「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年10月25日日曜日

秋の丹沢観察会

昨日、丹沢サル観察し隊で秋の丹沢観察会が行われた。
大棚沢駐車場に車を置き、土山峠に向かう。
8時20分:道路沿いの仏果山側斜面にハナレザルのオス。オニグルミの堅い殻をもつ種子を齧って割っている。

再び歩き出すと、今度はシカの親子だ。

土山峠に着き、そこから堤川林道を歩く。
マメガキがたくさん実をつけている。サルはこのマメガキを知らないのだろうか?

林道を歩いていると沢登のパーティに出会い、サルのことを尋ねる。
彼らは、鍋嵐の付近をあらゆる方向から登りつめている人たちだ。
林道終点で記念撮影。

ここから北西の尾根を登り詰めて宮ヶ瀬尾根にでる。続く!

2009年10月23日金曜日

聞こえない虫の音

庭に置いてるファレノプシスやオンジジュームなどのラン鉢をいくつか室内に取り入れた。
窓に、クビキリギスがとまっている。
鉢についていたようだ。

このクビキリギスの鳴き声はシーという甲高い鳴き声だ。
先ほど、我が部屋で鳴いていた。
が、ぼくにはパソコンのハーディスクの機械音のようにかすかに聞こえるだけ。
ネットで、虫の音を聞いてみた。
http://mushinone.cool.ne.jp/index.htm
エンマコオロギやキリギリスは聞こえるが、クサキリやクビキリギスはダメだ。
これほどまでとは思っていなかった。

宮ヶ瀬尾根・719ピーク・辺室山のフィールドサイン

昨年7月にここを通った時にはタヌキのタメ糞があった場所だ。
虫が糞に卵を産んで丸めた後、
成虫が羽化して地面から出てきた穴があった。
今朝のものと思われる軟便が二個あった。クリックすると拡大。

アカマツの幹にイノシシかカモシカあるいはクマが身体を擦った痕だ。
長さ4センチの剛毛をゲット(クマかも?だが、クマの毛が無いので不明)。

西へ行くと鍋嵐への稜線にでる。
クマの爪跡である。

この爪跡、深さが1センチちかくもある新鮮なものだ。
地面から1メートルも上に付けられている。
クマが立ち上がってガリガリやったようだ。
ぼくが使っているトレッキングポールの長さは1メートルちょっとだ!

辺室山から土山峠まではイノシシの掘り起こしがいたるところにあった。
ヤマイモを狙ったようだ。

2009年10月22日木曜日

丹沢(鍋嵐方面)下見歩き

今朝、早く目覚めたので、24日の秋の丹沢観察会の下見に行ってきた。
堤川林道終点から尾根に取り付き、ハタチ沢林道終点からの出会いに出る。
ここは宮ヶ瀬尾根の稜線でもある。
ここからしばらくはシカ柵に沿って鍋嵐に向かう尾根を歩く。
タヌキの古いタメ糞痕がある。
ウラジロノキの斑点入りの赤い果実が落ちている。
カンアオイが群生とは言わないまでもいくつかあった。
写真を撮っていて、葉を上げたら花があった。
どのカンアオイもこのような花が咲いていた。
しかし、大半の花は土に半分埋もれている

キク科の可憐なキッコウハグマが小さな花をつけていた。

2万5千分の1の地図は持ってきていたが、磁石を忘れてしまった。
遠方の景色や地形で大体の方位は判る。
鍋嵐の方の尾根に歩いて719のピークに出る。
すると、

「この先行き止まりです」とプリントアウトした紙を
しっかりしたプラスチックに入れて注意を促している。
尚も行くと、幅30センチくらいの細尾根となっている。
そこを超えて、しばらくいくと広々としたピークに出る。
817mのピークにはいったん降りて、また登らなくてはいけない。
ここで、磁石の無い悲しさを味わう。
これ以上進まなくて良かった。

2009年10月19日月曜日

社会の劣化を生み出す、利潤追求

少子化の影響で、実家の幼稚園は青息吐息であり、潰れる一歩手前である。
その中でも「時代を先取りして」経営規模を広げている幼稚園もある。

同じように、ぼくが非常勤講師をしている専門学校も如何にして学生を確保するかでさまざまな工夫を凝らしている。
有名私大も少子化の影響で、学生確保のために付属中学を増やす傾向となっている。
付属中学に入れれば大学までエスカレーター式に運ばれるようだ。さらに、全ての中学入学者は大学に入学できますと謳っているところも出てきた。

ぼくはある私立大学でも非常勤講師をしている。中学や高校からその大学の付属に入っていた学生は、高校から大学に入ってきた学生と比較にならないほど成績が悪い。
記述試験をやっているが、中学生でも書けるような漢字が書けないし、大学生なのにまるで小学低学年の生徒が書いたような平仮名が多いつたない文章に出合うと、子供の頃は優秀だったのに、試験がなくエスカレーター式に進級したきた結果が、考えることができない劣化した学生を生み出す結果になっている。もっとも考える力を育てる時期にほとんど考えないで悩まないで育ってきてしまったつけは大きい。

これが、多くの私学で小・中学から無試験で高校・大学へと進学できるようにすると、多くの劣化した社会人を生み出すことになる。

私立大学は自分の学校の「もうけ」という経営を考えるよりも、将来の日本や世界を背負って行くべき人材を作っていくのだという建学時の理念をもって学校経営を行って欲しい。

これが大学ばかりでなく、専門学校、高校、中学、幼稚園も将来を担う人材育成の場としての理念を考えるべきだ。それが「もうけ」の追求という経営を重んじているのは、劣化した人材を世に送り出すことをしているという反省をしてもらいたい。

この「もうけ」追求経営が、他のありとあらゆる法人の姿勢にもうかがえる。

あるいは、もうけ=利潤追求が、グローバル化の中で勝ち抜く姿勢であるかのように喧伝されていることで、法人も劣化の道を辿っている。

「もうけ」よりも社会還元を理念の柱にすべきではないだろうか?そうすることによって社会の劣化を防ぎ、生き生きした社会を生み出すことになると考える。

この巨大幼虫は?

軒下のナガイモの葉が枯れてきた。
そんな葉の裏に大きな幼虫が、、、。
この手の大きさの幼虫はスズメガの仲間の幼虫であることが多い。
ネットで、スズメガ 幼虫で検索した。
キイロスズメガの幼虫だった。ヤマノイモが食草のようだ。

もう、ほとんど水分もないような葉を食べているとは思われない。
葉を裏がしてみると少し動いた。
これからサナギになって越冬するのだろう。楽しみだ!

今年はムカゴをたくさん作ってくれた。
植物写真家の鈴木庸夫さんから、
この植物はヤマノイモではなくナガイモであるとご指摘されました。
葉の幅が広いからです。

2009年10月18日日曜日

江戸川区立行船公園の動物

西葛西駅から10分くらいのところに江戸川区立行船公園がある。
公園内に動物園があり、
クモザル、リスザル、タマリンやマーモッセトなどの広鼻猿類、
レッサーパンダ、ハナグマ、ハイイロリス、ワラビー、オタリアなどの哺乳類、
サイチョウや九官鳥、フクロウなどの鳥類や日本産の淡水魚が飼われている。
子供たちと動物たちとの触れ合いをさせる場所には、ヤギ、モルモット、ウサギ、
ニワトリ、チャボ、ウコッケイなどがいる。

いつも親子連れや保育園や幼稚園の団体でにぎわっている。

16日(金)授業を動物を見ながらやることにして公園に行った。
クモザルが身体を伸ばして、外堀の浮かんでいる木の葉を取ろうとしている。
尾だけで自分の体重を支えることができるのはクモザル科のサルだけある。
尾の先の方の内側は手の平のように皮膚がむき出しになっている。

しばしば日本の昔話しの絵本などで鴨居からサルがぶら下がっているような絵があるが、アジア・アフリカに生息するサルではそのような芸当はできない。


クモザルの仲間は、こうやって二足歩行をいとも簡単に行う。
器用で頭が良いので、中南米のチンパンジーと云われる。

しかし、上の身体を伸ばした手先を見て欲しい。
彼らには親指がない。アジア・アフリカに生息するサルでもテングザルやキンシコウなどのコロブス亜科のサルにも親指がない。ブラキエーション(腕渡り)をするときに親指が邪魔になるので、消失したと説明されている。

2009年10月17日土曜日

今年はキノコがない!

今朝、早起きしてK.Yabeさんの車に乗って丹沢にいく。
丹沢に着く頃に明るくなる。
奥野林道をゆっくり登る。途中で松茸山の山頂にある東屋で休憩だ。
毎年、この時季にはキノコが目につくのだが、あったのはホコリタケの仲間だけであった。
今年は、キノコが極端に少ないように思うが、他の地域ではどうなのだろうか?

ムラサキシキブが実をつけていた。コムラサキシキブとは違って果柄が短く。実も疎らにしかついていない。

キク科の木本のコウヤボウキがいくつも咲いていた。

山を歩くと、ジョロウグモの巣に顔を被われることが度々ある。
人が歩きやすそうな尾根道など周りの木々が刈り取られた少し幅の広い通路は
ジョロウグモにとって絶好の巣の張り場所である。
このような通路は風の通り道でもあり、チョウやガなどの通り道でもある。
松茸山山頂でテルモスに容れてきたコーヒーを飲みながら休む。
Yabeさんの話しでは、ここで30分くらい休んでいるとリスが見られるようだ。
が、お喋りをしているのでリスはあらわれず。

山頂からの下り始めてすぐに、リスがぼくらの前を横切っていく。
と、新鮮なエビフライを見つける。

早朝は寒いかなと思ったが、まだ手袋が欲しい寒さではない。

2009年10月16日金曜日

都会のガマガエル

昨夜、大学時代の友人の父親が亡くなったので、横浜の高台にある家に行ってきた。
お焼香の後、飲み。11時近くなったので帰ることにした。

大学時代は、伊勢崎町などで飲んで遅くなったら彼の家に押しかけたものだ。
そんな時でも親父さんは「おー、やっているね!」と寛大であった。

友人は庭にガマガエルがいるという。
すぐ、オトナのガマを見つける。
なんと、今年誕生したような小さな個体もいる。
全部で6匹のガマがいるようだ。

庭には1メートル四方くらいの池があり、初春にそこで卵を産むようだ。
ガマがいるため、虫や団子虫を捕ってくれるようで、草花にもヨトウムシや毛虫がつかないようだ。

なんだか、このガマ、逝ってしまった彼の親父さんの代わりのような気がした。

2009年10月15日木曜日

丹沢の虫たち

キタテハである。
タテハチョウ科のこの蝶は成虫のまま物置の内側の壁に羽根を閉じて越冬していた。
ぼくが子供の頃のことだから、物置の中でも厳冬期は零下20度以下になったであろう。
だから、そんなキタテハを漬物樽などが置いてある物置で見つけたときは、可哀想に思いそっと板壁からはずして部屋で飼ったことがあった。もちろん、ストーブをつけた部屋の暖かさで飛び回るが食べるものがないので、2、3日もしないで死なせてしまった。
このキタテハをみて寒い物置の壁にへばりついていたのを思い出した。

同じタテハチョウ科のルリタテハだ。
林道のガードレールに停まったので撮る。
1メートル以内に近寄ろうとしたら飛んでいった。

蝶々は、全く素人の者でも
シジミチョウ科、タテハチョウ科、セセリチョウ科、アゲハチョウ科、シロチョウ科、ジャノメチョウ科など外形からすぐ判断できる。
そして、絵合わせをすることでほぼ大体の種まで同定できる。
そんなこともあって、美しいので専門家並みに詳しい小学生もいる。

左は先日載せた伊勢沢林道のヤブキリであり、右はハタチ沢林道を歩いていると飛んできたウマオイである。こうやって写真でみると、もう一つウマオイの弱弱しい感じがでていない。
ウマオイは根釧原野にもいて、昼間は鳴かないで夕闇迫ってくるとスイーチョとかなり通る声で鳴く。この藤沢湘南台でも鳴いているのを聞いたのだが、この10年は聞かなくなった。