勢の人たちが固唾を呑みこんで祈っていた。
欠航のアナウンスとともに予約・案内所は一気に200名近くの人だかり
半分あきらめ、ビールを2杯飲む。
最後から三番目に並ぶ。
すべて満席で土曜日のお昼過ぎの便に乗れることになった。

バスはフィリピンの団体客を乗せて釧路市内に戻る。
途中で下りて 妹の車にのる。
吹雪きの中で車庫に入れる

今朝、目覚めると早くも幼稚園の先生が雪掻きをしている
こちらも張り切ってやろうとしたら、ギックリ腰になり
あえなく、へたり込む。 笑いながら迷惑をかけないで欲しいと言われる。

まったく、自分の身体はひ弱になってしまった。
もう、釧路の人間とは言えないことを身体が教えてくれる。

2010年1月5日火曜日

釧路から(13):タンチョウヅル

今日は高校時代の同級生に案内されて行ったことのないタンチョウヅルの給餌場に行った。
「鶴見台」というところと「鶴居伊藤サンクチュアリー」である。
写真は「鶴居・伊藤サンクチュアリー」

夕暮れ近く 三々五々泊まり場方向へ飛び立ち始める

今年はカメラを構える人たちが少ないとのことだ。

餌場だからだろうか
ツルたちは集団で雪原に埋まっているトウモロコシを食べている

どうも、大雪で大荒れの模様なので今夜の最終便で帰る予定だが
これから空港へ行って空席待ちをして乗れる飛行機に乗ることにする。
明日6日から仕事だ!

2010年1月4日月曜日

釧路から(12):真鱈の頭骨

先日 知人から 真鱈(マダラ)を三尾もらった。
一尾は巨大でキッチンのシンクを幅と同じ大きさだ。
でかい一尾は腹を裂いて、寒干しにする。
二尾は三枚に下ろして フライ用に切り分ける。
アラは適当な大きさに切って煮魚用にする。
半分は高校男子がいる兄貴の家へ持っていく。

これがデカイ真鱈の顔
ぼくらとは違って同歯性の歯だが
無数ともいえるほど出ている。
どれも鋭い歯だ、このデカイ口と歯で獲物を鱈腹(たらふく)食べるのだ。

翌日にはメメセン(キンキ)もいただく
これらは開いて 軽く塩を振って干す

タラもメメセンも寒い海の底近くで生活している魚だ
上手い、タラの一尾を刺身にすると良かったと思ったが、後の祭りだった。
釧路は魚介類が安くて上手い。

この真鱈の頭部をこのまま茹でて頭骨を取ろうかと思って写真を撮った。
が、茹でようと大鍋に容れたが、小さな魚で十分と思い留まる。

ぼくら哺乳類は
魚類・両生類・爬虫類・哺乳類と進化してきたわけだが
脊椎動物の原型を知る上でも魚をもっと知りたいものだ。

2010年1月3日日曜日

釧路から(11):また、雪だ!

釧路川の土手へ行ってきた
キツネの新しい痕跡は見つけられなかった
カモメの仲間たちを撮る
カモの仲間もいる


小降りの雪が吹雪いてきた
湿った雪だ
カメラも濡れるので、懐に入れて戻る。

湿った雪はぼくが子供の頃は春先に降ったものだ
まるで雨のようなので戻ることにする。

2010年1月1日金曜日

釧路から(10):お正月にキツネ

2010年1月1日
今日から新しい年だ 何となく1歳若返ったような錯覚をもった朝だった
雑煮を食べる。 ん? お神酒を飲むのを忘れた
テレビでは実業団駅伝をやっている
水鳥を見るために釧路川の土手までいくことにする
雪掻き用に買った長靴を履く
ここから歩いて15分くらで釧路川だ
道はアイスバーン状態で滑るので20分以上かかる
土手は雪の深さが30センチくらいある
イヌの足跡のようなものが続いている その上は凍って固まっている
土手の木立の中をガサゴソ歩いて川に向かう

突然 日溜まりのブッシュの中からとび出た動物 すぐキツネだと判る
カメラを向けるが木立が邪魔しているし 後ろ姿だ

キツネの足跡の写真を撮りながら キツネの走り去った方へ向かう
いた!
判るかな?ここは浄水場だ(クリックして拡大)

14倍で撮る
高倍率のため画面が揺れる

浄水場の排水口のコンクリートの上に糞
このキツネの糞に間違いないだろう
1か月以上も前のものだ
もちろんゲット

明日の箱根駅伝の合間にまたここに来てみよう
家から20分も歩けばキタキツネに出逢えたなんて 
今年は何か良いことが多くありそう
それにしても耳や頬が痛いような寒さ

2009年12月31日木曜日

釧路から(9):ぼくは神奈川県民

アフリカの田舎のホテルに泊まるとき
レセプションで名前、性別、年齢、国名、パスポートナンバーなどの他に
部族名を書かなければいけない
ぼくは部族名の箇所にDosankoと書く。

今回、北海道釧路の実家、とは言っても両親はもういない。妹が住んでいる。
年末には珍しい雪、雪の毎日
久しぶりに雪掻きだ
しかし、今日は汗も出ないのに、20分もしないでギブアップだ
上腕、腰、足の筋肉がだるく、いうことをきかない

自分は北海道釧路生まれで、寒さにも雪にも氷にも強いと思っていた
しかし、兄貴や高一の甥っ子にはまったく脱帽だ

ぼくは高卒後、釧路を出てからずーと関東での生活だ
40年以上神奈川県で暮らしている
Dosankoであるはずだが、身体は変わってしまった。

故郷は精神を支配していた筈だが、肉体は変わってしまった。
こちらの人たちの訛りが気になるようになったので
きっと精神も神奈川県になっているのだろう。
しかし、神奈川ではDosankoぶる。

釧路から(8):雪上の足跡

札幌市の能登様から
この雪上の足跡は何ですか?
とお便りをいただきました。
とこどころボコっと埋まりながら歩いていますね。


この写真は特徴があらわれています

能登さんの手形(17センチ)も一緒に撮ったものです。
大きさと歩幅が分ります。

ここまでくるともう分かったことでしょう。

そうです。
イヌ科のタヌキです。
能登さん、写真を使用させていただき、ありがとうございます。
タヌキの足跡はまるで梅の花をプリントしたような可愛いものとなります。

連日の雪掻きで、今日は汗も出ない内にギブアップ
両腕、足腰の筋肉がだるくだめ
普段の山歩きは、雪掻きのような全身運動ではほとんど役に立たず。
雪山で遭難もする訳だ!

2009年12月30日水曜日

釧路から(7):2羽のアカゲラ

 居間のテーブルで本を読んでいると
庭の木に何かとまったのが目に入った
昨日のお陸前を餌台に置いたのでカラスかなと思ったら
アカゲラだ! しかも2羽だ

もう一羽は上の個体に追われて
急いでカメラをとってガラス越しに撮る

どうして2羽なのだろう?
オス・メスのペアーなんていうことがあるのかな?
鳥痴のぼくには分からない
カラスがきたために2羽ともどこかへ飛んでいく。